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2024.09.04

【鶴見・川崎の歯医者】ストレスが原因で歯周病になる⁈

歯周病になる原因はいくつかありますが、実はストレスも歯周病の原因となるのをご存じでしょうか?

歯周病の原因には大きく分けて細菌因子、宿主因子、環境因子という3つの危険因子があり、ストレスは環境因子に分類されます。

ストレスでなぜ歯周病になるのか解説します。

歯周病のリスクファクターは主に3つ

歯周病は、歯を失う原因となる病気の中で最も多く、およそ半数は歯周病によって歯を失っています。

歯周病は、初期段階では自覚症状もないため気づきにくい傾向があります。

しかし、進行するにつれて痛みが出たり、歯肉が腫れたりすることで気づくのです。

自覚できるほど歯周病が進んでしまっている場合は、治療をしようと思ってももう手遅れになっているかもしれません。

歯周病は、歯を支える歯周組織が破壊され、抜歯に至るとても怖い疾患ですが、3つの危険因子によってさらに進行しやすくなってしまうのです。

危険因子とは、細菌(局所的)因子、宿主(全身的)因子、環境(全身的)因子の3つのことをいいます。

歯周病の危険因子はいくつかありますが、中でも環境的因子には注意しなくてはなりません。

その中でもストレスには気をつける必要があります。

ストレスによる免疫力の低下

現代社会には多くのストレスが存在しています。

生活するうえで、ほとんどの人はストレスを感じているでしょう。

ストレスは全身の健康を損なう原因になりますが、歯周病の原因になることを知らない人は多いのではないでしょうか。

ストレスが増えると、どのような影響を及ぼして歯周病を発症することになるのか、解説します。

ストレスを感じたときは、交感神経が優位になって緊張した状態となり、口内では唾液の分泌が減少してしまいます。

唾液の中には、歯周病菌に対する免疫物質である、リゾチームやラクトフェリン、免疫グロブリンなどの物質が含まれていて、抗菌性を発揮します。

また、唾液には口内の自浄作用がありますが、分泌量が減少してしまうと歯周病の原因菌が増殖しやすくなるのです。

ストレスを受けたとき、副腎皮質ホルモンが脳下垂体から分泌されて、副腎からはコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンがさらに分泌されて加わります。

コルチゾールには、免疫活動を担っているリンパ球の働きを低下させる働きがあるため、歯周病が進行する原因となるのです。

つまり、ストレスが増えると免疫力が低下してしまうため、歯周病を進行させる原因となる可能性があるということです。

食いしばりや歯ぎしりによる歯周病の進行

無意識に行っている、歯ぎしりや食いしばりなども、歯周病に悪影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。

歯ぎしりや食いしばりは、単なる癖として行っている人もいますが、ストレスのせいで無意識に行っているという人もいます。

歯ぎしりや食いしばりは、歯に不自然な強い力を加えることになるため、歯周組織に炎症が起こる原因となるケースがあります。

慢性的に強い力がかかると、歯周組織にダメージが与えられて炎症が起こり、歯周病が進行してしまうのです。

強い力がかかって歯周組織にダメージが加わることを咬合性外傷といい、歯周病による歯周組織の破壊と同様のことが起こります。

歯ぎしりや食いしばりは、起きている間に行ってしまうものと、寝ているときに行われるものがありますが、基本的にどちらも無意識下での行動でしょう。

日中は自覚があれば、やらないように注意することはできるかもしれません。

しかし、睡眠中に行うのを防ぐのは難しいでしょう。

日中は意識して気をつけるとしても、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりに関しては防止用のマウスピースを使用するなどの対策が必要です。

歯ぎしりや食いしばり対策のマウスピースは歯科医院で作製してもらえるため、一度相談してみてください。

生活習慣の乱れも歯周病を進行させる

ストレスによって生活習慣が乱れることもありますが、生活習慣の乱れも歯周病が悪化する原因になります。

忙しいときや疲れて面倒なときに歯磨きを怠り、口内が不潔になってしまうことがあるでしょう。

また、食生活の乱れによって栄養が偏る、喫煙習慣によって歯周病になりやすくなるなどの悪影響もあります。

さまざまな生活習慣の乱れによって歯周病になるリスクが高まり、悪化しやすくなる原因にもなるのです。

口内環境は、生活リズムや習慣に大きく影響を受けるため、生活を整えることが口内環境を整える第一歩になります。

ストレスは画一的なものではなく、まさに十人十色です。

人によってストレスと感じることは異なり、どのくらいのストレスになるのかも異なります。

ストレスによってさまざまな病気になる可能性があり、歯周病も同様に発症する原因となったり、悪化するきっかけになったりするため、注意しなければなりません。

歯周病は、早期に発見して治療することも重要ですが、そもそも歯周病にならないよう予防しておくことも大切です。

静かに進行していくものであるため、歯科医院で定期検診を受けてチェックしてもらい、口内を清潔にして予防しましょう。

まとめ

歯周病が発症する原因はいくつかありますが、特に注意したいのがストレスによって発症したり、悪化したりするという点です。

ストレスは、免疫力を低下させて唾液の分泌を減少させる原因となるため、口内で歯周病の原因菌が増殖しやすくなります。

また、ストレスが原因で起こる歯ぎしりや食いしばりも原因となり、生活習慣が乱れた場合も歯周病に悪影響を与えるため、ストレスを感じることが多ければ定期検診を受けましょう。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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