初めて歯科クリニックで治療を受ける方は、歯科クリニックのシステムについてまだ理解できていない可能性があります。
また歯科クリニックを受診する際、知っておくべきシステムの一つが予約です。
今回は、歯科クリニックの予約に関することをあれこれ解説したいと思います。
初診のとき予約は必要?
初めてその歯科クリニックを訪れる場合、原則予約を取らなければいけません。
多くの歯科クリニックでは、予約優先制を採用しています。
こちらは飛び込みでも治療は受けられるものの、予約している患者さんを優先的に治療するという制度です。
当日予約は可能?
急に虫歯の痛みが強くなった場合などには、当日に歯科クリニックを予約したいと考えることもあるでしょう。
当日予約も可能な場合はありますが、予約状況によります。
どうしても痛みが強い場合は、その旨を伝えて歯科クリニックに相談しましょう。
予約の電話は何時頃にかけるのが良い?
午前診療が開始する時間の30分前や、午後診療の再開前は、比較的歯科クリニックの電話がつながりやすい時間帯です。
ただし、歯科クリニックによっては、診療時間にならなければ電話がつながらないケースもあります。
予約時には何を伝えれば良い?
歯科クリニックで予約を取るときは、氏名や生年月日、電話番号などの個人情報を伝えます。
またそれとあわせて、現在の症状や治療目的などを具体的に伝えておけば、来院時の対応がスムーズになります。
保険証は必要?
歯科クリニックを訪れる際は、保険証を持参しなければいけません。
虫歯治療は、一般的に保険診療であるため、保険証がなければ一時的に高額な費用を支払わなければいけないことがあります。
ただし、歯科クリニックによっては、次回来院したときに保険証を持参すれば、治療当日の支払いを保険適用の金額にしてくれる場合もあります。
問診票にはどのようなことを書く?
歯科クリニックで初めて治療を受ける際は、問診票を書かなければいけません。
こちらは現在の症状や既往歴、服用中の薬やアレルギーの有無、生活習慣や治療への希望などを記載するのが一般的です。
また歯科クリニックによっては、Web問診票といって事前にホームページなどからこれらを記載し、当日は問診票を書かなくても良い場合があります。
子どもの予約も一緒に取れる?
小児歯科を取り扱っている歯科クリニックであれば、親御さんが予約を取るとき、ついでに子どもの予約も取れるのが一般的です。
このときは、子どもの年齢や治療内容なども伝えておきます。
Web予約はできる?
ほとんどの歯科クリニックでは、その歯科クリニックのホームページなどからWeb予約をすることができます。
わざわざ電話をかける必要がありませんし、時間帯に関係なく予約が取れるため、非常に便利です。
また歯科クリニックによっては、Web予約だけでなくLINE予約を採り入れているところもあります。
LINE予約は、歯科クリニックのLINEアカウントを友達登録することにより、LINE上で予約ができるようになるというものです。
予約の変更は可能?
歯科クリニックの予約を取ったにもかかわらず、予定が変更になって通えなくなるというのはよくあるケースです。
このような場合でも、予約を変更することはできます。
ただし他の患者さんに影響が出る可能性があるため、なるべく早めに連絡しましょう。
もちろん、すでに別の日に予約が殺到している場合、希望の日時には変更できないこともあります。
予約のキャンセルは可能?
予約の変更だけでなく、キャンセルをすることも可能です。
ただし、こちらは患者さんだけでなく、治療の準備をしていた歯科クリニックにも多大な迷惑がかかるため、なるべく行わないことをおすすめします。
当日キャンセルや無断キャンセルを行うとどうなる?
歯科クリニックの予約を当日にキャンセルしたり、連絡をせずに当日の治療をすっぽかしてしまったりした場合、ペナルティが発生する可能性があります。
場合によってはキャンセル料が発生したり、歯科クリニックに今後の来院を断られたりするおそれがあります。
予約時間に遅刻しそうな場合は?
歯科クリニックの予約時間に遅れそうな場合は、必ず事前に連絡してください。
遅刻する時間によっては、治療内容が変更になったり、別日に振り替えられたりする可能性があります。
次回の予約はいつ取れば良い?
次回の虫歯治療の予約については、治療計画に基づいて歯科医師やスタッフが提案してくれます。
会計時に、次回の予約を取ることが多いです。
患者さん側から、「次の予約はどうすれば良いですか?」と聞く必要はありません。
まとめ
歯科クリニックを訪れる際は、基本的に予約を取らなければいけません。
予約なしでも治療を受けられますが、この場合は待ち時間が長くなります。
また予約の変更やキャンセルはもちろん、遅刻もなるべくないようにするのがマナーです。
さらに効率良く予約をするためには、Web予約などを活用したり、予約を取る時点であらかじめ症状や希望する治療などについて、詳しく伝えておいたりすることが大切です。
