虫歯予防に効く栄養素と言えば、フッ素やカルシウムなどが一般的です。
またこれら以外にも、虫歯を防ぐために積極的に摂取すべき成分が存在し、そのうちの一つにマグネシウムが挙げられます。
今回は、虫歯予防に効果的なマグネシウムに関することをさまざまな角度から解説します。
マグネシウムとは?
マグネシウムは骨や歯の形成、筋肉の収縮、神経伝達、エネルギー産生などに関わる身体に必要な必須ミネラルです。
多くの酵素の働きを助け、体内の代謝に不可欠なもので、穀類や豆類、海藻類や野菜などに多く含まれています。
不足すると骨粗鬆症や不整脈、高血圧や筋肉のけいれんなどを引き起こす可能性があるため、意識的な摂取が推奨されています。
なぜマグネシウムは歯に良いのか?
マグネシウムが歯に良いのは、カルシウムの吸収と利用を助け、歯を構成するミネラルバランスを整える役割があるからです。
歯の成分にマグネシウムは含まれている?
歯の成分には、マグネシウムが含まれています。
具体的には、体内のマグネシウムの約6割が、リン酸マグネシウムや炭酸マグネシウムとして歯や骨に含まれています。
マグネシウムとエナメル質の関係は?
マグネシウムはエナメル質の形成に不可欠であり、外部の刺激や酸から歯を保護する層を健康に保ちます。
カルシウムだけ摂取すれば十分ではない?
歯の健康を維持するにあたって、カルシウムだけ摂取すれば良いという認識は正しくありません。
マグネシウムは、カルシウムが歯に適切に行き届くよう調節する役割を担っています。
マグネシウムが不足するとどうなる?
マグネシウムの摂取量が不足すると、歯の再石灰化(修復)が妨げられたり、歯周病のリスクが高まったりする可能性があります。
マグネシウムは口臭も予防できる?
マグネシウムなどの金属イオンには、口臭の原因となる硫黄化合物と反応して消臭する効果が報告されています。
マグネシウムと歯ぎしりは関係がある?
マグネシウムは天然の筋弛緩剤と呼ばれていて、筋肉の興奮を抑えるため、不足すると歯ぎしりを助長する可能性があります。
マグネシウムの摂取が特におすすめの人は?
マグネシウムは酸で溶けかけたエナメル質をケアするため、炭酸飲料などを好む方には特におすすめされます。
マグネシウムは何から摂取すべき?
マグネシウムは大豆製品や海藻、ナッツ類、そしてマグネシウムを含む味噌汁などから摂取することが推奨されます。
中でも特におすすめなのは味噌汁で、こちらは歯の構成成分であるマグネシウム、カルシウム、タンパク質を同時に摂取できます。
マグネシウムの一日の摂取量は?
マグネシウムの理想的な一日の摂取量は成人で1日約350mg程度が目安ですが、年齢や性別により異なります。
サプリメントでマグネシウムを摂る場合の注意点は?
サプリメントなど、通常の食品以外らのマグネシウムの摂取上限は、成人で1日350mgとされています。
そのため、350mgを超えると過剰摂取という扱いになります。
マグネシウムを摂取しすぎるとどうなる?
マグネシウムを摂取しすぎた場合、副作用として下痢や軟便を引き起こすことがあります。
こちらはサプリメントの使用時によく起こることです。
マグネシウムを摂取するタイミングは?
マグネシウムを摂取するのは、就寝の30分前や、体内の濃度が低下しやすい午後3〜5時などが効果的とされます。
マグネシウム歯磨き粉とは?
歯磨き粉の中には、マグネシウム歯磨き粉というものがあります。
こちらは塩化マグネシウムなどを高濃度(15%程度)で配合し、経皮・経粘膜吸収を狙った製品です。
フッ素不使用のものが多く、マグネシウムによるミネラル補給を主眼に置いています。
マグネシウム歯磨き粉は子どもでも使える?
マグネシウム歯磨き粉は子どもでも使用可能ですが、飲み込まないように見守り、年齢に応じた量を使用してください。
マグネシウム歯磨き粉の味の特徴は?
マグネシウム歯磨き粉は高濃度のマグネシウムを含むため、独特の苦味や塩気を感じる場合があります。
マグネシウム自体の副作用は?
通常の食事では稀ですが、腎臓に疾患がある方はマグネシウムの摂取により、血中濃度が高くなりやすいため注意が必要です。
ストレスが溜まるとマグネシウムが減少する?
マグネシウムはストレスにより体外へ排出されやすくなるため、忙しい時ほど意識が必要です。
フッ素とマグネシウムを併用しても大丈夫?
フッ素とマグネシウムの併用自体は問題ありませんが、これらはコンセプトの異なる製品に含まれていることが多いため、自身のケア方針に合わせるのが一般的です。
まとめ
虫歯予防=マグネシウムという発想を持っている方は、お世辞にも多くはないと思います。
しかし実際はカルシウムやフッ素、キシリトールなど、他の虫歯予防成分と同じくらい積極的に摂取すべきものだと言えます。
またマグネシウムは多くの食品から摂取できる上に、サプリメントなどからも採り入れることが可能なため、決して採り入れるのは難しくありません。
ただし、摂取量や摂取のタイミングなどについては注意すべきです。