【川崎の歯医者・予防歯科】夜のブラッシングにおけるメリットとポイント

ブラッシングと聞くと、“1日3回行わなければいけないもの”というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、実際はそのようなことはなく、1日1回でもしっかり磨いていれば予防歯科効果は得られます。
今回は、特に夜ブラッシングをすることのメリットとポイントを解説します。

夜のブラッシングにおけるメリット5選

夜にブラッシングを行うことには、主に以下のようなメリットがあります。

・虫歯予防
・歯周病予防
・口臭予防
・ストレス解消
・ウイルス感染対策

各メリットについて詳しく説明します。

虫歯予防

夜のブラッシングにおけるメリットと言えば、やはり虫歯予防につながるという点です。
もちろん、ブラッシング自体が虫歯を予防するためのものですが、夜に行う場合はさらにその効果が大きくなります。

寝ている間口内に食べカスやプラークが残っていると、虫歯菌が酸を生成し、歯を溶かしやすくなります。
夜のブラッシングでこちらを取り除くことにより、虫歯のリスクは極端に減少します。

歯周病予防

夜のブラッシングには、当然高い歯周病予防効果も期待できます。

歯周病は、プラークが歯茎に炎症を引き起こすことで進行します。
言ってしまえば、原因は虫歯とほとんど同じです。

そのため、夜のブラッシングで食べカスやプラークを除去することにより、歯周病の予防につながります。
歯周病は虫歯よりも自覚症状が少なく、発症していても気づきにくいため、丁寧にケアしなければいけません。

口臭予防

口臭予防も、夜に行うブラッシングの大きなメリットです。

夜寝ている間、人は唾液の分泌量が減少します。
そのため、口内の汚れを洗い流すことができず、細菌が増殖しやすくなります。

またこれらは前述した虫歯や歯周病を引き起こすものですが、同時に口臭の原因にもなります。
細菌が増殖した状態で発せられる口臭はとても強烈であり、特に朝起きたときにはピークになります。

夜のタイミングでしっかりブラッシングを行っていれば、そこまで口臭が強くなる心配はありません。
多少の口臭は、誰もが少なからず持っているものです。

ストレス解消

夜ブラッシングを行うことにより、ストレス解消の効果も得られます。

ブラッシングには、口内をキレイにするだけでなく、口腔内の筋肉を動かす効果もあります。
こちらはリラックス効果につながると言われています。

また特に夜のブラッシングは、一日の疲れを癒し、リラックスして良い睡眠へと導いてくれるため、ストレスを解消できます。

もちろん、良質な睡眠はさまざまな健康効果を得られるため、非常にメリットが大きいです。
例えば疲労回復や集中力・判断力の向上、生活習慣病予防や美容効果を求める方にとって、良質な睡眠は必要不可欠です。

個人差はありますが、リラックスした状態で7~8時間眠るのが理想的な睡眠とされています。

ウイルス感染対策

夜に行うブラッシングには、ウイルス感染対策にもつながります。

近年の研究では、口内の細菌が風邪やウイルス性疾患のリスクを高めることがわかってきました。
特に就寝中の口内は細菌の数が多いため、ブラッシングをしないと風邪を引いたり感染症にかかったりするリスクが高まります。

そのため、夜しっかりブラッシングをしておくことで、適切な体調管理を実現できます。

夜に行うブラッシングのポイント

夜にブラッシングを行う場合は、できる限り就寝する直前のタイミングがおすすめです。
寝る直前であれば、もっとも口内の細菌が少なく、なおかつ唾液の分泌量が多い状態で眠りにつけるからです。

逆に就寝の数時間前に磨いてしまうと、寝るタイミングではすでにある程度口内の細菌が増えている可能性があります。
またブラッシングから就寝までの時間が空いてしまった場合、その間に再び何か食べてしまうリスクも高まります。

例えばお酒を飲む方などは、ブラッシングを行った後にお酒を飲んでしまい、虫歯や歯周病のリスクを高めることが考えられます。

ちなみに夜のブラッシングでは、特に丁寧に口内を磨くことが求められます。
特に夜しかブラッシングをしないという方は、時間をかけてしっかり1日の汚れを除去しましょう。

このとき、歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、磨き残しが出やすい部分の汚れまで除去できない可能性があります。
そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、より効果的に汚れを落としましょう。

歯磨き粉については、歯の再石灰化を促す効果のあるフッ素配合歯磨き粉をおすすめします。
歯磨き粉のフッ素を洗い流しすぎないように、少量の水で軽く口内をゆすぐ程度にするのもポイントです。

まとめ

冒頭でも触れたように、ブラッシングは必ずしも1日3回行わなければいけないわけではありません。
もちろん、磨く時間がある場合は磨くべきですが、どちらかというと1回のブラッシングの質を重視しましょう。
また中でも特に力を入れるべきなのは夜のブラッシングであり、こちらをおろそかにすると口内でのさまざまなトラブルにつながると覚えておきましょう。

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