【鶴見・川崎の歯医者】スマホの使い過ぎが虫歯のリスクを高める理由

虫歯の主な原因と言えば、やはり口内ケアをおろそかにすることや、甘いものをたくさん食べることなどが挙げられます。
また他にも原因は存在し、意外なところでいうとスマホの使い過ぎも虫歯の発症を誘発するとされています。
今回は、スマホの使い過ぎが虫歯につながる主な理由について解説します。

スマホの使い過ぎが虫歯のリスクを高める理由5選

もはや私たちの生活に欠かせないものとなったスマホですが、中にはいつでもどこでもスマホを使用する依存症のような方もいます。
またスマホを使いすぎると、以下の理由によって虫歯のリスクが高まります。

・口呼吸が増える
・顎の不調が起こる
・ながら食べが増える
・睡眠不足になる
・栄養吸収が低下する

各項目について詳しく説明します。

口呼吸が増える

スマホを使用すると口呼吸をする機会が増え、虫歯のリスクが高まります。

スマホを使用する際は、画面の内容に集中していることが多いです。
そのため、無意識に鼻で呼吸せず、口呼吸をしていることがあります。

また口呼吸をすることにより、口内の唾液の量は減少します。
唾液は口内の粘膜を保護する役割もありますが、もう一つ自浄作用という大事な役割を持っています。

唾液は口内の水分であり、食べカスやプラークなど虫歯の発症につながるものを洗い流してくれます。
こちらが自浄作用です。

つまりスマホの使い過ぎにより、唾液の量が減少すると、汚れが洗い流されず虫歯を発症しやすくなるということです。

ちなみに、プラークは虫歯だけでなく歯周病のリスクも高めるため、唾液の量が減ると歯周病も発症しやすくなります。
もちろん、虫歯と歯周病を同時に発症してしまうことも考えられます。

顎の不調が起こる

スマホを使い過ぎることによって顎の不調が起こり、これが虫歯の発症につながることもあります。

立っているもしくは座っている状態でスマホを操作するとき、一般的にはうつむいた姿勢になります。
このようなうつむき姿勢は、無意識に噛み締めや食いしばりをすることにつながります。

また無意識の噛み締めや食いしばりは、普段食事で歯を噛み合わせるときよりも強い力がかかります。
そのため、継続することで歯や歯茎へのダメージは大きくなります。

さらに噛み締めや食いしばりがある状態が続くと、その影響は歯や歯茎だけにとどまらず、顎にまで達します。
その結果顎関節症を引き起こし、やわらかいものしか食べられないようになったり、ブラッシングがしにくくなったりすることで、虫歯のリスクが高まることがあります。

ながら食べが増える

スマホを頻繁に使用する方は、ながら食べをする機会も増加します。
ながら食べとは、スマホを操作しながら食事を摂ることをいいます。

またながら食べの場合、食事に集中することができず、必然的に食事の時間が長くなってしまいます。
口内は、食べ物を含んでいるとき酸性に傾き、少しずつ歯を溶かしていきます。
本来であればその後再石灰化が行われますが、ダラダラ食べている場合は歯が溶かされる時間が長くなり、なかなか再石灰化が追い付きません。

さらに、ながら食べには満腹感を得にくくなるというデメリットもあります。
スマホを見ながら食事を摂ることで、食べる量が多くなり、こちらもダラダラ食べや虫歯につながりやすいです。

睡眠不足になる

スマホを使いすぎることによる睡眠不足も、虫歯のリスクが高まる原因です。

スマホの画面から発せられるブルーライトは、脳を覚醒させ、睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制します。
さらにスマホを長時間使用すると、単純に寝る時間が遅くなってしまい、十分な睡眠時間が取れません。

また慢性的な睡眠不足に陥ると、唾液の分泌量の減少や抗菌作用の低下、再石灰化作用の低下や免疫力の低下といったさまざまなデメリットが生じます。
これらはすべて虫歯のリスクを高めるものであるため、質の良い睡眠を取りたいのであれば、なるべくスマホを使用する時間は短くしなければいけません。

栄養吸収が低下する

食事のときにまでスマホを操作しているという方は、栄養吸収が低下するおそれもあります。
こちらは、食事への意識が薄れ、よく噛まずに飲み込んでしまいがちになるからです。

食事で噛む回数が増えることにより、食べ物がより細かく分解されます。
またこれによって胃腸への負担が減り、栄養素の消化吸収率が向上します。

一方、スマホばかりに集中してあまり噛まない場合、食べ物は大きいサイズのまま胃腸に運ばれることになります。
その結果、カルシウムやビタミンといった虫歯予防に効果的な栄養を十分に摂取できない可能性があります。

まとめ

冒頭でも触れたように、スマホは現代社会を生きる方にとっての必需品です。
しかし、使用するときは節度を持って使用しなければいけません。
また最近は、食事のときでもスマホが手放せないという方が多いですが、こちらは著しく虫歯のリスクを高める行動です。
そのため、食事のときは食事に集中し、夜寝る前などの時間帯もスマホを使用する時間は前もって決めておくのが望ましいです。

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