【鶴見・川崎の歯医者】虫歯をすぐ治療せず様子を見るケースについて
虫歯は早期発見・早期治療が基本です。 そのため、普段から歯科クリニックの定期検診に通い、歯に問題がないかどうかをチェックしてもらう必要があります。 しかし、場合によってはすぐに虫歯を治療せず、経過観察を行うことも考えられます。 今回は、様子見になる主なケースを中心に解説します。 虫歯をすぐ治療せず様子見になるケース4選 以下のケースでは、すぐに歯を削るようなことはせず、虫歯の経過観察を行うことがあります。 ・初期虫歯 ・虫歯の進行が遅い ・年齢が若い ・神経にまで達している 各項目について詳しく説明します。 初期虫歯 虫歯ができているものの、まだ初期虫歯の場合はすぐに治療をせず、様子を見ることがほとんどです。 初期虫歯は、文字通り初期段階の虫歯であり、まだ歯の表面に穴は開いていません。 歯が白く濁ったり、茶色く変化したり、冷たいものや甘いものがしみたりといった症状が出るのが特徴です。 場合によっては歯と歯茎の境目が白くなったり、奥歯の溝が黒くなったりすることもあります。 しかし歯に穴が開くなどわかりやすい症状が出ないことも多く、患者さんが初期虫歯に気付くケースは極めて稀です。 また初期虫歯は、早期に発見すれば歯を削らずに自然治癒できる可能性があります。 具体的には定期検診で早期に発見し、ブラッシングの仕方などを改めることで、少しずつ変色などの症状が消失していきます。 もちろん、歯科医師は初期虫歯のこのような特徴について把握しているため、すぐに歯を削るようなことはしません。 虫歯の進行が遅い 虫歯の進行が通常と比べて遅い場合も、すぐに削らずに様子を見ることがあります。 虫歯の進行スピードには個人差があります。 具体的には年齢や歯質、食生活などによって変わってきます。 年齢が25歳を超えると、永久歯のエナメル質がしっかり硬くなるため、虫歯の進行はかなり遅くなる傾向にあります。 特に中高年の方は全身の代謝が低下するため、虫歯の進行も遅くなりやすいです。 またそもそも歯質が強い、つまり歯が硬いという方もいます。 このような方も、緩やかに虫歯の症状が進行していくケースが多いです。 さらに普段から甘いものをあまり摂取しない方は、歯が糖分の影響を受けにくく、虫歯の進行が遅くなることがあります。 このように、明らかに虫歯の進行が遅いと判断される場合も、経過観察が選択されやすいです。 もちろん、様子を見た結果完全に虫歯が悪化していると判断される場合は、歯を削る治療が選択されます。 年齢が若い 年齢が若い方も、すぐに虫歯を削らず、様子を見ることが多いです。 なぜなら、若いうちにすぐ歯を削ってしまうと、歯を失う可能性が高まるからです。 例えばまだ初期虫歯の状態の歯をすぐに削った場合、最初は小さなプラスチックを詰める治療で済みます。 しかし二次虫歯を発症した場合、今度はもう少し大きく削って部分的な銀歯にする治療が行われます。 さらに銀歯が外れたり、境目から神経にまで及ぶ虫歯になったりした場合、神経を除去して歯を覆う銀歯を装着しなければいけません。 この時点で、虫歯が歯根の奥深くにまで進行している場合、歯を残せなくなり抜歯を選択しなければいけないことが考えられます。 つまり虫歯治療では、なるべく歯を削る治療を遅らせ、天然歯を残すことが優先されるということです。 若いうちからすぐに歯を削ってしまうと、まだまだ歯が必要な年齢で多くの歯を失ってしまうことが考えられます。 一度失った天然歯は、二度と元に戻ることはありません。 ちなみに歯を失った数が多ければ多いほど、食事はしにくくなりますし、噛み合わせも悪化します。 神経にまで達している 神経にまで達している重度の虫歯は、早急に治療しなければいけないと思われがちですが、実際は神経を取らずに様子を見ることもあります。 虫歯の痛みなどを取り除く方法として、神経を除去するのは確実ですが、神経も歯と同じで一度除去すると元には戻りません。 神経には組織に栄養を送る働きがあり、神経を失って栄養が送られなくなると歯は脆くなります。 もちろん、脆くなった歯は咬合時、特に硬いものを食べたときに割れたり欠けたりするリスクが高まります。 つまり神経を早期に除去することで、天然歯の不具合や喪失につながる可能性があるということです。 そのため、歯科医師はまず歯の神経を温存できるかどうかを確認するため、痛みがあっても症状に応じて様子を見ることがあります。 ちなみに、歯の強い痛みがあったとしても、それが神経にまで達した虫歯であるとは限りません。 実は咀嚼筋などの痛みの可能性もあるため、こちらの可能性を探るためにも経過観察は必要です。 まとめ 虫歯を発症したとき、歯を削られるのが怖くてなかなか歯科クリニックに来院できないという方は多いでしょう。 しかし実際は“虫歯=歯を削る”ではなく、虫歯の進行具合や患者さんの状態に合わせた治療が選択されます。 もちろん症状によってはすぐに削ることもありますが、逆に一切削らなくても治る可能性あるため、まずは勇気を持って通院することが大切です。
2025.05.31