【鶴見・川崎の歯医者】根管治療中の生活における注意点とは?

虫歯を放置し、重度にまで進んだときに行われるのが根管治療です。

こちらは歯の内部に入り込んだ虫歯菌を除去する治療で、痛みや炎症を抑えることができます。

また根管治療は、何度か歯科クリニックに通院して行うものですが、治療期間中の生活では注意すべきことがあります。

今回はこちらの内容について解説します。

根管治療の期間はどれくらい?

虫歯の程度や歯の状態によって、根管治療のトータルの期間は変わってきます。

一般的には、短くて2~3回、長くても5~6回の治療で完了することが多いです。

治療間隔は1~2週間に1回程度で、トータルの期間は1~3ヶ月くらいが目安です。

しかし複雑な症例の場合、さらに治療期間が長くなることもあります。

たとえ長期化したとしても、歯科医師の指示通り最後まで治療をしなければいけません。

中断してしまうと、せっかくの治療効果が水の泡になってしまう可能性があります。

根管治療中の生活における注意点6選

根管治療が完了するまでの間は、以下のようなことに注意して過ごさなければいけません。

・硬い食べ物を避ける
・温かい食べ物に注意する
・粘着性の高い食べ物を避ける
・アルコールやタバコを控える
・優しくブラッシングをする
・健康管理を徹底する

各項目について詳しく説明します。

硬い食べ物を避ける

根管治療中は仮蓋を装着しますが、歯を削っている状態であるため、通常よりも天然歯がもろくなっています。

そのため、硬いものや噛みごたえのあるものを食べると、歯が割れたり欠けたりするおそれがあります。

具体的には煎餅やおかき、フランスパンやスルメなどの食べ物を避けましょう。

逆におすすめなのは、煮込み料理やうどんなどの麺類、魚の煮付けやあんかけなどのやわらかい食事です。

これらをバランス良く食べることにより、歯への負担を減らすとともに、免疫力を向上させて根管治療中の歯の状態をキープできます。

温かい食べ物に注意する

根管治療中にスープやコーヒーなどの暖かい食べ物、飲み物を摂取する場合、熱々の状態で口にすることはおすすめできません。

熱さが治療箇所への刺激となり、炎症や痛みのリスクが高まるからです。

ある程度冷ました上で一口ずつゆっくり飲めば、このようなトラブルは回避できます。

また冷えた飲み物やアイスクリームなど、冷たいものも患部の痛みにつながる可能性があるため、注意してください。

粘着性の高い食べ物を避ける

根管治療中の歯には、唾液からの感染などを防ぐための仮蓋が装着されますが、こちらはそこまで頑丈に固定されているわけではありません。

そのため治療期間中にキャラメルやガム、ヌガーなどを食べてしまうと、簡単に外れることがあります。

また粘着性の高いものの中には、砂糖が多く含まれているものも多いです。

そのため、根管治療中の歯とは別の歯で噛んだとしても、食べた後は丁寧にブラッシングをしなければいけません。

アルコールやタバコを控える

普段からよくお酒を飲んだり、タバコを吸ったりする方もいるかと思いますが、根管治療中はこれらの習慣を控えるべきです。

アルコールには血行を良くする効果があり、治療箇所の痛みが増幅したり、症状が悪くなったりすることにつながります。

またタバコはアルコールとは逆で、血流を悪化させる作用があります。

治療箇所の治癒が遅れる原因になるため、根管治療との相性は非常に悪いです。

優しくブラッシングをする

根管治療中のブラッシングについては、できるだけ優しい力で丁寧に行うことを意識しましょう。

キレイな状態をキープするために、しっかり力を入れて磨こうとする方もいるかと思いますが、こちらは逆効果です。

歯ブラシやフロスで強い力をかけてしまうと、仮蓋が取れてしまい、根管治療のスケジュールに乱れが生じます。

またもし歯ブラシやフロスで力を調節するのが難しいというのであれば、電動歯ブラシや口内洗浄器などの購入も検討しましょう。

これらのアイテムがあれば、力を入れなくても効率的に汚れを除去することができます。

健康管理を徹底する

根管治療中は食事やブラッシングだけでなく、身体全体の健康管理を徹底することも大切です。

なぜならストレスや栄養不足、疲れや発熱などがきっかけとなり、歯髄の状態が悪化することがあるからです。

また歯髄の状態が悪化すると、痛みが出たり引いたりといった症状を繰り返し、次第には膿が溜まったり炎症が広がったりすることも考えられます。

そのため、まずは日常生活において、極力ストレスを溜めないように努力すべきです。

さらに良質な睡眠を取るなどして、体調を維持しましょう。

まとめ

根管治療はある程度重症化した虫歯でも治せる可能性のある治療ですが、受けないに越したことはありません。

そのためすでに虫歯が進行してしまっている方以外は、虫歯を早期発見し、初期段階で治すことを目標にしましょう。

また根管治療を受けることになった方は、最後まで問題なく終わらせることができるよう、毎日の習慣に注意しながら過ごすようにしてください。

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