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2026.05.09

【川崎の歯医者・予防歯科】虫歯予防の一環として採り入れるべき運動

虫歯予防と聞くと、多くの方がブラッシングや定期検診をイメージするかと思います。
しかし、これらはあくまで虫歯予防の基本であり、より高次の予防を行うにはプラスアルファの追加が必須です。
今回は、虫歯予防のプラスアルファとして採り入れるべき運動について、それぞれメリットを解説します。

虫歯予防の一環として採り入れるべき運動4選

虫歯予防の一環として採り入れるべき運動としては、主に以下の4つが挙げられます。

・スクワット
・表情筋のトレーニング
・ストレッチ
・咀嚼運動

各項目について詳しく説明します。

スクワット

スクワットは下半身の大きな筋肉を鍛えるため、効率良く基礎代謝を上げることができます。
これがなぜ虫歯予防になるかというと、血糖値のコントロールと深く関係しているからです。

血糖値が高い状態が続くと、唾液の中の糖分濃度も上がり、虫歯菌のエサが増えてしまうことになります。
また高血糖は体全体の免疫力を低下させ、口の中の炎症を悪化させやすくします。

スクワットによって筋肉量を維持し、糖の代謝をスムーズにすることは、口の中の細菌環境を悪化させないための重要な戦略です。

さらに正しい姿勢でスクワットを行うことは、体幹を鍛えることにもつながります。
姿勢が良くなると顎の位置が安定し、噛み合わせのバランスが整います。
特定の歯に過度な負担がかかるのを防ぐことで、歯の摩耗や亀裂から始まる虫歯のリスクを軽減することができるという仕組みです。

また下半身の筋力強化は転倒予防にもなり、不慮の事故による歯の破折を防ぐという物理的な防衛策にもなります。

ちなみに毎日のスクワットは、全身のホルモンバランスを整え、口の粘膜を丈夫に保つ成長ホルモンの分泌を促すため、アンチエイジングの観点からも推奨されます。

表情筋のトレーニング

顔の筋肉、特に口の周りの口輪筋を鍛えるトレーニングは、直接的に虫歯予防に貢献します。

現代人はやわらかいものを食べることが多く、口周りの筋肉が衰えがちです。
筋肉が弱まると、無意識のうちに口が半開きになり、口呼吸を誘発してしまいます。

“あいうべ体操”のような表情筋トレーニングを行うことで、口をしっかりと閉じる力が養われ、鼻呼吸への転換がスムーズになります。
また顔を動かすことは唾液腺への適度な刺激となり、唾液の分泌を直接促す効果もあります。

唾液がしっかり出るようになれば、食後の酸性に傾いた口の中を素早く中和し、歯の再石灰化を助けることができます。
特別な道具も必要なく、家事や仕事の合間に数分行うだけで効果が出るため、もっとも手軽で即効性のある虫歯予防のための運動と言えるでしょう。

ちなみにこの運動は、頬の内側の筋肉を引き締めるため、食事中に頬を噛んでしまうトラブルを防ぎ、口内炎からくる口腔ケアの質の低下を防止する役目も果たします。

その他口角が上がることで笑顔が増え、精神的な充足感が得られることも、免疫力を高めて虫歯に負けない身体を作る重要な要素になります。

ストレッチ

肩や首周りのストレッチは、口の健康と密接にリンクしています。

首から肩にかけての筋肉が凝り固まっていると、顎周りの血流も滞り、唾液腺の機能が低下してしまいます。
特に唾液を作る大きな器官である耳下腺や顎下腺は首の近くにあるため、この周辺をほぐすことは非常に重要です。

ストレッチによって筋肉の緊張が緩和されると、血液やリンパの流れが良くなり、新鮮な酸素と栄養が口腔組織に届くようになります。
これにより、歯茎の健康が維持され、結果として歯そのものを守る力が高まります。

また首の凝りは食いしばりの原因にもなるため、就寝前などにリラックスしてストレッチを行うことで、寝ている間の歯へのダメージを防ぐことができます。
全身の柔軟性を高めることは、ストレスを溜めにくい体質を作り、間接的に虫歯の原因を排除することに役立ちます。

特にデスクワークが多い方は、数時間おきに肩甲骨を動かすストレッチを取り入れることで、唾液の分泌スイッチをオンにすることができます。

深い柔軟性は自律神経の安定を長期的に支え、加齢に伴うドライマウスの進行を遅らせる強力な武器になります。

咀嚼運動

最後に挙げるのは、食事の際に行う咀嚼という運動です。
これを一つの運動として捉え、意識的に回数を増やすことは最強の虫歯予防になります。

噛むという動作は、強力な唾液分泌のスイッチです。
よく噛むことで大量の唾液が出て、口の中の汚れを物理的に洗い流し、細菌の活動を抑制します。

またしっかり噛むことは顎の骨を丈夫にし、歯を支える土台を強固にします。
現代の食事はあまり噛まずに飲み込めてしまうものが多いですが、一口につき30回以上噛むことを意識するだけで、口腔環境は劇的に改善します。
これは、顎の筋肉を鍛えるトレーニングであると同時に、脳を活性化させ、満腹中枢を刺激して過食を防ぐことにもつながります。

規則正しく、よく噛んで食べるという当たり前の動作こそが、歯の表面を再石灰化し、虫歯菌から守り抜くためのもっとも基本的で強力な運動だと言えます。

まとめ

虫歯予防は、日々食事を摂り続ける限り、誰もが半永久的に行わなければいけないものです。
また高レベルの虫歯予防を実現するには、予防対策に多くの時間を費やす必要があります。
もし、普段運動する機会が少ないというのであれば、この機会に健康状態の向上も兼ねて、前述したような運動を採り入れることをおすすめします。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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