【鶴見・川崎の歯医者】犬歯を失った場合のデメリットについて
私たちの歯は、それぞれ歯並びや1本の大きさなどが異なります。 しかしすべて生え揃っている場合、同じ名称の歯が同じ本数だけ生えています。 また前歯の一部には、犬歯と呼ばれる歯が存在しますが、こちらを失ってしまった場合どのようなデメリットがあるのでしょうか? 今回は、犬歯の概要などとあわせて解説します。 犬歯の概要 犬歯は、前から数えて3番目の位置にある歯です。 一般的には、歯茎に埋まっている部分を含めひし形になっているのが特徴です。 遺伝的な要素がある方は、先端が尖った状態で生えていることもあります。 人の前歯には犬歯までが含まれていて、こちらは日々の生活においてさまざまな役割を果たしています。 また犬歯は他の永久歯よりも歯根が長いため、頑丈にできています。 実際、他の歯と比べて寿命が長い歯であり、簡単に折れたり抜けたりすることはありません。 ちなみに犬歯は八重歯と呼ばれることもありますが、これらは実際同一のものではありません。 問題なく生えているのが犬歯であり、八重歯は隣り合う歯と重なるように生えている犬歯のことを指しています。 つまり、八重歯は不正咬合の一種だということです。 犬歯を失ってしまう原因 犬歯を失ってしまう主な原因は以下の通りです。 ・虫歯、歯周病 ・不適切なブラッシング ・先天性欠如歯 先ほど、犬歯は他の歯と比べて頑丈だという話をしました。 しかし虫歯が重度にまで進行したり、歯周病で歯茎がブヨブヨになったりした場合、抜歯せざるを得なくなったり、自然と抜け落ちたりすることがあります。 またブラッシングの方法が不適切である場合も、犬歯を失う可能性があります。 こちらは、硬い歯ブラシや強い力でブラッシングをしたことにより、歯が摩耗して欠損するという仕組みです。 ちなみに、犬歯は生まれつき生えてこない先天性欠如歯となる場合もあります。 通常永久歯は親知らずを含めて32本ありますが、何らかの理由で永久歯が形成されず、歯の本数が少なくなることがあります。 特に下顎の第二小臼歯や側切歯でよく見られますが、稀に犬歯が生えてこないケースも見られます。 犬歯を失った場合のデメリット3選 何らかの理由で犬歯を失ってしまった方は、歯科クリニックで治療を受けなければ以下のようなデメリットが生じます。 ・うまく咀嚼できない ・噛み合わせが定まらない ・前歯や奥歯に負担がかかる 各項目について詳しく説明します。 うまく咀嚼できない 犬歯を失ったままにしていると、食事の際にうまく咀嚼ができなくなります。 犬歯には、食べ物を切り裂く牙に相当する歯です。 肉食動物の犬歯は、獲物を突き刺して捕らえるために大きく発達しています。 人間も同じであり、犬歯がなければうまく食べ物を小さくできないため、他の歯や顎、消化器官などの負担は大きくなります。 噛み合わせが定まらない 犬歯は噛み合わせを安定させたり、顎の動きを正常に行ったりする重要な役割があります。 そのため犬歯を失うと、下顎の位置が不安定になり、顎の動きにも影響します。 またこのような状態になると、食事や会話など日常生活のあらゆる場面で不便さを感じるようになります。 前歯や奥歯に負担がかかる 犬歯を失うと、前歯や奥歯に強い負担がかかります。 こちらは、犬歯が負担を吸収する働きを持っているからです。 犬歯は他の歯に比べて根が長く強度があるため、噛み合わせたときに前歯や奥歯に力がかかりすぎるのを防いでくれます。 仕組みとしては、力が直接伝わらないように、噛み合わせたときに上下の犬歯だけが噛み合うようになっています。 しかし犬歯を失うと、前歯や奥歯へ負担がダイレクトに伝わるため、磨耗や破損などのリスクは高まります。 もちろん、前歯や奥歯も噛み合わせや食事において大事な部分であるため、より日常生活への支障は大きくなります。 犬歯を失った場合の治療法について 犬歯を失った場合の治療法としてはさまざまな方法がありますが、おすすめはブリッジです。 ブリッジは失った歯の両隣を支台歯とし、連結した被せ物を装着することで失った歯をカバーするというものです。 自身の歯と同様に噛める点や、取り外し不要で違和感が少ない点などがメリットです。 見た目に関しても、素材によってはそれほど悪くありません。 ただし犬歯を失った場合のブリッジは他の歯と大きく異なり、通常は3本で1つのブリッジを構成するところ、4本で1つのブリッジになります。 そのため、必然的に犬歯以外の歯を削る量は多くなります。 失った犬歯に接する歯には、前歯に含まれる歯もあり、こちらの状態が悪くない場合は削るのを躊躇するかもしれません。 まとめ 今回は、犬歯を失った場合のデメリットについて解説しましたが、失っても一切問題のない歯など基本的に存在しません。 適切な本数歯が生えている場合、1本でも失うと噛み合わせや咀嚼、発音への影響は少なからず出てくるものです。 また永久歯の場合、失った歯を放置していても生えてくることはありませんので、一度歯科クリニックに相談して早急に補填すべきです。
2025.01.18