【鶴見・川崎の歯医者】虫歯になりやすい野菜はあるのか?
野菜と言えば、身体に良く病気を防ぐことができるものの代名詞とも言える食べ物です。 さまざまな栄養が含まれていることから、虫歯の予防にも効果があるというイメージが強いです。 では、野菜の中には虫歯になりやすいものもあるのでしょうか? 今回はこちらの内容を中心に解説します。 野菜が虫歯になりにくい理由 まず野菜が虫歯予防に効果的とされている理由としては、主に以下のことが挙げられます。 ・唾液の分泌量が増える ・食物繊維が食べカスを絡め取る ・栄養素で歯を強化できる ニンジンやセロリ、キャベツといった噛み応えのある野菜は、よく噛むことで唾液の分泌量が増加します。 このとき分泌された唾液には、虫歯の原因となる酸を中和したり、細菌を洗い流したりする効果があります。 また食物繊維が豊富な野菜は、口内に残った食べカスを絡め取り、唾液や水と一緒に洗い流しやすくする働きがあります。 さらに、野菜にはカルシウムやリン、ビタミンなどの豊富な栄養素が含まれています。 カルシウムやリンは骨を構成する成分であり、摂取することでエナメル質を丈夫にしてくれます。 ビタミンAにも同様の効果が期待でき、ビタミンCは歯茎の健康を保ち、同時に歯の健康もサポートしてくれます。 虫歯になりやすい野菜とは? 前述の通り、野菜は虫歯を予防するにあたって必要不可欠な食べ物です。 しかし、中には虫歯のリスクが多少高まるものも存在します。 ほとんどの野菜は虫歯の発症と結びつきませんが、唯一注意しなければいけないものにトマトが挙げられます。 トマトはリコピンなどの栄養素を含む一方で、酸性度が高いです。 酸性度が高い食品を口にすると、酸が歯のエナメル質を溶かしてしまう可能性があります。 また酸による侵蝕が繰り返されると、歯の表面が削れて歯が痛みやすくなったり、知覚過敏を引き起こしたりすることがあります。 知覚過敏は、食事の温かさや冷たさだけでなく、ブラッシングをしたときの刺激などにも敏感になるため、非常に厄介です。 もちろん、口内が酸性の状態が続くと、虫歯菌が活動しやすい環境をつくってしまいます。 そのため、トマトを食べるときは適量を守るようにしましょう。 基本的には、1日に2~3個程度にとどめておくことをおすすめします。 虫歯になりやすい野菜の食べ方とは? 野菜は種類だけでなく、食べ方によっても虫歯のリスクを高めることがあります。 特に以下の食べ方については、虫歯の発症を助長する可能性があるため、注意してください。 ・ジャガイモ、サツマイモのチップス ・野菜ジュース ・ドレッシングをかけて食べる ・ディップソース付きの野菜スティック 各項目について詳しく説明します。 ジャガイモ、サツマイモのチップス ジャガイモやサツマイモなどの野菜は、チップスにされたものを食べると虫歯のリスクが高まるため、注意が必要です。 ジャガイモとサツマイモには糖質が含まれていて、こちらは虫歯菌のエサになります。 しかし、ふかして食べるなどする場合、そこまで極端に虫歯のリスクが上がることはありません。 一方、チップスなどの加工食品は特に糖質が多く、歯に残りやすいため虫歯のリスクを高めやすいです。 野菜ジュース 野菜ジュースも、虫歯のリスクを高める野菜の摂取方法です。 野菜ジュースは、さまざまな野菜が含まれているため、一見虫歯予防効果は高いように見えます。 しかし実際は食物繊維を取り除き、糖分のみを抽出しているため、甘いジュースと同様に虫歯の原因になります。 また野菜ジュースの中には果物が含まれているものも多く、果物の種類によってはさらに虫歯を発症しやすくなることも考えられます。 ドレッシングをかけて食べる サラダにドレッシングをかけて食べる方は多いかと思いますが、こちらは虫歯に似た症状である酸蝕症のリスクを高めます。 酸蝕症は、酸性度の高い食品を口にしたときに歯を溶かしてしまう疾患です。 トマトによって引き起こされるエナメル質の溶解もこちらに該当します。 酸蝕症によってエナメル質が損傷すると、歯が酸に弱くなり、虫歯菌が増殖しやすくなります。 ディップソース付きの野菜スティック 野菜スティック自体は、栄養素もしっかり摂れる上に、生野菜の食物繊維が口内の汚れを直接落としてくれるため、非常に良い食べ方です。 しかし、野菜スティックにディップソースをつける場合は話が別です。 例えば砂糖が多く含まれたソース、酸性のマヨネーズなどを多くディップして食べると、野菜スティックの虫歯予防効果が半減します。 またこれらのソースは口内に残りやすく、プラークや歯石を形成しやすくなる原因にもなります。 まとめ 結論から言うと、チョコレートやキャンディー、ケーキのように直接的に虫歯のリスクを高める野菜は存在しません。 しかし歯が溶けやすくなるトマトや、糖分が多く含まれる野菜ジュースなどについては、摂取のしすぎに注意しましょう。 また野菜であっても、食後はしっかりとブラッシングを行い、虫歯の原因となるプラークを口内に残さないように意識しなければいけません。
2025.08.27