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【鶴見・川崎の歯医者】歯周病の方は認知症になりやすいって本当?

歯周病は歯茎が炎症を起こしたり、歯がグラグラになったりする以外にも、さまざまな症状を引き起こします。 また場合によっては、一見歯周病とは関連がなさそうな病気につながることもあり、その一つに認知症が挙げられます。 今回は、歯周病と認知症の関連性を中心に解説します。 認知症の概要 認知症は、脳の病気や障害などさまざまな原因により、脳の働きが徐々に低下する疾患です。 代表的なものはアルツハイマー型認知症と呼ばれるもので、こちらは神経細胞に障害が発生し、物忘れなどの症状が出やすくなります。 また新しいことを覚えるのも難しくなり、日常生活に支障をきたします。 ちなみに、アルツハイマー型認知症の進行は薬で遅らせることができますが、根本的な治療法はまだ存在しません。 そのため、早いうちから予防することが大切です。 歯周病が認知症につながる仕組み 歯周病を患っている方は、認知症を発症するリスクが高いとされています。 こちらの仕組みとしては、主に以下のことが挙げられます。 ・咀嚼による刺激が少なくなる ・脳に毒素が溜まる 各項目について詳しく説明します。 咀嚼による刺激が少なくなる 歯周病で歯がグラグラの状態になっている方は、うまく食べ物を噛むことができません。 こちらの影響により、認知症のリスクが高まります。 食事は私たち人間にとって、栄養を補給するための大切な行動です。 また食事には栄養補給のほか、咀嚼によって脳に刺激を送る役割もあります。 しかし歯周病でうまく咀嚼ができないと、脳への刺激も減少し、少しずつ脳の機能が衰えていきます。 その結果、認知症を発症してしまうという仕組みです。 脳に毒素が溜まる 歯周病を発症することにより、脳に毒素が溜まることも、認知症につながる原因の一つです。 ブラッシングなどのケアを怠っていると、口内には歯周ポケットが形成されます。 歯周ポケットは、歯と歯茎の間にできる溝であり、こちらを入口として歯周病菌が血液内に入り込むことがあります。 数ある歯周病菌の中でも、特に認知症を発症させやすいのがPg菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス菌)というものです。 Pg菌が血管の中に入り込むと、血流に乗って身体全体に広がります。 こちらは免疫によって死滅しますが、死骸は体内に残ることになります。 またPg菌の死骸は、発熱などの生体反応を示す内毒素を体内に残し、それが脳に溜まることで、アミロイドβという物質が蓄積されます。 アミロイドβは、神経細胞から分泌される物質であり、細菌の研究ではアミロイドβが認知症を進行させることがわかっています。 歯周病の方の認知症のリスクは通常の1.7倍 近年はさまざまな研究により、歯周病が認知症のリスクを高めることが解明されています。 国立長寿医療研究センターの研究によると、歯周病の方はそうでない方よりも認知機能が低下していることが確認されています。 また台湾で実施された長期間に及ぶ調査でも、慢性的な歯周病の方は、認知症の発症リスクが1.7倍も高くなることがわかっています。 このことからも、認知症を発症させないために歯周病を予防することがどれだけ大事かがわかります。 中年以降は特に注意が必要 歯周病と認知症の関係を示すアミロイドβに関する研究は、若年と中年のマウスを使用して行われてきました。 このとき、若年マウスには脳機能の低下が見られず、中年マウスのみに症状が発覚しています。 そのため、人間も中年以降の方が、歯周病による認知症のリスクは高まりやすいです。 もちろん歯周病は年齢に関係なく発症するものですが、中年と位置付けられる40代以降の方は、より徹底した歯周病予防が必要です。 具体的には日々のブラッシングだけでなく、歯科クリニックでの定期検診やスケーリングなどが挙げられます。 虫歯も認知症につながる可能性がある 歯周病は認知症のリスクを高めますが、虫歯が何本もあったり、虫歯で歯がボロボロになっていたりする方も認知症を発症しやすくなります。 こちらは、歯周病と同じく、咀嚼能力が低下することが主な理由です。 虫歯を治療せずに放置していると、徐々に口内の細菌が増加し、歯や歯茎が弱くなります。 それでも頑なに治療せずにいると、歯がボロボロになったり抜けてしまったりして、うまく咀嚼できなくなります。 このように咀嚼機能が低下すると、脳細胞の動きが鈍くなり、結果的に認知症を発症することも少なくありません。 また虫歯で噛み合わせが悪くなることにより、首の角度に変化が生じ、呼吸する状態が悪くなるケースもあります。 こちらは、脳へ送るべき血流量が減少することにつながります。 まとめ すでに歯周病で歯がグラグラの方は、「うまく噛めないくらい我慢すれば良い」と考えているかもしれませんが、それは間違いです。 歯周病の厄介なところは、他の疾患を引き起こす可能性があるところです。 そのため、歯がグラグラでも諦めず、まずは歯科クリニックに相談してください。 正常な咀嚼機能を取り戻したり、認知症など疾患のリスクを軽減したりできる可能性があります。

2024.12.24

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯治療費について段階別に解説します

虫歯を発症し、ある程度の段階にまで進行した場合、自然に治ることはありません。 そのため、必ず歯科クリニックで治療を受けなければいけませんが、治療は早ければ早いほど良いです。 なぜなら、進行するほど治療費が高くなるからです。 今回は、虫歯治療費の相場について段階別に解説します。 初期虫歯の治療にかかる費用 初期虫歯は、COと呼ばれるものであり、Oは数字の0ではなく、Observation(観察)の頭文字であるOを取っています。 わかりやすくいうと要観察歯のことであり、虫歯というよりは虫歯になる一歩手前の歯です。 また初期虫歯の場合、歯科クリニックで治療を受けなくても、ブラッシングを丁寧に行うだけで治ることがあります。 このようなケースでは、定期的な経過観察にかかる費用だけで済みます。 また経過観察の費用は、保険適用で安ければ500円程度しかかかりません。 こちらの費用を考えても、いかに虫歯を放置せず、早めに治療を受けることが大事かわかります。 軽度の虫歯治療にかかる費用 軽度の虫歯は、少しずつ歯の表面が溶け始めた状態であり、まだ歯に穴は開いていません。 C1と呼ばれることもあります。 また軽度の虫歯治療にかかる費用は、3割負担で1,500~3,000円程度です。 ごくわずかな病変しか見られない虫歯であれば、1回で治療が完了することもあります。 一般的な治療内容としては、歯を削った部分にレジンなどを詰め、光で固めれば完了します。 中程度の虫歯治療にかかる費用 中程度の虫歯は、虫歯がさらに進行し、エナメル質の下にある象牙質にまで進行している状態です。 象牙質の下には神経が存在するため、これくらいまで進行すると痛みが出るようになり、歯に穴も開きます。 また中程度の虫歯の治療費は、保険適用で3割負担した場合、2,000~10,000円程度が相場です。 細かい治療費は、虫歯の部位や詰め物・被せ物の種類などによって大きく変わってきます。 例えば奥歯の小さな詰め物の場合は2,000円程度ですが、前歯の虫歯で全体に被せる必要がある場合、10,000円程度かかることもあります。 重度の虫歯治療にかかる費用 重度の虫歯は、虫歯菌が神経にまで達している状態です。 痛みが強く、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、このようなケースでは神経を取り除く根管治療が必要です。 また治療費については、保険診療の3割負担であっても、7,000~20,000円程度はかかるケースがほとんどです。 ちなみに、根管治療は治療期間が長くなることでも知られていて、長ければ1本の歯の治療で7回ほど通わなければいけないこともあります。 初診の場合は初診料も発生する 歯科クリニックに初めて通院する際は、虫歯の治療費だけでなく初診料も発生します。 こちらは、初診時に虫歯の状態を確認するために必要な基本検査、レントゲン撮影や診断にかかる費用です。 これから治療計画を立て、虫歯の進行度を検査するためにも必須の内容です。 そのため、初診料が発生しない歯科クリニックはありません。 もちろん、初診時にそのまま虫歯を治療する場合、前述した虫歯治療費が上乗せされます。 自覚症状がある方は、当日に虫歯治療を受けるものと考え、ある程度治療費を持参することをおすすめします。 費用相場はあくまで虫歯1本に対してかかる費用 前述した段階別の虫歯治療費は、あくまで虫歯1本を治療する場合にかかる費用の相場です。 そのため、虫歯が複数本ある方は、本数分だけ金額が増えていきます。 例えば、軽度の虫歯であれば保険診療の場合1,500~3,000円で治療できますが、軽度の虫歯が3本ある場合は4,500~9,000円と治療費が跳ね上がります。 また虫歯を放置し、歯がボロボロになってしまっている方は、重度の虫歯が何本もある可能性が高いです。 このようなケースでは、トータルで数十万円の治療費がかかることもあり、1年以上通院しなければいけないことも珍しくありません。 虫歯治療費を節約するには? 虫歯治療費を節約する方法としては、医療費控除を受ける方法や、クレジットカードを利用する方法などがあります。 しかし、これらは実質的に費用負担を軽減できるだけであり、支払金額が減少するというわけではありません。 虫歯治療費を根本的に節約するには、とにかく虫歯にならないことが大切です。 一切虫歯を発症しなければ、当然治療費がかかることはありません。 また虫歯を予防するには、ブラッシングだけでなく定期検診にも通う必要があります。 当然定期検診には費用がかかりますが、後々高額な虫歯治療費がかかる可能性を考えると、定期検診にかかる費用は決して高くないと言えます。 数ヶ月に一度、2,000~3,000円程度の費用でメンテナンスを受けるだけでOKです。 まとめ 虫歯治療を受けたくないからといって、そのまま放置することは何の解決にもなりません。 痛みはある段階から消えてなくなりますが、それは神経が死滅しただけであり、自然に回復することはありません。 また虫歯は放置すればするほど重症化するだけでなく、治療費もかかりやすくなるため、勇気を出して歯科クリニックを訪れていただければ幸いです。

2024.12.23

【鶴見・川崎の歯医者】天然歯で噛むことのメリットとは?

歯が欠損していたり、虫歯でボロボロになったりしている方は、長らく天然歯で噛む感覚を味わっていないかと思います。 もちろん人工歯でも噛むことはできますが、患者さん自身の歯には何にも代えがたいメリットがあります。 今回は、天然歯で噛むことの主なメリットを解説します。 天然歯で噛むことのメリット7選 日々の食事では、自身の歯を使ってしっかりと咀嚼することが大切です。 そうすることにより、以下のようなメリットが生まれます。 ・噛む力が強い ・歯根膜がある ・美味しく食べられる ・炎症のリスクが低い ・消化器官への負担が少ない ・見た目が良い ・経済的な負担が少ない 各メリットについて詳しく説明します。 噛む力が強い 天然歯は噛む力が人工歯に比べて強く、食事においてメリットをもたらしてくれます。 具体的には、20~30代の男性の奥歯で約60kg、女性でも約40kgはあるとされています。 一方部分入れ歯は天然歯の30~40%、総入れ歯に関しては天然歯の10~20%程度しか咬合力がありません。 またブリッジについても、天然歯の約60%程度の力にとどまります。 そのため、天然歯をできるだけ残しておいた方が、制限をかけることなく食事を楽しめるようになります。 さらに食材を選ばないことにより、栄養不足になるリスクも軽減されます。 歯根膜がある 歯根膜が存在するというのは、天然歯における大きなメリットです。 歯根膜は、歯と歯槽骨との間に存在する組織であり、クッションのような役割を果たしています。 そのため、天然歯に強い圧が加わっても、歯の破折や歯周組織へのダメージを軽減してくれます。 また歯根膜には、噛む力を敏感に感じ取る機能も備わっています。 このことから、硬いものややわらかいものなど、さまざまな食材の食感を認識しやすくなります。 さらに歯根膜は歯周組織に対し、酸素や栄養を供給する役割も持っているため、口内の健康を維持するのに天然歯は欠かせません。 美味しく食べられる 人工歯よりも天然歯の方が、食事を美味しく食べることができます。 こちらは先ほども触れた歯根膜の役割だけでなく、温度を感じやすくなるからです。 例えば入れ歯の場合、食べ物の熱さや冷たさが口内に伝わりにくいです。 温度は食事における大きな要素であるため、温度を感じにくければ必然的に美味しさは半減します。 また熱さを感じにくい場合、スープなどを飲んだときに歯茎や頬の裏などの部分を火傷しやすくなります。 天然歯で食事をする場合、入れ歯のように口内が装置で覆われることもないため、しっかり温度を感じながら食事を楽しめます。 炎症のリスクが低い 天然歯が多い状態で食事を摂ることにより、歯茎などの炎症が起こるリスクも下がります。 こちらは血液が供給されているからです。 天然歯は、歯槽骨と歯茎、歯根膜の3つから血液が送られています。 そのため、歯の周囲には血液内に含まれる細菌と戦う好中球が存在します。 好中球は、歯と歯茎の間にある歯周ポケットに細菌が入り込んでも、排除してくれる働きを持っています。 一方人工歯の場合、供給される血液は天然歯によりも少なく、細菌と戦う好中球も少ないため、炎症などのリスクが高まります。 消化器官への負担が少ない 天然歯で噛むことにより、消化器官への負担も最小限に抑えられます。 天然歯は咬合力が強く、しっかり食べ物を細かく砕くことができるからです。 咀嚼した後の食べ物は、その後胃や腸などの消化器官に送られます。 このとき、しっかり咀嚼できておらず食べ物が大きいまま運ばれると、消化器官の負担が大きくなってしまいます。 天然歯で噛む場合、意識して噛むようにすればこのような心配とは無縁です。 見た目が良い 天然歯は、人工歯にはない審美性を持っています。 そのため、なるべく口元がキレイな状態をキープしたい方にとっても、天然歯で噛むことは大切だと言えます。 例えばセラミックなど高品質な人工歯は、“天然歯のような自然な白さ”と評されることがあります。 もちろんこちらは事実ですが、やはり天然歯の色や質感などを完璧に再現するのは簡単ではありません。 経済的な負担が少ない 天然歯で噛むのを意識するということは、虫歯や歯周病をなるべく予防するということでもあります。 また人工歯の作製・装着も避けるということであるため、天然歯が多く残っていればいるほど、経済的な負担は少なくなります。 インプラントなどの場合、治療時だけでなく治療後も定期的なメンテナンスに通わなければいけないため、トータルコストは非常に高くなります。 天然歯の場合、虫歯や歯周病がなければ定期検診に通うだけでOKです。 まとめ 虫歯などで歯を多く欠損している方は、「今さら治療しても遅い」と感じているかもしれませんが、決してそのようなことはありません。 少しでも歯が残っていれば、ブリッジを装着するなどして、咬合力を回復させることができます。 もちろん天然歯だけで噛むのと比べると咬合力は劣りますが、少しでも自身の歯で噛む感覚を得たい方は、早めに通院することをおすすめします。

2024.12.21

【鶴見・川崎の歯医者】歯周病による誤嚥性肺炎のリスクについて

歯周病は主に歯や歯茎に症状が出る疾患として知られていますが、さまざまな全身疾患との関りが深いことも有名です。 また歯周病で歯がグラグラの状態になると、誤嚥性肺炎のリスクが大幅に上昇するため、注意しなければいけません。 今回は、歯周病と関連性のある誤嚥性肺炎のことなどについて解説します。 誤嚥性肺炎の概要 誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液などが気管に入ってしまうことで生じる肺炎です。 食べ物や唾液については、本来食道を通って胃まで運ばれます。 また誤って気管に入った場合、反射的にむせて排出できる機能が人間には備わっています。 しかしこちらの機能が低下すると、うまく排出できず気管に入ってしまい、肺炎を起こします。 ちなみに、誤嚥性肺炎は高齢の方に見られやすい疾患として有名です。 特に寝たきりの方は、咳をして異物を排出する機能が弱くなり、嚥下機能も低下しているため、誤嚥性肺炎を発症しやすいです。 歯周病による誤嚥性肺炎のリスク 歯周病が悪化し、歯茎がブヨブヨになっていたり歯がグラグラになっていたりする方は、誤嚥性肺炎のリスクを高めます。 こちらは歯周病菌が肺に入り込んでしまうからです。 口内には多くの細菌が棲息していて、その中には肺炎の原因となる細菌も含まれています。 その一つが歯周病菌です。 また高齢の方の中には、十分なブラッシングなどのセルフケアを行うのが困難であり、歯周病を患っている方が非常に多いです。 つまり高齢の方は、嚥下能力の低下と歯周病菌の侵入により、極めて誤嚥性肺炎のリスクが高まっているということです。 誤嚥性肺炎を発症するとどうなる? 誤嚥性肺炎の初期症状は、熱や息苦しさ、咳など風邪と似ているところがあります。 そのため、風邪と思い込んで自己判断してしまうケースが多いです。 しかし、放置すると重症化し、呼吸困難や低酸素状態を引き起こすことがあります。 また一度誤嚥性肺炎を起こすと、気道粘膜が完全に回復することはなく、最悪の場合死亡することも考えられます。 ちなみに誤嚥性肺炎は、急性疾患の中でも死亡率が非常に高く、20~40%はあるとされています。 発症した方の半数以上が1年以上に死亡するとも言われているため、歯周病の症状がひどい方は要注意です。 歯科クリニックで可能な誤嚥性肺炎の予防法 誤嚥性肺炎を予防するには、まず歯周病の治療を行う必要があります。 代表的な歯周病治療としては、歯ブラシでは除去できない歯石について、特殊な機器を用いたクリーニングでキレイにする方法が挙げられます。 ある臨床検査では、歯科クリニックでのプロケアを定期的に受けている場合、50%以上も肺炎が減少したというデータが発表されています。 また誤嚥性肺炎には免疫力も大きく関係していますが、歯がボロボロだったり歯周病の症状があったりする方は、食事による栄養摂取がうまくできません。 このようなケースでは、歯科クリニックで虫歯治療やセラミック治療、入れ歯の作製などを行い、咀嚼ができる状態にする必要があります。 自宅でできる誤嚥性肺炎の予防法 誤嚥性肺炎を予防するには、自宅でもさまざまな予防法を実践しなければいけません。 歯周病の症状がひどい方こそ、以下の方法を実践すべきです。 ・よく噛んでから飲み込む ・食べてすぐ横にならない ・とろみのある飲み物を飲む ・口内を清潔にする 各項目について詳しく説明します。 よく噛んでから飲み込む 食べるスピードが早いと、どうしても誤嚥性肺炎のリスクは高まります。 そのため、食材の硬さにもよりますが、基本的には1口につき30回程度は咀嚼するようにしましょう。 よく噛むほど食事には時間がかかりますが、特に高齢で歯周病を患っている方などは、これくらい慎重に食事を摂ることが望ましいです。 食べてすぐ横にならない 食事を摂った後は、食べてすぐ横になってはいけません。 なぜなら、胃の中のものが逆流し、誤嚥性肺炎のリスクが高くなってしまうからです。 もちろん、食事の際もしっかり背筋を伸ばし、正しい姿勢で座って食べることをおすすめします。 とろみのある飲み物を飲む 高齢の方は食べ物だけでなく、水やお茶などの水分でも、誤嚥性肺炎が引き起こされることが多くあります。 そのため、濃いフルーツジュースなど、なるべくとろみのある飲み物を飲むことをおすすめします。 とろみがあれば、水分がゆっくり喉を通り、誤嚥のリスクが軽減されるからです。 口内を清潔にする こちらは誤嚥性肺炎というよりは、そのリスクを高める歯周病の対策です。 日頃からきちんとブラッシングを行い、口内を清潔にしましょう。 また歯ブラシだけでは、口内の細菌のうち60%しか除去できないとされているため、デンタルフロスや歯間ブラシも併用してください。 まとめ 誤嚥性肺炎を発症すると、生活には大きな支障が出ますし、命を落としてしまう危険性もあります。 そのため、日頃から咀嚼や嚥下の機能を鍛えておくことは大切です。 また歯周病菌は誤嚥性肺炎のリスクを高めるため、歯がブヨブヨになっている方は決して放置してはいけません。 まずは歯周病の治療について、歯科クリニックに相談してみてください。

2024.12.20

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯が原因で発生する口臭について

虫歯の主な症状と言えば歯の痛みが挙げられますが、日常生活に支障が出る症状は他にもあります。 特に口臭については、患者さん自身だけでなく第三者にも影響を及ぼすと考えると、痛みよりも厄介な症状かもしれません。 今回は、虫歯が原因で発生する口臭に関することを解説します。 虫歯が原因で口臭が発生するのはなぜ? 虫歯が口臭を引き起こす原因としては、主に以下のことが挙げられます。 ・虫歯部分に食べカスが詰まる ・歯髄が腐敗する ・歯の根元に膿が溜まる 各項目について詳しく説明します。 虫歯部分に食べカスが詰まる 虫歯ができているということは、歯の噛む部分に穴が開いているということになります。 そのため、穴を埋めない限り、食事のたびに食べカスが詰まってしまいます。 またこちらは不快感があるだけでなく、なかなかブラッシングで取り除きにくいため、菌が繁殖して口臭の原因となる物質を発生させることもあります。 特に虫歯菌は糖質が大好物であるため、糖質が多く含まれているものは口臭を増幅させやすい傾向にあります。 もちろん虫歯が複数本ある方は、その分食べカスが詰まる可能性も高くなるため、強烈な口臭を放つことが考えられます。 歯髄が腐敗する 歯髄とは、歯の奥深くにある神経のことであり、こちらが虫歯によって腐敗すると口臭につながります。 虫歯は歯の表面のエナメル質から、徐々に内部の象牙質、歯髄へと進行していきます。 歯髄にまで進行した場合、神経が死滅すると歯髄炎という症状を発症し、口臭の原因となるガスを放ちます。 もちろん歯髄まで虫歯が進行しているということは、すでに耐え難いほどの強い痛みも生じているということになります。 歯の根元に膿が溜まる 虫歯が重度にまで進行し、歯の根元にまで細菌が達すると、そこで溜まって膿を形成することがあります。 こちらの膿は強烈なニオイを放ち、口内から口臭として外に排出されます。 ちなみに膿が溜まっている状態を放置すると、歯がボロボロになってしまったり、抜け落ちたりすることも考えられます。 虫歯が原因の口臭はどのようなニオイ? 虫歯によって引き起こされる口臭は、腐敗臭やプチドール臭、膿臭がするのが特徴です。 腐敗臭は、生ごみやドブのような生臭いニオイです。 食べ物が詰まっている虫歯、つまり初期~中程度の虫歯は、このようなニオイを発することが多いです。 またプチドール臭は、牛乳やチーズといった乳製品が腐敗したようなニオイです。 神経が腐敗した中程度~重度の虫歯に多いです。 さらに膿臭は、文字通り膿のニオイです。 具体的には、膿や血液などの体液が混ざったニオイで、こちらも重度の虫歯に多いニオイです。 ニオイが異なる場合は歯周病の可能性も 上記のニオイに当てはまらない口臭が出ている場合、虫歯ではなく歯周病が原因になっている可能性もあります。 具体的には、タマネギが腐ったようなニオイである場合、歯周病が原因だと考えられます。 口内で繁殖した歯周病菌は、食べカスなどに含まれるタンパク質をエネルギーとして活動し、その際にメチルメルカプタンというガスを産生します。 こちらのニオイは非常に強烈です。 特に歯がボロボロになるほど虫歯が多い方は、ブラッシングが不十分であることから、歯周病も患っている可能性が高いです。 つまり、虫歯と歯周病から来る口臭を両方発しているということです。 舌苔が口臭の原因になることもある 虫歯の口臭が気になる方は、舌苔も溜まっている可能性が高く、こちらも口臭の原因になります。 舌苔は、舌の表面に付着した白い苔のようなものです。 舌苔の中には、口臭の原因となるタンパク質やそれをエサに増殖する細菌が数多く存在します。 舌苔そのものはある程度舌に付着しているのが正常ですが、ブラッシングおろそかだったり、体調が悪化したりすると量が増えます。 また量が増えるということは、タンパク質や細菌も増えるということになるため、必然的に口臭はひどくなります。 虫歯由来の口臭における対処法 虫歯から来る口臭を改善させるには、とにかく今口内にある虫歯を治療することが大切です。 虫歯によって歯の表面が溶け出し、ザラザラになっている部分は、セラミックの充填などによってプラークが溜まりにくい形態に整えられます。 また小さな虫歯の穴は保険診療のインレーで治療できますが、大きな穴の場合は自由診療のクラウンによる治療が良いでしょう。 虫歯の進行度によっては、残念ながら抜歯をしなければいけないかもしれませんが、口臭は放置していても改善されません。 マウスウォッシュなどで一時的に口臭を軽減させることはできますが、こちらはニオイの上から蓋をしているに過ぎません。 まとめ 虫歯を治療せず放置している方の中には、「自身さえ痛みに耐えれば良い」と思っている方もいるかもしれません。 しかし虫歯の痛みは我慢しても増す一方ですし、痛みがなくなるまで我慢できたとしても、歯を失うリスクが高まるだけです。 またそこまで虫歯を放置すると口臭もかなりひどくなり、人間関係などにも支障が出る可能性があるため、早急に治療を受けるべきです。

2024.12.19

【鶴見・川崎の歯医者】歯がボロボロになる主な原因とは?

歯がボロボロになると、食事の制限は多くなってしまいますし、場合によって歯や歯茎の痛みや口臭などを発症することもあります。 また発音の問題や、顔の形状変化による自己意識の低下なども起こり得るため、できる限り避けなければいけません。 今回は、歯がボロボロになる主な原因について解説します。 歯がボロボロになる主な原因6選 知らず知らずのうちに歯がボロボロになってしまう原因としては、主に以下のことが挙げられます。 ・虫歯、歯周病 ・歯ぎしり、外傷 ・酸蝕歯 ・栄養不足 ・口腔乾燥症 ・病気や健康状態 各項目について詳しく説明します。 虫歯、歯周病 虫歯や歯周病は、歯をボロボロにしてしまう原因としてもっとも多く見られる症状です。 虫歯は歯の表面に付着した細菌が食べカスを分解し、酸を生成することで発症します。 その後酸が歯のエナメル質を溶かし、内部にまで進行すると、象牙質や歯髄といった組織にまでダメージが及びます。 最終的に歯の神経である歯髄が死んでしまうと、歯が溶けてボロボロになります。 また歯周病も食べカスやプラークから引き起こされるもので、進行すると歯茎の炎症が起こり、歯周ポケットと呼ばれる溝にプラークが溜まります。 さらに歯周病が重度になると、歯茎の炎症がひどくなり、歯を支える歯槽骨が溶けてしまいます。 歯槽骨が溶けると歯を支えるのが困難になり、最終的に歯がグラグラと揺れ始め、自然に抜けたりボロボロになったりします。 歯ぎしり、外傷 歯ぎしりが強い方や何らかの外傷を受けた方も、歯がボロボロになってしまう可能性があります。 歯ぎしりは、主に就寝時に起こるものであり、上下の歯を強い力でギリギリとこすり合わせる症状です。 無意識のうちに行われるためあまり自覚はありませんが、実際は歯ぎしりによって数百kgもの力が歯にかかっています。 もちろん歯ぎしりをしていることに気付かず放置していると、次第に歯が弱って割れたり、全体的にボロボロの状態になったりします。 ちなみに歯ぎしりや食いしばりは、日中起きているとき無意識に行っていることもあります。 またスポーツや交通事故、転倒などによって歯が耐える範囲を超えた衝撃がかかると、歯が割れることがあります。 コンタクトスポーツをしている方は、マウスピースを装着しているケースも多いですが、スポーツをしていない方に比べると歯がボロボロになるリスクは高いと言えます。 酸蝕歯 酸蝕歯とは、酸性の強いものが頻繁に直接歯に触れることで、エナメル質が溶けてしまった歯のことをいいます。 例えば炭酸飲料の常飲、持病による胃液の逆流などが原因として考えられます。 また酸蝕歯には、冷たいものや温かいものがしみやすくなったり、エナメル質が透けて歯が黄色く見えたりといった特徴があります。 さらに歯が薄くなり、先端や角が丸みを帯びることもあり、このような歯は耐久性が低くボロボロになることも十分に考えられます。 特に30代で酸蝕歯が進行した場合は、歯の表面が大きく削られ、ボロボロになっている可能性があります。 ちなみに酸蝕歯が欠けたり神経が露出したりしていると、食事が困難になるだけでなく、見た目にも大きな影響を及ぼします。 栄養不足 日々の栄養が足りていないことにより、歯がボロボロになってしまうというケースもあります。 例えば、ホウレンソウやケールといった葉物野菜には、歯を強くするカルシウムやリンが豊富に含まれています。 そのため、これらの摂取量が少なくなると、必然的に歯がボロボロになるリスクは高まります。 またエナメル質の修復を助けるビタミンDはサーモンやマグロ、歯や歯茎の健康に欠かせないビタミンCは柑橘系のフルーツや野菜に多く含まれています。 これらを日頃摂取していない方も、栄養不足で歯が弱くなり、他の要因と組み合わさって歯がボロボロになることが考えられます。 口腔乾燥症 口腔乾燥症とはドライマウスとも呼ばれるもので、さまざまな原因で唾液の分泌量が低下し、口内が異常に乾燥している状態のことを指します。 糖尿病や腎不全などの疾患を介して起こることもあれば、ストレスや筋力の低下、薬剤の副作用で起こることもあります。 また口腔乾燥症になると、口内の自浄作用が知恵化し、細菌が繁殖しやすい環境になります。 その結果、虫歯菌や歯周病菌が増加し、歯がボロボロになる可能性があります。 病気や健康状態 一部の全身疾患や健康状態も、歯がボロボロになる原因として挙げられます。 例えば代表的な生活習慣病である糖尿病は、歯や歯茎に影響を及ぼし、歯がボロボロになるリスクを高めます。 また自己免疫疾患や遺伝的な条件についても、歯の健康に影響を与える可能性があります。 まとめ 冒頭でも触れたように、歯がボロボロになると生活における支障や問題が生じます。 そのため原因が何であれ、歯がボロボロの方は一度歯科クリニックのカウンセリングを受けてみましょう。 審美性のクラウンや入れ歯などにより、歯を失った部分をカバーすることで、見違えるように口元の見た目は良くなりますし、生活の質も向上します。

2024.12.18

【鶴見・川崎の歯医者】銀歯が外れやすいのはなぜなのか?

銀歯は保険診療のポピュラーな詰め物として、現在も多くの歯科クリニックで使用されています。 安価で治療を受けられるのが銀歯の良いところですが、こちらは他の詰め物と比べて外れやすい傾向にあります。 今回は、銀歯が外れやすい理由や、外れたままにしておくことのデメリットなどを解説します。 銀歯が外れやすい理由 銀歯が外れやすい理由としては、やはり金属でできていることが挙げられます。 金属は温度によって体積が変化しますが、口内は温度の変化が激しい場所です。 例えば熱いものを食べた後に冷たいものを食べるなどすると、その温度差によって銀歯が伸縮します。 また食事は毎日必ず繰り返されるものであり、その都度銀歯は伸び縮みを繰り返します。 その結果、銀歯と歯の間に隙間ができ、ある日突然外れてしまうことがあります。 ちなみに銀歯が外れやすくなるのは、装着してから1~2年程度です。 こちらを寿命と考える場合、他の詰め物よりはかなり短いということになります。 銀歯がより外れやすくなる原因 銀歯は金属であり、伸び縮みを繰り返すことで外れやすくなりますが、以下の原因によって外れるリスクはさらに高まります。 ・粘着性や硬度の高い食べ物を食べる ・爪楊枝で食べカスを取る ・歯ぎしりや食いしばり 各項目について詳しく説明します。 粘着性や硬度の高い食べ物を食べる 粘着性の高い食べ物をよく食べるという場合、銀歯が外れるリスクは高まります。 ここでいう粘着性の高い食べ物とは、納豆やとろろといったやわらかい粘り気のあるものではなく、餅のような硬めの粘り気です。 その他ガムやソフトキャンディー、キャラメルなどでも取れるリスクは高まります。 また硬い食べ物を食べることでも、銀歯は外れやすくなります。 煎餅などの硬いものを食べたとき、銀歯が欠けたり傷ついたりした場合、次の食事やブラッシングなどで外れる可能性が高くなります。 爪楊枝や食べカスを取る 食事を行った後、爪楊枝で歯に付着した食べカスを除去する方は多いかと思います。 しかし、こちらは銀歯が外れるリスクを高める行動であるため、控えることをおすすめします。 爪楊枝で歯に挟まったものを取ろうとすると、変に力が入ってしまい、歯茎が下がったり銀歯が取れたりすることがあります。 また歯茎を傷つけることにもつながるため、食後すぐに食べカスを除去したいのであれば、デンタルフロスや歯間ブラシを使うようにしましょう。 歯ぎしりや食いしばり 歯ぎしりや食いしばりも、銀歯が外れやすくなる原因の一つです。 歯ぎしりは主に就寝時に行われるものですが、こちらは歯に対して非常に強い負荷をかける行動です。 このとき加わった強い力が、銀歯の劣化や変化を引き起こし、外れやすくします。 また歯ぎしりや食いしばりについては、日中にも無意識のうちに行ってしまっている可能性があります。 そのため、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着して歯を守るだけでなく、食事の際に歯を合わせないようにすることも大切です。 銀歯が取れた歯を放置するとどうなる? 銀歯が取れた歯をそのまま放置すると、以下のリスクが生じます。 ・虫歯が進行しやすくなる ・歯が割れやすくなる ・噛み合わせが悪化する 銀歯が外れた部分は、一度虫歯を治療した部分です。 そのため、歯の表面にあるエナメル質というもっとも硬い部分が削られた状態です。 このようにエナメル質がほとんどないことから、一度虫歯になるとあっという間に中程度~重度にまで進行してしまいます。 また銀歯が外れた部分の歯は、虫歯治療によって削られているため、他の歯と比べて強度もありません。 特に銀歯が外れた状態だと、歯の薄い部分しか残らず、食事などの衝撃で簡単に割れてしまう可能性があります。 さらに銀歯が外れている期間が長い場合、噛み合わせにも影響が出始めます。 銀歯が外れている場合、人は無意識に外れた方の歯を避けて咀嚼することになります。 そのため、片方の歯や顎にばかり負担がかかり、以前より噛み合わせが悪化するおそれがあります。 銀歯が外れたときに歯科クリニックで行う処置 銀歯そのものに問題がなければ、外れた銀歯はそのまま装着し直すケースが多いです。 例えば接着剤が劣化しただけの場合などは、これまで使用していた銀歯をそのまま再装着できます。 また虫歯の再発が原因で銀歯が取れた場合は、まず虫歯を治療し、新しい銀歯などの詰め物を装着する可能性が高いです。 ちなみに新しい銀歯を作製・装着する場合、6,000~9,000円程度の治療費がかかります。 もちろん銀歯だけでなく、レジンなど別の保険診療の詰め物や、自由診療の詰め物が採用されることもあります。 まとめ 銀歯は安価で虫歯の治療箇所を補える補綴物ですが、お世辞にも機能性が高いとは言えません。 またすぐに外れてしまうと、治療の手間や費用もかさむため、そのようなリスクを減らしたい方は自由診療の詰め物がおすすめです。 自由診療のセラミックなどであれば、簡単に外れたり劣化したりすることはありませんし、口元の見た目も良くなります。

2024.12.17

【鶴見・川崎の歯医者】手遅れの虫歯とはどのようなものなのか?

虫歯と一口にいっても、その進行状況は人それぞれです。 ほとんど症状が見られない初期段階の方もいれば、すでに手遅れになっている方もいます。 また“手遅れの虫歯”という表現はよく使われますが、果たして手遅れとはどのような状態を指しているのでしょうか? 今回はこちらの点を中心に解説します。 手遅れの虫歯とは? 手遅れの虫歯とは、虫歯が進行しているがゆえに、一般的な治療ではすでに効果が期待できない状態を指しています。 ここでいう一般的な治療は、虫歯になっている部分を削り、詰め物や被せ物を装着するという治療です。 虫歯治療を行う際は、ほぼ無症状の初期虫歯を除き、歯を削ることになります。 歯を削ることで虫歯菌に侵された部分は口内から除去され、進行は停止し、補綴物を入れることで見た目もキレイになります。 しかし、手遅れの虫歯はこのような対処ができません。 発症から数年経過している場合、虫歯がこのような状態になることがあります。 具体的には2種類の“手遅れ”がある 一般的な虫歯治療ができないのが手遅れの虫歯の特徴ですが、こちらは正確にいうと歯の神経にとっての手遅れ、歯にとっての手遅れの2つに分けられます。 歯の神経にとっての手遅れは、神経を失うことです。 虫歯は初期段階の場合、ほとんど痛みを感じることがありませんが、進行していくにつれて少しずつ強くなり、やがて慢性化します。 慢性化しているということは、何もしなくても常に痛みを感じるということであり、このような痛みを自発痛といいます。 自発痛が出るようになった場合、神経を除去する合図と判断されます。 また歯にとっての手遅れは、歯を失うこと、つまり抜歯をすることです。 虫歯治療は主に削ることで感染部位を除去する治療ですが、歯を削れる範囲には限界があります。 具体的には、歯を削ったときに歯根の長さが10mmに満たない場合、抜歯で対応するしかありません。 ちなみに神経を除去して脆くなった歯にヒビが入った場合も、抜歯しなければいけない可能性が極めて高いです。 手遅れの虫歯で起こる症状 手遅れの虫歯では、前述の通りまず自発痛が起こります。 こちらは激しい痛みであり、日常生活に大きな支障が出ることも珍しくありません。 また重度にまで虫歯が進行すると、鼻に膿が溜まってしまうことがあります。 鼻と歯に関連性はないように思いますが、上顎の奥歯は副鼻腔に近いため、実際は無関係ではありません。 虫歯が手遅れになっている場合、副鼻腔から虫歯菌が侵入し、鼻に膿が溜まったり、副鼻腔炎になったりする可能性があります。 さらに手遅れの虫歯は、発熱や嘔吐など口内以外の症状も引き起こします。 このとき骨髄に虫歯菌が侵入すると、顎の骨を腐らせてしまい、骨髄炎という病気を発症することも考えられます。 ちなみに、歯が溶けてなくなってしまうことも、手遅れの虫歯における症状の一つだと言えます。 虫歯が手遅れになる前に気付くべきサイン 虫歯の症状=痛みというイメージが強いため、痛みがなければ虫歯を発症していないと考える方も少なくありません。 しかし、こちらの考えは間違っています。 痛み以外にも以下の症状を見逃してしまうと、気付いたら手遅れの状態になっているかもしれません。 ・しみる感覚がある ・食べ物が詰まりやすい ・歯が変色している 冷たいものや甘いものなどを口に入れたとき、歯がしみるような感覚がある場合、ある程度虫歯が進行している可能性があります。 また痛みがなくても、特定の場所ばかりに食べ物が詰まったり挟まったりする場合、中程度の虫歯が疑われます。 虫歯が形成されると、歯に穴が開いたり隙間ができたりするからです。 さらに歯が黒っぽく変色したり、歯に白い斑点が見られたりする場合も、すでに虫歯の進行は始まっていることが考えられます。 手遅れと決めつける前にまずは通院しよう! 虫歯が手遅れの状態になっている場合、可能な治療はかなり限定されます。 それでも、患者さん自身で手遅れと決めつけるのはいけません。 虫歯は10年以上放置していても、まだ治療できる可能性があります。 例えば、すでに歯冠と呼ばれる歯の上部がボロボロになっていたとしても、歯根が元気であれば細菌を除去した後、キレイな被せ物を装着できるかもしれません。 また歯が手遅れの状態だったとしても、汚染された歯を抜歯した後、ブリッジやセラミック、入れ歯などで見た目と咀嚼機能を回復できます。 もちろん、長い間歯科クリニックに通っていなかった方が、治療に通うのはとても勇気のいることです。 治療費も高額になるかもしれませんが、何もしないよりは行動する方が良いです。 まとめ 歯や歯の神経において、一般的な治療ができない病変などが見られる場合は、手遅れの虫歯だと判断できます。 ただし、手遅れとはいっても、一切治療ができないというわけではありません。 歯科クリニックでの治療により、虫歯の進行を食い止めたり、口内環境の悪化を防いだりすることは可能です。 そのため、どのような状況でも必ず歯科クリニックには通わなければいけません。

2024.12.14

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯だらけの方が歯科クリニックに通えない理由とその真実

虫歯を何本も発症している方の中には、痛みなどの自覚症状があるものの、なかなか通院する気にならないという方も多いかと思います。 またそのような方の多くは、皆さん似たような理由を抱えています。 今回は、虫歯だらけの方が歯科クリニックに通えない理由と、その真実を歯科医師の立場から解説します。 虫歯だらけの方が歯科クリニックに通えないワケ 口内が虫歯だらけでも、一切治す気がないという方は少数派だと思います。 ほとんどの方は、治したいものの以下のような理由で通院できない状況であると推察できます。 ・ボロボロの口内を見せるのが恥ずかしい ・虫歯を放置したことを怒られそうで怖い ・治療を怖がる姿を見られるのが恥ずかしい 虫歯を放置している時間が長ければ長いほど、上記のような理由で通いづらくなる可能性は高いです。 では、このような患者さんの不安について、歯科医師はどう考えているのでしょうか? 「恥ずかしい」と思う必要は一切ない 歯がボロボロの状態であっても、それを歯科医師に見せるのが恥ずかしいと思う必要は一切ありません。 特に経験豊富な歯科医師は、口内がひどい状態になっている患者さんを数多く見てきています。 もし、いきなり歯を見せるのがどうしても恥ずかしいというのであれば、事前にメールや電話で問い合わせをすることをおすすめします。 問い合わせの際に、ひどい虫歯で歯がボロボロになっていることを伝えれば、患者さんは実際通院するときまでに心の準備ができます。 また歯科医師も歯がボロボロであることを知った上で診察するため、より患者さんの気持ちを害さないような対応を心掛けるようになります。 歯がボロボロだからといって怒られることはない 虫歯だらけになっているからといって、その状態を歯科医師に見せたところで、ひどく叱責されるようなことはありません。 むしろ歯科医師からすれば、「よく勇気を出して来ていただいた」という思いの方が強いです。 虫歯を放置していても、ある程度進行したものについては、自然に治ることがありません。 さらに放置すればするほど、治療の負担は大きくなりますし、費用もかさんでいきます。 このことから多くの歯科医師は、患者さんの立場になり、「とにかく1日でも早く治療を受けに来てほしい」と考えます。 そのため、勇気を出して通院してくれた患者さんに対しては、感謝の気持ちしかありません。 また少しドライな言い方をすると、どれだけ虫歯を放置していようがボロボロになっていようが、それを治療するのが歯科医師の仕事です。 歯科医師の中には、患者さんを思う気持ちが強すぎるあまり指導やアドバイスに熱がこもる医師もいますが、そこに怒りの感情を乗せるのはお門違いだと言えます。 「虫歯治療が怖い」という患者さんは数多くいる 虫歯治療を怖がる姿を歯科医師に見られたくないという方もいますが、ハッキリ言って虫歯治療を怖がらない患者さんの方が少ないです。 多くの患者さんは、多少の不安や恐怖心を抱えています。 そのため、歯科医師は虫歯治療を怖がる患者さんの扱いに慣れています。 もっと言えば、患者さんはそれほど虫歯治療を怖がる必要もないと言えます。 なぜなら、歯科クリニックでは極力痛みの少ない治療が行われるケースがほとんどだからです。 特に虫歯治療への恐怖心が強い患者さんに対しては、ほとんど痛みを感じないようにするために、麻酔や治療方法などについて工夫します。 まずは歯科クリニックのカウンセリングを受けよう これまで長い間虫歯を治療してこなかった方にとって、いきなり虫歯治療を開始するのは少しハードルが高いかもしれません。 そのため、まずは歯科クリニックのカウンセリングを受けるところから始めましょう。 カウンセリングは無料で実施されているケースがほとんどであり、あくまで中立な立場から患者さんの相談に応じるサービスです。 カウンセリングを受けたからといって、その歯科クリニックで治療を受けなければいけないというわけではありません。 またカウンセリングを受けるべき理由としては、いきなり治療を受けるのはハードルが高いということもありますが、相性が良い歯科医師を見つけることも挙げられます。 患者さんも人間であるため、どれだけ実績がある歯科医師であっても、人として合わないと感じることはあるかと思います。 相性が悪い歯科医師だと、今後安心して治療を受けるのが難しくなるため、そこを見極める意味でもカウンセリングは重要だと言えます。 ちなみにカウンセリングを受ければ、今後の治療方針や、このまま虫歯を放置することのリスクなどについて説明してもらえます。 まとめ 口内が虫歯だらけになっている方は、どれだけ通うのが億劫でも、そのまま放置し続けるという選択肢はないと考えておきましょう。 また「恥ずかしい」「怒られたくない」という理由で通院できない方は、深く考えすぎだと言えます。 気持ちはもちろん理解できますが、虫歯が重症化している場合はそのようなことも言っていられませんし、優秀な歯科医師はわざわざ気に障るようなことを言いません。

2024.12.13

【川崎の歯医者でブリッジ】ブリッジを選択するメリットとは?

歯を失った際の治療法には、さまざまな方法が選択されます。 代表的なものは入れ歯やインプラント、セラミックなどですが、ブリッジも選択肢の一つです。 ブリッジには独自のメリットがあり、まだすべての歯を失っていないのであれば、こちらも候補に入れるべきです。 今回は、ブリッジを選択するメリットを中心に解説します。 ブリッジの概要 ブリッジは、健全な歯を支えにして、その間に人工義歯を配する治療法です。 歯を失った部分に架ける橋のような構造をしていることから、ブリッジと呼ばれています。 また支えとなる健全な歯は支台歯、歯があるように見せた部分をダミーと呼びます。 ブリッジの歴史は紀元前5世紀ごろまでさかのぼり、この頃には金属のプレートを使って数本の健康な前歯をつなぐブリッジのようなものが発見されています。 海外では、歯周病によって抜けそうになった前歯をつなぎ、固定する目的で用いられていました。 現在は、失った歯をカバーする治療として、多くの患者さんに選ばれています。 ブリッジを選択するメリット 数ある治療法の中からブリッジを選択するメリットは、主に以下の通りです。 ・自身の歯で噛む感覚を味わえる ・見た目がキレイになる ・手術の必要がない ・脱着の手間がない ・銀色のものなら保険が適用される 各メリットについて詳しく説明します。 自身の歯で噛む感覚を味わえる 歯を失った方は、ブリッジを選ぶことによって自身の歯でしっかり噛んでいるような感覚を味わえます。 こちらは、自身の天然歯を土台にしてブリッジをつくるからです。 周囲の歯と近い感覚で食事ができるため、これまで食べ物の制限があった方なども、気兼ねなく好きなものを食べられます。 また咀嚼がしやすくなるため、食べ物の旨みが以前より感じやすくなることも期待できます。 見た目がキレイになる 歯が欠けている部分にブリッジを装着すれば、当然見た目の審美性もアップします。 ブリッジは歯を埋める数々の治療法の中でも、自然な見た目を回復することに長けています。 支台歯やダミーは元の天然歯の形状や色に合わせてつくられるため、まるで本物のように見えます。 もちろん歯の審美性が上がるということは、これまで口内を見られるのが恥ずかしかった方でも、気にせずに会話などを楽しめるということになります。 手術の必要がない ブリッジの場合、インプラントのように外科手術を行う必要がありません。 そのため、患者さんの身体的な負担は軽減されます。 また歯科クリニックそのものや歯科治療が苦手な方、痛みに敏感な方などにとっては、精神的負担を減らすことにもつながります。 さらに手術の必要がないことから、治療期間は3~4週間程度と比較的短いです。 抜歯を伴う場合であっても、それほど治療期間は長期化しません。 そのため、日頃仕事などで忙しく、あまり通院の時間を確保できない方にも向いています。 脱着の手間がない ブリッジは入れ歯と似たような構造ではありますが、入れ歯と違って脱着の手間がありません。 そのため、非常にブラッシングがしやすいです。 部分入れ歯の場合、メンテナンスを行う際はその都度脱着しなければいけません。 また天然歯と入れ歯は別々に洗浄する必要があり、管理には少し手間がかかります。 一方、ブリッジは支台歯にセメントで固定されているため、ブラッシングの際も取り外すことができません。 もちろん、装着したままの状態でブラッシングをすることも可能です。 銀色のものなら保険が適用される ブリッジにはさまざまな素材が使用されますが、銀色の金属を使用したものであれば保険が適用されます。 そのため、インプラントなどよりも圧倒的に安い費用で作製できます。 ちなみに、セラミックなどを用いた見た目がキレイなブリッジもありますが、こちらは残念ながら保険が適用されません。 ブリッジの注意点 ブリッジには数々のメリットがありますが、歯がすべて抜け落ちている方には適用できません。 なぜなら、ダミーを支えるための支台歯が必要だからです。 すべての歯を失った方や、歯列全体が虫歯や歯周病でボロボロの方は、総入れ歯など別の治療法を選択することになります。 またブリッジをかけるときには、両隣の歯を削る必要があります。 このように削られた支台歯は、治療後も義歯を支える歯としての役割を果たすため、負担は大きくなります。 そのため、元々健康な歯であったとしても、寿命が縮まる可能性があります。 さらに、人によってはブリッジを入れたことによって空気が漏れてしまい、治療前よりも発音がしにくくなることが考えられます。 まとめ ブリッジは審美性・機能性ともに優れている治療法であり、「自身の歯で噛みたい」という方には特におすすめです。 またできる限り早く歯を手に入れたい方や、脱着の手間を省きたい方にも向いています。 ただし歯を削りたくない方にとっては、少し抵抗のある治療内容かもしれません。 実際ブリッジを選択するかどうかは、メリット・デメリットを細かく把握した上で判断してください。

2024.12.12
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