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2025.10.22

【鶴見・川崎の歯医者】山型の歯ブラシにおけるメリット・デメリット

歯ブラシにはさまざまな種類があり、それぞれ毛の形や硬さ、柄の部分の形状などが異なります。
また一般的な歯ブラシの毛は横から見たときにまっすぐになっていますが、もう一つの種類に山型というものがあります。
今回は、山型の歯ブラシにおけるメリット・デメリットを中心に解説します。

山型の歯ブラシの概要

山型の歯ブラシは、毛先がギザギザの山のようにカットされているタイプの歯ブラシです。
1980年代にライオン株式会社が発売した“ビトイーンライオン”が山型の歯ブラシの元祖とされています。

ビトイーンライオンは、毛束の長さを不揃いにすることで山型にカットされ、歯間に毛先が入り込みやすいように設計されています。
発売当初は平型の歯ブラシが主流でしたが、こちらの商品の登場以降、徐々に市場に定着し始めました。

山型の歯ブラシのメリット

山型の歯ブラシには、主に以下のようなメリットがあります。

・歯間のプラークが除去しやすい
・歯のくぼみに対応しやすい

各メリットについて詳しく説明します。

歯間のプラークが除去しやすい

山型の歯ブラシには、歯間のプラークが除去しやすくなるという大きなメリットがあります。

毛先が山型にカットされていることにより、毛が歯と歯の間に密着するため、歯間の汚れは落としやすいです。
歯間の汚れの除去といえば、歯間ブラシやデンタルフロスなどで行うイメージがありますが、丁寧にブラッシングをすれば山型の歯ブラシでも除去できる可能性があります。

歯のくぼみに対応しやすい

歯のくぼみに対応しやすいという点も、山型の歯ブラシにおけるメリットです。

細かい山状の毛先が、歯の表面にある小さなくぼみにも届き、プラークをかき出しやすくなります。
また着色成分がくぼみに残ったままだと歯が黄ばんでしまいますが、食後すぐ山型の歯ブラシでブラッシングをすればそのような心配も少なくなります。

山型の歯ブラシのデメリット

一方で、山型の歯ブラシには以下のようなデメリットもあります。

・磨き残しが生じる可能性がある
・毛先が傷みやすい
・フロスや歯間ブラシよりも清掃性は劣る

各デメリットについて詳しく説明します。

磨き残しが生じる可能性がある

実は歯科医師の多くは、山型の歯ブラシの使用をあまり推奨していません。
なぜなら、磨き残しが生じる可能性があるからです。

毛先を歯に垂直に当てて磨くと、毛先が当たる面積が狭くなるため、平らな歯ブラシに比べてプラーク除去の効率が下がるという仕組みです。

毛先が傷みやすい

毛先が傷みやすいという点も、山型の歯ブラシのデメリットです。

山型は平型に比べて毛先が倒れやすいため、長く使用していると毛先が寝てしまい、さらにプラークの除去効率が低下するおそれがあります。

もちろん、毛先が倒れやすいということは、それだけ頻繁に交換しなければいけないということでもあります。

フロスや歯間ブラシよりも清掃性は劣る

先ほど、歯間をブラッシングする際には、フロスや歯間ブラシではなく山型の歯ブラシも使用できるという話をしました。

もちろんこちらは事実ですが、清掃性の高さを比較した場合、山型の歯ブラシの清掃性はフロスや歯間ブラシよりも劣ります。
そのため基本的なセルフケアについては、平型の歯ブラシとフロス、歯間ブラシで行うべきです。

山型の歯ブラシが向いている人

山型の歯ブラシの使用が向いているのは、歯と歯の間に汚れが残りやすいと感じる方です。
例えば歯と歯の間に隙間がある方などは、食べカスが詰まりやすいため、山型の歯ブラシを使用して汚れを除去することが求められます。

また歯並びがデコボコしていて、平型の歯ブラシではブラッシングがしにくいと感じる方も、一度山型の歯ブラシを試してみる価値はあります。
特に不正咬合により、歯が重なっている部分がある方などは、その部分にだけでも山型の歯ブラシを使用することが望ましいです。

山型の歯ブラシの代替となる製品

山型の歯ブラシは、歯間や歯周ポケットの清掃に向いていますが、単体で使用する場合、総合的な清掃力は少し低いです。
そのため、同じようなメリットを得ることができる代替品を使用することも検討しましょう。
例えばタフトブラシやダブル植毛歯ブラシなどの製品です。

タフトブラシは、歯ブラシの毛が1束だけになっているタイプで、歯と歯の間や奥歯のさらに奥など、通常の歯ブラシでは届きにくい箇所をピンポイントで磨けます。

またダブル植毛ブラシは、歯ブラシの毛が2段植毛になっているタイプです。
こちらは長い毛先が歯周ポケットに入り込み、短い毛先が歯の表面の汚れを落とすように設計されています。

まとめ

山型の歯ブラシは、ドラッグストアなどで多数の種類が販売されています。
もし興味があるのであれば、一度使ってみて使用感などを確かめてみましょう。
実際使ってみれば、歯間の汚れが取りやすい反面、総合的な清掃力や毛の耐久性に少し不安があることがわかるかと思います。
また山型の歯ブラシを使う際は、平型の歯ブラシとの使い心地を比較することをおすすめします。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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