【鶴見・川崎の歯医者】虫歯につながる間違った噛み方について

虫歯を発症する主な原因は、やはりブラッシングが不足していることや、虫歯になりやすい食品ばかり口にすることです。
しかしこれらの点に気を付けていたとしても、食事の方法によっては虫歯のリスクが高まるおそれがあるため、注意が必要です。
今回は、虫歯につながる間違った噛み方について解説します。

虫歯につながる間違った噛み方5選

以下の噛み方は、虫歯のリスクを高めてしまうため、意識して控えるようにしましょう。

・奥歯で噛みちぎる
・片側ばかりで噛む
・口を開けたまま噛む
・長時間噛み続ける
・必要以上に強い力で噛む

各項目について詳しく説明します。

奥歯で噛みちぎる

奥歯で噛みちぎる食べ方を続けていると、虫歯のリスクが高まることがあります。
なぜなら、奥歯ばっかりに負担が集中してしまうからです。

本来、ものを噛みちぎるのは前歯の役割です。
奥歯には、前歯で噛みちぎられたものをすり潰す役割があります。

しかし前歯の噛み合わせが悪い方などは、上下の歯がうまく噛み合わず、奥歯を使わなければものを噛みちぎれないことが多いです。
つまり、奥歯に噛みちぎる、すり潰すという2つの役割を与えてしまうということです。

このような噛み方をしていると、当然奥歯にばかり負担が集まり、磨耗などによって虫歯を発症しやすくなります。
また、単純に食べカスやプラークが付着する機会が増えることも、奥歯の虫歯を誘発する原因です。

もし前歯の噛み合わせが良くないのであれば、正しく役割を果たせるように矯正治療を受けるなどの対策が必要です。

片側ばかりで噛む

左右のうち片方の歯ばかりで噛むことも、虫歯につながりやすい噛み方と言えます。
こちらも奥歯ばかり使う場合と理屈は同じです。

食べ物を咀嚼するときは、左右の歯を均等に使うことが求められます。
しかし噛み合わせが良くない場合や癖が付いている場合などは、片方の歯ばかりで噛んでしまいます。
このような噛み方は、特定の歯に負担が集中することにつながります。

特に注意したいのは、片側の歯で噛む原因がもう片方の歯の虫歯である場合です。
つまり、虫歯の痛みを避けるために反対側の歯で噛んでいるということです。

こういった噛み方を続けていると、左右両方に虫歯を発症し、痛みなく食事を摂るのが困難になります。
そのため、早めに歯科クリニックを訪れることをおすすめします。

ちなみに、左右いずれか一方の歯ばかりで噛むと、顎関節症や顔の歪みを引き起こすことも考えられます。

口を開けたまま噛む

口を開けたまま噛むという方法も、虫歯のリスクを考えたときお世辞にも良い噛み方とは言えません。

普段無意識に口が開いている方は、食事のときもそのまま咀嚼をしていることがあります。
このような噛み方をする方は、咀嚼のときにクチャクチャといった音が鳴りやすいのが特徴です。
俗に言う“クチャラー”です。

また口を開けたまま噛むと、口輪筋や咀嚼筋といった口周りの筋肉の動きが悪くなり、正しい咀嚼ができなくなります。
結果、口内に食べカスやプラークが残りやすくなったり、虫歯のリスクを高めたりすることが考えられます。

さらに、正しい咀嚼ができず食べ物が比較的大きい状態のまま胃に運ばれることで、消化不良のリスクも高まります。

長時間噛み続ける

虫歯を防ぐために、咀嚼回数を増やすことは大切です。
しかしあまりに長時間噛み続けることは、逆に歯にとって良くありません。

咀嚼回数が増えることで、口内の唾液の分泌量が多くなり、食べカスやプラークを洗い流してくれます。
こちらは虫歯菌の活動を抑制することにもつながります。
しかし噛みすぎは顎関節への負担につながり、噛み合わせの悪さから虫歯のリスクを高めてしまいます。

また顎関節症による痛みや違和感から、ブラッシングが不十分になり、虫歯を発症しやすくなることもあります。

必要以上に強い力で噛む

必要以上に強い力で噛むことも、虫歯につながる間違った噛み方だと言えます。

例えばストレスを感じている方は、交感神経が活発になり、無意識に強い力で噛んでしまうことがあります。
普段硬いものばかり食べている方は、やわらかいものを食べたときでも、硬いものと同じように噛む癖がついてしまっている可能性があります。

しかし強く噛みすぎると、歯や顎に過度な負担がかかり、歯の擦り減りや顎関節症の原因になります。
こちらは、就寝中に行われる歯ぎしりや食いしばりと同じ仕組みです。

また強い力で噛むことで歯に問題が生じると、以前と形状が変わってしまい、食べカスが溜まりやすくなって虫歯につながりやすくなる傾向にあります。

まとめ

しっかりブラッシングなどのケアを徹底しているにもかかわらず、その他の理由で虫歯のリスクが高まるというのは、非常にもったいないことです。
そのため、今まであまり意識してこなかったという方は、この機会にぜひ食事の際の噛み方を見直していただきたいと思います。
また歯科クリニックの定期検診にあまり通えてなかったという方も、なるべく時間を見つけて通うようにしてください。

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