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お知らせ

【川崎の歯医者・口腔外科治療】入れ歯がすぐ外れるのはなぜ?

入れ歯はしっかりと口内に固定されることにより、初めて咀嚼や発音などの機能をサポートしてくれます。 また歯科クリニックで作製した入れ歯は、本来しっかり固定されるはずですが、中にはすぐに外れてしまうという方もいます。 今回は、なぜ入れ歯が外れやすくなるのかについて解説します。 入れ歯がすぐ外れる原因5選 しっかり型取りを行ったにもかかわらず、頻繁に入れ歯が外れてしまう場合、以下の原因が考えられます。 ・金具が緩い ・入れ歯のサイズが大きい(小さい) ・骨が変化している ・入れ歯が摩耗している ・細菌による変質が起こっている 各項目について詳しく説明します。 金具が緩い 入れ歯を作製してから日が経っていないにもかかわらず、すぐに外れてしまう場合、金具が緩い可能性があります。 部分入れ歯の場合、隣り合う天然歯にクラスプと呼ばれる金具をひっかけ、入れ歯を安定させますが、こちらが緩いとポロッと取れてしまうことがあります。 また入れ歯の作成からある程度時間が経過している場合、クラスプが経年劣化によって変形し、入れ歯が固定されなくなっている可能性もあります。 いずれにせよ、歯科クリニックで早急に調整してもらわなければいけません。 入れ歯のサイズが大きい(小さい) 総入れ歯がすぐに外れてしまう場合、入れ歯のサイズが大きめもしくは小さめになっていることが考えられます。 総入れ歯は部分入れ歯とは違い、裏面を歯茎に吸着させることで固定されます。 しかし、入れ歯が歯茎を覆う部分が大きすぎると、粘膜のよく動く部分にまで吸着してしまい、咀嚼や発音のたびにずれたり外れたりします。 また、逆に歯茎を覆う部分が小さすぎる場合も、うまく吸着せずに外れやすくなることがあります。 骨が変化している 長期間使用していた入れ歯が以前よりも外れやすくなったという場合、患者さんの骨が変化している可能性があります。 人は年齢を重ねるにつれて、徐々に顔や身体の変化が出てきます。 例えばシワが増えたり、筋肉が衰えたりといった変化です。 またこのような変化は口内でも起こります。 骨は新陳代謝を繰り返し、古いものと新しいものが入れ替わっていますが、年齢を重ねると新しい骨が作られるが遅くなり、顎の骨や歯茎は徐々に痩せていきます。 これにより、入れ歯と口内組織の間に隙間ができ、固定されにくくなってしまいます。 あまりにも頻繁に外れる場合、現在の口内状況にあわせて新しい入れ歯をつくり直さなければいけません。 入れ歯が摩耗している 顎の骨や歯茎に変化がなかったとしても、入れ歯が経年によって摩耗している場合は固定されにくくなります。 人の歯は、気付かないうちに食事によって少しずつ摩耗しています。 こちらは入れ歯にも言えることであり、頻繁に硬いものを噛んだりすり潰したりしている場合、より摩耗するのは早くなります。 また入れ歯の摩耗は、短期間ではほとんど気付かないほどの変化ですが、時間が経てば経つほど自覚しやすくなります。 気付いた頃には、噛み合わせが悪くなるほど変化していることもあります。 細菌による変質が起こっている 入れ歯がすぐ外れる原因としては、口内に潜む細菌による変質も挙げられます。 特に注意したいのは、カンジダなどの菌類です。 入れ歯は天然歯と同じくプラークや細菌が付着しますが、このとき付着するカンジダなどの菌類は入れ歯の床部分の素材に入り込み、形状を変えることがあります。 また唾液に含まれるカルシウムなどが付着し、きちんと取り除けていない場合、歯石のように沈着することも考えられます。 このような状態の入れ歯をそのまま装着すると、歯茎との接触部分で炎症が起こり、なかなか固定されなくなってしまいます。 すぐ外れる入れ歯を使い続けるとどうなるのか? すぐに外れてしまうにもかかわらず、調整せずに入れ歯を使い続けることにより、以下のようなデメリットが生じます。 ・粘膜にキズが付く ・天然歯の寿命が短くなる ・顎関節症になる すぐに外れてしまうような入れ歯は、口内で激しく動いたり、変な部分に負担がかかったりします。 そのため使い続けると徐々に粘膜と擦れ、傷つけてしまったり、口内炎ができたりする原因になります。 またすぐに外れる入れ歯を使用することは、天然歯の寿命を縮めることにもつながりかねません。 合っていない入れ歯は、入れ歯を支えるための天然歯に対し、大きな負担をかけることになります。 厳密に言うと、通常の状態であっても天然歯には土台としての負担がかかるため、すぐ外れるような入れ歯はさらに負担が大きくなります。 ちなみに、合わない入れ歯は片方の顎に負担が偏り、顎関節症を発症させるリスクも高めます。 まとめ 入れ歯は歯科医師、歯科技工士によって丁寧にオーダーメイドされるものですが、100%患者さんに合ったものがつくれるとは限りません。 作製直後であっても、何らかのトラブルで装着時の違和感を覚えることはあります。 また入れ歯は使用すればするほど問題が生じやすいため、日頃からメンテナンスを受けることを習慣づけておきましょう。

2024.08.17

【川崎の歯医者・口腔外科治療】保険診療・自由診療の入れ歯の特徴

歯を失った方のポピュラーな治療法である入れ歯には、保険診療で作成するものと自由診療で作成するものがあります。 またどちらを選択するかについては、各入れ歯の特徴を把握してから決定すべきです。 今回は、保険診療・自由診療の入れ歯のメリット・デメリットをそれぞれ解説します。 保険診療の入れ歯のメリット ここでいう保険診療の入れ歯とは、主にレジンで土台を作製するレジン床義歯を指しています。 こちらのメリットは以下の通りです。 ・安く短期間で作製できる ・修理しやすい 保険診療の入れ歯における最大のメリットは、やはり安く作製できるという点です。 部分入れ歯の場合、3割負担で5,000~10,000円程度、総入れ歯でも10,000~15,000円程度で作製できます。 また保険診療の入れ歯は、完成までにかかる期間も短いです。 一度歯を失うと、早めに対処しなければ歯並びが悪化しますが、保険診療の入れ歯であればそのような心配は少ないです。 ちなみに保険診療の入れ歯はレジンで作製されるため、修理がしやすく、トラブルが発生しても迅速に解決できます。 保険診療の入れ歯のデメリット 保険診療の入れ歯のデメリットとしては、主に以下の点が挙げられます。 ・審美性が低い ・口内の違和感が出やすい ・口内でトラブルが起こりやすい ・食事の温度を感じにくい 保険診療の入れ歯は、クラスプと呼ばれる留め具の部分に金属を使用しています。 そのため、口を開けたときに金属部分が見えてしまうことがあります。 また保険診療の入れ歯で使用されるレジンは、耐久性があまり高くありません。 こちらの強度を高めるために、義歯床部分を厚くする必要がありますが、厚みが増すことによって口内の違和感が出やすくなります。 さらに、保険診療の入れ歯は歯に留め具がかかることから、食べカスが挟まりやすく、不衛生になりやすいです。 その上、入れ歯の内側にも食べカスが入り込みやすいため、メンテナンスを怠っていると虫歯や歯周病などのリスクは高まります。 ちなみに、保険診療の入れ歯を装着する場合、食事の温度を感じにくくなることもあります。 特に保険診療の総入れ歯は、上顎部分が分厚い義歯床で覆われてしまうため、食べ物の温度だけでなく、食感や味覚の感受性も低下しがちです。 これにより、意図せず火傷を負ったり、食事の楽しみが減少したりすることも考えられます。 自由診療の入れ歯のメリット 自由診療の入れ歯には、チタン床義歯やコバルトクロム床義歯、ノンクラスプデンチャーやマグネットデンチャーなどが該当します。 これらの入れ歯のメリットは以下の通りです。 ・審美性が高い ・装着感が良い ・一人ひとりに合った入れ歯を作製できる ・残存歯に負担をかけにくい 自由診療の入れ歯は、クラスプを目立たないようにしたり、厚みを抑えたりすることができるため、審美性に優れています。 さらに使用する素材によっては、強度を維持しつつ、薄い入れ歯を作製できます。 そのため、食事や会話のときの違和感が少なく、快適に使用できます。 また自由診療の入れ歯は、患者さん一人ひとりに合ったものが作製できます。 なぜなら、型取りの段階から緻密に作製でき、素材や材質の種類も豊富であるからです。 例えば長く入れ歯を使用したい方には、レジンより頑丈な素材の入れ歯が向いていますし、審美性を極限まで高めたいのであれば、ノンクラスプデンチャーがおすすめです。 ちなみに、自由診療の入れ歯は残存歯への負担も少なくなります。 部分入れ歯の場合、残っている歯に金具をかけますが、自由診療の入れ歯は高い強度によってしなりを防ぎやすくなり、歯にかかる力を分散させることができます。 このことから、残った健康な歯への負担を減らすことが可能です。 自由診療の入れ歯のデメリット 自由診療の入れ歯はどれも非常に優れた機能性を持っていますが、以下のようなデメリットもあります。 ・コストがかかる ・作製に時間がかかる 自由診療の入れ歯は、保険が適用されないため、作製費用は患者さんの10割負担になります。 そのため、保険診療の入れ歯と比べると確実にコストがかかります。 こちらは質の高い素材を使用することや、作製前の治療、細やかな調整に時間を費やすことなどが理由です。 もちろん、患者さんが徹底的に素材にこだわる場合、数十万円単位のコストが発生することもあります。 また自由診療の入れ歯はこだわりを持って作製されることから、完成までに時間がかかるケースも多いです。 作製後の修理や調整に関しても、保険診療の入れ歯と比べて時間がかかったり、難易度が高くなったりする可能性が高いです。 まとめ 「とにかく安く済ませたい」という理由で保険診療の入れ歯を選んだり、「とにかく良い入れ歯が欲しい」という理由で自由診療の入れ歯を選んだりするのは良くありません。 保険診療か自由診療かを決定する際には、双方のメリット・デメリットを事細かく把握することが大切です。 一つの理由だけで選んでしまうと、装着後に使いにくさを感じたり、想像以上に費用がかさんだりする原因になります。

2024.08.16

【鶴見・川崎の歯医者】麻酔法の種類について

歯科医院で行う治療には痛みがあるものも多くあるため、歯科治療を嫌がる人もいるでしょう。 痛みが嫌で歯科治療を受けたくないという人には、麻酔を使用して歯を削ったり歯周病の原因となる歯石を除去したりしますが、麻酔法にはいくつかの種類があります。 治療を受ける際は、どのような麻酔法が利用されるのか、解説します。 一般的な麻酔の方法 歯科医院で歯を削る治療を行う場合、麻酔をすることがあります。 一般的な麻酔には、どのようなものがあるのでしょうか? 最も多く行われているのが、部分麻酔という一部分だけに効果がある麻酔で、浸潤麻酔とも呼ばれています。 虫歯の治療で使用する場合は、歯茎に注射して薬剤を注入することで、注射した部分を中心に麻酔の効果が現れることが特徴です。 部分麻酔は一部の感覚だけがなくなり、他の部分には影響がないため、麻酔が切れるまでの間は唇や頬を噛みやすくなります。 部分麻酔をかける際の注射も痛みが強いため、麻酔の針の痛みを軽減するために表面麻酔をかけることも多いでしょう。 表面麻酔は、液体やジェル状の麻酔薬を歯茎の表面に塗布することで、針を刺す痛みを軽減するというものです。 一般的な歯科治療で行われるものであるため、どこの歯科医院でも取り扱っていますが、完全に痛みをなくすことはできません。 なお、表面麻酔と部分麻酔に加え、電動麻酔を使用すると痛みはより軽減されます。 麻酔の注射の痛みは、麻酔を注射する際の速度に左右されます。 電動麻酔はコンピューター制御によって一定の速度でゆっくりと注射することで痛み軽減することが可能です。 ただし、どの歯科医院でも用意しているわけではないことに注意が必要です。 さらに、麻酔液の温度も痛みに影響します。 痛みを緩和するポイントとなるのは、麻酔液の温度を人肌に近づけることです。 麻酔液が冷たいままだと麻酔を注射したときに痛みが強くなります。 そのため、麻酔液を温めなければなりませんが、専用のウォーマーが必要です。 無痛治療を行っていない歯科医院では置いていないケースが多いでしょう。 麻酔の種類による無痛治療 以前は浸潤麻酔を使用するケースがほとんどでしたが、近年では他のさまざまな麻酔法を使用して治療するケースも増えています。 最も安全性が高い方法が全身麻酔法で、浸潤麻酔では暴れる可能性が高い子供や、極端に歯医者が嫌いという人に対して行います。 全身麻酔は完全に意識がない状態で治療を行うため、患者のストレスを大幅に軽減できるのはもとより、患者が急に動くなど予期せぬ事故が起こるリスクを防止できるのです。 しかし、全身に麻酔をかけるには麻酔の量が多くなり、身体にかかる負担も大きくなってしまいます。 通常、全身麻酔による歯科治療は歯科医院ではなく、大学病院や総合病院で行う複雑な治療に限られます。 歯科治療でよく行われているのが、静脈内鎮静法という方法で、点滴剤に鎮静剤を混ぜて投与することで眠ったような状態にします。 インプラントを複数本まとめて治療する場合などにも用いられる方法で、鎮痛効果が収まるには何時間もかかるため、治療後は安静にしていなくてはいけません。 鼻から麻酔薬を吸入して麻酔をかける、笑気麻酔という方法もあります。 亜酸化窒素とも言われる麻酔薬を使用し、全身麻酔の際にも使用することがある方法です。 笑気麻酔は、単体ではあまり効果が高くないため、他の薬と併用することも多いでしょう。 鼻から吸入するため、注射や点滴による麻酔と比較すると簡単に行うことができます。 吸入を止めると数分で麻酔の効果が切れるため、すぐに動くことができるでしょう。 親知らずの抜歯の際に行う、伝達麻酔という方法もあり、下の親知らずが骨の奥に埋まっている場合などに抜歯するために行います。 骨に埋まった親知らずは、麻酔をかけても効果が得られないことも多いため、痛みが残りやすいのです。 伝達麻酔は、顎の半分にだけ麻酔の効果が及ぶもので、およそ6時間効果が継続します。 麻酔が切れるまでの間は感覚がなくなっているため、注意が必要です。 伝達麻酔は、麻酔が効きにくい場所でも少量の麻酔で効果を得ることができ、痛みを取り除けるというメリットがあります。 しかし、一度かけた麻酔が切れるまでは時間がかかり、ごくまれにではありますが神経に傷がついてしまうケースもあるため、注意が必要です。 静脈内鎮静法と笑気麻酔、伝達麻酔は取り扱っている歯科医院が限られているため、虫歯の治療で浸潤麻酔以外の麻酔法を希望してもできるとは限りません。 歯科医院によっては、一部の方法だけを扱っているケースもあるため、希望の方法がある場合は事前に確認してください。 まとめ 痛みを極力抑えて歯科治療を行うために麻酔を使用しますが、麻酔法にはさまざまな種類があります。 一般的な歯科治療で扱うのは部分麻酔と表面麻酔ですが、部分麻酔でも電動麻酔という方法であれば痛みを抑えることができます。 全身麻酔は扱っている歯科医院が少ないのですが、確実に痛みを抑えることができるでしょう。 静脈内鎮静法や笑気麻酔、伝達麻酔は、一部の歯科医院で全て、あるいは一部だけを扱っています。

2024.08.15

【鶴見・川崎の歯医者】伝達麻酔法について

歯科治療で歯を削るときは麻酔をかけてから行いますが、取り扱う麻酔の種類は一つではありません。 治療内容や症状に応じて適切な麻酔法を使い分けることになります。 今回解説するのは、麻酔法の一種である伝達麻酔法です。 伝達麻酔法の内容と、どのような時に使用されるのか解説します。 伝達麻酔法とは? 歯科医院で扱う麻酔にはさまざまな種類があります。 伝達麻酔という神経の周辺に注射して神経伝達をブロックする注射も、歯科医院で行うことがある麻酔法です。 伝達麻酔は、口の奥の方を通る下顎神経に分かれている三叉神経という神経の支流がある、下顎神経の近くに注射を打ちます。 神経周囲に麻酔することで痛みを感じなくなり、舌や下唇など広い範囲に長時間効果が発揮されるのです。 麻酔が切れるまで3~6時間かかり、また神経の付近に注射をするため、しばらく下顎がしびれたような感覚が残ることもありますが、数日経過すればしびれは消えます。 浸潤麻酔と同じように注射をして麻酔をかけますが、麻酔の対象となるのがブロックした神経から末端に至るまでの神経であるため、より強い効果が得られる麻酔法といえるでしょう。 ブロックされる範囲は最小限に留まるため、呼吸や循環には基本的に影響せず、運動機能に対する制限も限定的です。 また、抗凝固薬や抗血小板を服用している場合でも、伝達麻酔をかけることは可能で、影響を与えることはありません。 主に使われる治療は? 伝達麻酔が主に使われる治療として挙げられるのが、親知らずの抜歯です。 ただし、どの親知らずでも使われるわけではなく、主に下の親知らずにだけに使われます。 一般的な歯科治療の麻酔は浸潤麻酔という、歯肉に針を指して骨に麻酔液を浸透させるという麻酔法で、歯肉の治療にも同様に行います。 歯肉には麻酔液が直接注入されているため確実に効果が出ますが、歯の治療では骨に浸透させる必要があるため、麻酔が効きづらいケースも少なくありません。 多くの場合、効きにくいケースは歯根の位置や骨の厚み等に問題があります。 歯根は、大部分が頬側にあるため、麻酔を頬側に打てば効果は得られますが、下の奥歯については異なります。 下の奥歯は、歯根の先端部分が骨の中央から舌側にあることが多いため、骨の厚みによっては頬側に打っても効きづらいづらいことがあるのです。 また、下の親知らずの手前にある下顎第二大臼歯は、骨が他の歯より2倍以上厚いため、麻酔の効果が得られにくくなります。 たとえば浸潤麻酔の場合、骨の中に麻酔液を浸透させるために麻酔液の量を増やしても、効くまでに時間がかかるでしょう。 また、一度痛みを感じると麻酔の効果が発揮されません。 痛みを感じず、麻酔が効くまでの時間を短くして治療したいという人は、伝達麻酔を受けて治療する必要があるのです。 浸潤麻酔は神経の末梢にしか効果がありませんが、伝達麻酔であれば浸潤麻酔よりも中枢の神経まで麻酔の効果を発揮します。 中枢の神経まで麻酔の効果が得られるのならば、末梢神経に麻酔が効きづらいとしても、もっと根本の部分に対する効果があるため、問題はありません。 歯科医は一般的に、下顎孔伝達麻酔という方法を用いますが、麻酔効果を得るために神経の近くに注射する際、神経や血管に刺してしまうケースがあります。 神経に注射すると神経麻痺がおこる可能性があります。 また、大きな血管に麻酔液を注入すると血中濃度が急激に上がるため、中毒や血管損傷のリスクが高まるのです。 このような理由から、近年では下顎孔伝達麻酔は避けられ、別の方法で注射するケースが増えています。 伝達麻酔法がおすすめの人 伝達麻酔はどのような人にでもおすすめの麻酔法というわけではありません。 伝達麻酔がおすすめの人は、呼吸や循環に不安があったり、関連する持病があったりする人です。 伝達麻酔は意識がある状態で行うもので、局所麻酔のための麻酔液を使用することから全身への影響が少なく、呼吸や循環も安定したままになります。 全身麻酔と比べて安全性が高く、術後も速やかに回復できるため、手術に対する身体、精神のストレスが少ないという点もメリットです。 手術を受けることに不安が強い人、術後にすぐ動きたい人などには、伝達麻酔による治療がおすすめです。 しかし、浸潤麻酔より効果が高い分、副作用が起こる可能性も高くなるため、心臓の持病がある人などにはおすすめできないこともあります。 まとめ 伝達麻酔は、神経をブロックして麻酔をかける麻酔法で、歯の周辺の末梢神経だけではなくより中央に近い神経まで麻酔の効果を 及ぼすため、痛みを感じるケースが少なくなります。 主に下の親知らずを抜歯する際に行われる麻酔法で、上の親知らずの抜歯には使えないことも多いでしょう。 全身麻酔よりも安全性が高いのが特徴ですが、浸潤麻酔より効果が高いため、心臓の持病などがある場合は受けられないこともあります。

2024.08.14

【鶴見・川崎の歯医者】麻酔に適さない人の特徴

歯科治療を受ける際は麻酔を使用することが多いのですが、中には麻酔に適していない人もいます。 麻酔に適していない人とは、麻酔が効きにくい人や麻酔を受けることで具合が悪くなる人などを指しますが、麻酔が効きにくい場合はどのような原因があるのでしょうか? 麻酔が効きにくい原因について解説します。 麻酔が効きにくい原因①治療部位 歯科治療で麻酔をかけるのは、歯を削ることで神経に刺激が伝わるケースです。 したがって、麻酔は神経に対してかけることになります。 しかし、歯の神経は歯の中央部にあり、周囲は硬い歯に囲まれているため、直接麻酔を到達させることはできません。 歯科治療の麻酔は、一般的に浸潤麻酔という局所麻酔で、歯の近くの歯茎に麻酔薬を注入して歯の根の先から神経まで浸透させていきます。 しかし、神経まで麻酔薬が届きにくいケースがあるため、麻酔が効かないケースがあるのです。 麻酔が効かない原因として、まずは治療する場所の問題があります。 特に下顎は上顎よりも骨の密度が高いため、麻酔が効きにくくなります。 さらに奥歯の場合、分厚い骨により周囲が覆われているため、下顎の親知らずを抜歯するときは、伝達麻酔など別の麻酔法でなければ痛みを抑えられないこともあるでしょう。 また、歯の痛みが強かったり、強い炎症が起こっていたりする場合には、麻酔をかけても歯の周辺組織が酸性になっていて効きづらいことがあります。 麻酔薬は、周辺組織のpHが酸性に傾いていると効きづらくなるという性質があるため、炎症や痛みがあると効果が弱まってしまうのです。 抜歯予定の歯の周辺に強い腫れがある場合は麻酔が効きづらいため、抗生物質を服用して腫れが引いてから抜歯することになります。 麻酔が効きにくい原因②体調 歯科治療を受ける際、過去に痛い思いをしていたり恐怖を感じたりしたことから緊張していると、麻酔が効きにくいことがあるでしょう。 子どものときの経験から、歯科治療に対し恐怖を抱くケースがよくあります。 大人になるにしたがって恐怖心が薄れる人もいますが、怖いままだという人も珍しくありません。 不安を抱いたまま治療を受けると、和らいでいる痛みに対しても敏感に感じてしまい、実際よりも痛みが強いように思えてしまうのです。 緊張が強いほど痛みに対して敏感になってしまうため、治療を受ける前に深呼吸をするなど、できるだけリラックスしておきましょう。 また、治療を受ける前に歯科医師や歯科衛生士に不安があることを伝えておくと、麻酔法を変更するなどの配慮をしてもらえるかもしれません。 体調不良時に治療を受けた場合も、麻酔が効きにくくなったり、普段は気にならない違和感が強くなったりすることもあるでしょう。 気のせいだと考えて、無理をして麻酔を受けて治療すると、予想外の症状が出てしまうことがあるため、体調不良のときは無理をしないことが大切です。 麻酔が効きにくいと、麻酔薬の量を増やす可能性があり、その場合には治療後に気分が悪くなることもあるため、気をつけなければなりません。 体調が悪いときは隠さず歯科医師に相談してください。 その結果、やめた方がよいと判断されたら、体調が回復してから治療を受けるべきです。 麻酔が効きにくい原因③薬やアルコール 継続して抗うつ薬や鎮痛剤を服用していたり、日常的に多くのアルコールを摂取していたりすると、麻酔が効きにくくなってしまうことがあるため注意が必要です。 麻酔薬のように体内で作用する化学物質は、肝臓で酵素が分泌されて分解されることになりますが、分解する成分が多ければ酵素は増えていきます。 アルコールや服用する薬剤の成分も、肝臓で分泌される酵素によって分解されるものであるため、普段から摂取している場合は酵素が増加します。 その状態で麻酔薬を使用しても、酵素によって素早く分解されてしまうため、効果は長く続かず、効きにくくなってしまいます。 風邪薬やサプリなども、肝臓の働きで分解される成分が含まれている可能性があるため、歯科医師に伝えたうえで治療を受けてください。 よくいわれる、「麻酔が効きにくい体質」とは、基本的に生まれつきのものではありません。 いつも効きにくいのであれば、服用している薬やアルコールなどが原因でしょう。 体質によって、麻酔の効果に差が出るということはないものの、過去に麻酔が効きにくいことがあった場合には、事前に伝えておくと安心です。 体調や治療する場所に炎症などが起こっているために効きにくいという場合は、後で治療を受け直しましょう。 まとめ 歯科治療では麻酔を使用することが多いものの、中には麻酔が効きにくい人もいます。 麻酔が効きにくい体質というものはなく、原因となるのは歯に起こっている痛みや炎症、治療する場所、当日の体調や不安感、さらには普段服用している薬やアルコールなどです。 炎症などは先に治療し、治療する場所に関しては麻酔法を切り替えることで対処できます。 体調や不安感については、相談したうえで後でやり直すことになるでしょう。

2024.08.13

【鶴見・川崎の歯医者】歯科衛生士がいなければ受けられない診療を解説します

歯医者では歯科医が治療を行いますが、歯科医のみが行うわけではなく、補助する人がいます。 歯科医の補助をするのは歯科衛生士です。 実は歯科衛生士がいなければできない治療もあるため、非常に重要な役割があるのです。 歯科衛生士が必要な診療科目にはどのようなものがあるのか、解説します。 歯科衛生士とは? 歯科医院では、治療の準備をする時に歯科医ではなく、歯科衛生士という歯科治療をサポートする役割の人が準備をしています。 歯科衛生士は単に歯科医の助手のように思われがちですが、実は歯科治療の専門家であり、歯科衛生士が行う施術もあるのです。 全国で約13万人が歯科衛生士として働いていますが、男性を見たことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。 実は、かつて歯科衛生士は看護師と同様に女子しかなれないと法律で定められていました。 1948年に歯科衛生士が誕生し、1955年に歯科衛生士の定義が女性に変更されたことで、男性がほとんどいなくなったのです。 そのため、歯科衛生士はほとんどが女性であり、男性もなれるようになった今でもごくわずかしかいません。 歯科衛生士は以前、保健所で働き、フッ素を歯に塗るなどの簡単なことしかできませんでした。 しかし、1955年から歯科衛生士が歯科診療補助を行えることとなりました。 国家資格になったのは1992年のことで、2014年に定義が「女性」から「者」へと変更されたことで、男性も歯科衛生士として働くことが出来るようになったのです。 また、歯科衛生士が予防処置を行う時は、歯科医師が直接指導する必要がありましたが、指導も不要となりました。 ちなみに、歯科衛生士と似た役割を持つ仕事として歯科助手を思い浮かべる人もいるでしょう。 しかし、歯科助手は歯科衛生士とは違い、特に資格を必要としていません。 歯科助手はできることが限られていて、会計やレセプト業務のような事務の仕事が中心となり、簡単な診療補助だけ行うことができます。 一方、歯科衛生士の場合、歯科衛生士国家試験を受験して合格し、免許を取得しなければなりません。 誰でも受験できるわけではなく、4年制の大学や短期大学、専門学校などの歯科衛生士養成機関で必要な知識や技術を学んだうえで、試験を受ける必要があります。 卒業することで国家試験の受験資格を得られるため、試験を受けて合格すれば歯科衛生士の資格を得られるのです。 以前は修業年限が2年以上でしたが、2004年に修業年限を3年以上と定められたため、最低でも3年は専門の学校で学ばなければなりません。 試験は毎年3月に実施され、難易度は高いものの専門の養成機関で学んで受検していることもあり、ほとんどの人が合格しています。 歯科衛生士が行う診療は? 歯科衛生士の役割として、虫歯の治療や口内の消毒などを行う際に、バキュームで口内の水分を吸い取るというものがあります。 しかし、実はバキュームは歯科衛生士だけではなく歯科助手でもできるため、歯科衛生士の本領は別のところにあるのです。 歯科衛生士がいなければできない診療科目は予防歯科で、歯科医師ではなく歯科衛生士が行う施術が多いことが特徴です。 歯科衛生士が行う施術の1つが歯科予防処置で、口の中をきれいにすることで虫歯を予防する治療を行っています。 歯科医の指示を受けた歯科衛生士が、スケーリングで歯垢や歯石などを除去していき、歯科医は虫歯があるときに治療を行います。 歯垢や歯石は細菌の塊で、中には虫歯や歯周病の原因菌をはじめとした多くの細菌が生息しているため、虫歯や歯周病の原因になるのです。 なお、専門的な機械を使って歯面の清掃や歯石の除去を行うPMTCは、歯科衛生士か歯科医のどちらかが行う施術です。 どちらも専門家といえるのですが、歯科衛生士が行うケースが多いため、歯科衛生士が必要な施術といえるでしょう。 歯科保健指導も歯科衛生士の役割で、歯磨きなどのセルフケア以外にも、生活習慣病である虫歯や歯周病を予防するために、生活習慣の指導も含めて行います。 歯科保健指導は誰にでも同じ内容を行うわけではなく、年代ごとのライフステージに合わせた内容で指導していきます。 また、歯科衛生士の重要な役割の一つが、寝たきりの方や要介護者に訪問して行う口腔ケアです。 歯科医院で訪問医療を行うか、訪問介護に歯科衛生士が同行して、口内の診察をした後で口腔ケアを行い、口内を清潔にします。 高齢者に対し、咀嚼や飲み込み力が強くなるように摂食や嚥下機能の訓練も行い、噛み方や飲みこみ方などを通じた食育支援などを行うこともあります。 歯科衛生士は、他の歯科衛生士や歯科医とチームを組んで歯の治療を行わなければなりません。 そのため、誰か1人でも欠けると治療が滞ってしまう重要な役割を持ちます。 まとめ 歯科衛生士は歯科医師の治療を助けるだけではなく、予防歯科において治療を行うこともあります。 口内のクリーニングなどは歯科衛生士の専門といえるでしょう。 また、歯磨きの仕方やセルフケアの方法、正しい生活習慣等の指導も行っています。 歯科医師が忙しいため歯科衛生士に任せているのではなく、元々歯科衛生士が行う施術が多いのです。

2024.08.10

【鶴見・川崎の歯医者】歯医者さんへの定期検診は行くべき??

虫歯になって歯科医院に行くと、治療が終わってからも定期的に検診を受けるようにすすめられることがあります。 しかし、何もないのに歯科医院へと通うのは面倒に思う人も多いでしょう。 実は、定期歯科検診を受けることには非常に重要な役割があるため、面倒がらずに受けるべきです。 定期歯科検診はなぜ受けるべきなのか解説します。 定期歯科検診はなぜ重要なのか 歯科医院は、虫歯や歯周病など歯に関する何らかのトラブルが起こった時に受診する人が多いでしょう。 多くの人は歯に痛みが生じたり、歯茎から出血したりといった明確な症状が出てから受診しますが、実は、症状が出てからでは手遅れです。 虫歯や歯周病は、突然悪くなるのではなくゆっくりと悪くなっていくものです。 そのため、初期の段階では痛みがありません。 痛みや出血が生じている状態は、既に症状がかなり進行している状態です。 そのため、、歯や歯茎はダメージを受けてしまっているのです。 虫歯になって歯が痛むようになると、歯の表面のエナメル質が溶け、神経に近い象牙質を溶かし始めています。 また、歯茎から出血するようになると、歯周病はかなり悪化していて、歯周組織が破壊された状態になっています。 虫歯や歯周病は、悪化してから治療を始めると完治するまでにかなりの時間がかかるだけでなく、ダメージを受けた歯や歯周組織が回復しないこともあるため、注意が必要です。 また、虫歯の進行の度合いによっては虫歯に感染している部分を削るだけでは治療できず、抜歯が必要になることもあります。 歯周病も、知らないうちに歯が抜けそうになるほど歯周組織が破壊されていることもあるため、元の状態に戻すのは困難でしょう。 歯は、抜歯すると当然なくなり、新たな歯が生えてくることもないため、歯の寿命はなくなってしまいます。 しかし、抜歯をしなくても歯を削るだけでかなりのダメージがあります。 削った部分は再生しないため、削るだけで歯の寿命は短くなってしまうのです。 定期歯科検診は、知らないうちに虫歯や歯周病が悪化していることがないように、受診するものです。 歯科医院で歯の状態や歯茎などに異常がないかを定期的にチェックしてもらうことで、虫歯や歯周病を自覚のない初期段階で発見できます。 虫歯や歯周病は、初期段階で発見することができれば、消毒などをすることで歯や歯周組織にダメージを与えず治療できるケースも少なくありません。 歯や歯周組織にダメージを残さず治療することができれば、歯の寿命が短くなることを防止でき、自分の歯を長く使うことができます。 定期歯科検診を受けるメリット 定期歯科検診を受けることによって、虫歯や歯周病を早期発見して治療できるという点がありますが、それ以外にもいくつかのメリットがあります。 まず挙げられるのが、治療時間の短縮が可能という点です。 虫歯や歯周病は、放置しているとダメージは広範囲に広がっていき、治療にも時間がかかってしまいます。 しかし、早期に虫歯や歯周病を発見することができれば、完治までの治療期間は短くなります。 虫歯になった歯の場合、放置すればどんどん進行していくだけでなく、他の歯が虫歯になることもあるでしょう。 歯周病の場合は、放置していると歯茎の炎症を起こす範囲が広がっていきます。 虫歯も歯周病も、細菌が原因となる細菌感染症です。 したがって、細菌が増殖していくことで症状が広範囲に広がっていくのは当然といえるでしょう。 虫歯や歯周病の原因菌は唾液を介して感染してしまうため、状況次第では他の人に感染してしまう可能性もあるのです。 早い段階で発見し、治療することで完治するまでの時間は短くなり、通院回数が少なく治療も簡単になることで、治療費も安く済みます。 定期検診で歯をチェックしてもらう際は、ブラッシングの指導も行われるため、自分の歯磨きの方法が正しいかをチェックすることが可能です。 指導によって歯磨きをより丁寧に行えるようになるため、正しい磨き方を身に着けて綺麗な歯を長く保つようにしましょう。 また、定期的にクリーニングを受けることで、虫歯や歯周病の原因となる細菌が増殖するための巣である、歯垢や歯石などを除去してもらうこともできます。 歯垢や歯石は丁寧に歯を磨いていてもなかなか落とすことができないため、専門家にクリーニングをしてもらうのがおすすめです。 歯科医院では、PMTCという機械による専門的な清掃を受けられるため、歯磨きではかなわないほど徹底的に汚れを落とすことができます。 定期検診を受けるときは、専門家による歯の清掃を受けて汚れをすみずみまで落とすようにしましょう。 まとめ 虫歯や歯周病などの問題が何も発生していないにも関わらず、歯科医院に通って定期検診を受けるのは不可解に思ったり面倒に思ったりするかもしれません。 しかし、定期検診に通うことで、虫歯や歯周病を自覚症状が出る前の軽度な段階で発見することができ、早期に治療をして歯や歯周組織にダメージが残らないよう完治させることが可能です。 歯を長く使い続けるためにも、定期検診に通って虫歯や歯周病を予防しましょう。

2024.08.09

【鶴見・川崎の歯医者】浸潤麻酔法について

歯科治療で歯を削るときに麻酔をかけたことがあるという人もいるのではないでしょうか。 麻酔にはいくつかの種類があり、治療内容や症状によって使い分けています。 麻酔法の中でも特に知られているのが、浸潤麻酔法という方法です。 今回は、浸潤麻酔法について解説します。 浸潤麻酔法とは? 浸潤麻酔法は、歯茎に注射で麻酔薬を注入することで、治療する一部の歯だけの痛みを軽減するという麻酔法です。 歯科医院で受ける治療にはさまざまなものがありますが、治療の多くは痛みを伴うため、痛みを抑えるために麻酔を使用します。 麻酔法にも種類がありますが、最も基本的で昔から使われている方法が浸潤麻酔という方法です。 多くの人が、虫歯治療や抜歯の際などに受けた経験があるでしょう。 浸潤麻酔は部分麻酔であり、部分麻酔は一部の感覚だけがなくなって他の部分には影響がないため、麻酔が切れるまでの間は唇や頬を噛みやすくなります。 普段なら歯に触れる部分に唇や頬があるとわかりますが、麻酔がかかっていると唇や頬にも感覚がなくなるため、噛まないように歯を止めることができなくなるのです。 浸潤麻酔は、麻酔をかける際の注射もかなりの痛みを伴うため、表面麻酔という麻酔法を併用するのが一般的です。 表面麻酔は、液体やジェル状の麻酔薬を歯茎の表面に塗布することで、針を刺す痛みを軽減するというものです。 一般的な歯科治療で行われるものであり、どこの歯医者でも行うことができる麻酔ですが、表面麻酔だけでは歯を削る痛みなどは消えないため、必ず注射が必要となります。 さらに、電動麻酔を使用することで浸潤麻酔の痛みを軽減させることが可能です。 痛みを少なくするために、電動麻酔を使用している歯科医院もあるでしょう。 電動麻酔は部分麻酔に使用するもので、通常は歯科医が手動で行う注射を、器具が自動で動いて痛みが少ないように行うという方法です。 麻酔の注射の痛みは、麻酔を注射する際の速度によっても異なるため、一定の速度でゆっくりと注射した方が痛みは少なくなります。 電動麻酔はコンピューター制御で注射していくため、歯科医の技術に関わらず効果を発揮します。 ただし、どの歯科医院でも用意しているわけではありません。 また、麻酔液の温度も痛みに影響し、冷たければ痛みが強くなるため、麻酔液を人肌に近い温度まで温めてから注射することで痛みを抑えることができます。 麻酔液を温めるためには、専用のウォーマーが必要となるため、無痛治療を行っていない歯科医院では置いていないことが多いでしょう。 浸潤麻酔法のメリットとデメリット 浸潤麻酔は多くの歯科医院で行われている麻酔法ですが、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか? 浸潤麻酔のメリットとして、まずはどこでも受けることができるという点が挙げられます。 他のさまざまな道具が必要となる麻酔法と比べ、歯科医院ならまずどこでも扱っています。 最も基本的な麻酔法であるため、多くの歯科医院が習熟しているという点もメリットで、注射針を刺す角度や注入するスピードなどの技術に優れているでしょう。 浸潤麻酔は、歯科医の技術によって痛みや麻酔のかかり方などが異なるため、ベテランの歯科医の治療を受けた方が痛みは少ないでしょう。 また、他の麻酔法よりも浸潤麻酔法の方が費用は安くなっています。 治療費はさまざまな費用の合算であるため、麻酔単体の費用に着目することは少ないかもしれません。 コスト面で優れていることも、浸潤麻酔法のメリットです。 部分麻酔であることから、使用する麻酔薬の量が少なく、薬による副作用なども起こりにくいということも、メリットの1つでしょう。 一方、浸潤麻酔法のデメリットとしては、まず痛みを確実に防ぐことができない、という点が挙げられます。 一部分にだけかかる麻酔であるため、治療の際の刺激が麻酔をかけたところ以外まで伝わってしまうと、痛みが生じることがあるのです。 浸潤麻酔法で麻酔をかけたとき、痛みがあるため麻酔が効きにくいケースもありますが、実は麻酔がかかっているところ以外が痛んでいることもあるのです。 また、浸潤麻酔には手足のしびれや震え、吐き気、悪心などの副作用があるため、体質によっては副作用に気をつけなくてはなりません。 過去に、麻酔による副作用があったという方、麻酔薬に使用されている成分にアレルギーがあるという方は、事前に申し出るようにしましょう。 浸潤麻酔で使用する麻酔薬にはリドカイン塩酸塩とアドレナリンが含まれていることが多いため、血圧上昇や動悸などが起こることもあります。 持病として高血圧や心臓病などがある場合は症状が悪化してしまう可能性もあるため、麻酔を使用する前に安全か確認してもらいましょう。 まとめ 歯科医院で治療を受けるときに使用する麻酔はいくつかありますが、中でも浸潤麻酔法は部分麻酔とも呼ばれる、最も基本的な麻酔法です。 歯茎に注射して麻酔をかける浸潤麻酔法は、痛みを完全に防ぐことができるとは限らず、麻酔が切れるまでの間は唇や頬を噛むことも多いため、注意しましょう。 また、副作用が起こることもあるため、事前に体調をチェックしてアレルギーなどがある場合は歯科医師に申告してください。

2024.08.08

【川崎の歯医者・口腔外科治療】入れ歯を使用する方の食事における注意点

歯を失ったとき、多くの方が真っ先に考えるのは入れ歯の装着だと思います。 入れ歯は主に高齢の方が装着し、日々の生活における利便性を高めるために用いられるものです。 しかし、快適な生活を送るにはいくつか注意しなければいけないこともあります。 今回は、入れ歯を使用する方の食事における注意点を中心に解説します。 入れ歯を使用する方の食事における注意点4選 初めて入れ歯を装着する方は、以下の注意点を押さえながら、適切に食事を摂ることを心掛けなければいけません。 ・前歯で噛み切り奥歯で潰す ・食べやすいように調理する ・食べやすい食品を選ぶ ・食後のメンテナンスを欠かさない 各項目について詳しく説明します。 前歯で噛み切り奥歯で潰す 総入れ歯を装着する方は、すべての歯を入れ歯でカバーすることになるため、特に咀嚼の方法に気を付けなければいけません。 入れ歯を装着した状態での基本的な咀嚼方法は、前歯でものを噛み切り、奥歯で潰すという方法です。 入れ歯の装着は奥歯から始まることが多いため、噛み切るのも潰すのもすべて前歯で行っている方は多いかと思いますが、こちらはNGです。 なぜなら前歯だけで咀嚼してしまうと、入れ歯が入っている奥歯が浮いてしまい、動揺したり外れたりするリスクが高まるからです。 また入れ歯が入った状態でものを噛むときは、左右両方で同時に噛むことも意識しましょう。 いずれか一方だけで噛み続けていると、片方が浮いてしまい、食事の際の不便さや違和感が大きくなります。 特に下顎の総入れ歯は、ピッタリ歯茎に吸いつくように作るのが難しいため、しっかり左右同時に噛んで安定させなければいけません。 食べやすいように調理する 入れ歯を使用する方は、なるべく食べやすいように食材を調理する必要があります。 まず食材の大きさについては、なるべく小さめの一口サイズくらいにしましょう。 これまで当然のように食べてきたサイズのものでも、入れ歯を装着するとうまく咀嚼できなくなることが考えられます。 また食材を薄く切ったり、切れ目を入れたりする方法も有効です。 例えば蒲鉾や漬物など、そのままでは食べにくいものでも、薄く切ったり切れ目を入れたりすれば食べやすくなります。 その他、食材をよく煮込んでやわらかくしたり、肉の筋をしっかり断ち切ったりする方法もおすすめです。 煮込み料理については、温度が高くなりすぎないようにしましょう。 なぜなら、総入れ歯の場合は義歯床が分厚く、本来食べられないほど熱いものも食べることができるからです。 つまり、入れ歯がない部分の火傷につながりやすいということです。 ちなみに、野菜などはみじん切りにすれば食べやすいと考える方もいますが、こちらはおすすめできません。 みじん切りにされた食材は、入れ歯と歯茎の間に入り込みやすく、痛みや磨き残しなどのリスクが高まります。 食べやすい食品を選ぶ 入れ歯を使用して食事を摂る場合、できるだけ食べやすい食品を選ぶことも大切です。 特に入れ歯を入れたばかりの頃は、やわらかいものから食べ始めるようにしましょう。 時間が経過し、咀嚼に慣れてきた段階で、少しずつ硬さのあるものを採り入れていくのが理想的です。 また入れ歯を装着する方は、硬い食べ物を避けがちになりますが、時期が来れば硬いものは適度に摂らなければいけません。 ずっとやわらかいものばかり食べていると、歯茎が痩せて咀嚼能力はどんどん低下してしまいます。 さらにやわらかいものばかり食べていると、唾液の分泌量が減少し、口内の洗浄作用や抗菌作用の他、身体の消化作用も働きにくくなります。 食後のメンテナンスを欠かさない 入れ歯の状態で食事を摂った後は、入れ歯のメンテナンスが欠かせません。 具体的には、入れ歯用のブラシやマウスウォッシュ、入れ歯洗浄剤などのアイテムを駆使し、丁寧に汚れを落とします。 このとき、通常の歯ブラシや歯磨き粉などは使用してはいけません。 通常の歯ブラシで入れ歯を磨くと表面にキズがつきますし、歯磨き粉には研磨剤が含まれているおそれがあるからです。 また、入れ歯を磨く際には、たとえ入れ歯用ブラシであっても強い力を入れてはいけません。 強く擦りすぎると、歯ブラシで磨いた時のように入れ歯にキズがついてしまい、装着時や咀嚼時の違和感が大きくなります。 ちなみに、入れ歯を使用する方は入れ歯のメンテナンスばかりに気を取られがちですが、キレイにしなければいけないのは天然歯も同じです。 特に部分入れ歯を装着する場合、口内をキレイな状態にしておかなければ、天然歯で虫歯や歯周病を発症しやすくなります。 まとめ 総入れ歯や部分入れ歯は、患者さんの快適な食事をサポートしてくれるものですが、それはあくまで正しい食事を行っていることが前提です。 噛み方を間違えたり、硬いものばかり食べていたりすると、食事の際の違和感や痛みが大きくなりますし、入れ歯の劣化も早まります。 またメンテナンスについても、入れ歯を状態良く使い続けることを意識して行わなければいけません。

2024.08.07

【川崎の歯医者・口腔外科治療】入れ歯の装着で痛みが出る原因とは?

入れ歯を装着することにより、歯を失った方でも咀嚼や発音がしやすくなります。 また歯を失った部分の腫れ、歯周病といった症状も未然に防げる可能性があります。 しかし、入れ歯を入れてからというもの、どうも痛みが引かないというケースも考えられます。 今回は、入れ歯の装着で痛みが出る原因や対処法を解説します。 入れ歯の装着で痛みが出る原因8選 入れ歯装着後の痛みは、主に以下のような原因で発生します。 ・入れ歯が合っていない ・噛み合わせが悪い ・唾液の量が少ない ・装着に慣れていない ・顎関節症を発症している ・骨や筋肉が痩せている ・食べ物が挟まっている ・メンテナンスが足りていない 各項目について詳しく説明します。 入れ歯が合っていない 歯科クリニックで作製した入れ歯が合っていない場合、装着時には痛みが出る可能性が高いです。 口内は髪の毛が1本入っているだけでもわかるくらい敏感であるため、合っていない入れ歯が粘膜に当たれば痛みが出るのは当然です。 またこのようなケースでは、入れ歯を使用し続けてはいけません。 すぐ歯科クリニックに相談し、調整をしてもらいましょう。 ちなみに、歯茎は年齢を重ねるにつれて形状が変わるため、修正は定期的に行わなければいけません。 噛み合わせが悪い 入れ歯に問題がなかったとしても、患者さん自身の噛み合わせに問題がある場合、痛みが出る可能性があります。 こちらは、食べ物を咀嚼する位置がずれてしまい、力のかかる部分、かからない部分が出てくることが理由です。 このようなケースでも、早急に歯科クリニックを受診する必要があります。 また部分入れ歯の場合、支えとなる歯の形状などに問題があれば、そちらの治療を受けなければいけないことも考えられます。 唾液の量が少ない 唾液の分泌量が少ない場合、口内が乾燥し、入れ歯の装着による舌もしくは唇の痛みが出やすくなります。 具体的には、乾燥によって歯茎と入れ歯の摩擦が強くなったり、入れ歯がくっついたりすることが痛みにつながる理由です。 また唾液の量が少なくなっている場合、シェーグレン症候群を発症している可能性があります。 シェーグレン症候群は指定難病の一つで、免疫のバランスが崩れることによって目や口などの乾燥症状が出る疾患です。 異常に口内が乾くという方は、まず歯科クリニックに相談して原因を突き止めましょう。 装着に慣れていない 入れ歯を装着したばかりの方は、口内の違和感に慣れておらず、痛みを感じることがあります。 一般的に入れ歯の装着には1ヶ月程度で慣れてきますが、1ヶ月以上経っても改善されない場合、何かしらの問題が生じている可能性があります。 場合によっては、歯科クリニックで修正をしなければいけないことも考えられます。 顎関節症を発症している 入れ歯を装着してから、顎周辺に痛みを感じるようになったという場合は、顎関節症を発症していることも考えられます。 顎関節症は、顎の痛みや異音、開口障害といった症状が見られる疾患です。 そのまま放置すると、関節円板の癒着などが進行し、まったく口が開かなくなってしまうこともあるため、早急に歯科クリニックで診てもらいましょう。 骨や筋肉が痩せている 入れ歯を装着し、しばらく経ったタイミングで痛みを感じ始めた場合、顎の骨や筋肉が以前よりも痩せている可能性があります。 人は年齢を重ねると、少しずつ顎の骨や筋肉の使用頻度が減り、衰えていきます。 そのため何年も同じ入れ歯を使用しているという場合、いつの間にか歯茎と入れ歯の間に隙間ができ、合わなくなってしまうことがあります。 このようなことにならないためにも、歯科クリニックでの定期メンテナンスは重要です。 食べ物が挟まっている 口内の異物感と痛みを同時に感じるという場合、入れ歯と歯茎の間に食べ物が挟まっている可能性があります。 特に痛みを生じやすいのは、繊維質の野菜やゴマなどの小さいものが入り込んだときです。 またこれらは磨き残すケースも多いため、まずは痛む部分を優しくブラッシングして様子をみましょう。 頻繁に食べ物が入り込む場合、入れ歯の調整が必要になることもあります。 メンテナンスが足りていない 入れ歯を毎日きちんと洗浄しなかったり、歯を磨いていない状態で使用したりしていると、口内炎ができて痛みが強くなることがあります。 また不適切な入れ歯の使い方をしていると、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。 誤嚥性肺炎は食べ物や唾液と一緒に細菌を飲み込んでしまい、細菌が肺に感染して発症するものであり、高齢の方が発症すると命の危険もあります。 まとめ 入れ歯を装着することにより、痛みが出るケースは決して珍しくありません。 特に装着し始めの頃は、違和感や痛みに悩まされやすくなります。 しかし、その痛みがいつまでも続いたり、ある日突然強い痛みに襲われたりした場合、口内や入れ歯にトラブルが発生している可能性が高いです。 このようなトラブルについては、たとえ面倒でもその都度しっかりと解決していかなければいけません。

2024.08.06
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