
前歯を失っていたり、欠けたりしている方は、歯科クリニックで治療を受けて補う必要があります。
またこのとき適用するのにおすすめなのが、自由診療のセラミックインレーやセラミッククラウンです。
今回は、前歯にセラミックを適用する主なメリットについて解説します。
前歯にセラミックを適用するメリット5選
前歯の欠損が見られる部分にセラミックを適用するメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。
・口元の審美性が良くなる
・審美性を維持できる
・食事がしやすくなる
・清潔なイメージを与えられる
・人前での会話や食事が楽しめる
各メリットについて詳しく説明します。
口元の審美性が良くなる
セラミックは天然歯に近い自然な美しさ、透明感が特徴の素材です。
そのため、前歯に適用することで口元の審美性は格段に良くなります。
また前歯は口を開けたとき、もっとも目立つ箇所です。
前歯の審美性が、口元全体の審美性を左右すると言っても過言ではありません。
このような箇所にセラミックを適用することは、見た目の改善を最優先に考える方にとって大きなメリットと言えます。
審美性を維持できる
セラミックは審美性が高いだけでなく、その美しさを維持しやすいという特徴もあります。
そのため、一度前歯に適用すれば、長い間美しい前歯を維持できます。
またセラミックが美しさを維持できる理由としては、金属不使用であることや汚れが付きにくいこと、精度が高いことなどが挙げられます。
金属素材は金属アレルギーやメタルタトゥーなどのリスクがあるため、前歯やその周辺組織を変色させることが考えられます。
メタルタトゥーは、金属イオン化した金属が歯茎に漏れ出てしまい、黒い着色を生じさせるものです。
さらに金属を含む保険適用の素材などは、食べカスやプラークもつきやすく、歯と補綴物との間に段差や隙間も生じやすいです。
セラミックを適用すれば、これらの問題をすべてまとめて解決できます。
食事がしやすくなる
前歯にセラミックを適用することにより、食事もしやすくなります。
前歯を失っている方は、単純に天然歯の代わりとなる人工歯が入ることで、咀嚼力が向上して食事が摂りやすくなります。
特に前歯は食べ物を噛み切る役割があるため、あるとないとでは大違いです。
またセラミックはある程度の耐久性を持ち合わせているため、前歯で噛み切ったときの負担にも十分耐えられます。
一切破損のリスクがないというわけではありませんが、治療を受ける前よりは確実に食事の負担は軽減します。
清潔なイメージを与えられる
前歯をセラミックのインレーやクラウンでカバーすることにより、周りの方に清潔なイメージを与えられます。
セラミックは人工歯特有の不自然な特徴が少なく、まるでキレイにブラッシングやホワイトニングを行った天然歯のような見た目です。
そのため、セラミック治療を受けたことを知らない方からは、「キレイな歯の人」「清潔感のある人」というイメージを持たれやすくなります。
また清潔なイメージは、仕事や恋愛などさまざまな人間関係においてプラスに働きます。
人前での会話や食事が楽しめる
人前での会話や食事を気兼ねなく楽しめるというのも、前歯にセラミックを適用するメリットです。
前歯が抜けていたり、ボロボロになったりしている方は、あまり口元を見られたくないと感じるものです。
そのため、会話や食事の際には、無意識に口元を隠すようになります。
またこのような状況が続くと、次第に人とのかかわりが億劫になっていきますが、セラミックを適用すればもう恥ずかしがる必要はありません。
ちなみにセラミックを適用し、以前より大きな声で話したり笑ったりするようになれば、周りの方の印象も良くなります。
前歯にセラミックを適用する場合の注意点
前歯2本にセラミックを適用する場合、クラウンのサイズが思いの外小さくなってしまうことがあります。
例えば前歯の形を整えたい場合、セラミック治療では歯を移動させないため、スペースが足りなくなることが考えられます。
このような場合、クラウンのサイズを小さくして元々のスペースに収めなければいけないため、患者さん自身が想像する前歯よりも小さくなる可能性があります。
また下の前歯に金属素材のインレーやクラウンを装着している場合、上の前歯にセラミックを入れてしまうと、セラミックが割れやすくなります。
なぜなら、セラミックは陶器素材であり、金属と比べると強度が劣るからです。
特に歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、適用してすぐに破損することも考えられます。
まとめ
前歯の欠損が気になっているものの、なかなか治療に踏み切れないという方もいるかと思います。
しかし前歯は見た目の印象においても、咬合においても重要な部分であるため、勇気を出して治療すべきです。
そのまま放置していても、ハッキリ言ってデメリットしかありません。
また単純に歯を入れるだけでなく、機能性や審美性も重視したいという方は、セラミックを入れることも検討しましょう。
この記事を監修した人
ふたば歯科クリニック 川崎本院
理事長 大木 烈
昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。