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【鶴見・川崎の歯医者】虫歯の発症率に地域差はあるのか?

虫歯は誰にでも起こり得る疾患であり、口内で発症するもっとも一般的な疾患として多くの方に知られています。 また虫歯の発症リスクには、セルフケアや食生活などが関係していますが、地域によって発症しやすい・発症しにくいということはあるのでしょうか? 今回は、虫歯の発症率における地域差について解説します。 虫歯の発症率に地域差はある? 結論からいうと、虫歯の発症率に地域差は存在します。 では、発症しやすい地域としにくい地域をそれぞれ見ていきましょう。 虫歯の発症率が高い地域 虫歯の発症率が高い地域としては、沖縄県や鹿児島県、北海道・東北地方などが挙げられます。 沖縄県は、3歳児の虫歯有病率や12歳の虫歯の経験値が高く、全国的に高い水準です。 また九州地方も虫歯が多い傾向にあり、中でも鹿児島県は比較的高い数値を示しています。 さらに、北海道や東北地方(特に青森県)でも、3歳児の虫歯有病率が高く、12歳児の虫歯の本数も多い傾向にあります。 虫歯の発症率が低い地域 逆に虫歯の発生率が低い地域としては、東京都や愛知県などが挙げられます。 いずれの地域も、3歳児の虫歯有病率が低く、都市部では低い水準で推移しているということがわかります。 参考:看護教育のための情報サイト「NurSHARE」 なぜ虫歯の発症率に地域差が生じるのか? 虫歯の発症率に地域差が出る理由としては、主に以下のことが考えられます。 ・食生活の違い ・歯科クリニックへのアクセス ・所得の差 ・地域全体の取り組み ・その他の地域特性 各項目について詳しく説明します。 食生活の違い 虫歯の発症率に地域差が生まれる理由としては、まず食生活の違いが挙げられます。 例えば一年のうち暑い時期がとても長い沖縄県では、スポーツドリンクなどの甘い飲み物で水分補給をする機会が増える傾向にあります。 スポーツドリンクは、水分や栄養を補給するにはピッタリの飲み物ですが、その反面砂糖が大量に含まれるため、虫歯のリスクは高くなります。 前述の通り、沖縄県の虫歯発症率が高いことには、こちらの要因も関係しているのではないかとされています。 歯科クリニックへのアクセス 虫歯発症率の地域差は、近隣の歯科クリニックへのアクセス環境によっても生じます。 先ほど、都市部は比較的虫歯の発症率が低いという話をしました。 こちらは、歯科クリニックへのアクセス環境が良いケースが多いことが一つの理由です。 都市部はさまざまな施設が充実していて、歯科クリニックなどの医療機関も数多く存在します。 そのため、自宅から通いやすい場所に歯科クリニックがあることが多く、受診しやすい環境にあります。 一方、地方では近くに歯科クリニックがないことが多く、場合によっては予防や治療が十分に行えないことがあります。 所得の差 所得の差も、少なからず虫歯の発症率の地域差に関係していると言えます。 所得が多い地域については、歯科クリニックでの定期検診などにお金をかけやすく、虫歯を予防しやすい傾向にあります。 一方、所得が少ないエリアに住む方は、治療や定期検診をしたくても経済的な問題から、なかなか歯科クリニックに足を運べないことが考えられます。 虫歯治療や定期検診は、そこまで高額な施術ではありませんが、所得水準が高い地域ほど虫歯の発症率が低いことは確かです。 地域全体の取り組み 地域全体の取り組みが異なることも、虫歯の発症率における地域差に関係していると言えます。 例えば新潟県では、“新潟健口文化”を推進し、フッ化物歯面塗布事業や学校での啓発活動など、継続的な取り組みを行っています。 こちらにより、虫歯発症率の低さを維持しています。 このような取り組みが盛んではない地域は、虫歯予防や治療に訪れるかどうかが市民に委ねられているため、どうしても虫歯を発症しやすくなる傾向にあります。 その他の地域特性 その他の地域特性としては、口腔ケアの習慣に関する知識・情報などが広まるスピードが挙げられます。 近年はインターネットが発達しているため、どこの地域でも最新の情報を素早く手に入れやすいです。 しかし、電子機器を使用する習慣が少ない地方などでは、どうしても都市部などと比べて情報が入ってくるのが遅れることがあります。 ここでいう情報には、口腔ケアの習慣に関する知識の情報も含まれます。 つまり、地方の方は虫歯に関する最新の情報を手に入れるのが難しく、前時代的な予防方法を実践するリスクがあるということです。 もちろん、虫歯治療の根本的な考え方は長い間変わっていませんが、少なからず情報が早く回ってきやすい都市部の方が有利だと言えます。 まとめ 虫歯を発症しやすい方は、自身の生活習慣に問題があるだけでなく、地域の特性による影響を受けている可能性もあります。 そのため、どのような特性が虫歯のリスクを高めているのか、一度あらためて把握することをおすすめします。 もちろん丁寧なブラッシングやフロス・歯間ブラシの活用、フッ素の活用といったセルフケア、食生活の改善などについても、引き続き意識する必要があります。

2025.08.29

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯による会話への悪影響について

虫歯を発症することのデメリットと言えば、やはりズキズキとした痛みが出ることや、歯を失うリスクが高まることなどが挙げられます。 また日常生活においては、会話のしにくさにつながることも考えられます。 今回は、虫歯が引き起こす会話への悪影響について解説します。 虫歯による会話への悪影響7選 虫歯を発症すると、日々の会話には以下のような悪影響が及びます。 ・発音が不明瞭になる ・滑舌が悪くなる ・舌の悪い癖がつく ・相手にうまく伝わらない ・自信を喪失する ・口臭による影響 ・機会の損失 各項目について詳しく説明します。 発音が不明瞭になる 虫歯を発症することにより、会話における発音が不明瞭になることがあります。 こちらは、虫歯によって歯が欠けてしまうことが主な原因です。 虫歯を発症すると歯に穴が開きますが、こちらがさらに進行すると耐久性が低下し、食事などの際に歯が欠けることがあります。 また歯が欠けている状態を放置していると、隙間から空気が漏れたり、舌の動きが制限されたりして発音が不明瞭になります。 特にサ行やタ行、ラ行などの発音が困難になり、思い通りに言葉を発せなくなるおそれがあります。 滑舌が悪くなる 先ほど虫歯が悪化すると歯が欠けるという話をしましたが、場合によっては欠損だけでなく、形状の変化が起こることもあります。 虫歯は欠けなくても、中心部付近から少しずつ歯を溶かしていくため、横から見たときUの字になってしまうことがあります。 具体的には咬合面の中心部が溶け、端の部分のみが残っているような状態です。 もちろん歯がこのような状態だと、全体の滑舌が悪くなり、会話の円滑さに支障が出ることが考えられます。 また全体の滑舌が悪くなると、サ行やタ行、ラ行などの音以外も発するのが難しくなります。 舌の悪い癖がつく 先ほど触れたような発音しにくい音は、虫歯による歯の欠損などを改善しなければ、基本的には発音しにくいままになります。 それにもかかわらず、虫歯治療を受けずに放置していると、発音しにくい音をカバーしようとして舌に悪い癖がついてしまうことがあります。 具体的には、舌の位置が不自然になり、噛み合わせの不調や虫歯、歯周病のリスク増大などを引き起こします。 相手にうまく伝わらない 虫歯を発症すると、自身の言葉がうまく相手に伝わらないというデメリットにもつながります。 こちらは虫歯を発症している本人だけでなく、会話相手にとってのデメリットでもあります。 発音が不明瞭になると、自身の発した言葉が正確に相手に伝わりません。 これにより、何度も聞き返される可能性があります。 また似たような別の言葉と聞き間違えられてしまい、誤解を招いてしまうことも考えられます。 特に「した」「していない」のように、真逆の言葉として捉えられてしまった場合、関係性が悪くなる可能性もあり非常に厄介です。 自信を喪失する 虫歯による会話への悪影響としては、自信を喪失することも挙げられます。 何度同じ言葉を発しても相手に伝わらなかったり、何度も聞き間違いをされたりすると、徐々に精神的に蝕まれていきます。 最終的には自信を喪失し、人とのコミュニケーションを避けるようになってしまいます。 またコミュニケーションが取れないことにより、ストレスや抑うつ状態に陥ったり、孤立感を覚えたりする可能性もあります。 口臭による影響 虫歯が引き起こす会話への悪影響としては、口臭も挙げられます。 口臭は、人の不快にさせるニオイの代表とも言えるものです。 虫歯が発する口臭は、生ゴミのようなニオイや腐った卵のようなニオイ、酸っぱいニオイなどに例えられるほど強いものです。 また歯が欠損するほど重度まで虫歯が進行している場合、歯茎が炎症を起こして膿が溜まり、さらに強烈な悪臭を放つ可能性もあります。 もしこのような口臭を発しているのであれば、会話のとき相手にとても嫌な顔をされるでしょう。 次第に周りがコミュニケーションを取るのを避け、職場などで浮いた存在になってしまうことも考えられます。 機会の損失 虫歯によってひどい口臭を発している方は、貴重な機会を損失する可能性も高いです。 口臭を発していて、ある程度周りの方に煙たがられる自覚がある場合、その方は自身の意見やアイディアなどをうまく表現できません。 そのため、会議や面接などにおいて活躍するチャンスを逃してしまいます。 また元々対人スキルが低い方は、会話やコミュニケーションを重ねることによって徐々にスキルを身に付けていきます。 このように、自身の意見を口に出せない場合、対人スキルを身に付けるのにも時間がかかってしまいます。 まとめ 虫歯を発症するだけで、これほどの会話への悪影響が生まれます。 そのため、少しでも早く治療することが望ましいです。 また前述したような会話の悪影響が出ている時点で、虫歯はかなり進行しています。 問題なく会話ができている場合でも、初期虫歯は発症している可能性があるため、普段から歯科クリニックに通い、虫歯の早期発見を目指すようにしましょう。

2025.08.29

【鶴見・川崎の歯医者】痛み止めで虫歯の痛みが引かない理由

虫歯の痛みがあるとき、痛み止めを服用することで、ある程度症状が和らぐことがあります。 しかし、場合によっては一切効果が出ず、痛みが継続することも考えられます。 では、痛み止めで虫歯の痛みが引かない理由は一体何なのでしょうか? 今回はこちらの点を中心に解説します。 虫歯の痛みに効果的な痛み止め 虫歯の痛みに効果を発揮する痛み止めとしては、主にロキソニンSやバファリン、アセトアミノフェン配合の鎮痛剤などが挙げられます。 ロキソニンSは、ロキソプロフェンという成分をメインにつくられる痛み止めです。 成分としては、歯科クリニックで処方されるロキソニンと同じです。 バファリンは、さまざまな種類が販売されている痛み止めであり、アスピリンなどの成分が含まれています。 またカロナールなどアセトアミノフェン配合の鎮痛剤は、子どもでも使用できるなど比較的安全性が高いとされていますが、効果は緩やかです。 カロナールも、歯科クリニックで処方されることがあります。 痛み止めで虫歯の痛みが引かない理由4選 痛み止めを飲んでいるにもかかわらず、一向に虫歯の痛みが引かないという場合、以下の理由が考えられます。 ・虫歯が神経まで達している ・歯の根の先に膿が溜まっている ・歯茎や骨の感染 ・虫歯以外の疾患 各項目について詳しく説明します。 虫歯が神経まで達している 虫歯が軽度の場合、痛み止めで症状が和らぐ可能性が高いですが、重度の場合はそうはいきません。 特に虫歯が進行し、神経にまで達している場合、炎症がひどく痛み止めが効きにくくなることがあります。 もちろん、このような虫歯は必ず歯科クリニックで治療する必要があり、根管治療という難易度の高い治療で対処しなければいけません。 歯の根の先に膿が溜まっている 虫歯が重度にまで進行すると、歯の根の先に膿が溜まることがあります。 このようなケースでは、通常の虫歯よりもかなり強い痛みが生じるため、痛み止めの効果を感じにくくなることがあります。 具体的には、実際痛み止めの効果は発揮されているものの、痛みが強すぎるあまりそこまで効いていないように感じるという状態です。 歯茎や骨の感染 虫歯がダメージを与えるのは、歯だけとは限りません。 その他の歯周組織にもダメージを与えることがあり、その一つに歯茎が挙げられます。 また歯茎の感染が骨にまで及んでいる場合、激しい痛みにつながり、痛み止めの効果を得にくくなることがあります。 虫歯以外の疾患 稀なケースではありますが、虫歯以外の疾患が原因で歯が痛むということもあります。 このような場合も、市販されている痛み止めではなかなか症状が改善しません。 例えば、心臓病が原因で歯や顎に痛みを感じる心臓性歯痛というものがあります。 こちらは虫歯とはまったく関係のない歯の痛みです。 また心臓性歯痛は、運動時や労作時に痛みが出やすく、休憩すると軽減しやすいという特徴があります。 さらに圧迫感、締め付けられるような痛みを伴うことが多く、胸の痛みや息苦しさ、左肩から腕にかけての痛みなど歯痛以外の症状を伴うこともあります。 痛み止めが効かない場合の応急処置について 痛み止めは、虫歯の痛みを軽減させるものですが、あくまで歯科クリニックに通うまでの応急処置として使用されるものです。 また応急処置として服用した痛み止めが効果を発揮しなかった場合は、以下の方法で対処することをおすすめします。 ・患部を冷やす ・口内を清潔にする ・痛みに効くツボを押す ・温かい飲食物を避ける 各項目について詳しく説明します。 患部を冷やす 痛み止めの効果がない場合は、まず患部を冷やすことをおすすめします。 具体的には、氷や保冷剤をタオルに巻き、頬の外側から軽く当てて冷やしましょう。 ただし冷やしすぎると逆効果になる可能性があるため、冷たい飲み物を口に含んでみるなどして、痛みが悪化しないか確認しながら行いましょう。 また氷を直接口の中に入れる方法は、刺激が強すぎるため控えてください。 口内を清潔にする 歯ブラシで優しくブラッシングを行い、食べカスなどが詰まっている場合は取り除きましょう。 これにより、患部の痛みが若干治まる可能性があります。 また塩をぬるま湯に溶かした塩水や、殺菌効果のあるうがい薬でのうがいも同じような効果を発揮します。 痛みに効くツボを押す 手の甲、親指と人差し指の付け根にある合谷というツボを押すと、虫歯の痛みが軽減することがあります。 また耳の付け根の頬車、足の土踏まずの中央にある湧泉など、他にも痛みに効くツボは存在します。 温かい飲食物を避ける 血行が良くなることで痛みが増加する場合があるため、虫歯が痛いときは温かい飲み物、アルコールなどの摂取を控えましょう。 まとめ 痛み止めは文字通り痛みを止めるためのもので、通常は虫歯の痛みにも効果を発揮します。 しかし服用しても効果がない場合、虫歯の進行がひどかったり、虫歯以外の疾患を患っていたりすることがあります。 そのため、痛み止めが効かない時点で、できるだけ早く歯科クリニックの予約を取りましょう。 放置していると、取り返しのつかないことになるかもしれません。

2025.08.28

【鶴見・川崎の歯医者】小麦粉製品が虫歯を引き起こす理由や対策について

虫歯を引き起こすものと言えば、砂糖が多く含まれた甘いお菓子を想像する方も多いかと思います。 もちろん、お菓子は虫歯の天敵ではありますが、それだけ控えていれば発症を防げるというわけではありません。 今回は、小麦粉製品が虫歯を引き起こす理由やその対策を中心に解説します。 小麦粉製品が虫歯を引き起こす理由3選 小麦粉製品を食べることで、虫歯のリスクが上がってしまう理由としては、主に以下のことが挙げられます。 ・糖質の多さ ・唾液による分解の早さ ・粘着性、付着のしやすさ 各項目について詳しく説明します。 糖質の多さ 小麦粉製品が虫歯を引き起こす理由としては、まず糖質の多さが挙げられます。 小麦粉はデンプン(炭水化物)の一種であり、咀嚼することでブドウ糖に分解されます。 またブドウ糖は、虫歯菌のエネルギー源となるため、活動を活発にしてしまう作用が働きます。 そのため、一切甘くない小麦粉製品であっても、甘いお菓子と同じように虫歯を引き起こす原因になり得ます。 唾液による分解の早さ 唾液による分解の早さも、小麦粉製品が虫歯を引き起こしやすい理由です。 精製された小麦粉製品は、唾液中の酵素によってブドウ糖(グルコース)への分解が早くなります。 そのため、虫歯菌が酸を産生しやすくなります。 虫歯を発症するのは、虫歯菌が出す酸で歯が溶かされることが原因であるため、虫歯を予防するにあたって分解が早いというのは大きなデメリットです。 粘着性、付着のしやすさ 小麦粉製品が虫歯を引き起こす理由としては、粘着性の高さや付着のしやすさも挙げられます。 小麦粉製品の多くは、粘着性が高く歯に残りやすいです。 そのため、ブラッシングをしても磨き残しが出るリスクが高いです。 またしっかり除去できなかった食べカスはやがてプラークに変化し、それが蓄積すると虫歯菌が繁殖しやすい環境をつくります。 小麦粉製品が虫歯を引き起こす流れ 先ほど少し触れましたが、あらためて小麦粉製品が虫歯を引き起こす際の流れをおさらいしておきましょう。 まず小麦粉製品を口にしたとき、小麦粉に含まれるデンプンが、唾液中の酵素によってグルコースなどの糖に分解されます。 その後、分解された糖を虫歯菌が摂取し、酸をつくり出します。 このとき産生された酸が、歯のエナメル質を溶かし、虫歯(脱灰)が発生します。 もちろん、すぐにブラッシングを行えば再石灰化が促進されるため、虫歯の発症は防止できる可能性があります。 しかし必ずしも食後すぐブラッシングができるとは限らず、小麦粉製品を食べてからブラッシングをするまでの時間が長くなるほど、虫歯のリスクは高まります。 注意が必要な小麦粉製品の例 虫歯のリスクを高める小麦粉製品の例としては、パンやクッキー、ケーキやせんべい、クラッカーなどが挙げられます。 パンは小麦粉を主原料としたものであり、やわらかく歯に付着しやすいです。 特に菓子パンなどは、小麦粉の糖質だけでなくチョコレートやあんこなどの砂糖も大量に含まれているため、虫歯のリスクを高めやすいです。 またクッキーやケーキも、小麦粉からつくられるもので、歯に残りやすく砂糖の含有量も多いです。 クッキーは食べる前の状態だと少しパサついていますが、唾液や飲み物と混ざるとやわらかくなり、口内に残る可能性が高くなります。 さらにせんべいやクラッカーは塩味系の小麦粉製品ですが、小麦や米が原料のため、虫歯のリスクが一切ないというわけではありません。 小麦粉製品による虫歯への対策について 小麦粉製品によって発症する虫歯を防ぐには、食後のうがいやブラッシング、歯間の清掃や口内のpHコントロールが大事になってきます。 小麦粉製品が虫歯を引き起こす流れでも少し触れましたが、食後すぐにうがいやブラッシングをすれば、口内に残りやすい小麦粉製品も除去できます。 またこのときには歯と歯の間も習慣的に清掃することで、虫歯菌の温床になるのを防止できます。 さらに食生活全体を通して、口内のpHコントロールを徹底することも大切です。 口内のpHは、口内の酸性度を表すものであり、飲食をすると酸性に傾きます。 酸性に傾き、pHが5.5以下になると、歯のエナメル質が溶け出す脱灰が始まります。 つまり虫歯を防ぐには、なるべく口内のpHを中性に近づけなければいけないということです。 ちなみにpHコントロールの方法としては、飲食の回数や時間を規則正しくし、間食を控えることが挙げられます。 その他、よく噛んで食べることで唾液の分泌を促したり、酸やネバネバ物質をつくらないキシリトールを食事に採り入れたりするのも有効です。 まとめ 小麦粉製品は、お米と同じくらい普段口にする機会が多いものです。 そのため、虫歯につながることについて、あまり意識していなかった方も多いかもしれません。 本記事で触れた通り、小麦粉製品は虫歯を引き起こす可能性があり、選ぶ製品によっては著しく発症リスクが高まるものもあります。 なるべく虫歯になりにくいものを選んだり、セルフケアを徹底したりすることが大切です。

2025.08.28

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯ではないのに歯が痛むのはなぜ?

歯に痛みが出た場合、ほとんどの方は真っ先に虫歯を疑うでしょう。 しかし痛みがあるものの、歯科クリニックを訪れると「虫歯ではない」と言われることがあります。 このような場合、何が原因になっていることが考えられるのでしょうか? 今回はこちらの点について解説します。 虫歯ではないのに歯が痛む原因6選 間違いなく歯の痛みはあるものの、虫歯を発症していない場合、以下の原因が考えられます。 ・歯周病 ・親知らずの問題 ・歯根膜の炎症 ・歯ぎしり、食いしばり ・知覚過敏 ・歯以外の疾患 各項目について詳しく説明します。 歯周病 意外かもしれませんが、虫歯ではないのに歯が痛む場合、歯周病が原因になっている可能性があります。 歯周病は、世界一感染者数が多い感染症です。 しかし、ほとんど自覚症状がないことから、静かなる病気(サイレント・ディジーズ)とも呼ばれています。 ここでいう自覚症状には痛みも含まれますが、歯周病が重度にまで進行したときは話が別です。 重度の歯周病の場合、歯周ポケットに膿が溜まり、歯茎が風船のように腫れて激しい痛みを感じます。 また歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、噛んだときに痛みを感じることもあります。 歯周病の自覚症状がないのは、あくまで初期段階の場合のみということを理解しておきましょう。 親知らずの問題 虫歯ではないにもかかわらず歯が痛い場合、親知らずに問題が起こっているかもしれません。 親知らずは、奥歯のさらに奥に生える歯です。 “親知らず=抜かなければいけない”というイメージが強いですが、実際はそのようなことはなく、真っ直ぐ生えている場合は抜歯をしなくても大丈夫です。 しかし問題が起こっていて痛みも生じている場合は、抜歯が必要になることもあります。 例えば、親知らずの周りの歯茎の隙間に細菌が溜まり、炎症を起こしている場合、強い痛みが生じます。 こちらは智歯周囲炎と呼ばれるもので、疲れているときや体調が悪いときなどに起こりやすいです。 また斜めに生えている親知らずが手前の歯を圧迫し、痛みや違和感の原因になることもあります。 さらに親知らずの生える方向が適切ではなく、歯茎や頬に当たって傷付け、痛みを生じることも考えられます。 歯根膜の炎症 歯根膜の炎症も、虫歯ではないのに歯が痛むときに考えられる症状です。 歯根膜は、歯の歯根と顎の骨の間にある厚さ約0.2~0.3mmの薄い膜です。 こちらは歯を顎骨に固定することや、噛む力を和らげること、歯応えなどの感覚を脳に伝えることなどの重要な役割を担っています。 歯根膜は一度失うと再生しませんが、場合によっては炎症が起こって痛みを引き起こすことがあります。 歯根膜炎の主な原因としては、虫歯や歯周病の進行などの他、過去の治療や物理的な衝撃も挙げられます。 根管治療を受けた歯の詰め物や被せ物の隙間から細菌が侵入すると、歯根膜に感染して炎症を起こすことがあります。 また打撲や転倒などにより、急に歯への強い力が加わると、歯根膜が損傷して炎症を起こします。 歯ぎしり、食いしばり 慢性的な歯ぎしりや食いしばりがある方も、虫歯を発症していないのに歯が痛むことがあります。 歯ぎしりや食いしばりのとき歯にかかる力は、100kgを超えると言われています。 そのような強い力がかかり続けると、歯根膜炎を引き起こす可能性が高まります。 また噛むための筋肉に負担がかかり、その痛みを歯の痛みと勘違いすることもあります。 このような症状は、筋・筋膜性歯痛と呼ばれます。 知覚過敏 知覚過敏も、虫歯ではないのに歯が痛むときに考えられる原因です。 知覚過敏は、歯の内部の象牙質が外気に触れることにより、ズキッとした痛みを感じるようになる状態です。 歯周病によって引き起こされることが多いですが、その他にも加齢や不適切なブラッシングが原因になることもあります。 年齢を重ねると、歯茎や歯が全体的に弱まり、象牙質が露出して知覚過敏を引き起こすことがあります。 また硬い歯ブラシの使用や強い力でのブラッシングにより、歯の根元が削れたり歯茎が下がったりして、知覚過敏につながることも考えられます。 歯以外の疾患 歯の痛みは、歯以外の疾患で起こることもあります。 例えば副鼻腔炎や頭痛・神経痛、心臓疾患などがこれに該当します。 副鼻腔炎は、鼻の横の空洞である上顎洞で炎症が起こる疾患です。 このとき、歯の神経が圧迫されることにより、痛みが生じるケースがあります。 また頭痛が歯痛として感じられることもあり、片頭痛や群発頭痛など、神経や脳の血管の炎症による痛みもこれに含まれます。 さらに狭心症や心筋梗塞など、心臓の疾患が原因で歯の痛みが現れる心臓性歯痛という者も存在します。 まとめ 歯の痛みを検査してもらった結果、虫歯ではないことがわかったとしても、そこで安心してはいけません。 歯科クリニックで別の原因が発覚した場合はまだ良いですが、原因がわからない場合は全身疾患を患っている可能性もあります。 また歯の痛み以外にも思い当たる症状がある場合は、歯科以外のクリニックも訪れることで原因を突き止められるかもしれません。

2025.08.27

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯になりやすい野菜はあるのか?

野菜と言えば、身体に良く病気を防ぐことができるものの代名詞とも言える食べ物です。 さまざまな栄養が含まれていることから、虫歯の予防にも効果があるというイメージが強いです。 では、野菜の中には虫歯になりやすいものもあるのでしょうか? 今回はこちらの内容を中心に解説します。 野菜が虫歯になりにくい理由 まず野菜が虫歯予防に効果的とされている理由としては、主に以下のことが挙げられます。 ・唾液の分泌量が増える ・食物繊維が食べカスを絡め取る ・栄養素で歯を強化できる ニンジンやセロリ、キャベツといった噛み応えのある野菜は、よく噛むことで唾液の分泌量が増加します。 このとき分泌された唾液には、虫歯の原因となる酸を中和したり、細菌を洗い流したりする効果があります。 また食物繊維が豊富な野菜は、口内に残った食べカスを絡め取り、唾液や水と一緒に洗い流しやすくする働きがあります。 さらに、野菜にはカルシウムやリン、ビタミンなどの豊富な栄養素が含まれています。 カルシウムやリンは骨を構成する成分であり、摂取することでエナメル質を丈夫にしてくれます。 ビタミンAにも同様の効果が期待でき、ビタミンCは歯茎の健康を保ち、同時に歯の健康もサポートしてくれます。 虫歯になりやすい野菜とは? 前述の通り、野菜は虫歯を予防するにあたって必要不可欠な食べ物です。 しかし、中には虫歯のリスクが多少高まるものも存在します。 ほとんどの野菜は虫歯の発症と結びつきませんが、唯一注意しなければいけないものにトマトが挙げられます。 トマトはリコピンなどの栄養素を含む一方で、酸性度が高いです。 酸性度が高い食品を口にすると、酸が歯のエナメル質を溶かしてしまう可能性があります。 また酸による侵蝕が繰り返されると、歯の表面が削れて歯が痛みやすくなったり、知覚過敏を引き起こしたりすることがあります。 知覚過敏は、食事の温かさや冷たさだけでなく、ブラッシングをしたときの刺激などにも敏感になるため、非常に厄介です。 もちろん、口内が酸性の状態が続くと、虫歯菌が活動しやすい環境をつくってしまいます。 そのため、トマトを食べるときは適量を守るようにしましょう。 基本的には、1日に2~3個程度にとどめておくことをおすすめします。 虫歯になりやすい野菜の食べ方とは? 野菜は種類だけでなく、食べ方によっても虫歯のリスクを高めることがあります。 特に以下の食べ方については、虫歯の発症を助長する可能性があるため、注意してください。 ・ジャガイモ、サツマイモのチップス ・野菜ジュース ・ドレッシングをかけて食べる ・ディップソース付きの野菜スティック 各項目について詳しく説明します。 ジャガイモ、サツマイモのチップス ジャガイモやサツマイモなどの野菜は、チップスにされたものを食べると虫歯のリスクが高まるため、注意が必要です。 ジャガイモとサツマイモには糖質が含まれていて、こちらは虫歯菌のエサになります。 しかし、ふかして食べるなどする場合、そこまで極端に虫歯のリスクが上がることはありません。 一方、チップスなどの加工食品は特に糖質が多く、歯に残りやすいため虫歯のリスクを高めやすいです。 野菜ジュース 野菜ジュースも、虫歯のリスクを高める野菜の摂取方法です。 野菜ジュースは、さまざまな野菜が含まれているため、一見虫歯予防効果は高いように見えます。 しかし実際は食物繊維を取り除き、糖分のみを抽出しているため、甘いジュースと同様に虫歯の原因になります。 また野菜ジュースの中には果物が含まれているものも多く、果物の種類によってはさらに虫歯を発症しやすくなることも考えられます。 ドレッシングをかけて食べる サラダにドレッシングをかけて食べる方は多いかと思いますが、こちらは虫歯に似た症状である酸蝕症のリスクを高めます。 酸蝕症は、酸性度の高い食品を口にしたときに歯を溶かしてしまう疾患です。 トマトによって引き起こされるエナメル質の溶解もこちらに該当します。 酸蝕症によってエナメル質が損傷すると、歯が酸に弱くなり、虫歯菌が増殖しやすくなります。 ディップソース付きの野菜スティック 野菜スティック自体は、栄養素もしっかり摂れる上に、生野菜の食物繊維が口内の汚れを直接落としてくれるため、非常に良い食べ方です。 しかし、野菜スティックにディップソースをつける場合は話が別です。 例えば砂糖が多く含まれたソース、酸性のマヨネーズなどを多くディップして食べると、野菜スティックの虫歯予防効果が半減します。 またこれらのソースは口内に残りやすく、プラークや歯石を形成しやすくなる原因にもなります。 まとめ 結論から言うと、チョコレートやキャンディー、ケーキのように直接的に虫歯のリスクを高める野菜は存在しません。 しかし歯が溶けやすくなるトマトや、糖分が多く含まれる野菜ジュースなどについては、摂取のしすぎに注意しましょう。 また野菜であっても、食後はしっかりとブラッシングを行い、虫歯の原因となるプラークを口内に残さないように意識しなければいけません。

2025.08.27

【鶴見・川崎の歯医者】栄養バランスが偏ることによる口内への悪影響とは?

日本人の食事では、日本食だけでなく異国のさまざまな料理を食べられる機会が増えています。 しかし、その分以前より栄養バランスが偏るケースも増加していて、こちらは口内環境に多大な悪影響を及ぼす習慣です。 今回は、具体的にどのような悪影響を与えるのかについて解説します。 “栄養バランスが偏る”とは? そもそも“栄養バランスが偏る”とは、どういうことなのでしょうか? こちらはエネルギー源となる糖質や脂質、身体の機能を維持するタンパク質やビタミンなどのうち、特定の栄養素が不足している状態を指しています。 また、特定の栄養素が過剰になっている状態を指すこともあります。 栄養バランスが偏ると、身体に必要な栄養素が十分に摂れず、エネルギーは足りていても体調不良を起こすことがあります。 さらに特定の栄養素の摂りすぎにより、肥満や生活習慣病の原因になることも考えられます。 もちろん、口内環境を良好に維持したい方にとっても、栄養バランスの偏りは見過ごせない問題です。 栄養バランスが偏ることによる口内への悪影響5選 栄養バランスが偏ると、口内には以下のような悪影響が及びます。 ・口内炎の発症 ・虫歯、歯周病のリスク増大 ・貧血による粘膜の乾燥 ・口腔機能の低下 ・感染症の発症 各項目について詳しく説明します。 口内炎の発症 栄養バランスが偏っている方は、しっかり栄養が摂れている方に比べて口内炎を発症しやすくなります。 ビタミンB群やビタミンCなどの栄養素は、口の粘膜を健康に保つために必要な細胞の修復、免疫機能の維持に影響します。 そのため、普段の食事でこれらの栄養素が不足している方は、口内炎のリスクが高まります。 口内炎を発症すると痛みや不快感に悩まされますし、食事や会話など日常生活への支障、再発リスクといったデメリットも生じます。 虫歯、歯周病のリスク増大 虫歯や歯周病のリスクが高まることも、栄養バランスの偏りが口内に与える悪影響です。 ビタミンCやカルシウムの不足は、歯茎の健康に影響を与え、歯周病を発症させやすくします。 また低栄養や唾液の減少は口内の細菌増殖を促し、虫歯のリスクを高めます。 虫歯や歯周病は、口内の疾患だと思っている方も多いですが、実際はそうとも限りません。 確かに早期治療を行えば、影響は口内だけで済むかもしれませんが、放置していると全身疾患のリスクも高まります。 特に、歯周病は心疾患や糖尿病など、あらゆる全身疾患と関係があることで知られています。 貧血による粘膜の乾燥 栄養バランスが偏ることにより、貧血を起こしてしまうケースがあります。 こちらは鉄分不足によって起こるもので、口内の血液循環を悪化させ、粘膜の栄養不足や乾燥を引き起こします。 また貧血を起こすと、疲労感や倦怠感、めまいや立ちくらみなどの症状に見舞われます。 さらに動悸や息切れ、頭痛や顔色の悪さ、食欲不振や吐き気などさまざまな症状を引き起こします。 口腔機能の低下 口腔機能の低下も、栄養バランスが偏ることによる口内への悪影響です。 こちらは、すでに虫歯ができている方などには特に言えることです。 虫歯を発症し、ある程度の段階まで進行すると、食事のときに歯が傷みやすくなります。 このような場合、硬い食べ物を避け、やわらかいものばかり食べるようになる方がいます。 やわらかい食べ物には、栄養が少ないものが多く、この習慣を続けていると必然的に栄養バランスが偏ります。 その結果筋力の低下やさらなる口腔機能の低下、低栄養といった悪循環に陥ることがあります。 感染症の発症 栄養バランスが偏ると、口内における感染症のリスクも高まります。 栄養不足は全身の免疫力を低下させるものであり、こちらは当然口内にも言えることです。 そのため、細菌感染やウイルス性口内炎のリスクは増大します。 またここでいう細菌感染には歯周病の他性感染症も挙げられ、ウイルス性口内炎にはヘルペス性口内炎や帯状疱疹、手足口病やヘルパンギーナなどが該当します。 栄養バランスの偏りを防ぐには? 栄養バランスが偏るのを防ぐには、主食・主菜・副菜を揃えることが大切です。 ご飯やパンなどの主食、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜を1日の食事で意識して摂取すれば、必然的に栄養バランスは良くなります。 また特定の食品だけでなく、多様な食品を摂り入れることも重要です。 例えばタンパク質源であれば肉だけでなく魚や大豆製品、卵など複数にすることで、栄養素の多様な摂取につながります。 ちなみに食事に赤や黄色、緑などさまざまな色の野菜を採り入れると、自然に多様なビタミンやミネラルを摂取できるようになります。 まとめ 栄養バランスの偏りについて、なんとなく身体に悪いというイメージを持っている方は多いかと思います。 こちらはもちろん体調だけでなく、口内環境にも言えることです。 そのため、徹底的に口内でのトラブルや疾患を防ぎたいのであれば、ブラッシングをするだけでなく食生活も見直さなければいけません。 これに歯科クリニックでの定期検診もあわせれば、かなりの確率で口内トラブルを予防できます。

2025.08.26

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯で奥歯が使えないとどうなるのか?

虫歯を発症した歯は、進行度合いによっては食事などの際に強い痛みを伴います。 また虫歯は前歯や奥歯など、いずれの歯でも発症する可能性があり、中程度~重度の場合はまともに使用するのが困難になります。 今回は、虫歯で奥歯が使用できない場合のデメリットを中心に解説します。 奥歯の概要 そもそも奥歯とは、犬歯の後ろにある臼歯という歯を指しています。 具体的には小臼歯と大臼歯を合わせた歯を指し、上下左右にそれぞれ4本ずつ、計16本存在します。 そのため、奥にある大きい歯1本のことを指しているわけではありません。 また奥歯には食べ物を噛み砕き、すり潰すことで消化をサポートし、栄養を効率的に摂取できるようにする役割があります。 ちなみに奥歯のさらに奥にある歯は親知らずと呼ばれ、こちらも奥歯に含まれることがあります。 虫歯で奥歯が使用できなくなるデメリット5選 奥歯で虫歯が進行してしまい、通常通り使用できないと、以下のようなデメリットにつながります。 ・噛み合わせの悪化 ・食べ物の消化への影響 ・発音への影響 ・顔の印象の変化 ・全身の不調 各デメリットについて詳しく説明します。 噛み合わせの悪化 虫歯を発症して奥歯が使用できない場合、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節や他の歯に過剰な負担がかかることがあります。 特に虫歯が重度にまで進行し、歯の形状が大きく変わってしまっているような場合、こちらの傾向が強くなります。 また顎関節への負担が継続的にかかることで、顎の痛みや口を開閉したときの異音にもつながります。 こちらは顎関節症の典型的な症状です。 食べ物の消化への影響 虫歯で奥歯が使用できない場合、食べ物の消化への悪影響が出ることも考えられます。 前述の通り、奥歯は食べ物を細かくすり潰す役割を持っています。 そのため、奥歯が使えないと咀嚼能力が低下し、消化しにくい食品を摂取しにくくなります。 また十分な栄養が摂取できず、筋肉量や筋力の低下などにつながることもあります。 発音への影響 発音への影響も、虫歯で奥歯を使用できない場合のデメリットです。 奥歯の虫歯が深刻化すると、噛み合わせが変化して舌や頬の位置まで変わってしまうことがあります。 このような変化が起こると、話しにくくなったり、隙間から空気が漏れて発音が不明瞭になったりすることがあります。 顔の印象の変化 虫歯で奥歯を使えない場合、顔の印象の変化につながることもあります。 虫歯で奥歯の痛みが生じている方は、そのまま治療を受けず、痛い方の奥歯で噛むのを避け続けることがあります。 このようなケースでは、徐々に虫歯が重症化し、ほぼ原形をとどめていない状態になり得ます。 また奥歯の形状が大きく変わると顎の骨が痩せ、頬がこけて顔の輪郭が変わり、老けて見える原因になります。 全身の不調 虫歯で奥歯が使用できない場合、全身の不調にもつながりかねません。 噛み合わせのバランスが崩れると、身体のバランスも崩れます。 そのため、肩こりや頭痛、腰痛など口内以外でもトラブルが生じるようになります。 また奥歯を使用できないことで栄養が偏ると、体調が悪化したり、集中力を保てなかったりする可能性も高いです。 奥歯は虫歯を発症しやすい? 奥歯で虫歯を発症すると非常に厄介ですが、さらに厄介なのは、他の歯と比べて奥歯は虫歯を発症しやすいという点です。 その理由は以下の通りです。 ・構造が複雑 ・奥まったところにある ・唾液の洗浄効果が届きにくい 奥歯の表面には、食べ物をすり潰すための複雑な溝や凹凸が存在します。 こちらには食べカスやプラークが残りやすいため、虫歯を発症するリスクも高くなります。 また奥歯は口の奥の方にあるため、どうしても歯ブラシの毛先が届かないことがあります。 そのため、デンタルフロスなど他のアイテムを併用していない場合、磨き残しや虫歯のリスクを軽減させるのは難しいです。 さらに、奥歯は唾液の恩恵を受けにくい部分です。 唾液には、口内の汚れを洗い流す自浄作用がありますが、奥歯はそれによって洗浄されにくいという特徴があります。 つまり奥歯の一部は、常に食べ物の酸に触れている状態であり、少しずつ溶けている可能性が高いということです。 ちなみに奥歯に形成される虫歯は、早期発見が難しいです。 鏡で歯を見たとき、奥まったところにある奥歯は変色などがあっても確認しにくいからです。 もちろん、歯が痛み出せば虫歯であることはわかりますが、痛みがある場合はすでに虫歯がある程度進んでいることを意味しています。 痛みが出る前に発見し、歯科クリニックを訪れれば、歯を削らずに治療できる可能性もありますが、奥歯はそのような早期対応が難しいです。 まとめ 奥歯は虫歯を発症しやすい上に、咀嚼や発音を行うにあたって非常に重要な役割を担っています。 そのため、特に意識してセルフケアを行わなければいけません。 また当然奥歯だけでなく、他の歯も虫歯の痛みで使用できないと不便になります。 セルフケアの方法がイマイチわからないという方は、一度歯科クリニックでブラッシング指導を受けてみましょう。

2025.08.25

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯が脳梗塞を引き起こすって本当?

”虫歯は歯の病気“というイメージを持っている方は多いかと思いますが、実際はそうとは限りません。 間接的に重篤な疾患を引き起こす可能性があるのが、虫歯の怖いところです。 また虫歯によって発症する重篤な疾患の一つに、脳梗塞が挙げられます。 今回は、虫歯と脳梗塞の関係を中心に解説します。 脳梗塞の概要 脳梗塞は、脳の血管が詰まることで血液が途絶え、脳細胞が酸素や栄養不足で死んでしまう疾患です。 脳卒中の一種で、日本でもっとも多い脳卒中の種類としても知られています。 脳梗塞の症状としては、詰まった血管の場所や範囲によって異なりますが、一般的には運動麻痺や感覚障害、言語障害などが挙げられます。 運動麻痺や手足の動かしにくさ、感覚障害は手足や顔の感覚の鈍化、言語障害は言葉が出にくいといった症状を指しています。 また視界の一部が欠けるなどの視覚障害や意識障害、めまいやふらつきなどが現れることもあります。 ちなみに脳梗塞は、ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症の3つにわかれます。 ラクナ梗塞は、脳の奥にある細い血管が詰まるタイプで、症状が一切出ないこともあります。 アテローム血栓性脳梗塞は、脳の太い血管動脈硬化によって狭くなり、血栓が詰まるタイプです。 心原性脳塞栓症は、心臓でできた血栓が脳の血管に詰まるもので、心房細動などの不整脈が原因となることが多いです。 虫歯と脳梗塞の関係について 虫歯を放置していても、基本的には自然に治ることがありません。 特に歯に穴を開けるほど進行している場合、必ず歯科クリニックで歯を削る必要があります。 また虫歯が進行すると、虫歯菌が血管に入り込み、全身を巡ることがあります。 このとき、虫歯菌が血管に炎症を引き起こし、動脈硬化を進行させることも考えられます。 さらに動脈硬化が進むと、血管が狭くなって血栓ができやすくなり、血栓が脳の血管を詰まらせると脳梗塞を引き起こすことがあります。 つまり虫歯があるにもかかわらず放置している方は、知らず知らずのうちに脳梗塞のリスクを高めてしまっているということです。 ちなみに、虫歯だけでなく歯周病もまた、脳梗塞を引き起こす可能性のある疾患です。 歯周病によって血管が炎症を起こすと、同じように動脈硬化を引き起こすことがあります。 虫歯と歯周病はセットで発症することも多く、これら両方を患っている方はさらに脳梗塞のリスクが高まります。 歯周病については、虫歯以上にさまざまな全身疾患との関連性が深いことで知られているため、特に注意しなければいけません。 虫歯が引き起こすその他の脳疾患について 虫歯は脳梗塞だけでなく、他にもさまざまな脳疾患の原因になることがあります。 具体的には脳炎や脳腫瘍、脳出血や認知症などです。 虫歯菌が脳に感染すると、脳炎や脳腫瘍につながる可能性があります。 これらの疾患は頭痛や発熱、意識障害や痙攣などの症状を引き起こし、重篤な場合は後遺症が残ることもあります。 また虫歯菌が血管壁のコラーゲンと結合して止血作用を妨げたり、血管を脆くしたりすることで、脳出血を起こすことも考えられます。 さらに虫歯菌は脳内で出血を引き起こし、認知症患者の脳内で同じような出血が確認されていることから、認知症との関連性が指摘されています。 ちなみにある研究では、虫歯菌を保有している方は、認知機能テストの結果が良くない傾向にあることが示されています。 虫歯による脳梗塞の予防法 虫歯が原因の脳梗塞を予防するには、とにかく虫歯そのものを予防するしかありません。 虫歯は早めに治療することで、菌が血管に入るのを防ぐことができます。 ただし、患者さん自身が発症に気付くのは、痛みが出始めてからというケースが多いです。 虫歯は痛みがなくても発症している可能性があるため、定期的に歯科クリニックで検診を受け、早期発見・早期治療を目指しましょう。 また自宅でのセルフケアでは、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを使用して丁寧にブラッシングをし、虫歯菌を減らすことが重要です。 さらに糖分の多い食品、歯に残りやすい食品を極力避け、バランスの取れた食事を心掛けなければいけません。 もし脳梗塞を発症してしまったら、それこそ治療は早急に行うことが求められます。 一刻を争う疾患であるため、症状が出たらすぐに救急車を呼び、医療機関を受診してください。 ちなみに脳梗塞の治療には、tPA静脈注射療法や血管内治療などがあります。 tPA静脈注射療法は、発症から4.5時間以内の場合に採用される治療法で、血栓を溶かす薬を静脈に注射します。 血管内治療は、脳梗塞の発症から6~8時間以内の場合、カテーテルを使って血栓を取り除くために行われる治療です。 まとめ 虫歯を放置することに対し、せいぜい歯を失うことくらいしか想定していない方もいるかと思います。 しかし、実際はそれよりも恐ろしい疾患を引き起こし、命を落としてしまう可能性もあります。 そのため、どれだけ小さな虫歯であっても、放置せずに必ず治療しなければいけません。 もちろん虫歯が進行している方は、今すぐにでも歯科クリニックの予約を取るべきです。

2025.08.21

【川崎の歯医者・予防歯科】夜のブラッシングにおけるメリットとポイント

ブラッシングと聞くと、“1日3回行わなければいけないもの”というイメージを持っている方もいるかもしれません。 しかし、実際はそのようなことはなく、1日1回でもしっかり磨いていれば予防歯科効果は得られます。 今回は、特に夜ブラッシングをすることのメリットとポイントを解説します。 夜のブラッシングにおけるメリット5選 夜にブラッシングを行うことには、主に以下のようなメリットがあります。 ・虫歯予防 ・歯周病予防 ・口臭予防 ・ストレス解消 ・ウイルス感染対策 各メリットについて詳しく説明します。 虫歯予防 夜のブラッシングにおけるメリットと言えば、やはり虫歯予防につながるという点です。 もちろん、ブラッシング自体が虫歯を予防するためのものですが、夜に行う場合はさらにその効果が大きくなります。 寝ている間口内に食べカスやプラークが残っていると、虫歯菌が酸を生成し、歯を溶かしやすくなります。 夜のブラッシングでこちらを取り除くことにより、虫歯のリスクは極端に減少します。 歯周病予防 夜のブラッシングには、当然高い歯周病予防効果も期待できます。 歯周病は、プラークが歯茎に炎症を引き起こすことで進行します。 言ってしまえば、原因は虫歯とほとんど同じです。 そのため、夜のブラッシングで食べカスやプラークを除去することにより、歯周病の予防につながります。 歯周病は虫歯よりも自覚症状が少なく、発症していても気づきにくいため、丁寧にケアしなければいけません。 口臭予防 口臭予防も、夜に行うブラッシングの大きなメリットです。 夜寝ている間、人は唾液の分泌量が減少します。 そのため、口内の汚れを洗い流すことができず、細菌が増殖しやすくなります。 またこれらは前述した虫歯や歯周病を引き起こすものですが、同時に口臭の原因にもなります。 細菌が増殖した状態で発せられる口臭はとても強烈であり、特に朝起きたときにはピークになります。 夜のタイミングでしっかりブラッシングを行っていれば、そこまで口臭が強くなる心配はありません。 多少の口臭は、誰もが少なからず持っているものです。 ストレス解消 夜ブラッシングを行うことにより、ストレス解消の効果も得られます。 ブラッシングには、口内をキレイにするだけでなく、口腔内の筋肉を動かす効果もあります。 こちらはリラックス効果につながると言われています。 また特に夜のブラッシングは、一日の疲れを癒し、リラックスして良い睡眠へと導いてくれるため、ストレスを解消できます。 もちろん、良質な睡眠はさまざまな健康効果を得られるため、非常にメリットが大きいです。 例えば疲労回復や集中力・判断力の向上、生活習慣病予防や美容効果を求める方にとって、良質な睡眠は必要不可欠です。 個人差はありますが、リラックスした状態で7~8時間眠るのが理想的な睡眠とされています。 ウイルス感染対策 夜に行うブラッシングには、ウイルス感染対策にもつながります。 近年の研究では、口内の細菌が風邪やウイルス性疾患のリスクを高めることがわかってきました。 特に就寝中の口内は細菌の数が多いため、ブラッシングをしないと風邪を引いたり感染症にかかったりするリスクが高まります。 そのため、夜しっかりブラッシングをしておくことで、適切な体調管理を実現できます。 夜に行うブラッシングのポイント 夜にブラッシングを行う場合は、できる限り就寝する直前のタイミングがおすすめです。 寝る直前であれば、もっとも口内の細菌が少なく、なおかつ唾液の分泌量が多い状態で眠りにつけるからです。 逆に就寝の数時間前に磨いてしまうと、寝るタイミングではすでにある程度口内の細菌が増えている可能性があります。 またブラッシングから就寝までの時間が空いてしまった場合、その間に再び何か食べてしまうリスクも高まります。 例えばお酒を飲む方などは、ブラッシングを行った後にお酒を飲んでしまい、虫歯や歯周病のリスクを高めることが考えられます。 ちなみに夜のブラッシングでは、特に丁寧に口内を磨くことが求められます。 特に夜しかブラッシングをしないという方は、時間をかけてしっかり1日の汚れを除去しましょう。 このとき、歯ブラシだけでは歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、磨き残しが出やすい部分の汚れまで除去できない可能性があります。 そのため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、より効果的に汚れを落としましょう。 歯磨き粉については、歯の再石灰化を促す効果のあるフッ素配合歯磨き粉をおすすめします。 歯磨き粉のフッ素を洗い流しすぎないように、少量の水で軽く口内をゆすぐ程度にするのもポイントです。 まとめ 冒頭でも触れたように、ブラッシングは必ずしも1日3回行わなければいけないわけではありません。 もちろん、磨く時間がある場合は磨くべきですが、どちらかというと1回のブラッシングの質を重視しましょう。 また中でも特に力を入れるべきなのは夜のブラッシングであり、こちらをおろそかにすると口内でのさまざまなトラブルにつながると覚えておきましょう。

2025.08.19
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