【川崎の歯医者・予防歯科】虫歯予防を行う際に使用を避けるべきアイテム

虫歯予防の際に使用するものと言えば、歯ブラシや歯磨き粉、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどが挙げられます。
これらは正しい方法で食べカスやプラークを取り除くためものですが、逆に使用しない方が良いものもあります。
今回は、虫歯予防を行う際に避けるべきアイテムをいくつか紹介します。

虫歯予防を行うときに使用を避けるべきアイテム6選

自宅で虫歯予防を行う際、以下のアイテムは基本的に使用しないようにしましょう。

・研磨剤入りの歯磨き粉
・重曹
・メラミンスポンジ
・つまようじ
・梅干し
・ネギ

各項目について詳しく説明します。

研磨剤入りの歯磨き粉

虫歯予防を行うにあたって使用を避けるべきアイテムとしては、まず研磨剤入りの歯磨き粉が挙げられます。

研磨剤は、名前の通り歯を研磨して汚れを落とすためのものです。
確かに汚れはキレイになりますが、研磨剤の粒子が大きい場合、歯のエナメル質まで削ってしまうことがあります。

またエナメル質が薄くなると、冷たいものや温かいものが歯にしみる知覚過敏が起こりやすくなります。

さらに、研磨剤の粒子が歯周ポケットに入り込むことで、歯茎の炎症を起こすことも考えられます。

重曹

重曹を使ったうがいは、古くから知られている虫歯予防の民間療法の一つです。
しかし、正しい方法で虫歯を予防したいのであれば、重曹もなるべく使用しないようにしましょう。

重曹は、歯磨き粉に含まれるものと同じように研磨剤の性質を持っています。
そのため、歯のエナメル質が削れて知覚過敏の症状が出たり、歯質が弱くなったりする可能性があります。

また重曹はアルカリ性であるため、濃度が高い場合や使用頻度が多い場合などは、歯茎の粘膜を刺激して炎症を引き起こすこともあります。

ちなみに重曹はナトリウムを含むことから、過剰摂取は高血圧や腎臓病といった全身疾患のリスクを高めることも考えられます。

メラミンスポンジ

虫歯予防として絶対に使用してはいけないアイテムとしては、メラミンスポンジが挙げられます。

メラミンスポンジは、メラミン樹脂をミクロン単位で発泡させてつくられたスポンジです。
水を含ませるだけで、研磨作用によって汚れを落とすことができるため、掃除用具として使用されます。

またメラミンスポンジを歯の表面に使用すると、比較的短時間で汚れは落ちますが、重度の知覚過敏になるリスクが極めて高いです。
象牙質が露出し、ほんの少しの刺激で激痛を伴うため、日常生活には大きな支障が出ます。

さらに、メラミンスポンジを使用した歯はザラザラであり、コーヒーやワインなどの着色汚れもつきやすくなります。

つまようじ

食事を摂った後、歯の間に挟まった食べカスを除去するために、つまようじを使用する方も多いかと思います。
しかし、つまようじは基本的にこのような使い方をしてはいけません。
なぜなら、口内ケアをするためにつくられたものではないからです。

つまようじの尖った先端が歯茎に刺さると、出血や炎症の原因になります。
また無理に押し込むと歯茎が下がり、歯間も広がるため、食べ物がより詰まりやすくなる可能性があります。

さらに清潔でないつまようじを使用すると、口内の細菌の数が増えてしまい、細菌感染のリスクが高まります。

梅干し

虫歯予防の民間療法の一つとして、歯に梅干しを貼り付けるというものがあります。
こちらは、梅干しに含まれるクエン酸が虫歯菌の増殖を抑え、唾液の分泌を促す効果があると言われています。

しかし、クエン酸の酸は強力であり、歯に貼り付けることでエナメル質を溶かしてしまい、酸蝕症を発症することがあります。

特に長時間歯に貼り付けると、唾液による中和が追い付かなくなり、よりリスクが高まります。

ネギ

ネギは古くからさまざまな民間療法に用いられていて、虫歯予防にも効果があるとされてきました。
具体的には、食後などに噛むことによって唾液の分泌量が増加し、殺菌効果が得られるというものです。

またネギにはアリシンという成分が含まれていますが、こちらにも殺菌効果が期待できます。

しかし本格的な虫歯予防を行う場合、わざわざネギを噛むという方法は必要ないと言えます。
むしろ、アリシンのマイナスな効果が現れてしまうリスクが高まります。

アリシンは殺菌効果があるものの、刺激が強いためその刺激が歯や歯茎に伝わることがあります。
そのため、すでに虫歯を発症している歯や敏感で弱っている歯に関しては、痛みを引き起こす原因になります。

さらに、アリシンは口臭の原因にもなるため、お世辞にも口内環境を良くするのに最適な成分とは言えません。

まとめ

冒頭で触れたように歯ブラシや歯磨き粉、デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシをうまく使えば、十分な虫歯予防ができます。
研磨剤入りの歯磨き粉やメラミンスポンジのように、歯に良くないアイテムは使用しないようにしましょう。
また重曹や梅干し、ネギなど、古くから民間療法で使用されているものについても、そこまでの虫歯予防効果は期待できません。

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