マウスウォッシュは、良好な口内環境を保つにあたって欠かせないアイテムの一つです。
ブラッシングでしっかり汚れを除去した後は、マウスウォッシュによってさらに殺菌・抗菌するのが理想的です。
しかし、使い方を間違ってはいけません。
今回は、マウスウォッシュの使用時にやってはいけないことを解説します。
マウスウォッシュの使用時にやってはいけないこと15選
以下の行動は、マウスウォッシュを使用する際には避けるべきです。
・ブラッシングをせずに使用する
・使用直後に飲食する
・使用後に水で口をすすぐ
・原液を薄めずに使用する
・過剰な量を使用する
・長時間使用する
・1日に何回も使用する
・口内のキズや炎症があるときに使用する
・口臭の原因を根本から解決せずに頼る
・アルコール入りの製品を頻繁に使用する
・アルコール入りの製品の使用直後に運転する
・フッ素入りの歯磨き粉の使用直後に使用する
・長期間同じ製品を使い続ける
・誤って大量に飲み込む
・使用期限切れの製品を使用する
各項目について詳しく説明します。
ブラッシングをせずに使用する
マウスウォッシュは歯磨きの補助的な役割であり、ブラッシングの代わりにはなりません。
そのため、歯ブラシやデンタルフロスで物理的に汚れを取り除いてから使用しましょう。
使用直後に飲食する
マウスウォッシュの使用後少なくとも30分間は、有効成分を口内に留めるために飲食を避けてください。
使用後に水で口をすすぐ
マウスウォッシュに含まれる有効成分を洗い流してしまうため、使用直後に水で口をすすがないでください。
そのまま吐き出すだけでOKです。
原液を薄めずに使用する
マウスウォッシュは、製品によっては原液を水で薄めて使うタイプがあります。
こちらを使用する際は、用法・用量を守り、薄めずに使うのは避けましょう。
原液は歯や歯茎などの歯周組織にとって、刺激が強すぎる場合があります。
過剰な量を使用する
マウスウォッシュは、指定された量(キャップ1杯分など)を守り、それ以上の量を使わないようにしましょう。
あまりに使いすぎると、口内への刺激が強くなってしまうおそれがあります。
長時間使用する
マウスウォッシュを口に含む際は、指定された時間(通常20~30秒程度)を超えて口に含み続けないでください。
長く口に入れておくほど、殺菌・抗菌作用が高まるということではありません。
1日に何回も使用する
マウスウォッシュの過度な使用は、口内の善玉菌まで殺菌してしまい、常在菌のバランスを崩す原因になります。
通常、1日1~3回程度の使用で十分です。
ブラッシングの代わりにするような方は、ついついマウスウォッシュを使いがちになるため、気をつけましょう。
口内のキズや炎症があるときに使用する
口内にキズや強い炎症がある場合、マウスウォッシュの刺激が強すぎて症状を悪化させる可能性があるため、使用を控えましょう。
口臭の原因を根本から解決せずに頼る
マウスウォッシュは口臭をマスキングしてくれる効果がありますが、こちらは一時的な口臭対策にしかなりません。
口臭の原因(舌苔、磨き残し、虫歯、歯周病など)を歯科クリニックで特定し、根本的な治療やケアを行うことが重要です。
アルコール入りの製品を頻繁に使用する
アルコール度数の高い製品を使いすぎると、口内が乾燥しやすくなり、かえって口臭や虫歯のリスクを高めることがあります。
アルコール入りの製品の使用直後に運転する
アルコールを含むマウスウォッシュの使用直後、アルコール検知器に反応する可能性があるため、運転の予定がある場合はノンアルコールタイプを選びましょう。
実際飲酒をしていなくても、基準値を上回るアルコールが検出されると、飲酒運転という扱いになります。
フッ素入りの歯磨き粉の使用直後に使用する
マウスウォッシュは、虫歯予防に効くフッ素の効果を薄めてしまう可能性があるため、フッ素入りの歯磨き粉を使った直後は使用を避けましょう。
長期間同じ製品を使い続ける
マウスウォッシュに含まれる成分によっては、長期間使い続けることで歯の着色や味覚の変化を引き起こす可能性があります。
もしトラブルが起こったのであれば、歯科クリニックに相談しましょう。
誤って大量に飲み込む
少量を誤飲した程度なら問題ないことが多いですが、大量に誤飲した場合は水や牛乳を飲んで希釈し、体調がおかしい場合は医師の診察を受けてください。
使用期限切れの製品を使用する
マウスウォッシュには、使用期限が存在します。
使用期限切れの製品は、効果が低下したり、予期せぬトラブルの原因になったりする可能性があるため、使用しないようにしましょう。
まとめ
徹底的に虫歯を予防したいのであれば、歯ブラシと歯磨き粉で丁寧にブラッシングをするだけでは不十分です。
マウスウォッシュなどのサポートアイテムも使用し、少しでも口内をキレイな状態にすることが望ましいです。
ただしマウスウォッシュを使用する際は、記載された用法や用量を守り、使用のタイミングなどにも気をつけなければいけません。
