口臭は、現代社会におけるなかなかデリケートな問題です。
本人が気になっていなくても、周りの方が気になっていればそれは放っておくことはできません。
また口臭は、時に人間関係にも影響を及ぼします。
今回は、口臭と人間関係に関することを中心に、あれこれ解説します。
なぜ自分では口臭に気付きにくいのか?
自分の口臭に気付きにくいのは、常に自分の匂いを嗅いでいるため、嗅覚が慣れてしまって気づきにくい嗅覚疲労が起こるからです。
口臭の主な原因は?
口臭の原因はさまざまです。
代表的なのものには虫歯や歯周病、舌苔や唾液の減少、食生活や生活習慣(喫煙、アルコール)などが挙げられます。
歯周病の口臭はどのようなニオイ?
歯周病が進行すると、細菌が硫化水素などの悪臭ガスを放出し、腐った卵のような匂いがすることがあります。
生理的口臭とは?
生理的口臭とは、誰にでも起こりうる一時的な口臭のことをいいます。
起床時や空腹時、緊張時などに唾液の分泌が減ることで発生します。
ストレスは口臭に関係する?
ストレスや緊張は交感神経を優位にし、唾液の分泌量を極端に減らすため、口臭の原因となります。
コーヒーやアルコールは口臭を悪化させる?
コーヒーやアルコールは口内を乾燥させやすくするため、口臭を悪化させる可能性があります。
子どもの口臭が気になる場合は何かの病気?
子どもの口臭の多くは生理的なものですが、虫歯や口呼吸が原因の場合もあるため、歯科クリニックでの相談が推奨されます。
また子どもは大人に比べて、口臭があることについて直接本人に言及しやすいため、口臭が強いといじめなどにつながるリスクもあります。
今すぐ口臭を消す方法はある?
ブラッシングやマウスウォッシュの使用、水を飲むことや口臭タブレットやスプレーの使用などが一時的な対策として効果的です。
しかし、これらは対症療法にすぎず、口臭を根本的に解決するものではありません。
自身の口臭が気になって人と話せない場合はどうする?
口臭に対する不安は、社会的不安と呼ばれる状態です。
まずは歯科クリニックで原因を特定し、適切なケアをすることで不安を軽減できます。
パートナーの口臭はどうすれば傷付けずに伝えられる?
パートナーの口臭が気になる場合、「最近ちょっと体調悪いの?」「匂いが気になることがある」など、体調の変化と関連付けて優しく伝える方法があります。
また、専門家に相談するように勧めるのも良いでしょう。
このとき「自分も口臭が気になるから一緒に受けてみよう」などと誘うことで、傷つけるリスクを減らせます。
職場の同僚の口臭がひどい場合はどうする?
職場の同僚などについては、親しい人物であってもなかなか口臭について伝えるのが難しいです。
直接伝えにくい場合は、上司や人事など第三者に相談するか、匿名で伝える方法を検討する必要があるかもしれません。
口臭が原因で人間関係が悪化することはある?
口臭は相手に強い不快感を与える可能性があるため、人間関係に影響を及ぼすことがあります。
友人や家族に口臭を指摘されたらどうすれば良い?
友人や家族に口臭を指摘された場合は素直に受け止め、まずは歯科クリニックを受診して原因を調べることが改善への第一歩です。
もちろん、指摘してくれたことに感謝することも大切です。
加齢によって口臭は増加する?
加齢により唾液の分泌量が減る傾向があるため、口臭が増えるケースは少なくありません。
つまり、年齢を重ねている方のほうが、口臭による人間関係のトラブルが起こりやすいということです。
タバコはなぜ口臭の原因になる?
タバコは唾液の分泌を抑制し、歯周病のリスクも高めるため、口臭の大きな原因となります。
またタバコのニオイは、非喫煙者の方にとっては非常にわかりやすく、口臭だけでなくタバコのニオイ自体がスメルハラスメントにつながることもあります。
スメルハラスメントとは?
スメルハラスメントは、ニオイによって本人が気付かないうちに職場の生産性を下げたり、人間関係を悪化させたりする深刻な問題です。
口臭の他、体臭や香水のニオイなどがスメハラを引き起こす可能性があります。
近年は柔軟剤や整髪料のニオイなど、一般的には不快でないニオイについても、スメハラにつながるケースが増加しています。
自覚がないケースが多くデリケートな問題ですが、放置すると最悪の場合他の従業員の離職につながります。
ちなみにスメルハラスメントの対策については、空気清浄機の設置や換気の徹底といった環境の改善、衛生・健康に関する啓発実施による意識向上などが挙げられます。
まとめ
口臭によって人間関係に悪影響が出るという状況は、なんとしても避けなければいけません。
例えば会社への貢献度が高く、仕事の評価も悪くないにもかかわらず、口臭で評価を落とすというのは非常にもったいないことです。
またここでいう人間関係には、職場の同僚などだけでなく、家族や友人との人間関係も含まれています。
ここの関係も悪化させないよう、適切な口臭ケアと相手に配慮した口臭の伝え方は必須です。