【鶴見・川崎の歯医者】虫歯になりやすいおやつとなりにくいおやつの特徴

虫歯の天敵と言えば甘いものであり、甘いものと聞いて多くの方はおやつを想像するかと思います。
しかし、すべてのおやつが虫歯になりやすいのかというと、決してそういうわけではありません。
おやつの中でも、虫歯になりやすいものとなりにくいもので分かれています。
今回はこれらの特徴をそれぞれ解説します。

虫歯になりやすいおやつの特徴3選

虫歯になりやすいおやつには、主に以下のものが該当します。

・砂糖が多く食べている時間が長い
・砂糖が多く歯にくっついて残りやすい
・砂糖が多く食感がボロボロしている

各項目について詳しく説明します。

砂糖が多く食べている時間が長い

虫歯になりやすいおやつは、得てして砂糖が大量に含まれています。
虫歯菌は砂糖が大好物であり、こちらをエサにして活発に動いたり、歯を溶かしたりします。

また砂糖の含有量が多い上に、食べている時間が長いおやつは特に虫歯になりやすいです。
こちらは脱灰と再石灰化のバランスが悪くなるからです。

食べ物を食べると、口内の酸性度が高まり、歯の表面が溶け始める脱灰という現象が起こります。
本来、唾液の働きによって歯の表面が修復されることにより、脱灰による虫歯のリスクは軽減されています。

しかし食べている時間が長い場合、再石灰化の時間が短くなり、脱灰ばかりがどんどん進んでいきます。
その結果、歯が溶けている時間が長くなり、虫歯のリスクは高まります。

ちなみに砂糖が多く食べている時間も長いおやつには、キャラメルや砂糖が含まれるガムなどが挙げられます。

砂糖が多く歯にくっついて残りやすい

砂糖の含有量が多く、それほど長時間食べるものでなくても、歯にくっつきやすいものは虫歯のリスクが高まります。

口内に砂糖が入ったとしても、うがいやブラッシングなどによってすぐに除去されれば、簡単に虫歯になることはありません。
また口内には唾液も存在するため、大半の食べ物は唾液の自浄作用によって流されます。

しかし、歯にくっつきやすいものは、唾液の働きだけではなかなか口内から除去されません。
さらに、ブラッシングやうがいを行う場合でも、丁寧に行わなければ口内に残る可能性は高いです。

このとき口内に残った食べカスはやがてプラークに変わり、虫歯を発症させてしまいます。

ちなみに砂糖が多くなおかつ歯にくっつきやすい食べ物としては、チョコレートやクッキー、饅頭などが挙げられます。

砂糖が多く食感がボロボロしている

砂糖の含有量が多く、食感がボロボロしているおやつも、虫歯を発症する可能性が高いです。

食感がボロボロしているものは、言い換えれば水分を含むと粘着性が高くなるということになります。
つまりそのまま食べる場合よりも、飲み物とあわせて食べる方が虫歯のリスクが高まるということです。

粘着性が高くなったおやつは、元々粘着性が高いキャラメルなどと同じく、歯や歯と歯茎の間に残りやすいです。
そしてそのままプラークや歯石に変化し、ジワジワと虫歯を進行させていきます。

また砂糖が多く食感がボロボロしているおやつには、ドーナツやケーキなどが該当します。

虫歯になりにくいおやつの特徴2選

一方虫歯になりにくいおやつには、以下のような特徴があります。

・砂糖が多いものの短時間で食べられる
・砂糖を含んでいない

各項目について詳しく説明します。

砂糖が多いものの短時間で食べられる

砂糖が含まれている時点で、ある程度虫歯のリスクが高いことは間違いありません。
しかし短時間で食べられるものについては、前述したおやつよりも虫歯を発症しにくいと言えます。

先ほども触れたように、食べ物は食べる時間が長ければ長いほど脱灰が進み、虫歯を引き起こしにくくなります。

その点プリンやゼリーといったおやつは、砂糖を含んではいるものの、そこまで噛まずにツルッと食べることができます。
そのため、脱灰が進みにくいですし、水分が多いため口内にもほとんど残りません。

また一見虫歯のリスクが高そうなアイスクリームも、口内ですぐに溶けてなくなるため、比較的虫歯のリスクが低いおやつだと言えます。

砂糖を含んでいない

一切砂糖を含んでいないおやつは、いわば虫歯の大好物を含んでいないため、当然虫歯につながりにくいです。
具体的にはサツマイモや煎餅、ヨーグルトやチーズなどが該当します。

これらのおやつについては砂糖が含まれておらず、甘味の部分は基本的に自然の糖分で成り立っています。
そのため、子どものおやつなどにも推奨されることが多い食品です。

ただしヨーグルトについては、大きいサイズで砂糖が別に付いているもの以外は砂糖が含まれているケースが多いため、注意しなければいけません。

まとめ

“おやつ=虫歯になりやすい”というイメージを持つ方も多いかと思いますが、正確にはこちらのイメージは正しくありません。
中には著しく虫歯のリスクを高めるおやつもありますが、選び方によっては甘いものを食べつつ虫歯を予防することも可能です。
ただし、甘いものを食べた上で虫歯のリスクを下げるにあたっては、日々のブラッシングや歯科クリニックでの定期検診を行うことが大前提です。

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