【鶴見・川崎の歯医者】糖分が多く虫歯リスクの高い食べ物について

虫歯と糖分は、切っても切れない関係にあるものです。
虫歯菌は口内の糖分をエサに活動し、虫歯を発症させます。
また糖分を一切摂ってはいけないわけではありませんが、虫歯を予防するのであれば糖分の摂取量には注意が必要です。
今回は、糖分が多く虫歯のリスクが高い食べ物を中心に解説します。

糖分の摂取量が多いと虫歯になりやすい

糖分の摂取量が多ければ多いほど、虫歯のリスクは高まります。

厚生労働省は、年間の1人当たりの砂糖消費量と虫歯に関連するデータを発表しています。
こちらのデータでは、年間の砂糖消費量15kg程度までは虫歯の発症が抑えられていますが、15kgを超えると急激にリスクが増加することがわかっています。

もちろん、砂糖を摂取している時点で量に関係なく、少なからず虫歯のリスクはあります。
しかし、普段糖分の多いものばかり食べている方のほうが、虫歯になりやすいのは事実です。

糖分が多く虫歯のリスクが高い食べ物5選

糖分が多く虫歯のリスクが高い食べ物には、主に以下のものが該当します。

・チョコレート
・ショートケーキ
・どら焼き
・菓子パン
・フルーツヨーグルト

各項目について詳しく説明します。

チョコレート

糖分が多く含まれるものというと、どうしてもおやつとして食べられるものが多くなってきます。
中でもチョコレートは、糖分が多い食べ物の代表格です。
具体的には、チョコレート1枚60gにつき、約26gの糖分が含まれます。

またチョコレートは歯にくっつきやすいため、糖分が口内に残りやすく、虫歯を誘発する可能性が高いです。
昔からしきりに「チョコレートを食べすぎたら虫歯になる」と言われたことがある方も多いかと思いますが、こちらは間違いではありません。

ショートケーキ

ショートケーキも、糖分が多く虫歯になりやすい食べ物の一つです。

ケーキ類は得てして糖分が多いですが、シンプルな部類に入るショートケーキであっても、1個100gあたり約30gもの糖分が含まれています。

またショートケーキも、水分を含むと口内に残りやすく、虫歯のリスクはさらに高まります。
ちなみに、ケーキはスポンジ部分にも砂糖が含まれているため、生クリーム以外のものでも糖分が多いことに変わりはありません。

どら焼き

代表的な和菓子の一つであるどら焼きにも、多くの糖分が含まれています。
大きめのどら焼き1個100gに含まれる糖分は約30gであり、ショートケーキとほとんど変わりません。

なんとなく、洋菓子よりも和菓子の方がヘルシーなイメージがありますが、糖分の含有量を見ると決してそのようなことはありません。
またどら焼きも餡子と生地に砂糖が使われているため、中身がクリームやカスタードのものであっても糖分の量は多くなります。

菓子パン

菓子パンは代表的な太る食べ物として紹介されることが多いですが、糖分の含有量も多いです。
菓子パン1個80gにつき、約20gの糖分が含まれています。

ただし、菓子パンにはさまざまな種類があるため、当然これよりも糖分が少ないものもあります。
逆に、アンパンなど平均的な菓子パンよりも糖分の含有量が多いものも存在します。

ちなみにアンパン1個100gに含まれる糖分は約30gであり、前述したどら焼きとほとんど変わりません。

フルーツヨーグルト

意外なものでいうと、フルーツヨーグルトも糖分が多く含まれる食べ物として挙げられます。

大きめのサイズで販売されているヨーグルトの中には、無糖のものも多いです。
一方、フルーツヨーグルトのほとんどは小さめのサイズであり、1セット3個などで販売されていることが多いです。

またこのような小さめのヨーグルトの多くは、砂糖が含まれています。
さらにフルーツヨーグルトの場合、そこにフルーツの果糖も加わるため、必然的に糖分の量は多くなります。

ちなみに、フルーツヨーグルト1カップ100gに含まれる糖分は約20gです。

糖分が多い飲み物にも注意

糖分が多い飲み物として特に気を付けたいのは、スポーツドリンクとトマトジュースです。

スポーツドリンクは、運動に必要な成分や運動によって失われた成分を効率的に補給できる飲み物です。
しかし、500mlあたりの糖分は約30gと非常に多いです。

また意外と糖分が多い飲み物には、トマトジュースも挙げられます。
トマトそのものは糖分が少ないですが、一般的なトマトジュースは砂糖によって味を調整しています。
そのため、1杯250mlにつき約30gの糖分が含まれています。

ちなみに、トマトは酸性度の高い食品であるため、摂取しすぎると歯を溶かして虫歯のリスクを高めることもあります。
こちらは、すでにトマトをつぶした状態であるトマトジュースにも言えることです。

まとめ

虫歯を防ぐために、毎日きちんとブラッシングをしようと考える方は多いかと思います。
しかし、虫歯予防の一環として、糖分の摂取量を減らしているという方は多くありません。
冒頭でも触れた通り、糖分の摂取量が増えれば増えるほど虫歯のリスクは高くなります。
そのため、なるべく砂糖の接種を控えたり、甘いものが食べたくなったらキシリトールなどの代用甘味料を採り入れたりといった工夫が必要です。

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