歯が欠けた状態を放置するデメリットとは?
何らかの原因により、歯の一部が欠けてしまうということは、年齢を問わず起こり得ることです。 また特に痛みなどがないことを理由に、そのまま放置してしまう方もいますが、こちらは必ず歯科クリニックで修復しなければいけません。 今回は、歯が欠けた状態を放置するデメリットについて解説します。 歯が欠ける主な原因 歯が欠ける主な原因としては、歯ぎしり・食いしばりや外傷、虫歯などが挙げられます。 歯ぎしりや食いしばりをしているときは、歯に対して体重の2~3倍もの圧力がかかっていると言われています。 例えば体重が60kgの方であれば、120~180kもの力が歯にかかり続けます。 そのため、長時間歯ぎしりや食いしばりが続くと、ダメージが蓄積して歯が欠けることがあります。 またスポーツや事故、転倒などによって歯を強く打ちつけた場合も、歯などが欠けてしまうことが考えられます。 外傷の場合、特に前歯を損傷するケースが多く見られます。 ちなみに虫歯が歯の内部にまで進行すると、内部が空洞状になり、少しの衝撃でも欠けやすくなります。 歯が欠けた状態を放置するデメリット6選 歯が欠けた状態をそのままにすると、以下のようなデメリットが生まれます。 ・審美性が悪くなる ・咀嚼がしにくい ・強い痛みが出る ・発音に支障が出る ・虫歯になりやすい ・粘膜を傷つけるおそれがある 各デメリットについて詳しく解説します。 審美性が悪くなる 歯が欠けたままの状態にしておくと、当然口元の審美性は悪くなります。 特に外傷などによって前歯が欠けてしまった場合、外から欠けている部分が見えるため、みすぼらしい見た目になってしまいます。 また前歯以外であっても、欠けた歯があると噛み合わせが悪くなり、次第に歯並びも悪化するおそれがあります。 ちなみに、欠けた歯がある状態で矯正治療を行っても、再び噛み合わせの悪化によって歯並びが悪くなる可能性が高いです。 咀嚼がしにくい 欠けた歯が前歯や奥歯などの場合は、咀嚼にも大きな影響を与えます。 前歯はものを噛み切るため、奥歯はすり潰すために使用するものです。 そのため、いずれかが欠けていると、食べられるものが制限されてしまう可能性があります。 また歯が欠けたことにより、噛み合わせが悪化して、これまでのように咀嚼できなくなることも考えられます。 強い痛みが出る 歯が欠けた部分が大きい場合は、放置することで強い痛みにつながることもあります。 歯の一部がわずかに欠けた程度では、歯そのものの痛みはほとんど感じませんが、欠けた拍子に神経が露出してしまった場合、話は別です。 神経が常に剥き出しの状態になると、食事やブラッシングなどにおいて、耐え難いほどの強い痛みが出る可能性が高いです。 発音に支障が出る 発音に支障が出ることも、歯が欠けた状態を放置するデメリットです。 例えばマ行や“ン”などの音は、口を閉じなければ正しく発音できません。 しかし前歯の一部などが欠けていると、そこから空気が漏れてしまい、発音に影響が出る可能性があります。 もちろん、うまく発音できなければ、話し相手から聞き返される機会も多くなります。 あまりにも発音への影響がひどい場合は、人とコミュニケーションを取るのも億劫になることがあります。 虫歯になりやすい 歯が欠けた状態を放置すると、虫歯を発症するリスクも高まります。 こちらは欠けた歯の表面が不規則な形状になることが理由です。 歯が欠けるといっても、真横にキレイに欠けたり割れたりするとは限りません。 斜めに割れてしまった場合などは、歯の表面がいびつな形になります。 このような状態では、食べカスやプラークが溜まりやすく、虫歯を発症しやすくなります。 またいびつな形状の歯は、歯ブラシをしっかり当てるのが難しいです。 そのため、一度歯に付着してしまった汚れを十分に除去できず、虫歯につながりやすくなります。 もちろんプラークが残りやすいということは、虫歯だけでなく歯周病もリスクも高まるということになります。 粘膜を傷つけるおそれがある 欠けた歯を放置している場合、その周囲の粘膜を傷つけてしまうおそれもあります。 例えば、転倒などで欠けた歯が尖っている場合、近くの歯茎に当たることで炎症を起こす可能性があります。 また歯が欠けて尖っている状態のままでいると、再び外傷などで同じ箇所をぶつけたとき、口内が裂傷してしまうリスクも高まります。 もちろん、大量の出血を伴う裂傷を負うことになれば、歯の治療だけでなく歯茎や唇などの治療も必要になってきます。 これらの治療は患者さんの身体の負担が大きくなりますし、コストもかかります。 まとめ 歯が欠けている方は、なるべく早く歯科クリニックを訪れましょう。 時間が経過してしまうと、欠けた部分を修復するだけでは済まなくなる可能性があります。 また欠けた歯を修復するには、なるべく審美性の高い素材を適用するべきです。 セラミックなどは自由診療ですが、その分見た目は良くなりますし、機能性についても保険診療の補綴物より高くなっています。
2024.12.05