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2025.05.29

虫歯予防として避けるべき粘着性のある食べ物

虫歯予防を行う際に重要なのは、どのようにして口内の汚れを除去するかだけではありません。
どのようにして口内に汚れをつきにくくするかを考えるのも大切です。
つまり、なるべく虫歯につながりにくいものを選んで摂取すべきだということです。
今回は、虫歯予防として避けるべき粘着性がある食べ物について解説します。

粘着性のあるものの虫歯リスク

そもそもなぜ粘着性のあるものがダメなのかというと、口内に付着してなかなか除去できないからです。

虫歯を発症する主な原因は、口内に残った食べカスをエサに虫歯菌が活発に動き、歯を溶かしてしまうことです。
そのため、摂取するものはなるべく口内に残りにくいものにするのが望ましいです。

また粘着性のあるものの中でも、糖分が多く含まれるものは特に虫歯につながりやすいです。
糖分は虫歯菌の大好物であり、口内に入ることでより活発な活動を助長します。

虫歯予防として避けるべき粘着性のある食べ物6選

虫歯を予防するために避けるべき粘着性のある食べ物としては、主に以下のものが挙げられます。

・キャラメル
・ヌガー
・グミ
・水飴
・ガム
・餅

各項目について詳しく説明します。

キャラメル

キャラメルは、粘着性のある食べ物の代表格です。
口内で咀嚼していくにつれて徐々に粘着性を増し、飲み込む頃にはかなりネバネバの状態になっています。

またキャラメルは砂糖も多く含んでいるため、虫歯を予防するにあたってもっとも避けなければいけない食べ物の一つだと言えます。
ここでいうキャラメルとは、お菓子として販売される四角いキャラメルだけでなく、アイスクリームなどに含まれるキャラメルソースも含まれます。

キャラメルソースは、固形のキャラメルと比べると液体に近いですが、それでも口内に残りやすいことに変わりはありません。

ちなみに、銀歯などの補綴物を装着している方は、キャラメルを食べることによって外れてしまうこともあります。

ヌガー

ヌガーも、キャラメルと同じく粘着性の高い食べ物です。

ヌガーは砂糖や水飴を低温で煮詰め、ナッツ類やドライフルーツなどを混ぜてつくられるフランスの伝統菓子です。
日本のお菓子でも、チョコレートの中にヌガーが入っているものなどがあります。
これらは非常に虫歯のリスクが高く、砂糖も多く含まれます。

また先ほども触れたように、ヌガーにはドライフルーツが含まれることもありますが、ドライフルーツもかなり虫歯の発症リスクが高い食品です。

グミ

虫歯予防のために控えたい粘着性の高い食べ物としては、グミも挙げられます。

グミは脂質が一切含まれていないため、“罪悪感のないお菓子”として人気があります。
しかしもちろん糖類は含まれていますし、粘着性もあるため、虫歯予防の観点からいうと決して良いものではありません。

またグミは主にハードグミとソフトグミに分かれますが、中でも粘着性が高いのはソフトグミです。
ハードグミは弾力があり、そこまで歯に付着しないことが多いですが、ソフトグミはすぐに噛み切れるため、プラークとして残りやすいです。

水飴

水飴は糖アルコールの一種であり、砂糖と同様に虫歯の原因になります。

また水飴には、さまざまな食品に使用されているという特徴があります。
例えば和菓子でいうと、羊羹の主成分の一つは水飴であり、その他パンや佃煮などにも含まれます。
これらの食品は、いずれも糖分が多く歯に付着しやすいものです。

ただし、還元水飴はブドウ糖を還元したものであるため、砂糖と比べるとそこまで虫歯のリスクは高くありません。
具体的には、ブドウ糖が還元されることで、虫歯菌によって分解されにくくなり、酸も生成しにくくなります。

ガム

粘着性が高く虫歯になりやすい食べ物としては、ガムも挙げられます。

ガムは直接体内に入るものではありませんが、粘着性が高い状態でずっと噛み続けます。
そのため、ガムの成分が多少歯に残ることはあります。

またガムのように食べている時間が長いものは、口内を酸性に傾ける時間も長くなります。
その結果、歯を溶かす脱灰ばかりが行われ、歯を修復する再石灰化が追い付かなくなることが考えられます。

甘いもの以外でいうと、餅も虫歯を予防するためには避けるべきものだと言えます。

餅は非常に粘着性が高いことで知られています。
焼いたものや煮込んだものなど、いずれも噛んだときに伸びるほど粘着性があるため、虫歯予防を行うのであれば積極的に摂取すべきではありません。

また餅自体は甘いものではありませんが、主成分であるお米には多くの糖質が含まれています。
そのため、歯に詰まった餅などは虫歯菌の格好のエサになります。

まとめ

粘着性があるものは、口内に多く残存し、虫歯のリスクを高めてしまう可能性があります。
さらにブラッシングの難易度を上げる原因にもなるため、徹底的に虫歯を予防したい方はなるべく避けるべきです。
また粘着性の高いものの中には、虫歯菌が好む糖分を多く含むものも多いです。
糖分が多い食べ物も、当然虫歯予防における大きな障壁であるため、避けなければいけません。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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