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2026.02.18

【川崎の歯医者】和食による虫歯予防のポイントについて

虫歯予防を意識するにあたっては、ブラッシングなどの生活習慣の他、食習慣も改善しなければいけません。
また普段食事を摂る中で、和食を好んで食べるという方も多いかと思います。
では、和食をよく食べる方は、どのようなポイントを押さえて虫歯予防につなげるべきなのでしょうか?
今回はこちらの概要について解説します。

和食による虫歯予防のポイント5選

和食を摂りつつ虫歯を予防するには、主に以下の点を押さえておく必要があります。

・根菜類による自浄作用の最大化
・出汁の旨味活用による砂糖依存からの脱却
・フッ素とカテキンを含む魚介と緑茶の相乗効果
・酢と発酵食品による口内フローラの正常化
・三角食べによる自然な口内洗浄システム

各項目について詳しく説明します。

根菜類による自浄作用の最大化

和食の副菜に欠かせないゴボウ・レンコン・ニンジンといった根菜類や、切り干し大根などの乾燥野菜は、現代の食事の中でもっとも噛む力を必要とする食材です。
これらを意識的に献立に取り入れることは、天然の虫歯予防薬である唾液を大量に分泌させることに直結します。

また咀嚼回数が増えると、唾液腺が刺激され、唾液に含まれる緩衝能が活発に働きます。
食事をすると口内は酸性に傾き、歯のエナメル質が溶け出す脱灰が始まりますが、唾液はこの酸を中和し、溶け出したミネラルを歯に戻す再石灰化を促す唯一の存在です。
根菜を大きく切ったり、少し硬めに茹でたりする和食の工夫は、この唾液の恩恵を最大限に引き出します。

さらに、これらの食材は直接性清掃食品と呼ばれ、食物繊維が歯の表面や隙間に付着した汚れを物理的に掃除しながら喉を通る性質があります。
特に食物繊維が豊富なきんぴらや煮物をよく噛んで食べる習慣は、食後のプラーク付着量を減らす助けとなります。

ちなみにしっかり噛むことで顎の骨も刺激され、歯並びの改善や歯茎の血行促進にもつながるため、口腔環境を根本から整える土台となります。

出汁の旨味活用による砂糖依存からの脱却

虫歯の最大の原因は、細菌のエサとなる糖分の過剰摂取です。
多くの料理では味に深みを出すために砂糖やみりんが多用されますが、和食の神髄である出汁をベースにした調理法は、糖分に頼らずに満足感を得るための優れた知恵です。

具体的にはカツオ・昆布・煮干し・干し椎茸などから抽出されるグルタミン酸やイノシン酸は、脳に強い満足感を与えます。
また出汁効いたお吸い物や煮浸し、茶碗蒸しなどは、塩分や糖分を控えめにしても十分に美味しく感じられるため、結果として口腔内の糖分濃度を低く保つことができます。

フッ素とカテキンを含む魚介と緑茶の相乗効果

和食の主菜として頻繁に登場する魚介類、そして食後の習慣である緑茶には、歯を強化する成分が豊富に含まれています。

まず注目すべきはフッ素です。
フッ素は歯のエナメル質を耐酸性の高い構造につくり変え、虫歯への抵抗力を高める働きがあります。
特にイワシやアジ、サバなどの青魚や、骨ごと食べられる小魚、エビなどには天然のフッ素が多く含まれていて、食事を通じて自然に歯を強化できます。

また和食の締めくくりに欠かせない緑茶には、強力な抗菌作用を持つカテキンが含まれています。
カテキンは虫歯菌の増殖を抑えるだけでなく、菌が歯に付着する際に作り出すグルカンという粘着物質の合成を阻害する効果があります。

酢と発酵食品による口内フローラの正常化

和食には酢の物や梅干し、そして味噌や納豆といった発酵食品が多用されます。
これらは唾液の分泌を促すだけでなく、口腔内の環境を整える上で多角的なメリットをもたらします。

酢や梅干しの強い酸味は、味覚神経を刺激して反射的に大量の唾液を放出させます。
前述の通り、唾液は最強の虫歯予防薬です。
特に梅干しに含まれるクエン酸は、殺菌効果があるだけでなく、口内を速やかに洗浄する役割を果たします。

「酸っぱいものは歯を溶かす」というイメージもありますが、食事のアクセントとして摂取する程度であれば、それによって分泌される唾液の自浄作用の方が大きく上回ります。

また味噌や納豆、漬物などの発酵食品に含まれる善玉菌は、腸内環境を整えるのと同様に、口腔内の細菌バランス(口内フローラ)にも良い影響を与えるという研究が進んでいます。

三角食べによる自然な口内洗浄システム

和食の伝統的な作法である、ご飯、汁物、おかずを交互に食べる“三角食べ”は、実は非常に理にかなった虫歯予防法です。

この食べ方は、口の中で料理を混ぜ合わせる口内調味を楽しむだけでなく、一口ごとに口の中をリセットする役割を果たしています。

例えば甘辛く味付けされた煮物を食べた後、放置すると歯に糖分や濃い味が残りますが、その後に米やお吸い物を口に運ぶことで、歯の表面に付着した食べカスが洗い流されます。

まとめ

和食には、歯ごたえがあるものや砂糖の代わりになるもの、フッ素を含むものなど虫歯予防に効果的な食材が多数使用されています。
そのため、他のジャンルの料理よりも虫歯予防はしやすいと言えます。
ただし、これはあくまでブラッシングなどの基本的なケアができている場合に言えることです。
セルフケアやプロケアをおろそかにせず、歯にも身体にも良い和食を正しく摂取しましょう。

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