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お知らせ

【鶴見・川崎の歯医者】歯周病の意外な症状とは?

歯周病は世界一感染者数が多い感染症であり、知名度も極めて高いです。 そのため、誰しも歯周病と聞くとイメージできる症状がいくつかあるはずです。 また歯周病には、実際発症した方以外にはあまり知られていない症状もいくつかあります。 今回は、歯周病の意外な症状を中心に解説します。 歯周病の一般的な症状 歯周病と聞いて多くの方がイメージするのは、おそらく以下のような症状でしょう。 ・歯茎の腫れ ・出血 ・歯の動揺(ぐらつき) ・膿が出る ・口臭 歯周病を発症すると、歯の根元部分の歯茎が赤く腫れたり、ブラッシングや食事のときに出血しやすくなったりします。 また中程度~重度にまで進行すると、歯がグラグラと動くようになり、上下に動く場合は抜歯のリスクが極めて高くなります。 さらに重度の歯周病では歯茎から膿が出始め、こちらが口内のネバツキや異味につながることがあります。 もちろん、膿は強い口臭を引き起こし、自身だけでなく周囲の方にも悪影響を及ぼします。 歯周病の意外な症状6選 上記以外にも、歯周病には以下のような意外な症状があります。 ・硬いものが噛みにくい ・歯茎のかゆみ ・頭痛 ・発熱 ・黒い歯石の形成 ・食べ物が挟まりやすい 各項目について詳しく説明します。 硬いものが噛みにくい 歯周病を発症した方は、以前よりも硬いものが噛みにくくなることがあります。 こちらは、歯を支える歯槽骨と呼ばれる骨が溶けてしまい、噛みにくさを感じるというものです。 場合によっては、噛んだときに痛みが出ることもあります。 そのため煎餅やフランスパンなどの硬いもの、スルメなどの噛み切りにくいものが噛みにくくなったという方は、他の症状も出ていないかどうか再度確認すべきです。 歯茎のかゆみ 歯茎の炎症や出血についてはよく知られていますが、実は歯周病を発症すると歯茎がかゆくなることもあります。 歯茎の腫れと同じようなタイミングでかゆみを感じるケースが多く、気になって舌で頻繁に触ってしまう方も少なくありません。 またかゆみのある部分を指で触る方もいますが、指で触ると細菌が入り込み、歯茎の状態がより悪化してしまうことがあります。 さらに歯茎のかゆさを感じたとき、強くブラッシングをしようとする方も少なくありませんが、こちらは非常に危険です。 歯茎を強く擦ると傷が付いてしまいます。 頭痛 慢性的な頭痛に悩まされるようになったという場合、歯周病が原因で発症したものかもしれません。 こちらは三叉神経の働きが関係しています。 三叉神経は、顔の皮膚や口の中の粘膜、歯や歯茎の感覚を司る神経です。 また歯周病によってこちらの神経が刺激され、緊張性頭痛を引き起こすことがあります。 緊張性頭痛は一般的な頭痛の中でもっとも頻度が高いものであり、なかなか歯周病が原因であることに気付くのは難しいです。 ただし、ある日を境に原因不明の頭痛が起こるようになったという場合、歯周病から来る緊張性頭痛を発症しているかもしれません。 発熱 歯周病が原因で歯茎が炎症している場合、それが発熱につながることも考えられます。 また歯周病菌の影響で免疫力が低下することで、風邪などの疾患にかかりやすくなり、歯周病菌がさらに増殖して発熱のリスクが高まることもあります。 ちなみに体温が38℃以上の場合、細菌が口の中から全身を巡っている可能性が高いです。 こちらは重大な疾患を引き起こしかねないため、早急に医療機関を受診しなければいけません。 黒い歯石の形成 歯周病を発症している方は、歯茎の中に黒い歯石が形成されることがあります。 こちらは、歯周ポケット内に付着した縁下歯石である可能性が高いです。 縁下歯石は、歯周病にかかっている歯茎内に生息するP.G.菌という歯周病菌が分泌する色素、出血で付着した血液の鉄の色素が原因で黒く見えます。 通常の歯石は天然歯に近い色をしているため、縁下歯石がある場合は非常に目立ちます。 また縁下歯石は通常の歯石と同様、自宅でブラッシングをしても除去することはできません。 放置するとさらに歯周病が悪化するおそれがあるため、早めに歯科クリニックで除去するべきです。 食べ物が挟まりやすい 食事をしているとき、食べ物が挟まりやすくなったと感じる場合も、歯周病が進行している可能性があります。 歯周病がある程度進行すると、歯周ポケットが深くなるため、食べ物が挟まりやすくなります。 また歯茎が弱くなっていることから、歯がぐらつきやすく、こちらも挟まりやすくなる要因の一つです。 もちろん、歯周ポケットなどに挟まった食べカスを取り除かずにいると、やがては歯石が形成されます。 まとめ 歯茎の腫れや出血といった症状は知っていても、前述したような症状は知らなかったという方は少なくないでしょう。 また歯周病は、これらの症状が出たときに治療すれば良いわけではありません。 症状が出ているということは、すでにある程度歯周病が進行しているということです。 本当に大切なのは、自覚症状がないうちから歯科クリニックに通い、定期検診を受けて歯周病の発症を防ぐことです。

2024.11.13

【鶴見・川崎の歯医者】レジン床義歯のメリット・デメリット

入れ歯を初めて作製する方は、「どれを選べば良いかわからない」と困惑する方も多いかと思います。 そのような場合は、まず一般的な素材でできた入れ歯の特徴から知ることをおすすめします。 今回は、一般的な入れ歯の一つであるレジン床義歯の概要やメリット・デメリットについて解説します。 レジン床義歯の概要 レジン床義歯は、口内の粘膜に触れる土台部分にレジンという歯科用プラスチックが採用されている入れ歯です。 レジンは虫歯治療や歯の補綴材としても使用され、代表的なものには虫歯治療の際、穴に装着する白い詰め物であるコンポレットレジンがあります。 またレジン床義歯には、保険が適用されるという特徴があります。 金属でできた入れ歯などは、保険が適用されない自由診療であるため、レジン床義歯が選択されるケースはよく見られます。 レジン床義歯のメリット 歯科クリニックで作製できるレジン床義歯には、主に以下のようなメリットがあります。 ・費用が安い ・修理しやすい ・作製期間が短い 各メリットについて詳しく説明します。 費用が安い 前述の通り、レジン床義歯の作製には保険が適用されます。 そのため、作製費用を安く抑えることができます。 自由診療の場合、患者さんが発生した治療費のすべてを支払わなければいけません。 特に自由診療の総入れ歯は高額であり、場合によっては50万円近くかかることもあります。 自由診療の金額は各歯科クリニックが自由に決定できるため、相場を超える金額になることも珍しくありません。 一方、レジン床義歯は3割負担の場合、部分入れ歯であれば高くても15,000円程度、総入れ歯でも15,000円程度で作製できます。 このことから、初めて入れ歯を作製する方でも手を出しやすい素材だと言えます。 修理しやすい 他の素材に比べて、レジン床義歯には修理がしやすいというメリットもあります。 これらはレジンが扱いやすい素材であることが理由です。 入れ歯を使用していると、ついつい衝撃を与えてしまうことがあります。 例えば硬いものを噛んだときや転倒したとき、洗面台に落としてしまったときなどです。 このようなときに備え、修理しやすい素材を選んでおくことは、生活における支障をなるべく減らすことにもつながります。 作製期間が短い 作製期間が短いという点も、レジン床義歯の大きなメリットの一つです。 レジン床義歯は前述の通り保険が適用される入れ歯であり、こちらの部分入れ歯は2週間~1ヶ月程度で完成します。 また総入れ歯であっても1ヶ月程度で作製できるため、失った歯を早く補いたいという方にはおすすめです。 もちろん、しっかり患者さんの口に会うように、その後は調整を重ねていく必要があります。 それでも、歯の代わりになるものを早めに手に入れられるというのはメリットです。 ちなみに自由診療の入れ歯は、部分入れ歯、総入れ歯のいずれも2~3ヶ月の作製期間がかかります。 こう見るとレジン床義歯と大差はないように感じますが、歯がないままの生活を1ヶ月以上も続けるのは大きな負担になります。 レジン床義歯のデメリット コスト面や作製・修理などに関してメリットの大きいレジン床義歯ですが、一方で以下の点はデメリットだと言えます。 ・異物感が大きい ・食事の温度を感じにくい ・耐久性が低い ・経年劣化がしやすい 各デメリットについて詳しく説明します。 異物感が大きい レジン床義歯は耐久性がそれほど高くないため、しっかりと厚みを持たせて作製しなければいけません。 これによって耐久性はアップしますが、その代わりに口内の異物感は大きくなります。 また異物感が大きければ、食事や発音に違和感が出ることも考えられます。 食事の温度を感じにくい レジン床義歯は厚みがあることから、食事を摂る際に温度を感じにくくなります。 料理の味を決定する要素としては塩味や甘味、うま味などがありますが、温度も非常に重要な要素です。 そのため、熱いものをそれほど熱くないと感じる場合、美味しさが半減してしまうこともあります。 耐久性が低い レジンはチタンやコバルトクロムなどの金属床義歯などと比べて、耐久性に不安があります。 普通に使う分には問題ありませんが、衝撃で割れたり欠けたりするリスクは比較と高いと言えます。 また割れたり欠けたりしやすいということは、歯科クリニックで修理する頻度も多くなりやすいということです。 経年劣化がしやすい 経年劣化が見られやすいという点も、レジン床義歯のデメリットの一つです。 レジンには、水分やニオイを吸着しやすいという特徴があります。 そのため、他の素材よりも変色しやすかったり、汚れが付きやすかったりします。 まとめ 初めて入れ歯を作製する方にとって、リーズナブルかつスピーディーに作製できるレジン床義歯はおすすめです。 もし破損したとしても、歯科クリニックに相談すれば迅速に対応してもらえる可能性が高いです。 ただし保険診療の入れ歯であることから、お世辞にも高性能とは言えません。 そのため、実際選ぶ際は他の入れ歯の特徴もチェックしましょう。

2024.11.12

【鶴見・川崎の歯医者】インプラント治療を受けるにあたって知っておきたい注意点とは?

インプラント治療は、見た目の自然さと天然歯のような噛み心地を実現できる治療です。 その総合力の高さから、芸能人の方などに選ばれる機会も多いです。 ただし、一切欠点のない治療なのかというと、決してそういうわけではありません。 今回は、インプラント治療を受けるにあたって知っておきたい注意点について解説します。 インプラント治療の注意点9選 インプラント治療は、歯を失った場合に選択される代表的な治療ですが、以下のような注意点があります。 ・追加の治療が必要になることがある ・施術が受けられない場合がある ・神経がダメージを受ける可能性がある ・禁煙期間がある ・治療期間が長い ・治療費が高額 ・細菌感染のリスクがある ・金属アレルギーのリスクがある ・治療後も通院が必要 各項目について詳しく説明します。 追加の治療が必要になることがある インプラント治療では、歯を失った部分に人工歯根を埋入し、その上に上部構造と呼ばれる人工歯を被せます。 しかし、場合によっては追加の治療が必要になることもあります。 具体的には、顎の骨の量が少なかった場合、骨造成手術というものを受けなければいけません。 また骨造成手術を受ける場合、治療期間は長くなりますし、単純にトータルコストもかかりやすくなります。 施術が受けられない場合がある 失った歯をインプラント治療でカバーしたいと考えている方でも、治療を受けられないケースがあります。 例えば、高血圧症や糖尿病の方は感染症のリスクが高く、歯科クリニックで治療を断られることが考えられます。 また顎の骨が極端に弱い場合、骨造成手術を受けてもインプラント治療を安全に受けられるための基準に満たないことがあります。 神経がダメージを受ける可能性がある 歯科クリニックで行われるインプラント治療は、熟練した技術を持つ歯科医師によって行われるものです。 しかし人の手で行われる以上、治療時のミスを完全に排除することはできません。 例えば人工歯根を埋入する際には、歯茎を切開してスペースを確保しますが、このとき口内の血管や神経がダメージを受ける可能性があります。 禁煙期間がある 人工歯根の定着を促すために、インプラント治療前や治療期間中には禁煙期間を設けなければいけません。 こちらは喫煙が血流を悪くし、血管を収縮させて定着に悪影響を与えるからです。 また治療後についても、インプラント周囲炎のリスクを軽減するために、禁煙を行うのが望ましいです。 治療期間が長い 入れ歯やブリッジなどの治療は、一般的に3ヶ月程度で完了するものです。 これに対し、インプラント治療は1年ほどかかることもあり、根気強く歯科クリニックに通う必要があります。 またインプラント治療の期間が長い理由としては、人工歯根と顎の骨の結合に時間がかかることが挙げられます。 治療費が高額 保険が適用されない自由診療であるインプラント治療は、治療費が高額になりやすいです。 なぜ保険が適用されないのかというと、人工歯根や上部構造などの材料費が高く、なおかつ人件費や検査費用も高額になるからです。 もちろん金額に見合っただけのメリットはありますが、コストパフォーマンスについてどう感じるかは人それぞれです。 細菌感染のリスクがある 外科治療を伴うインプラント治療では、細菌感染のリスクも生じます。 具体的には、施術に伴って歯茎を切開したとき、そこに細菌が入り込む可能性があります。 治療中の細菌感染については、衛生管理が徹底されている歯科クリニックを選ぶことである程度回避できます。 しかし、問題なのは治療後の細菌感染リスクです。 歯科医師の指示に従い、適切なセルフケアを行っていなければ、細菌感染によるインプラント周囲炎などのリスクが高まります。 金属アレルギーのリスクがある インプラントに使用される金属はチタンというものであり、こちらは生体との親和性が極めて高いことで知られています。 つまり、金属アレルギーが起こる可能性は低いということです。 しかし、金属素材である以上、必ずしも金属アレルギーが起こらないとは限りません。 チタンアレルギーを持つ方も稀に存在するため、必ず事前に検査を受けるようにしましょう。 治療後も通院が必要 人工歯根を埋め込み、上部構造を被せたらインプラント治療は完了です。 しかし治療後もメンテナンスをしなければいけないという意味では、治療の完了は存在しないと言っても過言ではありません。 またインプラント治療後のメンテナンスは、最低でも数ヶ月に1回は通う必要があります。 こちらを怠ると、インプラントに問題が生じていてもなかなか気付けません。 まとめ 歯科クリニックで治療法を選択するとき、メリットばかりに目が行っているようではいけません。 メリットだけでなく注意点もあわせて知ることにより、治療後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性が低くなります。 そのため、インプラントに大きな魅力を感じている方でも、一度冷静になってメリット・デメリットを見比べてみましょう。

2024.11.09

【川崎の歯医者】小帯の異常と小帯切除術について

歯科クリニックは、歯や歯茎だけでなく、他の口内組織の問題を解決する治療も取り扱っています。 例えば口腔外科は、名前の通り口内の外科的な施術であり、そのうちの一つに小帯切除術というものがあります。 今回は小帯の概要や異常の種類、小帯切除術の一般的な流れなどについて解説します。 小帯の概要 唇や頬の内側の粘膜と歯茎をつなぐ、筋のような部分を小帯といいます。 こちらは部位によって上唇小帯、下唇小帯、舌小帯、頬小帯の4つに分かれます。 上唇小帯は上唇、下唇小帯は下唇の位置と動きをそれぞれコントロールする役割を持っています。 また舌小帯は舌の位置や動き、頬小帯は頬の位置をコントロールするために必要な部分です。 正常な状態であれば、それぞれの小帯が上記の役割を果たしますが、これらに異常が生じるケースがあります。 小帯異常の種類と特徴について 小帯異常は主に上唇小帯、舌小帯、頬小帯において発生します。 それぞれの特徴について見てみましょう。 上唇小帯の異常 上唇小帯は上の唇と歯茎をつないでいますが、その付着する位置が高い場合、正中離開(せいちゅうりかい)という不正咬合を引き起こすことがあります。 正中離開は、簡単にいうとすきっ歯のことであり、上の前歯の真ん中に隙間が生じます。 また正中離開が自然に治ることはなく、放置すると虫歯や歯周病を発症したり、発音が悪くなったりすることが考えられます。 舌小帯の異常 舌小帯は、舌の裏側の真ん中にあるヒダです。 こちらが通常より短い場合、嚥下時に舌を前方に突き出すことしかできないため、正常な嚥下ができません。 また咀嚼や嚥下がうまくできない場合、脳神経の刺激が少なくなり、ホルモンが分泌されず意欲向上などが阻害されます。 さらに舌小帯が短いことで、舌を上顎に押し当てられないため、上顎が狭くなって歯並びが悪くなる可能性もあります。 頬小帯の異常 頬小帯は、頬の内側の粘膜から歯茎にかけて存在する小帯です。 頬小帯の異常は、上唇小帯や舌小帯を比べると少ないですが、異常が生じると第一小臼歯(4番目の歯)と第二小臼歯(5番目の歯)の間に隙間ができることが多いです。 こちらは正中離開とは少し異なりますが、歯と歯の間に隙間ができるという意味では同じです。 また頬小帯の位置が良くないと、虫歯治療の過程で必要な被せ物の型取りがしにくくなることも考えられます。 さらに、歯を失った方が入れ歯を作製するときにも、同じように頬小帯が邪魔になることがあります。 小帯切除術について 小帯切除術は、文字通り小帯を切除し、前述したような小帯異常を解決するための治療です。 一般的な流れとしては、まず小帯の周囲に表面麻酔を行った後、局所麻酔を行います。 次に小帯を引っ張り、固定した状態にしたら、小帯に切れ目を入れて硬い組織を切除します。 このとき、切除にはメスの他にもレーザーなどの機器が用いられます。 最後に止血を行い、切った部分を縫合すれば完了です。 縫合した部分については、術後1週間前後で抜糸が行われます。 ちなみに小帯切除術を受けてから2~3日の間は、傷口に痛みが生じやすいです。 また縫合した糸がチクチクと痛むこともあり、場合によっては食事や発音などに影響が出ることも考えられます。 しかし、治療内容に問題がなければ、強い痛みが長期的に続くといったことはありません。 あまりに強い痛みがある場合、小帯やその周辺の組織に異常が生じている可能性が高いです。 上唇小帯の切除は子どものときに行うのが一般的 上唇小帯付着異常については、1歳6ヶ月歯科検診などで指摘される機会が多いです。 しかし成長とともに正常な位置になることも多いため、すぐに手術を勧められることはほとんどありません。 手術に適した年齢については、個人差もあり一概には言えないものの、おおむね6~7歳頃の永久歯が生え始めてきた頃が一般的です。 早めに問題を解決したい場合は、予防的にそれより少し早い時期に行うこともあります。 小帯切除術の注意点 小帯切除術は、口腔内の粘膜を切開する外科手術です。 そのため、出血や術後の感染リスクはゼロではありません。 また術後は口内に傷口が残っているため、刺激の強いものや硬い食べ物の摂取は控えるようにしましょう。 治療に伴う痛みについては、短期間で治まりますし、少し痛みが強い場合でも通常は鎮痛剤で対処することができます。 ちなみに小帯切除術を受けた後は、再癒着防止のために舌のストレッチを行うことが推奨されています。 具体的には1日4回以上、主に上唇のストレッチを歯科医師の指示に従って4週間ほど行い、定期的に再癒着の有無を診察します。 まとめ 歯や歯茎以外にも口内の悩みを抱えている方は、迷わず歯科クリニックに相談しましょう。 今回解説した小帯異常など、歯科クリニックで改善できる症状は数多くあります。 また仮に歯科クリニックの専門外であったとしても、相談をして損をすることはありません。 どの診療科目でどういった治療を受ければ良いのか、歯科医師が丁寧にアドバイスをしてくれます。

2024.11.08

【川崎の歯医者】デュアルホワイトニングの持続期間について

歯科クリニックが取り扱うホワイトニングは、主にオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つに分かれます。 また2つを組み合わせるのがデュアルホワイトニングであり、こちらは持続期間のメリットが大きいホワイトニング方法です。 今回は、デュアルホワイトニングの持続期間に関することを中心に解説します。 デュアルホワイトニングは効果の持続期間が長い デュアルホワイトニングは、数あるホワイトニング方法の中でも、もっとも効果を長く持続することができます。 具体的には、施術後1~2年は歯の白さを維持できるケースが多いです。 もちろん、こちらの期間は施術後のメンテナンスの頻度によって変わってきます。 しっかり数ヶ月に一度、継続的に歯科クリニックでメンテナンスを受けていれば、より効果は長続きします。 一方メンテナンスに通わなかったり、施術後着色しやすいものを頻繁に食べていたりすると、1年ももたずに後戻りが起こってしまうことも考えられます。 デュアルホワイトニングの持続期間が長い理由 デュアルホワイトニングの効果が長続きする理由としては、やはり2種類のホワイトニングを同時に行うことが挙げられます。 オフィスホワイトニングは歯科クリニックで施術を行うホワイトニングで、薬剤を塗布した歯にレーザーを照射します。 またホームホワイトニングは、患者さんがマウスピースを用い、自宅で行うホワイトニングです。 これらの恩恵を両方受けられるため、必然的に白さが長持ちしやすいという仕組みです。 デュアルホワイトニングは即効性も高い デュアルホワイトニングは効果が長続きするだけでなく、効果が出るまでの期間も短いのが特徴です。 オフィスホワイトニングを一度行うだけでも、歯はかなり白くなるとされています。 1回目の施術前と施術後を比較したとき、ほとんどの患者さんが白さを実感できるほどです。 デュアルホワイトニングは、ただでさえ即効性の高いオフィスホワイトニングにホームホワイトニングを組み合わせます。 そのため、理想の白さを実現するまでの期間は、1~3ヶ月程度であることが多いです。 ちなみにデュアルホワイトニングは即効性が高いことから、結婚式など大事なイベントを控える方にも人気の手法となっています。 結婚式当日までに、デュアルホワイトニングでスピーディーに歯を白くし、結婚式での印象や写真映りを良くしようと考える方が多いです。 ホワイトニングの効果そのものが高いのもメリット デュアルホワイトニングは白さが持続する期間が長く、なおかつ早期に白さを実感しやすいです。 さらにホワイトニングの効果、つまり歯を白くする効果も高いのがメリットです。 ホームホワイトニングを単独で行う場合、効果の持続期間は長いものの、理想とする白い歯は実現できないことがあります。 こちらは、ホームホワイトニングが効果のマイルドな薬剤を使用し、少しずつ歯を白くしていく方法だからです。 一方デュアルホワイトニングは、強めの薬剤を使用するオフィスホワイトニングも併用します。 そのため、歯の黄ばみがひどい方でも安心して行うことが可能です。 持続期間をより長くする方法 デュアルホワイトニングの持続期間をさらに延ばすには、歯科クリニックでのメンテナンスの他、セルフケアや生活習慣の改善が求められます。 こまめにブラッシングをすることにより、歯の着色は防ぎやすくなります。 外出中や仕事中など、ブラッシングをするのが難しい場合は、うがいだけでも行うことをおすすめします。 また特にホワイトニング直後は着色が起こりやすいです。 そのためカレーやコーヒー、お茶やベリー系のフルーツなど、色が付きやすい飲食物は避けるようにしましょう。 これらの食品を頻繁に摂取してしまうと、数ヶ月程度で歯の白さに陰りが見られることもあります。 ケチャップやソースなど、色が濃い調味料にも注意が必要です。 その他、喫煙を控えることも、デュアルホワイトニングの持続期間を延ばすことにつながります。 タバコのヤニが歯に付着すると、歯全体が黄色くなり白さが失われます。 デュアルホワイトニングにおける注意点 デュアルホワイトニングは持続期間以外にもさまざまなメリットのある方法ですが、他のホワイトニングを単独で行う場合よりも費用は高くなります。 種類の異なる施術を行うわけですから、こちらは致し方ありません。 またデュアルホワイトニングを行う場合、歯科クリニックでホワイトニングを受ける時間、自宅でホワイトニングを行う時間を両方確保しなければいけません。 そのため、仕事や育児などで時間がない方にとっては少し難しい施術になります。 まとめ ホワイトニングは効果の持続期間が長ければ長いほど、良い印象を保ちやすくなりますし、自信を持って笑える期間も長くなります。 そのため、なるべく白い歯をキープしたいという方は、デュアルホワイトニングを受けることを検討しましょう。 費用面や施術の手間などに課題はありますが、もっとも効果を実感しやすいホワイトニング方法であることは間違いありません。

2024.11.07

【川崎の歯医者】歯周病が原因で死亡することがあるって本当?

歯周病は主に歯茎に症状が出る疾患であり、重度の場合は歯がグラグラになって抜け落ちることもあります。 また歯周病を治療しないまま放置すると、それが原因で死亡するリスクも高まると言われています。 今回は、歯周病が死亡につながる可能性のある理由について解説します。 歯周病で死亡する原因4選 歯周病の死亡リスクといっても、歯周病が死に直結するというわけではありません。 死亡につながる可能性があるのは、歯周病の合併症である全身疾患です。 歯周病が重度にまで進行すると、さまざまな全身疾患を引き起こします。 中でも以下の症状は、死亡のリスクが高いです。 ・糖尿病 ・敗血症 ・脳疾患 ・誤嚥性肺炎 各項目について詳しく説明します。 糖尿病 糖尿病は代表的な生活習慣病の一つで、インスリンの働きが不十分であることから、血糖値が高くなってしまう疾患です。 インスリンは膵臓から分泌されるホルモンであり、血糖値を一定の範囲内に保ってくれます。 しかし糖尿病の方はこちらのコントロールが効かず、ひどい場合は心臓病や腎不全などによって死亡することも考えられます。 また歯周病を発症している方は、糖尿病の症状を加速させやすくなります。 具体的には、歯周病によってつくられる物質がインスリンの力を弱め、どんどん血糖値のコントロールが難しくなるという仕組みです。 ちなみに糖尿病が悪化すると、失明や足の切断など、死亡にまで至らなくとも深刻な症状につながることも考えられます。 敗血症 歯周病が原因で敗血症を発症した場合も、死亡のリスクは高まります。 敗血症は、感染症を起こしている細菌が増殖して炎症を引き起こすことにより、臓器に障害が生まれる疾患です。 ここでいう感染症には、当然歯周病も含まれています。 歯周病を発症しているということは、口内が不潔であり、プラークや歯石が蓄積している状態を表しています。 このような状態で咀嚼やブラッシングを行うと、口腔細菌が血管内に入り、菌血症を発症することがあります。 また高齢の方はこちらが敗血症に移行することも多く、重症化すると腎不全や敗血症ショックなどにより、命を落とす危険性が高まります。 ちなみに敗血症の初期症状としては、悪寒や発熱、全身の震えや発汗などがあります。 こちらの症状が見られる場合、早急に治療を行う必要があります。 脳疾患 歯周病が脳疾患につながり、死亡するというケースもあります。 脳疾患は、脳内の血管が詰まって血液が滞り、栄養や酸素が十分に運ばれなくなるという疾患です。 代表的なものには脳梗塞があり、この他にもさまざまな種類があります。 また歯周病の原因菌は、動脈硬化を誘発する物質をつくり出し、血管の内部のプラークを沈着させます。 それがはがれることによって血管が詰まり、脳梗塞を引き起こすという仕組みです。 ちなみに、脳梗塞での死亡者は年間11万人にも上るため、歯周病の合併症としては極めて危険性が高いと言えます。 誤嚥性肺炎 歯周病が誤嚥性肺炎を引き起こし、死亡するというケースは、特に高齢の方によく見られます。 誤嚥性肺炎は、通常食道に届くはずの飲食物が誤って気管に入り、口内の細菌が肺に感染して炎症を起こす疾患です。 歯周病を患っている方は、誤嚥の際に歯周病菌が肺に侵入し、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高いです。 また気管の入口に飲食物が近づくと、通常はむせることで反射する機能が働きますが、高齢の方はこちらの機能が低下しています。 そのため、飲食物や唾液と一緒に肺へ歯周病菌が入り込み、炎症を生じさせます。 近年は高齢化社会により、誤嚥性肺炎にかかる高齢の方が増加傾向にあり、これによって肺炎で死亡するケースも増加しています。 歯周病によって転倒するリスクも高くなる? 歯周病を患っている方は、転倒のリスクが高くなり、このとき打ちどころが悪いと死亡することも考えられます。 人の頭は、全身の中でも非常に重い部分です。 こちらの頭部におけるバランスをキープすることで、口の筋肉やその他の組織は機能しています。 しかし歯周病によって歯がグラグラになっていたり、歯を失っていたりすると、バランスが悪くなり転倒しやすくなります。 ちなみに、歯周病が原因で転倒してしまった場合、死亡を免れたとしても寝たきりになってしまう可能性があります。 こちらは大腿骨骨折のリスクが高まるからです。 大腿骨骨折は、太ももの骨の骨折であり、非常に重症の部類に入ります。 またある調査では、歯を10~19本失っている場合、大腿骨骨折につながる可能性が2.3倍、20本以上失っている場合は5.2倍に上昇することがわかっています。 まとめ 歯周病を単に「歯茎が腫れる病気」「歯茎から血が出る病気」と侮っていてはいけません。 症状が悪化すると、歯の大部分を失ってしまうだけでなく、合併症などによって命を落とす危険性もあります。 また歯周病の怖いところは、発症していることになかなか気付けないというところです。 そのため、他の日頃から歯科クリニックの定期検診に通い、歯周病だけでなく全身疾患も未然に防ぎましょう。

2024.11.06

【川崎の歯医者】コバルトクロム床義歯のメリットとは?

歯科クリニックで作製される入れ歯は、大きく保険診療のものと自由診療のものに分かれます。 また自由診療の入れ歯には、口内に触れる床部分に金属が採用されるものがあり、その中でも一般的なのがコバルトクロム床義歯です。 今回は、コバルトクロム床義歯の概要やメリットなどについて解説します。 コバルトクロム床義歯の概要 コバルトクロム床義歯は、コバルトとクロムの金属合金であり、入れ歯以外ではインプラントでも採用されることがあります。 また医療分野だけでなく、工業分野でも使用されるケースが多いです。 航空宇宙工業では、ジェットエンジン内にある羽根のような部品のダービンブレードなどにも使用されています。 非常に高い硬度と優れた耐食性・耐摩耗性・耐熱性を誇り、過酷な環境下でもその性能を維持できるという特徴があります。 コバルトクロム床義歯のメリット 金属床義歯の中でももっとも古い歴史を持つコバルトクロム義歯には、以下のようなメリットがあります。 ・違和感が少ない ・壊れにくい ・食事がしやすくなる ・清潔に保ちやすい 各メリットについて詳しく説明します。 違和感が少ない コバルトクロム床義歯は頑丈であるため、レジン床義歯に比べて土台部分の厚みを1/3程度に薄くできます。 そのため、装着したときの違和感が少ないです。 口内は髪の毛が1本入っただけでも違和感を覚えるほど敏感です。 髪の毛の太さは0.1mm前後であり、レジン床義歯の土台部分は2~3mmであるため、いかにレジンの違和感が大きいかということがわかります。 一方、コバルトクロム床義歯はこの厚さが1/3程度になるため、比較的快適に利用できます。 壊れにくい コバルトクロム床義歯は耐久性が高く、壊れにくいというメリットもあります。 レジンで作製した入れ歯は過剰な負荷や衝撃に弱く、強い力で咀嚼したり、落としたりすると割れてしまうことがあります。 これに対し、コバルトクロム床義歯は頑丈なため、破損などのリスクが少ないです。 一度破損した入れ歯は、基本的にそのまま使用することができないため、修理や再作製を行う必要があります。 つまりコバルトクロム床義歯は、修理や再作製の手間、費用を削減できる入れ歯だということです。 食事がしやすくなる 食事がしやすくなるという点も、コバルトクロム床義歯の大きなメリットです。 コバルトクロム床義歯は土台部分が薄いことから、口の中が広く感じます。 このことから舌を動かしやすく、食事の際の不便さは大幅に軽減されます。 また金属が使用されているコバルトクロム床義歯は、熱伝導率が高いです。 熱伝導率が高ければ、熱いものを熱く、冷たいものを冷たく感じやすくなるため、必然的に食事の美味しさはアップします。 ちなみに熱伝導率の高さは、熱さを正確に感知し、火傷を防止することにもつながります。 清潔に保ちやすい コバルトクロム床義歯は、レジン床義歯と比較すると清潔に保ちやすいです。 なぜなら、ブラッシングや洗浄がしやすいからです。 レジンはプラスチックであるため、ある程度汚れや細菌が付着しやすく、毎日メンテナンスしていても徐々に劣化は大きくなります。 一方、コバルトクロム床義歯は金属であり、レジンよりも汚れが付着しにくいです。 そのため、毎日欠かさずメンテナンスを継続していれば、大きな劣化が見られる心配は少ないです。 ちなみに最低限のメンテナンスで清潔さを保てるということは、入れ歯を使用する方の手間を減らすことにもつながります。 コバルトクロム床義歯の注意点 コバルトクロム床義歯は、原則保険の対象外になります。 こちらは製作するのに熟練した技術が必要なこと、高価な材料を使用していることなどが理由です。 さらに作製の難易度が高いことから、万が一破損してしまった場合は修理が難しくなります。 破損の程度がひどい場合、一から作製し直さなければいけないこともあります。 またコバルトクロム床義歯には、レジン床義歯にはない金属アレルギーのリスクがあります。 金属アレルギーを発症すると、入れ歯が接触する粘膜や舌が白く変色したり、違和感を覚えたりします。 場合によっては、舌に激しい痛みや灼熱感をおぼえることも考えられます。 そのため、コバルトクロム床義歯を作製する前には、事前に皮膚科でパッチテストなどの検査を受けることをおすすめします。 ちなみに、コバルトクロム床義歯のバネ部分は小さく目立ちにくいですが、全体的な目立ちやすさはレジン床義歯より高いと言えます。 目立ちにくいような設計で金属を使用するため、極端に見た目が悪くなることはありませんが、ピンク色をした入れ歯よりは目立ちやすいです。 まとめ 入れ歯を選ぶ際には保険が適用されるかどうか、部分入れ歯か総入れ歯かなど、さまざまな点を種類ごとに比較する必要があります。 そうしなければ、オーダーメイドだったとしても患者さん自身が求める入れ歯はなかなか手に入りません。 またレジンやコバルトクロム、チタンなど、いくつかある素材のメリットやデメリットを把握し、比較検討することも大切です。

2024.11.05

【川崎の歯医者】インプラント治療で使用するCTスキャンとは?

現在歯科クリニックで行われているインプラント治療は、60年近い歴史を誇ります。 こちらは患者さんの歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を被せるというものですが、治療の前にはCTスキャンが用いられます。 今回は、インプラント治療で使用するCTスキャンについて解説します。 CTスキャンの概要 CTスキャンとは、歯科用CTと呼ばれる機器によって行われる検査のことをいいます。 歯科用CTは、さまざまな方向からX線を照射し、口内もしくは口腔周辺を撮影する機器です。 インプラント治療だけでなく、歯周病の進行具合をチェックしたり、親知らずを抜歯する前の診断を行ったりするときにも使用されます。 またCTには歯科用と医科用がありますが、これらは異なるものです。 医科用CTは寝台に患者さんが横たわった状態で撮影しますが、歯科用CTは立ったままもしくは座ったままの状態で撮影します。 さらに、歯科用CTは歯科用レントゲンとも異なるものです。 レントゲンの撮影は2次元の平面画像ですが、歯科用CTは3D画像であるため、よりリアルな患者さんの口内状況を把握できます。 なぜインプラント治療ではCTスキャンが必要なのか? インプラント治療の安全性を確保するにあたって、CTスキャンはなくてはならない工程です。 なぜなら、CTスキャンによって顎の骨の状態を把握できるからです。 インプラント治療では、顎の骨に直接人工歯根を埋め込んで固定します。 そのため、骨の状態が悪いと人工歯根が安定せず、治療が失敗に終わってしまう可能性があります。 事前にCTスキャンを行っていれば、顎の骨の立体的な形、神経の位置や骨密度などの詳細なデータが取得できます。 こちらはインプラント治療の成功率や安全性を飛躍的に高めます。 ちなみに、CTスキャンはインプラント治療の前だけでなく、後にも行われるのが一般的です。 治療後のCTスキャンは、術前と術後における顎の骨の状態を比較するために行われます。 術後も骨に問題がないことが確認されれば、そのまま人工歯根が定着し、天然歯に近い歯を手に入れることができます。 歯科用CTには患者さんの負担が少ないというメリットも 歯科用CTによるCTスキャンには、インプラント治療の精度を高めることだけでなく、患者さんの身体の負担が少ないというメリットもあります。 直接切開をして骨の状態をチェックする場合とは違い、CTスキャンの照射時間はわずか数秒程度であり、痛みなどの心配もありません。 撮影された画像からインプラントの形状も決定できるため、トータルの通院時間を減らし、患者さんの体力的な負担を軽減します。 またCTスキャンではX線が使用されますが、歯科用CTは医科用CTと比べて被ばく量が少ないです。 具体的には、年間の被ばく限度量が医科用CTの1/10~1/100に抑えられています。 つまりCTスキャンは、安全な治療を提供したい歯科クリニック側、安全な治療を受けたい患者さん側の両方にメリットがあるということです。 CTスキャンを行わずにインプラント治療を受けるとどうなる? もし事前にCTスキャンを行わず、インプラント治療を受けてしまうと、口腔周辺の組織においてさまざまなトラブルが発生します。 具体的には骨や神経、血管などにおけるトラブルです。 インプラント治療において非常に重要なのは、顎の骨のどの位置に人工歯根を埋入するかです。 埋め込む位置が悪いと、骨の中にある神経に触れてしまい、治療後の痛みや麻痺などが生じることがあります。 もちろん血管を傷つけてしまった場合、大量出血のリスクもあります。 前もってCTスキャンを行っていなければ、このようなトラブルが現実的に起こり得ます。 そのため、必ずCTスキャンを行った上でインプラント治療を行わなければいけません。 ちなみに、歯科クリニック側からCTスキャンを受けないことを勧められることはありませんが、自院に歯科用CTを導入していないところは存在します。 こういった歯科クリニックは、基本的に歯科用CTを完備している病院と連携を取っていることが多いです。 サージカルガイドを併用している歯科クリニックがおすすめ 歯科クリニックでインプラント治療を受けるのであれば、CTスキャンとサージカルガイドを併用しているところがおすすめです。 サージカルガイドは、人工歯根の角度や位置をより正確に再現するためシミュレーションをしたものをもとにマウスピースを作製し、ドリル位置を決定するというものです。 こちらはインプラント治療のアシストに用いられるもので、治療中もガイドの通りにドリルが使用できるため、迷うことなく人工歯根を埋入できます。 つまり治療の安全性、効率性を同時に高められるということです。 まとめ インプラント治療を受ける歯科クリニックを決定する際、費用を重視するという方は多いかと思います。 もちろん、費用も重要な判断材料ではありますが、安さだけを求めてインプラント治療を受けるのは危険です。 やはりCTスキャンやサージカルガイドなど、治療の安全性を高めるための取り組みが充実していなければ、思い通りの仕上がりにならないことがあります。

2024.11.02

【川崎の歯医者】PMTCのメリットや注意点について

歯科クリニックは虫歯や歯周病など、口内疾患を治療するだけの場所ではありません。 口内で発生するトラブルを防ぐために、日頃から定期検診を受ける場所でもあります。 また歯科クリニックの定期検診では、PMTCというメニューを受けることが可能です。 今回はPMTCの概要やメリット、注意点について解説します。 PMTCの概要 PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、文字通りプロフェッショナルによって行われる歯の清掃です。 自宅でのブラッシングだけでは、どうしても取り切れない汚れが出てきます。 PMTCでは、このような汚れを歯科医師や歯科衛生士の特殊な技術と器具によって取り除きます。 クリーニングのため痛みはほとんどなく、歯科クリニックでの施術が苦手な方でも比較的受けやすいです。 PMTCのメリット PMTCには主に以下のようなメリットがあります。 ・虫歯予防につながる ・審美性の高い歯が手に入る ・口臭を軽減できる 各メリットについて詳しく説明します。 虫歯予防につながる PMTCを受けることにより、ブラッシングでは落とせない虫歯の原因となる細菌の塊を除去できます。 そのため、虫歯予防につながります。 またPMTCには、歯の表面に形成された微細なキズをなめらかにする効果もあります。 これによって歯の表面がツルツルになり、プラークが付着しにくくなるため、ブラッシングとあわせれば簡単に虫歯ができることはありません。 審美性の高い歯が手に入る PMTCを定期的に受けることにより、審美性の高い歯が手に入ります。 毎日欠かさずブラッシングをしていても、歯には少しずつ汚れや黄ばみが蓄積していくものです。 PMTCを受ければ、自然な歯の輝きを取り戻すことが可能です。 そのため歯の汚れが気になってうまく笑えなかったり、コミュニケーションを取る機会が減ったりしている方でも、自信を持って毎日を過ごすことができます。 口臭を軽減できる PMTCには、口臭を軽減できるというメリットもあります。 こちらは口内の細菌の数を大幅に減らせることが理由です。 口臭を発する原因は、主に口内の細菌がつくりだす揮発性のガスです。 PMTCにより、細菌をくまなく除去することにより、ガスの発生を抑えて口臭を予防することができます。 そのため、口臭の自覚症状がある方や、周囲に指摘されたことのある方にはおすすめです。 PMTCの注意点 非常に高精度な歯のクリーニングであるPMTCですが、実際受ける際には以下のような注意点があることを理解しておきましょう。 ・費用は患者さんの自己負担になる ・施術後に痛みが出ることがある ・施術に時間がかかる 各項目について詳しく説明します。 費用は患者さんの自己負担になる 残念ながら、PMTCは保険が適用されない自由診療の施術です。 歯科クリニックで保険が適用されるのは、あくまで疾患を治療した場合のみです。 PMTCは治療ではなく予防が目的のため、保険の適用外になります。 また自由診療ということは、患者さんが費用を全額負担しなければいけないということです。 歯科クリニックによって金額に違いはありますが、一般的には5,000~15,000円程度はかかると考えておきましょう。 もちろん、複数回通う場合はさらに費用が高額になります。 施術後に痛みが出ることがある PMTCは、施術中の痛みがほとんどないことがメリットです。 しかし、施術後には歯がしみるような症状が出ることがあります。 こちらは、PMTCによって歯の表面からプラークや歯石が取り除かれ、露出した歯質が一時的に敏感になることが理由です。 特に冷たいものや甘いものについてはしみる可能性が高いため、摂取する際には注意しなければいけません。 ただし、知覚過敏の症状が永遠に続くわけではありません。 一般的には、PMTCを受けてから2~3日経過すれば、自然と症状は軽くなっていきます。 施術に時間がかかる PMTCは高精度のクリーニングではありますが、施術にはある程度の時間を要します。 なぜなら、1本1本の歯を丁寧にクリーニングしていく施術であるからです。 具体的には1回の施術で30~60分程度かかるケースが多く、歯科クリニックに通う時間をなかなか確保できない方は、面倒に感じることがあります。 さらに歯科クリニックに苦手意識を持っている方は、精神的な負担が大きくなりますし、単純に長い間口を開け続けるのは体力の消耗にもつながります。 特に喫煙をしている方や色の濃いものを頻繁に食べる方、セルフケアが不十分な方などは、施術の時間がかかりやすい傾向にあります。 場合によっては、60分以上かかることも少なくありません。 またPMTCは、一度の施術だけでは完全にキレイにならないことも多いです。 もし一度の施術で十分な効果が得られなかったのであれば、その後も継続して歯科クリニックに通う必要があります。 まとめ PMTCによる歯の清掃は、患者さんのセルフケアとあわせて行うことにより、さらに大きな効果を発揮します。 また虫歯や口臭の予防だけでなく、歯の見た目をキレイにすることにもつながるため、審美歯科治療としても魅力的です。 一方、費用や施術に関する問題がないわけではないため、あらかじめ理解した上で施術を受けるようにしてください。

2024.10.31

【川崎の歯医者】根管治療の難易度が高いのはなぜ?

根管治療は、歯の内部に侵入した虫歯菌を除去する治療であり、重度にまで進行してしまった虫歯に適用されます。 しかし根管治療は難易度が高く、一度治療を受けても再びトラブルが生じ、治療を受け直さなければいけないこともあります。 今回は、なぜ難易度が高いのかを中心に解説します。 根管治療の成功率について 日本における根管治療の成功率は、30~50%程度と言われています。 言い換えると、50~70%は失敗するということです。 根管治療では虫歯菌に侵された神経などを除去し、キレイに消毒をしていきますが、虫歯菌の取り残しなどが生じると、再び感染を引き起こしてしまいます。 また失敗した場合は再根管治療が必要になりますが、こちらは初回の治療よりもさらに成功率が低いというデータがあります。 熟練の技術を持つ歯科医師をもってしても、これほどまでに難しい治療はなかなかありません。 根管治療の難易度が高い理由 根管治療のおよそ半分が失敗してしまう理由としては、主に以下のことが挙げられます。 ・歯の内部の構造が複雑だから ・人によって根管の構造が違うから ・日本の専門性が低いから 各項目について詳しく説明します。 歯の内部の構造が複雑だから 歯の内部は非常に複雑な構造をしていて、こちらが根管治療の難易度が高めています。 歯髄(歯の神経)がある歯髄腔は、髄室と根管という2つの部分に分けられます。 髄室は歯冠部(歯の頭の部分)、根管は歯茎の中の根っこの部分にあります。 また髄室から根管孔という根管に通じる入口があり、そこからおよそ12mmにわたってトンネルのような構造が続きます。 そしてその先に、歯髄の歯への出入口である根尖孔があります。 さらにトンネルの部分については、右に左に曲がりくねっていることも少なくありません。 このような構造であることから、歯冠部から根尖孔まで器具を入れて到達させるには、相当な技術と時間を要します。 人によって根管の構造が違うから 先ほど歯の内部の複雑な構造について解説しましたが、こちらはどの患者さんも同じというわけではありません。 人によって構造が違うことも、根管治療の難易度を高めている理由の一つです。 歯の根の形状は、緩やかに曲がっていることもあれば、大きくクネクネと曲がっていることもあります。 そのため、歯科医師は毎回難易度の異なる治療を行わなければいけません。 特に難しい症例ばかりを経験している歯科医師であれば、対応力は高いことが予想されますが、そうでなければ経験を積んでいる歯科医師でも失敗する可能性は十分にあります。 日本の専門性が低いから 日本は海外諸国に比べて、根管治療の専門性が低いです。 つまり専門医や認定医が不足していることから、難易度が高くなっているということです。 根管治療自体は決して特殊な治療ではありません。 基本的には、どこの歯科クリニックでも受けることができます。 しかし、歯科先進国の一つであるアメリカと比較すると、日本の根管治療の技術は遅れを取っていると言われています。 例えばアメリカの歯科クリニックには根管治療の専門医が在籍し、治療は主治医と連携して行うのが一般的です。 また根管治療の精度をアップさせるマイクロスコープ、ラバーダムなどについても、導入率が極めて高いです。 一方日本の根管治療は、専門技術や専門の器具などの環境がそれほど整っていないため、失敗するケースも多く見られます。 根管治療が失敗するとどうなる? 根管治療が失敗すると、強い歯の痛みに襲われることがあります。 最初は何となく痛みを感じる程度であり、徐々に何もしていなくても強い痛みを感じる状態にまで進行していきます。 また他にも顔が腫れたり、細菌が取り切れなかったことによって膿が出てきたりすることも考えられます。 ちなみに治療後の痛みを感じなかったとしても、根管に膿が溜まって炎症が起こると、歯が浮いたような違和感を覚えることがあります。 それでも根管治療を受けるべき理由とは? 根管治療の成功率は決して高くありませんが、虫歯が重度にまで達している場合、必要性はとても高くなります。 なぜなら、抜歯を回避できるからです。 根管治療では神経を除去しますが、天然歯はそのまま残すことができます。 現在では失った歯をカバーする治療として、インプラントやブリッジなど質の良いものが増えていますが、いずれも天然歯に勝るものではありません。 また根管治療を受けなかったとしても、痛みを我慢し続け、いずれは抜歯をするしかありません。 残せる歯は残した方が良いというのが一般的な考えであるため、多くの歯科クリニックは安易に抜歯をせず、根管治療を推奨します。 まとめ 虫歯は発症させないことが一番ですが、一度発症してしまったものについては、初期段階でない限り治療を受けなければ治りません。 また虫歯の自覚症状があるにもかかわらず放置していると、なおさら治療の必要性は高くなります。 そのため何らかの理由で虫歯が進行してしまった方は、根管治療を受けて症状を改善させ、場合によっては再根管治療も受ける必要があります。

2024.10.30
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