【鶴見・川崎の歯医者】タフトブラシの使用時にやってはいけないこと

虫歯予防に使用するデンタルケアグッズには、歯ブラシだけでなく歯間ブラシやフロスも挙げられます。
またタフトブラシも、多くの方が使用するデンタルケアグッズの一つです。
しかしこちらを使用する場合、適切な使用法を理解しなければいけません。
今回は、タフトブラシの使用時にやってはいけないことを中心に解説します。

タフトブラシの概要

タフトブラシは、毛束が一つにまとまった小さなヘッドの歯ブラシです。
ワンタフトブラシとも呼ばれます。

奥歯のさらに奥や親知らず、歯並びが悪い部分などに使用することで、汚れを除去しやすくなるのがタフトブラシの特徴です。
また歯と歯茎の境目や矯正装置の周り、詰め物や被せ物の隙間などのブラッシングにも有効です。

タフトブラシは決して特別なデンタルケアグッズではなく、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどと同様、ドラッグストアなどで簡単に購入できます。

タフトブラシの使用時にやってはいけないこと5選

タフトブラシを使用するにあたってやってはいけないことには、主に以下のことが該当します。

・歯茎を強く擦る
・歯ブラシの代わりに使用する
・一ヶ所に長くとどまりすぎる
・頻繁に交換しない
・歯科医師の指導なしで使用する

各項目について詳しく説明します。

歯茎を強く擦る

タフトブラシの使用時は、歯茎を強く擦ってはいけません。

タフトブラシは毛先が集中しているため、強い力で擦ると歯茎に傷をつけたり、炎症を起こしたりする原因になります。

また歯茎に繰り返し強い刺激が加わると、歯茎が下がって歯根が露出し、知覚過敏の症状を引き起こすことも考えられます。

歯ブラシの代わりに使用する

タフトブラシは優れたデンタルケアグッズではありますが、歯ブラシの代わりに使用するのは間違っています。
あくまで一般的な歯ブラシで歯届きにくい特定の部位をピンポイントで磨くためのものであり、補助清掃グッズと考えておきましょう。

タフトブラシだけで、歯列全体のプラークを徹底的に除去することはできません。

一ヶ所に長くとどまりすぎる

タフトブラシを使用する際は、特定の場所だけを長時間磨き続けないように注意が必要です。
こうすることで、歯の表面のエナメル質や歯茎に過度な負担をかけてしまいます。

力を入れずに軽く磨きたい部位に当てるようにして、短時間で動かすのが効果的です。

頻繫に交換しない

一般的な歯ブラシと同様、タフトブラシは定期的に交換しなければいけません。

タフトブラシの毛先が開いたり、消耗したりすると、清掃効果は著しく低下します。
また定期的に交換しないと、ブラシに細菌が蓄積することも考えられます。

そのため、一般的な歯ブラシと同じように、1ヶ月に1回を目安に交換すべきです。

歯科医師の指導なしで使用する

タフトブラシを使用する際は、事前の歯科医師の指導を受けることが望ましいです。

前述したように、タフトブラシは使い方を誤ると効果が得られないだけでなく、歯や歯茎を傷つける原因にもなります。
また自身の口の状態に合った使い方や磨くべきポイントについては、人によって異なります。

そのため、これらのポイントについては歯科医師や歯科衛生士に相談し、アドバイスを受けましょう。
特に矯正中やインプラント治療後などは、タフトブラシを使用する頻度も多くなるため、専門的な指導が必要です。

タフトブラシの正しい使い方について

タフトブラシの使い方は、ポイントさえ押さえておけば決して難しくはありません。

まず鉛筆を持つように軽く握り、毛先を歯と歯の間や歯周ポケットに優しく当てます。
その後、小刻みに動かすことで、プラークをかき出します。
さらに、磨く部位に合わせてブラシの角度を調整します。

これらを意識すれば、細かい部分の汚れも十分に落とすことができます。

タフトブラシの選び方について

タフトブラシを選ぶ際は、毛先の硬さやヘッドの形状、毛の長さやヘッドの大きさなどをチェックします。

歯茎がデリケートな方や初心者の方には、毛先がやわらかめのものがおすすめですが、基本的には毛先の硬さが普通のものを選ぶべきです。

またヘッドの形状には、ガタガタしている部分を磨きやすい山型、歯周ポケットの汚れをかき出しやすい平型があります。
さらに、毛の長いものは深い部分まで毛先が届きやすく、短いものはブラッシングの力を調整しやすいというメリットがあります。

ヘッドの形状や毛の長さについては、どれが向いているのか歯科医師に相談しましょう。

ちなみにヘッドの大きさについては、なるべく小さいものを選ぶことにより、狭い部分でも問題なく磨ける可能性が高いです。

まとめ

タフトブラシを使用している場合でも、正しい使い方を理解していなければ、メリットを最大限に引き出すことはできません。
こちらはデンタルケアグッズすべてに言えることですが、やはり事前に使い方をマスターしたり、自身に向いている製品を選んだりすることは大切です。
歯科クリニックに相談すれば、これらのポイントについて余すことなく教えてくれます。

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