口腔内で発症する疾患と言えば、真っ先に虫歯や歯周病を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、これらの疾患と同じくらい注意したい口腔疾患の一つに、ドライマウスというものが挙げられます。
今回は、ドライマウスという疾患に関することを詳しく解説します。
ドライマウスとは?
ドライマウスとは、何らかの原因で唾液の分泌量が減ったり、質が変化したりして、口の中が慢性的に乾いた状態になることです。
口腔乾燥症とも呼ばれます。
日本では、約3,000万人の潜在的患者がいると推計される現代病の一つです。
ドライマウスの主な症状は?
ドライマウスの症状としては口の渇きやネバつき、喉の渇きや舌の痛み、食べ物が飲み込みにくい、口臭などがあります。
ドライマウスを放置するとどうなる?
ドライマウスを発症しているにもかかわらず放置してしまうと、虫歯や歯周病が悪化しやすくなり、味覚障害や誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
夜中に口が乾いて目が覚めるのはドライマウス?
夜中に口が乾いて目が覚めてしまう場合、ドライマウスの可能性が高いです。
具体的には、睡眠中の口呼吸や唾液分泌の低下が原因と考えられます。
舌がピリピリ痛むのは関係ある?
舌がピリピリ痛む場合も、ドライマウスを発症していることが考えられます。
唾液の保護作用が減ると舌の粘膜が敏感になり、痛みを感じやすくなります。
なぜドライマウスを発症する?
ドライマウスにはさまざまな原因があります。
例えば加齢やストレス、薬の副作用や全身疾患、口呼吸などが主な原因です。
薬の副作用でドライマウスになることはある?
特定の薬を服用している場合、ドライマウスのリスクは高まります。
例えば降圧薬や抗うつ薬、花粉症の薬(抗ヒスタミン薬)などは、口内の乾燥につながるおそれがあります。
ストレスとドライマウスの関係は?
ストレスが蓄積し、緊張すると交感神経が優位になり、唾液がネバついたり出にくくなったりします。
糖尿病とドライマウスの関係は?
糖尿病は、ドライマウスと関連性の深い疾患の一つです。
具体的には高血糖による多尿で体内の水分が減り、口が乾きやすくなります。
シェーグレン症候群とは?
シェーグレン症候群は、自分の免疫が唾液腺などを攻撃してしまう自己免疫疾患で、強い乾燥症状が特徴です。
つまり、症状の一つにドライマウスがあるということです。
ドライマウスの場合、何科を受診すれば良い?
ドライマウスの疑いがある場合、まずは歯科・口腔外科、またはかかりつけの歯科クリニックを受診してください。
歯科クリニック等ではどのような検査をする?
ドライマウスの検査としては、唾液の量を測る検査(ガムテストなど)や問診、血液検査などが挙げられます。
ドライマウスのセルフチェック法は?
乾いた食品が食べにくい、口の中がネバつく、会話がしにくいなどの自覚症状がある場合、ドライマウスの可能性が高いです。
すぐにできるドライマウス対策は?
すぐにできるドライマウス対策としてはこまめな水分補給やよく噛んで食べること、鼻呼吸を意識することなどが挙げられます。
唾液の量を増やすマッサージとは?
唾液の量を増やすマッサージは、耳下腺・顎下腺・舌下腺という3つの唾液腺を刺激する唾液腺マッサージです。
おすすめのドライマウス対策グッズは?
おすすめのドライマウス対策グッズとしては口腔保湿ジェル、スプレー、マウスウォッシュ(ノンアルコール)などがあります。
ガムを噛むのはドライマウス対策として効果的?
噛む刺激で唾液が出やすくなるため、ガムを活用するのは有効です。
ただし、虫歯予防のためキシリトール100%の製品を選びましょう。
ドライマウス対策としておすすめの飲み物は?
ドライマウス対策としては、水や麦茶などの飲み物が最適です。
緑茶やコーヒーは、カフェインの利尿作用で逆効果になることがあります。
またアルコールについても、利尿作用によって唾液を含む身体の水分を排出しやすくします。
夜寝るときのドライマウス対策は?
夜寝るときは加湿器の使用や、口閉じテープ(マウステープ)の使用、保湿ジェルの塗布などによってドライマウスを予防できます。
ドライマウスの治療薬はある?
ドライマウスには、いくつかの治療薬が存在します。
具体的には唾液分泌を促す薬や、人工唾液(サリベート)などが処方されることがあります。
漢方薬はドライマウスに効く?
ドライマウスの治療には、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)など、乾燥を改善する漢方が使われることがあります。
ドライマウスは完治する?
薬の影響なら処方変更でドライマウスは改善しますが、体質や持病による場合は症状の緩和が目標になります。
まとめ
冒頭でも触れた通り、ドライマウスは虫歯や歯周病と同じくらい発症すると厄介な疾患です。
また潜在的患者の数が極めて多いという点についても、虫歯や歯周病と似通っています。
そのため、口が乾きやすいと感じる方は、一度信頼できる歯科クリニックなどに相談してみましょう。
場合によっては、簡単な治療で改善できる可能性があります。