【鶴見・川崎の歯医者】あまり知られていない虫歯の症状について

虫歯の症状と言えば、やはり歯がズキズキと痛むことが挙げられます。
強い痛みが出たことにより、虫歯ができていると気づくケースは非常に多いです。
またその他にも、虫歯はさまざまな症状を引き起こすことがあります。
今回は、あまり知られていない虫歯の症状について解説します。

あまり知られていない虫歯の症状5選

虫歯を発症している場合、以下のような症状が出ることもあります。

・歯の表面が白く濁る
・ざらつきや引っかかりを感じる
・デンタルフロスが引っかかる
・特定の場所に食べ物が詰まる
・倦怠感、疲労感

各項目について詳しく説明します。

歯の表面が白く濁る

虫歯のあまり知られていない症状としては、まず歯の表面が白く濁ることが挙げられます。

虫歯と言えば歯が黒くなるイメージが強いですが、初期虫歯の場合は白く変色します。
具体的には、歯の表面にあるエナメル質からカルシウムが溶け出す脱灰が起こり、歯の表面や歯と歯茎の境目がチョークのように白く濁って見えることがあります。

初期虫歯であれば、まだ歯に穴が開いていないため、歯科クリニックでブラッシング指導などを受けることで自然に治る可能性があります。
しかし、上記の変色にすぐ気付けるケースは少ないです。

また初期虫歯の場合は痛みもほとんどないため、少し歯が白く濁っていても見過ごされることが多々あります。

ざらつきや引っかかりを感じる

舌で歯を触ったとき、ざらつきや引っかかりを感じる場合も、虫歯の症状である可能性が高いです。

ある程度進行した虫歯は、目に見えない小さな穴が開いていたり、表面が削れていたりすることがあります。
普段よく使用する歯であれば、ものを噛んだときに痛みが出るためすぐにわかりますが、あまり使わない歯でこのような症状が出ることも考えられます。

また小さな穴や表面が削れている部分がある歯は、舌で触ったときにザラザラしていたり、舌先が引っかかったりすることがあります。

デンタルフロスが引っかかる

普段のブラッシングにおいて、歯ブラシだけでなくデンタルフロスも使用している方は多いかと思います。
しかし、デンタルフロスが頻繁に引っかかる場合、虫歯を発症している可能性が高いです。

デンタルフロスは、主に歯と歯の間などの歯ブラシが届きにくい部分の汚れを除去するためのアイテムです。
歯と歯の間は目視で確認しにくいため、フロスがよく引っかかることで虫歯に気付くケースがあります。

またひどい場合、デンタルフロスが引っかかってほつれたり、切れたりすることも考えられます。
特に高強度ポリエチレンなど強度の高いフロスではなく、ナイロンでできているタイプなどを使用する場合、このようなトラブルにつながりやすいです。

通常通りフロスを使用していれば、比較的安価なナイロン製のものであっても、そこまで簡単に切れるということはありません。

特定の場所に食べ物が詰まる

あまり知られていない虫歯の症状としては、特定の場所にばかり食べ物が詰まるということも挙げられます。

虫歯ができると患部に穴が開くということについては、周知の事実です。
こちらの穴は大小さまざまですが、視認できる程度の大きさである場合、食べ物が以前よりも詰まりやすくなります。

また虫歯に食べ物が詰まると当然痛みは増しますし、頻繁に詰まるとブラッシングも面倒になります。

倦怠感、疲労感

虫歯のあまり知られていない症状としては、倦怠感や疲労感が強くなることも挙げられます。

虫歯の痛みがそれほど強くない場合、治療を受けずにしばらく放置するという方も少なくありません。
しかし、虫歯によって歯が溶かされていくと、少しずつ全体的な噛み合わせが悪くなっていきます。

また噛み合わせの悪化が長期間続くと、顎や首、肩の筋肉に過度な緊張が生じます。
さらに、この筋緊張が血行不良を引き起こし、全身の倦怠感や疲労感につながります。

虫歯の一般的な症状について

虫歯には痛みが出るという一般的な症状がありますが、他にも一般的とされる症状はいくつかあります。

例えば歯の変色については、黒だけでなく茶色っぽく変色することも多いです。
また虫歯が進行すると、口臭が強くなることもあります。
特に重度の虫歯の場合、近くにいる方が必ず気付くくらい、強烈な口臭を発することも考えられます。

さらに神経まで進行した虫歯は、歯茎の腫れや膿、顔の腫れなども引き起こします。

ちなみに、重度になるまで放置された虫歯では、ある日突然痛みがなくなることもあります。
こちらは神経が死滅して痛みを感じなくなっただけであり、決して虫歯が完治したわけではありません。

まとめ

「痛みさえなければ、虫歯は発症していない」という考えを持つ方は意外と多いです。
確かに、虫歯の代表的な症状は痛みですが、それ以外にも発症のサインはいくつかあります。
そのため、一つでも症状を把握しておくことで、虫歯の重症化を防げる可能性が高いです。
ちなみに、初期虫歯を患者さん自身が発見するのは難しいため、普段から定期的に歯科クリニックに通う習慣をつけておきましょう。

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