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2025.11.22

冬に虫歯を発症しやすい理由について

時間が過ぎるのは早いもので、今年も残すところ1ヶ月ほどとなりました。
12月に入ると、いよいよ本格的に寒い季節がやってきます。
また冬場は一般的に、虫歯になりやすい季節だと言われています。
今回は、冬に虫歯を発症しやすい理由と、主な対策について解説します。

冬に虫歯を発症しやすい理由

冬に虫歯を発症しやすい理由としては、主に以下のことが挙げられます。

・外気の温度の低下
・暖房の使用
・口呼吸の増加
・水分摂取量の減少
・甘いものの摂取量の増加
・温かい甘い飲み物の摂取量の増加
・ダラダラ食べの増加
・免疫力の低下
・歯科クリニックへの通院機会減少

各項目について詳しく説明します。

外気の温度の低下

冬に虫歯を発症しやすい理由としては、まず外気の温度が下がることが挙げられます。

外気の温度が低下すると、必然的に空気が乾燥します。
また空気が乾燥すると、口の中の水分も蒸発しやすくなります。

唾液には、口内の汚れを洗い流す作用や、虫歯菌に抵抗する作用などがあります。
そのため、乾燥によって唾液の分泌量が減ると、必然的に虫歯を発症しやすくなります。

暖房の使用

冬に虫歯を発症しやすい理由には、暖房を使用することも挙げられます。

冬場の特に寒い日は、暖房をつけなければ室内がとても冷え込んでしまいます。
しかし、エアコンなどの暖房器具は空気をさらに乾燥させ、口腔環境を悪化させます。

口呼吸の増加

口呼吸の機会が増加することも、冬に虫歯を発症しやすい理由の一つです。

寒い時期は風邪を引きやすく、風邪を発症すると鼻が詰まってしまう可能性があります。
また鼻が詰まっている状態だと、鼻呼吸ができず口呼吸の機会が増え、口内が乾燥しやすくなります。

水分摂取量の減少

冬は水分の摂取量が減少しやすく、こちらも虫歯の発症につながります。

夏場は汗をかきやすく、喉も乾きやすいため、こまめに水分を摂取する方が多いです。
一方冬場はそこまで汗をかかないため、気付いたら何時間も水分を摂っていないというケースも珍しくありません。

水分を摂取する機会が少なければ、当然口内が乾燥している時間は長くなります。

甘いものの摂取量の増加

甘いものの摂取量が増加しやすいことも、冬の虫歯リスクが高くなる理由です。

冬には、クリスマスやバレンタインなど、甘いものを食べるイベントが多くあります。
砂糖は虫歯菌の大好物であるため、摂取する機会が多ければ多いほど当然虫歯のリスクは高まります。

温かい甘い飲み物の摂取量の増加

先ほど、冬場は甘いものを摂取する機会が増えやすいという話をしました。
こちらはケーキやチョコレートなどのお菓子だけでなく、飲み物にも言えることです。

冬は身体を温めるため、温かいコーヒーや紅茶、ココアなどを飲む機会が増えます。
しかしこれらには大量に砂糖が含まれたものも多く、あまりに摂取しすぎると虫歯を誘発してしまいます。

ダラダラ食べの増加

冬に虫歯を発症しやすい理由としては、ダラダラ食べの機会が増えやすいことも挙げられます。

特に年末年始は、家の中で過ごす時間が増え、間食をしたり時間をかけてご飯を食べたりしがちです。
このようなダラダラ食べは、口内を酸性に傾ける時間を長くし、歯が溶けやすくなる原因になります。

免疫力の低下

冬は寒さや乾燥、栄養の偏りなどにより、体調を崩しやすい時期です。
そのため、身体の免疫力も低下しがちになります。

また免疫力が下がると、感染症である虫歯や歯周病の発症リスクも高くなってしまいます。

歯科クリニックへの通院機会減少

冬に虫歯を発症しやすい理由としては、歯科クリニックへの通院機会の減少も挙げられます。

冬は寒さや悪天候、年末年始の多忙さなどにより、歯科クリニックでの定期検診をついスキップしてしまいがちです。
このように定期検診を受けずにいると、虫歯の早期発見・早期治療が難しくなり、気付いたときには中程度~重度にまで進行している可能性があります。

冬の虫歯対策について

冬に虫歯を発症しやすくなる大きな原因は、やはり乾燥です。
そのため、加湿器を利用し、室内の湿度を適切に保ちましょう。

暖房を使用している場合、特に室内が乾燥しやすくなるため、湿度計を見ながら加湿器の出力を調整することをおすすめします。

またそれほど汗をかいていなくても、水分はこまめに摂取し、口内の乾燥を防ぎましょう。

さらに間食の回数を減らし、バランスの取れた食事を心掛けることも大切です。

もちろん、毎日の丁寧なブラッシングと、定期的な歯科検診がもっとも重要な対策です。
少しでも口内のことが気になったら、たとえ億劫でもすぐ歯科クリニックに相談しましょう。

まとめ

冬は虫歯に気をつけなければいけない時期です。
しかし、そのことを理解している方は、残念ながらそこまで多くありません。
もし年末年始などに虫歯を発症してしまうと、歯科クリニックが休みになってしまうなど色々と面倒になります。
そのため、本格的な冬を迎える前に、今一度虫歯予防の方法について把握しておくことが大切です。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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