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【川崎の歯医者】医療費控除の対象になる歯科治療について

所得控除の一つとして活用できる医療費控除は、年間の医療費が10万円を上回る場合に適用されるものです。 またここでいう医療費には、歯科クリニックで支払った治療費も含まれています。 では、医療費控除の対象になる歯科治療には、どのようなものが該当するのでしょうか? 今回はこちらの点について解説します。 医療費控除の対象になる歯科治療について 医療費控除の対象になる歯科治療は、治療を目的とした施術です。 具体的には、以下のようなものが該当します。 ・虫歯治療 ・歯周病治療 ・インプラント治療 ・入れ歯 ・セラミックなど自費の詰め物、被せ物 ・親知らずの抜歯 各項目について詳しく説明します。 虫歯治療 一般的に虫歯治療というと、中程度の虫歯に行われる治療を指すことが多いです。 こちらは虫歯になった部分を専用の器具で削り、患部に詰め物を入れるというものです。 虫歯治療は、当然虫歯を治療する目的で行われるため、支払った費用は医療費控除の対象になります。 また重度の虫歯については、歯の根っこを治療する根管治療というものが行われますが、根管治療の費用についても医療費控除の対象です。 歯周病治療 歯周病治療は、スケーリングやルートプレーニングといった治療を指し、こちらは主にプラークや歯石を除去する目的で行われます。 プラークや歯石の除去については、本来予防目的で行われるため、医療費控除の対象外です。 しかし、大半の場合は歯周病の治療という扱いになるため、支払った治療費は医療費控除の対象として認められます。 インプラント治療 インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、その上に上部構造と呼ばれる人工歯を被せる治療です。 こちらも、失った歯を取り戻すという治療が目的のため、医療費控除の対象になります。 インプラント治療は原則保険が適用されない自由診療です。 そのため、1本の治療につき30~40万円ほどの高額な費用がかかります。 一方医療費控除を受けることができれば、後々数万円程度は返還される可能性が高いです。 入れ歯 インプラント治療と同じく、失った歯をカバーするための入れ歯を作製する費用も、医療費控除の対象です。 こちらは保険診療の入れ歯だけでなく、自費で作製する入れ歯も同様です。 ただし医療費控除を受けるには、治療が単なる審美目的ではなく、機能回復が目的であることを証明する歯科医師の診断書が必要です。 そのため自費で入れ歯治療を検討している場合、前もって歯科医師に診断書の作成を依頼し、機能回復が目的であることを確認することが重要です。 セラミックなど自費の詰め物・被せ物 虫歯治療の後に装着される詰め物や被せ物には、銀歯やレジンなど保険診療のものだけでなく、セラミックなど自由診療のものもあります。 セラミックはキレイな見た目が特徴であり、審美治療のイメージが強いため、医療費控除は適用されないように見えます。 しかし、実際は審美目的でなければ、医療費控除の対象になります。 具体的には、治療目的でのセラミックの作製や装着にかかった費用の他、その治療に際して処方された医薬品や市販薬の購入費用も対象です。 親知らずの抜歯 親知らずの抜歯は一般的な歯科治療であるため、医療費控除の対象になります。 親知らずがまっすぐ生えている場合は特に問題ありませんが、痛みや腫れあったり、斜めや横向きに生えていたりする場合、口内に悪影響が及びます。 そのため、親知らずの抜歯は基本的に治療目的という扱いになります。 医療費控除の対象になる意外な費用 歯科治療に関連する費用でいうと、歯科クリニックに通院するためにかかった費用についても、医療費控除が認められます。 ここでいう通院するためにかかった費用とは、主に電車やバスなどの交通費を指しています。 また付き添いが必要な場合、その家族などが支払った交通費についても控除できます。 交通費については、領収書が存在しない場合、使用した日や区間、金額を記載した書類でも対応できます。 ただし、自家用車で通院した場合に発生した費用は、医療費控除の対象にはなりません。 例えば、車のガソリン代や駐車代は認められないため、注意してください。 審美目的の治療は医療費控除の対象にならない 治療ではなく審美目的の治療は、原則すべて医療費控除の対象外になります。 例えば歯の見た目をキレイにする矯正治療やホワイトニングなどにかかった費用は、基本的に控除できないと考えておきましょう。 また歯周病治療の項目でも触れましたが、予防を目的としたクリーニングやスケーリングについても、医療費控除の対象外です。 こちらには、歯科クリニックでの定期メンテナンスなどが該当します。 まとめ 高額な歯科治療を受けたときほど、医療費控除によって得られる恩恵は大きくなります。 しかし、すべての治療費が控除できるのかというと、決してそういうわけではありません。 そのため、前もって対象となる治療を抑えておかなければ、治療後一切経済的な負担を軽減できない可能性があります。 気になる方は、治療前に歯科医師にも相談しておきましょう。

2024.06.17

【川崎の歯医者】歯科治療費に適用できる医療費控除とは?

歯科クリニックで治療を受ける方の中には、高額な治療費を負担しなければいけないこともあります。 特に自由診療の場合、患者さんの10割負担となるため、治療内容によってはかなりのコストがかかります。 このようなケースでは、医療費控除の活用を検討しましょう。 今回は、医療費控除の概要やポイントなどを解説します。 医療費控除の概要 医療費控除は、所得控除の一つとして活用できる制度です。 1月1日~12月31日までの1年間の医療費が、10万円を超えた場合に適用されます。 ここでいう医療費には、歯科治療費も含まれます。 総所得金額が200万円未満の場合は、その5%を超える医療費を支払った場合に適用されます。 また医療費控除は年末調整では申請できないため、会社に勤務している方でも各々確定申告をする必要があります。 医療費控除が適用されると、その分の金額が所得金額から差し引かれるため、節税が可能です。 つまり税額が低くなるため、実質歯科治療費を安くできるということです。 医療費控除の一般的な流れ 歯科医療費に適用できる医療費控除は、一般的に以下のような流れで行います。 ・医療費の通知、領収書で医療費控除の対象になるか確認する ・医療費控除の金額を計算する ・確定申告書、医療費控除の明細書を作成する ・確定申告書、医療費控除の明細書を税務署に提出する ・医療費控除で返還される還付金を確認する まずは1年間で発生した医療費について、医療費控除の対象になるかどうかを確認します。 対象となる場合、医療費控除の金額を計算しましょう。 計算ができたら税務署の窓口もしくは国税庁のホームページから確定申告書、医療費控除の明細書を入手し、記入次第税務署に提出します。 ちなみに医療費控除の申告期間は、翌年の2月16日~3月15日までです。 郵送やインターネット申告などの方法で行えます。 医療費控除の計算方法 医療費控除は、歯科治療費を含む医療費、医薬品と通院にかかった交通費の合計が10万円以上の場合に受け取ることができます。 具体的には、以下のように受け取る還付金額を計算します。 ・(実際に支払った医療費の合計金額-保険金などで補填される金額)-10万円もしくは総所得金額等の5% もちろんここでいう医療費には、歯科治療費だけでなく、他の病院やクリニックで治療や検査などを受けたときの費用も含まれます。 どれくらい還付金が戻ってくるかには個人差がありますが、目安として所得が600万円の方が年間50万円の医療費を支払った場合、還付金は約80,000円になります。 50万円の医療費が42万円になると考えると、非常にお得な制度であることがわかります。 医療費控除を申請するために知っておくべきこと 歯科治療費を含む医療費について、医療費控除を申請するためには、以下のことについて知っておきましょう。 ・領収書を保管する ・その年の医療費のみが対象になる ・家族も対象になる 各項目について詳しく説明します。 領収書を保管する 医療費控除は、申請をしなければ対象にはなりません。 またこちらの申請には、歯科クリニックで受け取れる領収書が必要になるため、必ずすべて保管しておきましょう。 また交通費に関しては、日時やクリニック名、交通費や理由を控えておく必要があります。 その年の医療費のみが対象になる 医療費控除は、その年に支払った医療費のみが対象であり、翌年の確定申告によって還付金が受け取れます。 そのため年をまたいで歯科治療を行った場合、すべての歯科治療費が翌年の確定申告に反映されるわけではないため、注意してください。 例えば、2024年の12月に1回、2025年の1月に1回歯科治療を受けた場合、2025年の医療費控除の対象になるのは前者の治療費のみです。 ちなみに、インプラント治療など高額な治療の場合、分割払いを行うケースもあります。 こちらについても、治療費の総額ではなく、その年に支払った金額のみが対象になります。 仮に100万円の治療費を2年間で50万円ずつ支払うのであれば、50万円のみが翌年の医療費控除に反映されます。 家族も対象になる 医療費控除の対象になるのは、実際申告を行った本人だけではありません。 歯科治療などを受けた本人と生計を一にする家族も、還付金を受け取ることができます。 また扶養家族でない共働きの夫婦の場合も、還付金の対象になります。 ただし、家族であっても生計を一にしていない場合は対象外です。 “生計を一にする”とは、日常生活の財産を共にすることをいいます。 イメージとしては、生活費を一つの財布でまかなっている家族は、“生計を一にする”に該当します。 例えば親子が同じ建物に住んでいても、生活空間を分け、それぞれの収入から生活費を支払っている場合、生計を一にしているとは言えません。 まとめ 医療費控除は、高額な歯科治療費を支払わなければいけない方にとって、非常にお得な制度です。 また治療の内容によっては、保険診療であっても医療費控除の対象になります。 ただし計算や手続きが複雑だったり、どの費用が医療費控除に該当するのか判断しにくかったりするため、活用する場合は時間に余裕を持って取り組みましょう。

2024.06.16

【鶴見・川崎の歯医者】ペリオプロのメリットとデメリットについて解説します

一般的な歯周病治療は、歯石を砕き、歯周病の原因菌を徐々に減少させていくことで症状を改善させていくという治療が主流です。 そうした中、新たな歯周病治療としてペリオプロが注目されています。 ペリオプロとは、歯石を砕かず溶かして柔らかくすることで、簡単に除去できる治療方法です。 ペリオプロのメリットとデメリットについて、解説します。 ペリオプロのメリット ペリオプロは、スウェーデンで生まれた新たな歯周病の治療法です。 従来の歯周病治療のように、歯茎の中の歯石を除去するために歯周ポケットの奥まで器具を入れたり、歯茎を切開したりして痛みを伴う治療をする必要がありません。 ペリオプロには、どのようなメリットがあるのでしょうか? ペリオプロのメリットとしてまず挙げられるのは、歯茎の内部にいる細菌までしっかりと除菌できるという点です。 歯茎、もしくは上皮細胞の中にいる細菌はなかなか除去できませんが、ペリオプロなら残さず除去できます。 歯周ポケット内にペリオプロを塗布することで、歯茎の奥深くまでペリオプロが浸透していくため、通常の歯周病治療では届かないところにいる細菌も残さず除菌できるのです。 通常、歯周病治療はかなりの痛みを伴います。 歯周ポケットは歯茎と歯の境目という敏感な部分にあるので、歯周ポケット内の歯石を除去しようとすると針で刺されたような痛みが走ります。 ペリオプロの場合は、歯周ポケットの中に薬剤を塗布するだけで歯石が柔らかくなり、取り除く際に強い力をかける必要がないため、痛みはほとんどありません。 治療に痛みが伴うと体に負担がかかりますが、ペリオプロであれば負担は少なくて済みます。 また、歯石が歯茎の内側にある歯根部分に付着している場合、一般的な歯周病治療は歯茎を切開して歯石が視認できるようにしたうえで、除去する必要があります。 その点、ペリオプロは歯周ポケットに塗布すると奥まで浸透するため、歯茎を切開する必要はありません。 さらに、一般的な歯周病治療では、歯石を除去する際は超音波スケーラーで歯石を砕くこともあります。 歯石は歯に強力に付着しているため、砕かなければ除去できないケースがあるからです。 ただし、歯石を砕くと歯周病菌が飛散するという問題があります。 一方、歯石を柔らかくしてから除去するペリオプロの場合は、歯石が飛散することはありません。 柔らかくなった状態で残さず除去できるため、二次感染を防止できます。 ペリオプロは薬品を使用するため、歯や歯周組織、体全体への害がないか不安に思う人もいるでしょう。 一般的な歯周病治療の場合、麻酔薬などは使用しますが基本的には器具を用いて歯石を除去しますが、ペリオプロは新しい薬であるため不安を覚えるかもしれません。 しかし、ペリオプロはきちんと安全性が認められている薬であり、人体には何の毒性もありません。 成分も、歯科治療でよく使われているものばかりなので、安心して治療を受けることができます。 また、効果があるのは歯石や歯垢だけで、他の健康な組織には何の影響も与えません。 したがって、ペリオプロを使用したら歯がもろくなった、というような危険性はないので安心です。 歯を支えている歯槽骨にも影響はありません。 ペリオプロのデメリット さまざまなメリットがあるペリオプロですが、メリットと同様に、デメリットもあります。 ペリオプロのデメリットとして挙げられるのが、治療費の高さです。 安全性が認められている治療ではありますが、保険治療として認められているわけではありません。 自由診療であるため、治療費が高くなってしまうのです。 治療費は歯科医院が自由に決められるため、一定ではありません。 ペリオプロだけで治療を行うか、他の治療と組み合わせて行っているかでも治療費は異なるため、よく比較して検討してください。 また、ペリオプロは治療にかかる時間が長いという点もデメリットです。 歯石に薬剤を直接塗布することができれば10秒程度で柔らかくなりますが、歯茎の奥にある歯石まで届くには時間がかかります。 一度柔らかくなった歯石はずっと柔らかいというわけではなく、薬を塗布したら歯石の除去を行う必要があります。 後日改めて治療を受けるということはできないため、時間の余裕がある時に治療を受けましょう。 また、ペリオプロは歯石を溶かして消滅させるわけではなく、単に柔らかくするだけなので、柔らかくした歯石を除去する必要があります。 通常の歯石を除去するのと同じように、スケーリングが必要です。 人によっては、ペリオプロに含まれている成分にアレルギーがある人もいるでしょう。 特に、次亜塩酸ナトリウムにアレルギーがある可能性は、ごくわずかとはいえゼロではないため、事前にきちんと確認しましょう。 まとめ ペリオプロは、多くのメリットがある歯周病の治療方法です。 通常は除去が難しい歯茎の内側の細菌まで除菌でき、治療に伴う痛みも最小限にとどめられるため、体への負担を最小限に抑えられます。 また、菌の飛散を防止できるため、二次感染も防げるのです。 しかし、治療にかかる時間は長く、治療費も高いうデメリットがあります。 中には、含まれる成分にアレルギーがある人もいるので、注意してください。

2024.06.15

【川崎の歯医者】クレジット払いやデンタルローンでも医療費控除は受けられる?

歯科クリニックを利用する方の中には、クレジットカードで治療費を支払うという方もいるでしょう。 また取り扱いがある場合、デンタルローンで治療費をまかなうこともできます。 では、クレジット払いやデンタルローンで治療費を支払った場合でも、医療費控除は受けられるのでしょうか? 今回はこちらの点を中心に解説します。 歯科治療費のクレジット払いはメリットが多い 自由診療の治療を取り扱っている歯科クリニックでは、クレジット払いに対応しているケースも多いです。 クレジットカードで歯科治療費を支払えば、通常のショッピングと同じようにカードのポイントやマイルが貯まります。 また予期せぬ治療費がかかった場合でも、現金が足りなくなる心配がありません。 さらに支払いに利用するカードによっては、一括払いや分割払いなど、自身の経済状況に合わせて最適な支払いプランを選べます。 デンタルローンとは? デンタルローンは、借入金の用途が歯科治療に限定されているローン商品です。 歯科クリニックで行う治療の中には、保険が適用されない自由診療のものもあります。 自由診療の治療を受ける場合、患者さんがすべての治療費を負担しなければいけません。 こういった場合に、仮に手持ちの資金だけでは治療費をまかなえなかったとしても、デンタルローンを利用すれば資金を治療費の支払いに充てられます。 またデンタルローンには、歯科クリニックで申込ができる提携デンタルローンと、金融機関で契約する銀行系デンタルローンの2種類があります。 なおデンタルローンは、審査に通過しなければ利用できません。 審査については、主に属性情報や他社での借入状況、信用情報がチェックされることが多いです。 クレジット払いやデンタルローンでも医療費控除は受けられるのか? 結論からいうと、クレジット払いやデンタルローンでの支払いであっても、歯科治療費の医療費控除を受けることは可能です。 医療費控除は、その年にかかった医療費が10万円を超えている場合に活用できる制度です。 こちらの支払い方法については、特に指定されていません。 ただしクレジット払いやデンタルローンで医療費控除を受ける場合、対象の歯科治療を受けていることが条件になります。 例えば、虫歯治療やインプラント治療、親知らずの抜歯などについては、医療費控除の対象になります。 一方、見た目を美しくする審美目的の矯正治療やホワイトニングに関しては、支払い方法に関係なく、医療費控除の対象外です。 支払いをした日にちも重要 クレジット払いやデンタルローンでまかなった歯科治療費は、支払いをした日がいつなのかによって、医療費控除の手続きが変わってきます。 もし年をまたいで支払いを行った場合は、実際の支払いがあった年に申告しなければいけません。 例えば2024年11月に24回のデンタルローンを組んだ場合、2024年の医療費控除に含まれるのは、12月末までの支払い分のみです。 またクレジット払いの場合、歯科クリニックの窓口で治療費を精算した日の属する年の医療費控除の対象になります。 預金口座から、クレジットカード利用金額の引き落としがあったときではありませんので、間違えないように注意しましょう。 デンタルローンの利息は対象になる? デンタルローンはローン商品であるため、他のローン商品と同じように利息が発生します。 またこちらの利息は、歯科治療費を支払うために必要な費用と捉えることもできますが、残念ながら医療費控除の対象にはなりません。 対象になるのは、あくまでデンタルローンによってまかなった歯科治療費の金額のみです。 ちなみに医療費控除を受ける場合、医療費の支出を証明する書類が必要になりますが、デンタルローンを利用した場合は領収書が発行されません。 そのため、デンタルローン契約書の写しを領収書の代わりとして提出します。 その他の支払い方法における医療費控除について 歯科クリニックでの支払いで現金を用意できない場合は、クレジットカードやデンタルローンの他にも、電子マネーやバーコード決済などを使用することがあります。 こちらによる支払いに関しては、クレジット払いと同じような扱いになります。 歯科クリニックで支払いをした日が医療費控除の対象であり、引き落とし日は関係ありません。 また現金が足りない場合、カードローンで資金を調達する方もいるかもしれません。 カードローンは使用用途が限定されておらず、借りた資金は何に使っても自由です。 もちろん歯科治療費に充てることも可能であり、こちらの費用は現金と同じ扱いになるため、当然医療費控除の対象です。 まとめ 支払方法が何であろうと、基本的な要件さえクリアしていれば、歯科治療費の医療費控除は受けることが可能です。 ただしクレジット払いやデンタルローンの場合、現金よりも複雑な点がいくつか出てくるため、注意してください。 また歯科クリニックによってはいずれも利用できない可能性があるため、前もってホームページなどで確認しておくことをおすすめします。

2024.06.13

【鶴見・川崎の歯医者】妊娠中のカルシウムが歯にどれだけ重要なのか解説します

女性は、妊娠すると体にさまざまな変化が起こります。 特に目立つのはお腹が大きくなっていくことです。 それだけでなく、見えないところでも変化は起こっているのです。 特に、歯の主な成分でもあるカルシウム不足には注意しましょう。 妊娠中のカルシウム不足に備えるにはどうしたらいいのか解説します。 妊娠中にカルシウムが不足する原因は? 妊娠中にカルシウムが不足することがあります。 カルシウムが不足すると、骨が脆くなるということはよく知られていますが、歯もカルシウムが主成分なので、不足すると健康を損なってしまいます。 カルシウムが不足するのは、お腹の中の子どもが成長するために必要となるからです。 子どもの骨や歯を形成するために、お母さんの体からカルシウムを吸収するため、カルシウムが不足してしまうのです。 日本人のカルシウム摂取量は、元々不足しているといわれています。 成人男性の推奨摂取量が1日650~800mg、女性が650mgであり、妊娠中は900mg、授乳の時期は1100mg摂取することが推奨されています。 しかし、ほとんどの人は400~500mgしか摂取できていません。 2018年のデータでは、20代女性の1日のカルシウム摂取量の中央値が356mg、30代女性が391mgしかありませんでした。 また、妊娠中の摂取量も普段と変わらず、362mgしかありません。 カルシウムは水にも含まれていますが、カルシウムが多く含まれているのは硬水という水です。 しかし、日本の水は一部を除き、基本的に軟水と呼ばれるものです。 水に含まれる硬水と軟水は、硬度として示されます。 日本の水道水に使用されるのは、硬度が1リットル当たり10mgから100mgまでの水です。 ごく狭い範囲で、おいしい水としての基準となっています。 また、飲料水以外では1リットル当たり300mgまでの水が認められています。 300mgという数字の基準は、石鹸を使用した際の泡立ちによるものです。 300mg以上になると泡立ちが悪くなるのです。 硬水と軟水の大きな違いとして、軟水は水道管を腐食させやすく、硬水はスケールを付着させやすいということが挙げられます。 スケールとは、電気ポットなどの中に残りやすい白い水垢のことです。 水道水に含まれるミネラルが原因で、硬度が高いほど付着しやすくなるのです。 ミネラルウォーターの中には硬水があり、さまざまな種類があります。 ミネラルウォーターの中でも特にカルシウムが多く含まれている硬水を妊娠中に飲むようにすると、カルシウムを摂取しやすくなるでしょう。 おすすめのカルシウム摂取の方法 普段のカルシウム摂取量が少ない場合には、日常生活の一部を変更する必要があるでしょう。 どのような点に気をつけると、カルシウムを摂取しやすくなるでしょうか? 気を付けるべき点として挙げられるのは、摂取する食品です。 カルシウムを摂取する方法として、多くの人は牛乳を思い浮かべるでしょう。 一般的な牛乳には200mlで約227mgのカルシウムが含まれていて、中にはおよそ3倍ものカルシウムが含まれている牛乳もあります。 牛乳を飲むとき、脂肪分やカロリーを気にする人もいますが、1日400ml程度なら飲んでもほとんど影響はありません。 妊娠中であれば、500mlが摂取の目安です。 他にも、チーズやヨーグルトなどの乳製品を摂取することをおすすめします。 中には、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするという人もいるでしょう。 その場合、乳製品なら問題なく摂取できるため、一度試してみてください。 日本で古くから摂取されているカルシウムといえば、骨ごと食べられる小魚です。 シラスやイワシなどの小魚などにはカルシウムが豊富に含まれていて、手軽に食べられます。 また、桜エビなどの殻ごと食べられるエビなどもおすすめです。 豆腐や納豆、油揚げなどの大豆製品にも、カルシウムは豊富に含まれています。 牛乳などと比べるとカルシウムの量は少ないものの、頻繁に食べやすい食材なので豊富に摂取できるでしょう。 チンゲン菜や小松菜などの野菜にも、カルシウムが多く含まれています。 中でも、モロヘイヤや水菜など、葉物野菜の多くにカルシウムが豊富に含まれています。 ゆでたり加熱したりすることで、嵩を減らしてたくさん食べることができるでしょう。 ヒジキは、カルシウムと一緒に鉄分も豊富に含まれているので、特におすすめです。 大豆製品はカルシウムが豊富で、食べやすいものも多いでしょう。 つわりがあると食べられるものは限られるので、無理をせずに摂取できるものを選んでください。 なお、カルシウムは、食材によって吸収率が異なります。 牛乳が最も吸収率が高いのですが、乳製品も同等の吸収率なので、牛乳が苦手な方は乳製品を食べるのがおすすめです。 豆腐や油揚げなどは、乳製品に次いで吸収率が高い食べ物で、たんぱく質も同時に摂取できます。 魚介類や野菜、海藻などの吸収率はあまり高くありませんが、他の食材と組み合わせやすいでしょう。 カルシウムを摂取するときは、ビタミンDが吸収を助けてくれます。 食品にはあまり含まれていませんが、日光浴によって体内で生成されるので、1日15分は日光浴をしてください。 まとめ 妊娠中は、お腹の中で子どもが形成されるときにお母さんからカルシウムを吸収するため、妊婦はカルシウム不足になりがちです。 カルシウムは歯の健康にもかかわるため、歯を大切にするためにもカルシウムを多く摂取しましょう。 牛乳などカルシウムが豊富な食品を多く摂取して、吸収を助けるビタミンDを生成するために日光浴をしてください。

2024.06.12

【鶴見・川崎の歯医者】妊娠中に歯周病になるとどのような影響があるか解説します

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすくなっているため、妊娠中特有の病気にかかることもあります。 妊娠中特有の病気の中には、歯周病に似た妊娠性歯肉炎という病気もあり、治療せずに悪化すると歯周病になってしまいます。 もしも妊娠中に歯周病を発症すると、どのような影響があるのでしょうか? 妊娠中の歯周病の影響について解説します。 妊娠中は歯周病になりやすい 妊娠中は、体に多くの変化が起こります。 「今まで好きだった食べ物が嫌いになった」「匂いを受け付けなくなった」という話をよく聞きますが、他にも多くの変化があるのです。 例えば、妊娠初期になりやすいものとして、頻尿や便秘が挙げられます。 体形も徐々に変化して、腰痛になりやすくなり、妊娠後期になると動悸、息切れなどが起こることもあります。 また、胃がもたれやすくなり、お腹のふくらみに応じて胃が圧迫されるようになります。 お腹が大きくなると食べ物の入るスペースが少なくなるため、妊娠前と比べて食べる量が減ってしまうでしょう。 妊娠中の変化は口内にも及び、歯茎に腫れが起こることもあります。 通常は歯周病が疑われますが、妊娠中に歯茎が腫れてきた場合には、妊娠性歯肉炎の疑いもあるため注意が必要です。 妊娠性歯肉炎とは、その名のとおり、妊娠中にだけ発症する歯肉炎です。 歯周病の初期症状である歯肉炎と同じように、歯茎の腫れや出血、痛み、赤みなどの症状が起こります。 妊娠性歯肉炎の原因となるのは、女性ホルモンの増加です。 妊娠中は女性ホルモンが変化し、エストロゲンというホルモンが増加します。 エストロゲンには、歯周病の原因となる細菌の動きを活発にする働きがあるため、妊娠性歯肉炎にかかりやすくなるのです。 また、エストロゲンの標的となるものに、歯肉を形成している細胞があります。 エストロゲンは歯茎を作る働きのある細胞を標的とするため、歯茎周辺に集まることが多く歯茎にも影響を与えるのです。 さらに、プロゲステロンという女性ホルモンも妊娠性歯肉炎の原因となります。 なぜなら、プロゲステロンには、プロスタグランジンという炎症を起こす物質を増加させる働きがあるからです。 特に、妊娠後期はかなり増加するため、注意が必要となります。 以上のとおり、女性ホルモンが増加することで妊娠性歯肉炎にかかりやすくなりますが、女性ホルモン以外にも、歯周病を引き起こす原因があります。 例えば、口内の食べかすも歯周病の原因となります。 妊娠中はつわりのために、丁寧な歯磨きができないケースが珍しくありません。 きちんと歯を磨けないことから、歯周病の発症リスクも高くなってしまいます。 なるべく気持ち悪くならないように工夫しながら、口内ケアを行う必要があります。 胎児にはどのような影響がある? 妊産婦さんが歯周病になると、胎児にも影響があります。 場合によっては、早産や低体重児出産になってしまうこともあるため、注意しなければなりません。 歯周病が胎児に影響するはどうしてでしょうか? 原因となるのは、プロゲステロンというホルモンです。 既述したとおり、妊娠中はプロゲステロンというホルモンが増加します。 プロゲステロンは炎症の原因となるホルモンであり、増加すると口内を中心として、全身に影響を及ぼします。 ホルモンバランスの乱れが原因で起こる歯茎の炎症が、妊娠性歯肉炎です。 プロゲステロンは、炎症を起こす原因となるプロスタグランジンを刺激するため、歯肉炎などが起こります。 しかし、プロスタグランジンは単に炎症を起こすだけのホルモンではありません。 なぜなら、プロスタグランジンには子宮を収縮させる働きもあり、出産の準備が整うと増加するホルモンであるからです。 プロゲステロンによって刺激されてプロスタグランジンが増殖すると、まだ出産時期ではないにも関わらず、子宮が収縮を始めてしまうことがあります。 子宮の収縮が始まると、体は「出産しなくてはならない」と誤解し、早産になってしまうのです。 歯周病の場合、早産になる確率は通常の2倍以上になるといわれています。 また、妊娠中にアルコールを摂取したり、喫煙したりすると体に悪影響を及ぼすということは広く知られていますが、実は、アルコールやタバコ以上に歯周病の方が危険を及ぼします。 特に注意が必要なのが、低出生体重児出産です。 歯周病の患者は、低出生体重児出産となるリスクが7倍にもなるといわれています。 タバコやアルコール、高齢出産などと比べても、はるかにリスクが高いのです。 低出生体重児は、出生後に医療的ケアが必要なケースが多く、発育や発達が遅れることもあるため、注意が必要です。 歯周病は、予防によって発症リスクを大幅に下げられる病気ですが、一度発症すると完治するまでに時間がかかります。 妊娠する前からきちんと予防して、口内の健康を維持しましょう。 まとめ 妊娠中は、歯周病になる可能性が高くなります。 妊娠中のホルモンバランスの乱れが原因で、歯周病の初期症状である歯肉炎と同じ症状の妊娠性歯肉炎になる可能性が高くなります。 放置して悪化すると、本格的な歯周病になってしまう恐れがあるのです。 歯周病になると、低出生体重児出産となるリスクが7倍になるといわれているため、妊娠前から口内の健康には十分に気をつけましょう。

2024.06.11

【鶴見・川崎の歯医者】妊娠や出産によって歯がボロボロになるのか解説します

妊娠や出産によって、歯がボロボロになってしまうという話を聞いたことはありませんか? 妊娠について調べた時に散見される情報ですが、なぜ歯がボロボロになるのでしょうか? また、予防する方法はあるのでしょうか? 妊娠や出産で歯がボロボロになるのはなぜか、解説します。 妊娠や出産で歯にダメージがあるのか 妊娠や出産のタイミングで、口内環境が悪化して虫歯や歯周病になり、歯がボロボロになってしまうケースは珍しくありません。 かつては、お腹の赤ちゃんがお母さんのカルシウムを吸収するからだといわれていましたが、この説は真実ではありません。 歯がボロボロになる原因はいくつかありますが、主なものとして挙げられるものの一つに、妊娠による食生活の変化が挙げられます。 「つわりの影響で、今までと同じような食生活を続けられなくなった」という人は少なくないでしょう。 また、妊娠に伴い味覚が変化したことが原因になるケースもあります。 妊娠中に、酸っぱいものが食べたくなる、という話を聞いたことはありませんか? 実際に、妊娠してから酸味のある食べ物を好むようになったという人は少なくないようです。 トマトやレモン、柑橘類全般が好まれますが、酸味のある食べ物は歯を溶かしてしまいます。 そのため、たくさん食べると虫歯になりやすくなるのです。 また、妊娠によって甘いものを好むようになる人もいます。 甘いものは虫歯の原因となるため、虫歯のリスクが高まります。 こまめに食べたり間食が増えたりした場合に、すぐに歯を磨けていれば問題ありません。 しかし、中には歯ブラシを口に含んだだけで吐き気を催すために、こまめな歯磨きが出来ないケースもあるでしょう。 なかなか歯を磨けず、虫歯になることもあります。 さらに、妊娠中特有の口内の病気である妊娠性歯肉炎が、歯がボロボロになる原因となることもあります。 妊娠性歯肉炎とは、プロゲステロンとエストロゲンという2種類の女性ホルモンが増加することで、歯肉が炎症を起こす病気です。 プロゲステロンやエストロゲンは、歯周病菌や虫歯菌の増殖を促す働きがあり、歯肉の血液循環も妨げます。 増加すると歯周病になるリスクが高まるだけでなく、発症した後の進行スピードも速くなるのです。 歯がボロボロになる他の原因として、唾液の減少が挙げられます。 妊娠したことにより女性ホルモンのバランスが崩れ、以前よりも不安を覚えたり緊張したりすることが増えることがあります。 緊張や不安により唾液が減少すると、虫歯にかかりやすくなります。 なぜなら、唾液には口内の汚れを落として殺菌する作用があり、減少すると細菌が増殖しやすくなるからです。 免疫寛容という作用が歯をボロボロにする原因になることもあります。 免疫寛容とは、お腹の中にいる赤ちゃんを体が異物だと判断し、免疫機能が異物を排除しようとするのを防ぐ作用のことです。 免疫寛容が免疫力を抑えることで、虫歯や歯周病などの感染症にもかかりやすくなってしまうため、歯がボロボロになってしまうのです。 つわりがある時期は、口に何か入れるたびに気持ち悪くなることが珍しくありません。 そのため、歯磨きが十分にできないことがあります。 歯のメンテナンスを怠った結果、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。 赤ちゃんに影響はある? 妊娠中に歯がボロボロになった場合、赤ちゃんにも影響があるため注意が必要です。 妊娠中に虫歯や歯周病になると、早産や低出生体重児出産などのリスクが高くなります。 タバコやアルコール、高齢出産などよりも、歯周病のリスクの方が高いため、注意しなければなりません。 出産が近づくと、体内ではプロスタグランジンという物質を通常時の数十倍も分泌し、子宮が収縮して出産の準備が始まります。 歯周病になると炎症を抑制しようとしてプロスタグランジンが分泌されるため、出産準備をしている体が勘違いしてしまうのです。 また、歯がボロボロになった原因が虫歯の場合には、「お腹の中にいる赤ちゃんに感染するのではないか」と不安になる人もいるでしょう。 しかし、お腹の中にいる赤ちゃんに虫歯の原因菌は感染しません。 また、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にも、虫歯の原因となる細菌は存在していないのです。 ただし、生まれた後、日常生活の中で親など周囲の大人から細菌が感染するため、注意する必要があります。 感染の原因となるのは、キスや口移しでの食事、箸やスプーンなど食器の共用、口で息をかけて冷ます行為、同じタオルを使用するなど、子供の世話をする中での行為です。 唾液から虫歯の原因菌が感染してしまいます。 虫歯の原因菌が感染しやすい時期は、奥歯が生えてくる3歳頃までです。 しかし、3歳頃に虫歯の原因菌が口内に存在していなければ、一生虫歯になりにくくなるといわれています。 そのため、この時期に子供に虫歯を感染させないよう十分に気をつけましょう。 なお、妊娠中はつわりなどで体調が悪いこともあるでしょう。 そのような場合は、無理に歯磨きをする必要はありませんが、せめて口をゆすいでください。 歯磨きができないときでも、しっかりと口をゆすぐことで口内の汚れを洗い流せます。 丁寧に歯を磨くのは、体調がいい時にしましょう。 歯ブラシを口に入れるのを気持ち悪く感じる場合には、子供用のヘッドが小さい歯ブラシを使用してください。 夜は特に口内で細菌が増殖しているので、朝の歯磨きはできるだけしっかり行いましょう。 体調がいい時に、歯磨きに加えてデンタルフロスなどで歯の間の汚れもしっかり落とすと虫歯になりにくく、歯がボロボロになるのを防止できます。 まとめ 妊娠中や出産時は、お腹の中の赤ちゃんがカルシウムを吸収するためお母さんの歯がボロボロになるといわれていましたが、実は原因は赤ちゃんではありません。 妊娠中は口内のケアが不十分になりやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高くなることが原因です。 歯周病になると、出産の際に早産や低出生体重児出産になるリスクがタバコやアルコールよりも高くなってしまいます。 そのため、妊娠中は虫歯に加えて歯周病にかからないよう注意が必要です。 また、出産後は赤ちゃんに虫歯の原因菌を感染させないよう気をつけましょう。

2024.06.08

【鶴見・川崎の歯医者】口内に影響を与える妊娠糖尿病について解説します

妊娠すると、母体にはさまざまな変化が起こりますが、不調が起こることもあります。 中には妊娠中にだけ発症する病気もあり、注意しなければなりません。 妊娠中にだけかかる病気の一つに、妊娠糖尿病があります。 妊娠糖尿病は歯にも大きな影響がある病気です。 具体的にはどのような影響があるのでしょうか? 妊娠糖尿病の歯への影響について解説します。 妊娠糖尿病とは? 生活習慣病としてよく知られているものの一つに糖尿病があります。 糖尿病とは別に、妊娠中だけ起こる妊娠糖尿病というものがあることをご存じでしょうか? 妊娠糖尿病とは、妊娠している状態で初めて発見された糖代謝異常のことです。 一般的な糖尿病とは区別されるため、妊娠前から診断されている糖尿病や、妊娠中であっても明らかに一般的な糖尿病と診断された場合は、妊娠糖尿病には含まれません。 糖尿病になった時は、インスリンという薬を投与することで、血糖値をコントロールします。 インスリンは体内でも生成されていますが、妊娠糖尿病は、体内で生成されるインスリンが不足することでかかる病気です。 妊娠中は、赤ちゃんに栄養となる糖分を与えなければなりません。 そのため、胎盤から血糖値を上昇させるためのホルモンが分泌されます。 このホルモンが、妊娠糖尿病の原因となるのです。 血糖を下げる効果があるインスリンは、妊娠中に胎盤から分泌されるホルモンによって働きが抑制されてしまいます。 加えて、インスリンを破壊する酵素が胎盤で作られるため、妊娠している間は空腹時の血糖値が上がりやすくなり、妊娠糖尿病となるのです。 妊娠糖尿病になると、高血糖になります。 高血糖になると、お母さんには妊娠高血圧症候群や羊水量の異常、網膜症や腎症などの発症や悪化、肩甲難産などの合併症が起こることがあります。 妊娠高血圧症候群とは、高血圧や尿たんぱくの増加でお母さんと赤ちゃんにストレスがかかり、赤ちゃんの成長の阻害やお母さんの脳や肝臓、腎臓などに障害が発症するなどの合併症のことで、帝王切開分娩の割合が上昇します。 羊水量の異常は羊水過多症といい、お腹が張って圧迫感があるため苦しくなってしまいます。 そのため、食事がとれなくなったり、胎児が横向きや逆子になりやすくなったりするなどの症状が出ます。 また、破水の時期が早まって、早産となる可能性も高くなります。 さらに、お腹の中にいる子どもにも、流産や巨大児、低血糖、多血症、心臓肥大、形態異常、黄疸、電解質異常などの合併症が起こる可能性があり、最悪の場合には胎児が死亡することもあるのです。 巨大児とは、出生時の体重が4000g以上、4500g未満の赤ちゃんのことです。 大きくなりすぎることによって難産となり、肩が分娩のときに引っかかる肩甲難産になる可能性が高まります。 低血糖は新生児低血糖といい、生まれたばかりの赤ちゃんの血液中の糖分が少なくなる状態のことを指します。 胎盤から供給される血糖が多いと、赤ちゃんの膵臓で分泌されるインスリンも多くなりますが、出生後には血糖が供給されません。 そのため、出生後に低血糖となってしまうのです。 妊娠糖尿病と歯周病の関係 妊娠中になりやすい口内トラブルとして、妊娠性歯肉炎が挙げられます。 妊娠性歯肉炎は悪化すると歯周病になりますが、実は、歯周病は妊娠糖尿病と深い関わりがあるのです。 歯周病は、糖尿病の合併症の1つです。 歯周病菌が血管に入って全身を巡ると、歯周病菌由来の悪玉物質が増えてインスリンの働きを阻害し、血糖が下がりにくい状態を作ります。 また、妊娠糖尿病になって高血糖の状態が続くと、免疫機能が低下して歯周病が悪化しやすくなります。 歯周病を改善すると、血糖コントロールもしやすくなるのです。 したがって、妊娠糖尿病と診断された場合には、口内ケアをしっかりと行うことが、血糖値の管理につながります。 歯周病は早産や低出生体重児出産の原因にもなるので、妊娠中は歯周病をしっかりと予防しなければなりません。 口内ケアをできるだけ丁寧に行い、汚れなどを残さないように気をつけましょう。 食事や運動など、生活スタイルを改善することで妊娠糖尿病を予防できます。 発症している場合でも、改善は可能なので生活スタイルを見直してください。 特に重要なのが、妊娠初期に運動することです。 妊娠初期に1日30分以上の運動をしていれば、妊娠糖尿病を発症するリスクが半分未満になるというデータがあります。 そのため、つらい時期であっても、調子のいい時を見計らって運動することが重要となるのです。 妊娠糖尿病は、赤ちゃんの健康にも大きく影響します。 遺伝的リスクの高い女性も、生活習慣を改善することで発症リスクを抑制可能なので、できるだけ運動を続けましょう。 まとめ 妊娠中に発症する妊娠糖尿病は、胎盤から分泌されるホルモンがインスリンの働きを阻害して血糖の低下を妨げるうえに、インスリンを破壊する酵素を作り出すことで起こります。 高血糖になると、母体と胎児それぞれに合併症が起こる可能性があります。 また、妊娠中は歯周病のリスクが高まりますが、歯周病は妊娠糖尿病を悪化させ、妊娠糖尿病は歯周病を悪化させるため、注意が必要です。

2024.06.05

【川崎で審美治療】オールセラミッククラウンのメリットについて

セラミック治療は、虫歯治療後の歯をキレイに仕上げる審美歯科治療の一つです。 また、セラミック治療ではさまざまな素材のクラウンが用いられますが、中でも人気が高いのはオールセラミッククラウンです。 今回は、オールセラミッククラウンの概要やメリットなどについて解説します。 オールセラミッククラウンとは? オールセラミッククラウンは、白い陶製の材料であるセラミックのみでつくられたクラウンの一種です。 内側も外側も100%セラミックでつくるため、数あるセラミッククラウンの中でも、特別な美しさが再現されます。 ちなみに、セラミッククラウンには他にもハイブリッドセラミックやメタルボンド、ジルコニアセラミックやe-maxなどがあります。 これらの中にも審美性に優れたものはありますが、セラミックを100%使用しているのはオールセラミッククラウンだけです。 また、メタルボンドは金属を使用しているため、金属アレルギーの方は基本的に適用できません。 オールセラミッククラウンのメリット5選 オールセラミッククラウンには、主に以下のようなメリットがあります。 ・自然な仕上がりが期待できる ・虫歯が再発しにくい ・歯茎が黒くならない ・金属アレルギーの心配がない ・清掃性が高い 各メリットについて詳しく説明します。 自然な仕上がりが期待できる オールセラミッククラウンは、セラミッククラウンの中でももっとも自然な仕上がりが期待できます。 その理由は、天然歯と区別がつかないほどの質感や透明感を持っているからです。 またホワイトニングでは白くできないような変色した歯であっても、オールセラミッククラウンであれば自然な白さにできます。 特に前歯に適用することで、見た目の印象はとても華やかになります。 虫歯が再発しにくい 虫歯が再発しにくいという点も、オールセラミッククラウンのメリットの一つです。 オールセラミッククラウンは、接着剤によって歯にしっかりと接着されていることから、隙間に唾液や虫歯菌が入りにくいです。 そのため、クラウンの下で虫歯が再発するリスクが低いです。 もちろん虫歯が再発しにくいということは、虫歯の治療費や通院の負担も抑えられるということになります。 一方、金属はオールセラミッククラウンに比べて素材そのものが劣化したり、変形したりしやすいです。 また劣化や変形が起こると、歯とクラウンとの間に隙間ができ、二次虫歯を引き起こしやすくなります。 歯茎が黒くならない オールセラミッククラウンは、装着しても歯茎が一切黒くなりません。 こちらは金属を使用していないことが理由です。 金属を使用する銀歯やメタルボンドなどの補綴物では、金属が歯茎に溶け出し、その色が歯茎に沈着してしまうことがあります。 このような現象をメタルタトゥーといい、一度変色した歯茎は文字通りタトゥーのようになり、基本的に元の色に戻ることはありません。 一方、オールセラミッククラウンは100%セラミックでできているため、こういった金属由来のトラブルは一切起こりません。 歯だけでなく、歯茎もキレイな状態を保ちやすくなります。 金属アレルギーの心配がない 先ほども触れたように、オールセラミッククラウンは一切金属を使用していません。 そのため、メタルタトゥーだけでなく、金属アレルギーの心配も無用です。 口内の金属が唾液に触れると、金属の部分が溶け出して金属イオンになります。 金属イオンが身体のタンパク質と結合すると、アレルギーの原因となるアレルゲンに変換され、時間とともに体内に蓄積されることで金属アレルギーを発症します。 また歯科材料によって金属アレルギーが起こると、補綴物の周りの歯茎がただれたり、口内炎ができたりします。 その他、唇や口角が腫れたり、変な味を感じたりといった味覚異常の症状が現れることもあります。 さらに重症化すると、全身の皮膚にアトピー性皮膚炎のような症状が出ることも考えられます。 このようなリスクを考えても、オールセラミッククラウンのような金属アレルギーの心配がない素材を選ぶことは大切です。 清掃性が高い オールセラミッククラウンには、清掃性が高いというメリットもあります。 こちらは、表面が艶やかでツルツルしていることが理由です。 オールセラミッククラウンは見た目が美しいだけでなく、表面がツルツルしているため、汚れが付着しにくいです。 そのため、ブラッシングをしたときにプラークや食べカスが除去しやすいです。 また歯の周りの組織の健康も維持しやすいため、歯周ポケットが深くなり、なかなかプラークをかき出せないという心配も少ないです。 さらに、虫歯や歯周病による歯の痛みや歯茎の腫れを予防しやすいことから、痛みでブラッシングが十分にできないということも考えにくいです。 まとめ オールセラミッククラウンは、見た目の美しさだけでなく、安全性や清掃性にも優れた素材です。 そのため、セラミック治療を受けようと考える方は、必ず選択肢の一つとして考えておくべきです。 またオールセラミッククラウンを適用しようとする方は、費用の高さや衝撃への弱さなど、デメリットについても把握しておくことをおすすめします。

2024.05.30

【鶴見・川崎の歯医者】麻酔の使用やレントゲンは妊娠中でも可能か解説します

妊娠中は、普段できることができなくなるケースがあります。 歯科治療においても同様で、今まで何の問題もなく受けられた治療が受けられなくなることがあるのです。 歯科治療では麻酔やレントゲンが必要になることもあります。 妊娠中に麻酔を打ったりレントゲン撮影を行ったりすることは問題ないのでしょうか? 妊娠中でも麻酔の使用やレントゲン撮影ができるのか、解説します。 妊娠中は麻酔を使っても大丈夫? 虫歯の治療をする際は、虫歯に感染している部分を削り、感染部分を除去します。 虫歯の状態によっては歯を削る際に痛みが生じることがあるため、この場合には、先に麻酔をかけなければなりません。 妊娠前は麻酔をかけられることに何の問題もなくても、妊娠中となると、「お腹の中の子供に影響がないか」と不安に思う人もいるでしょう。 実は、歯の治療に使用する麻酔に関しては、特に胎児への影響はありません。 したがって、妊娠中であっても問題なく麻酔をかけられます。 歯科治療で使用する麻酔は濃度が低く、使用料もごく少量です。 効果がある時間も短く体への影響も軽微です。 危険性はほとんどなく、体内に吸収された後に胎児まで届くことはなく、途中で分解されます。 麻酔に含まれているエピネフリンという成分は、血管を収縮させる働きがあります。 使用した際に心臓の動きが少しだけ早くなることがあるため、体に負担がかかっているのではないかと不安になる人もいるでしょう。 しかし、歯科治療で使用される麻酔に含まれるエピネフリンの量はごくわずかで、約8万分の1に希釈されています。 そのため、使用してもほとんど影響はありません。 中には、麻酔の影響を心配して、麻酔なしで歯科治療をしてほしいと希望する人もいます。 しかし、麻酔をかけずに治療すると激しい痛みを感じることがあるため、おすすめできません。 痛みのために、体にかかる負担がかえって大きくなってしまいます。 また、麻酔にアレルギーがあるという方もいます。 アレルギーがある場合には、対象となる成分が含まれない麻酔を使用することになるでしょう。 麻酔のアレルギーがある場合には、事前に歯科医師に伝えてください。 以上のとおり、虫歯の治療では麻酔をかけた方が、体への負担は小さくなります。 ただし、麻酔を打った時に具合が悪くなったことがある場合には、事前に相談してください。 妊娠中のレントゲンについて 妊娠中の歯科治療における不安は、麻酔だけではありません。 レントゲンに関しても、不安に思う人がいるでしょう。 しかし、レントゲンも特に悪影響はありません。 妊娠中に放射線を浴びると、胎児が育たなかったり奇形になったり、あるいは精神発達遅滞が起こったりするというデータがあります。 しかし、放射線は一定以上の量でなければ、影響はありません。 影響が出る放射線の量と影響の内容は、妊娠してからの時期によって異なります。 妊娠3週目までに100mSV以上の放射線を浴びると、胎児の成長に影響が出るといわれています。 妊娠4~12週は、100mSVの放射線を浴びた場合に、胎児が奇形になる確率が高くなるようです。 10~27週の間は、120mSV以上の放射線を浴びると胎児の精神発達が遅滞する恐れがあるといわれています。 放射線の量が50mSV以下なら、どのタイミングで浴びても影響は特にないというデータもあります。 しかし、放射線は通常、どのくらい浴びることがあるのでしょうか? 日常生活の中で浴びる放射線は、年間でおよそ2.5mSVです。 先述した胎児に影響が出る放射線量よりも大幅に少ないため、日常生活の中で放射線が原因となり、胎児に影響が出ることはまずありません。 レントゲンの放射線量は、日常生活の中で浴びる放射線量よりも少ないです。 そのため、胎児へ与える影響はほとんどないと考えていいでしょう。 レントゲンにはアナログ撮影とデジタル撮影があり、アナログ撮影で歯科治療のように小さなレントゲンを撮影した場合の照射量は、1枚当たり0.04mSVです。 デジタル撮影であれば、1枚当たり0.01mSVとごくわずかです。 また、レントゲン撮影をする際は、分厚い防護服を着たうえで行います。 放射線量がもともと少ないうえ、防護服によって守られるため、胎児にはほとんど届かないのです。 特に影響はないとはいっても、不安に思う人は少なくありません。 治療を受ける前に歯科医師に不安を伝えておけば、できるだけ麻酔やレントゲンを使わないよう配慮してくれるでしょう。 ただし、体への負担も考えて、最小限は使用することになると考えられます。 どうしても必要な場合には、何のために使用するのか、使用しなければどんな影響があるのか、考えられる影響は何かをきちんと説明したうえで、治療を行います。 まとめ 妊娠中に麻酔やレントゲンを使用すると胎児に悪影響がある、と考えている人は少なくありません。 万が一のことを考えて治療を受けるのをやめようとする人もいますが、麻酔は濃度も低く量も少ないため、胎児に届く前にほとんどが体に吸収され、悪影響がある成分も含まれていません。 レントゲンも、放射線の照射量はごく僅かなので、胎児にも母体にも影響はありません。 ただし、不安な場合には、安心できるまで相談しましょう。

2024.05.29
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