【鶴見・川崎の歯医者】虫歯と歯周病を同時に発症することのデメリット
虫歯は歯が虫歯菌に侵食され、穴が開いたり痛みが出たりする疾患です。 一方歯周病は歯周病菌が原因であり、主に歯茎の炎症や出血、歯の動揺などを引き起こします。 またこれらの疾患については、同時に発症することも考えられます。 今回は、虫歯と歯周病を同時に発症することのデメリットを中心に解説します。 虫歯と歯周病を同時に発症しやすい理由 虫歯を発症している方は、歯周病もあわせて発症している可能性が高く、こちらは逆のパターンも同じことが言えます。 またこれらを同時に発症しやすい理由は、発症する原因がほぼ同じであることが挙げられます。 冒頭で触れたように、虫歯を引き起こすのは虫歯菌、歯周病を引き起こすのは歯周病菌です。 この2つは異なる細菌ですが、どちらもプラークの中に含まれています。 つまりプラークの除去が不十分な方、ブラッシングができていない方は、虫歯も歯周病も発症しやすくなるということです。 特に歯科クリニックで定期検診を受けていない方は、虫歯も歯周病も初期段階で発見するのが難しくなります。 これらはいずれも初期段階ではほとんど症状が見られないため、気付いた頃にはある程度進行していることが多いです。 虫歯と歯周病を同時に発症することのデメリット4選 虫歯と歯周病を同時に発症すると、以下のようなデメリットが生まれます。 ・歯の寿命が短くなる ・痛みが長引く ・治療期間が長引く ・治療費が高くなる 各デメリットについて詳しく解説します。 歯の寿命が短くなる 虫歯と歯周病をどちらも患ってしまいと、確実に歯の寿命が短くなります。 なぜなら、虫歯と歯周病は相互に悪影響を及ぼす疾患だからです。 歯周病によって歯茎や歯槽骨が溶け、歯の支えが弱くなると、虫歯が進行しやすくなります。 また歯周病の影響により、歯茎の位置が下がると、歯の根元が露出してさらに虫歯のリスクが高まります。 さらに、虫歯が進行すると歯の表面に穴が開きますが、こちらは歯茎の炎症を引き起こす原因になります。 このように虫歯が歯周病、歯周病が虫歯の症状を悪化させる状況が続くと、歯の寿命は短くなります。 天然歯は、一度失うと二度と生えてこないため、できる限り喪失を防がなければいけません。 痛みが長引く 虫歯と歯周病を同時に発症すると、痛みが長引くことが考えられます。 こちらは、基本的に歯周病治療を優先しなければいけないからです。 歯周病治療を優先する理由は、家に例えるとわかりやすくなります。 歯と歯茎を家に例えるなら、歯は家で歯茎は土台です。 歯という名の家は、骨という名の柱によってしっかり固定されています。 しかし、家は土台がしっかりしているからこそ建っていられます。 つまり、先に虫歯を治療することは、土台がメチャクチャな状態で家を修復するのと同じだということです。 また歯周病は、基本的に虫歯と違ってズキズキするような痛みが生じません。 虫歯の場合、中程度くらいまで進行すると痛みが生じます。 虫歯治療は歯周病治療を行った後に行うため、すでに虫歯のひどい痛みに悩まされている場合でも、歯周病治療が完了するまで少し我慢しなければいけません。 一方虫歯だけ発症している場合であれば、すぐ虫歯治療に取り掛かることができるため、痛みが長引くことは考えにくいです。 治療期間が長引く 治療期間が長引くことも、虫歯と歯周病を同時に発症することのデメリットです。 前述の通り、虫歯治療と歯周病治療はそれぞれ別々に行うものであり、内容もまったく異なります。 虫歯治療は、天然歯の虫歯菌に侵された部分を削り、詰め物や被せ物を装着するというものです。 一方歯周病治療は、プラークや歯石などを除去することをメインとしています。 これらの治療は、同時に行うことができないため、必然的にいずれか片方の治療だけ行う場合よりも時間がかかります。 また歯周病が重度の場合、外科治療を行わなければいけないこともありますし、虫歯が重症化している場合は根管治療が適用されることも考えられます。 このような治療は単体でも時間がかかるため、さらにトータルの治療期間は延びてしまいます。 治療費が高くなる 虫歯と歯周病を同時に発症すると、単純に治療費は高くなります。 虫歯治療も歯周病治療も、一般的なものは保険が適用されるため、そこまで高額になることはありません。 しかし、たとえ1回数千円の治療であっても、同時に2つの治療を行う場合は治療費が高くなります。 もちろん、虫歯や歯周病で完全に歯を失ってしまった場合、インプラントやセラミックなどの治療を受けることもあります。 これらは保険適用外のため、非常に高額になります。 まとめ 虫歯の痛みがあるにもかかわらず、歯科クリニックに通わず我慢し続けているという方もいるでしょう。 しかし我慢し続けていても虫歯の進行は止まりませんし、痛みが引いてもそれは完治したわけでなく、神経が死んでしまっただけです。 また虫歯の影で歯周病も着々と進行していることが予想されるため、手遅れになる前に歯科クリニックに相談しましょう。
2025.05.23