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【鶴見・川崎の歯医者】歯周病が目に与える影響について

歯周病は主に歯茎の症状を引き起こす疾患ですが、全身のさまざまな部位、器官などに悪影響を及ぼすことでも知られています。 またあまりイメージはないかもしれませんが、歯周病が目に影響を与えてしまうケースもあります。 今回は、歯周病を発症することで目に影響が出る原因を中心に解説します。 歯周病が目に影響を与える原因4選 歯周病を発症すると、以下のような疾患を併発し、目に影響が及ぶ可能性があります。 ・緑内障 ・根尖性歯周炎 ・眼精疲労 ・加齢黄斑変性 各項目について詳しく説明します。 緑内障 歯周病を発症すると緑内障のリスクが上昇し、目に影響が及ぶ可能性があります。 緑内障は、眼圧の上昇などによって視神経が障害され、視野が徐々に狭くなる疾患です。 初期の自覚症状はほとんどなく、進行するまで気付かないケースが多く見られます。 歯周病菌や炎症物質は、血流に乗って全身に広がっていくことがあります。 このとき、眼圧上昇や視神経へのダメージを引き起こすことが考えられます。 特に日本人に多い正常眼圧緑内障のリスクは、歯周病患者の場合1.45~1.85倍も増加すると言われています。 根尖性歯周炎 歯周病が原因で根尖性歯周炎を引き起こした場合も、目に影響が出ることが考えられます。 根尖性歯周炎は、歯の神経が壊死してしまい、歯の根の先端部分に細菌が繁殖して炎症を起こす疾患です。 歯周病を発症している方は、口内のケアが不十分なことが多く、虫歯によって根尖性歯周炎を引き起こすリスクも高いです。 また根尖性歯周炎は、上顎の奥歯に発生した場合、炎症が目の下や目の周囲に影響を及ぼすことがあります。 これは上顎の奥歯の根と、目の下にある上顎洞が非常に近接しているからです。 根尖性歯周炎が悪化すると、薄い骨の壁を越えて、すぐ上にある上顎洞に炎症を広げます。 これにより、歯が原因の副鼻腔炎である歯性上顎洞炎を発症します。 歯性上顎洞炎が進行すると、上顎洞に膿が溜まり、その結果として目の下が重く感じたり、目の奥が痛んだりすることが考えられます。 眼精疲労 眼精疲労も、歯周病が引き起こす目への影響の一つです。 眼精疲労は、主に目を酷使したことにより、十分な休息を取っても回復しないほどの疲労が蓄積した状態です。 単なる目の疲れとは異なり、身体全体の不調を伴うというところに特徴があります。 また歯周病が進行すると、慢性的な炎症や痛み、ストレスなどが生じ、自律神経のバランスを崩すことがあります。 自律神経の乱れは、涙の分泌を減らしてドライアイを招いたり、血行不良を引き起こしたりすることで眼精疲労を悪化させます。 加齢黄斑変性 歯周病を発症している方は、加齢黄斑変性という疾患のリスクが高くなり、こちらが目に影響を及ぼすこともあります。 加齢黄斑変性は、加齢によって目の網膜にある黄斑という部分に障害が起き、視野の中心部が見えにくくなる疾患です。 日本では、失明の原因の第4位とされていて、50代以上の発症リスクが高いです。 主な症状としては、直線が波打って見えるなどの変視症、視野の中心が暗くなるなどの中心暗転があります。 場合によっては、視界全体がぼやけてかすんだり、色の区別がつきにくくなったりすることもあります。 歯周病を発症した場合、口内の菌が血流に乗って網膜に到達し、網膜の土台となる細胞を傷つけ、加齢黄斑変性の発症リスクを高める可能性があります。 目の健康を守るために 歯周病に伴う目の健康悪化を防ぐためには、やはり定期的な歯科クリニックでの検診が必要不可欠です。 定期的な歯科クリニックへの通院は、歯周病の早期発見と治療につながります。 これにより、前述したような目への悪影響のリスクも軽減されます。 歯周病は特に自覚症状が少ない疾患であるため、定期的に歯科クリニックに通っていなければ、初期段階で発見するのがとても難しいです。 またすでに目の異常が生じているという場合は、眼科を受診しましょう。 緑内障などのリスクがあるケースでは、歯科クリニックと同じように眼科でも定期的な診察・検査を受けることが重要です。 ちなみに、喫煙と適度な運動についても、歯周病や目の疾患を予防するためには必要なことです。 喫煙は眼精疲労や加齢黄斑変性など、目の異常につながるリスクが高いです。 またタバコの有害物質は、歯茎の血行を悪化させたり、免疫力を低下させたりすることで、歯周病菌の増殖を促します。 つまり、歯周病にとっても目の疾患にとっても、喫煙は大敵だということです。 適度な運動については、眼圧を下げる効果が期待できるため、歯周病が原因で緑内障を発症するリスクを軽減できます。 まとめ 歯周病は非常に厄介な疾患であり、歯茎を中心とした口内組織だけに影響を与える疾患だと思っていたら大間違いです。 今回解説したような目の疾患を引き起こすこともありますし、臓器に影響が及ぶと命の危険もある全身疾患につながることも考えられます。 そのため、日頃から歯周病を予防できるように正しいブラッシングを実践し、歯科クリニックで歯石除去などの施術も受けなければいけません。

2025.09.26

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯菌と歯周病菌の違いは?

虫歯菌は虫歯を引き起こすもの、歯周病菌は歯周病を引き起こすものということは、皆さんも理解されているかと思います。 しかし、それ以外の違いについては、意外と詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか? 今回は、虫歯菌と歯周病菌の主な違いについて解説します。 虫歯菌と歯周病菌の主な違い6選 虫歯菌と歯周病菌には、主に以下のような違いがあります。 ・主な標的 ・疾患のメカニズム ・疾患の進行 ・好み ・見た目の変化 ・治療法 各項目について詳しく説明します。 主な標的 虫歯菌と歯周病菌とでは、標的とする組織がそれぞれ異なります。 虫歯菌は、ミュータンス菌をはじめとする虫歯の原因となる細菌です。 こちらは主に、歯の硬い組織を標的としています。 具体的には、歯の表面にあるエナメル質、その内部にある象牙質などが該当します。 エナメル質は、人間の身体でもっとも硬いとされている組織です。 それが虫歯菌によって溶かされると、内部の象牙質にまで進行します。 一方、P.g.菌などをはじめとする歯周病菌は、歯を支える組織をメインに攻撃します。 歯を支える組織には、歯茎や歯を支える骨である歯槽骨などがあります。 これらの特徴から、基本的には“虫歯=歯の疾患”、“歯周病=歯茎の疾患”ということがわかります。 疾患のメカニズム 虫歯菌と歯周病菌とでは、疾患を引き起こすメカニズムも異なります。 虫歯菌は、口内に残った食べカスなどに含まれる糖を栄養源として、酸をつくり出します。 こちらが歯を溶かすことにより、虫歯を引き起こします。 一度酸によって溶かされた歯は、ブラッシングなどのケアをすることで再石灰化され、溶けたところが再び修復されます。 しかしブラッシングがおろそかだと、どんどん歯のエナメル質は溶かされていき、やがて虫歯になって歯の痛みや変色を引き起こします。 また歯周病菌については、毒素を放出することで歯茎に炎症を起こします。 炎症を起こした歯は、腫れるだけでなく出血を伴うこともあります。 さらに、歯周病菌が放出する毒素は、歯槽骨を破壊する力も持っています。 そのため、虫歯菌と同様に口内からできる限り除去しなければいけません。 ちなみに虫歯菌も歯周病菌も、口内のプラークに含まれています。 プラークが歯石になるとブラッシングでは除去できなくなり、常に虫歯と歯周病のリスクが高い状態になります。 疾患の進行 虫歯菌による疾患の進行、歯周病菌による疾患の進行は、それぞれ流れがまったく異なります。 虫歯菌は歯に穴を開けた後、歯を削って病変部を除去しない限り、どんどんと歯の奥へ進行していきます。 最終的に歯の神経にまで達し、ここまで達した虫歯は根管治療や抜歯といった大掛かりな治療でなければ対応できません。 もちろん、この段階にまで達した虫歯は、かなりの痛みを伴います。 一方歯周病菌についても、虫歯菌と同じように歯周病の症状を進行させますが、このとき痛みはほとんどありません。 自覚症状がないまま進行するケースが多く、気付いたら歯が抜け落ちる寸前にまで症状が悪化していることもあります。 好み 虫歯菌と歯周病菌はそれぞれ異なる細菌であるため、好みにも違いがあります。 虫歯菌は、とにかく甘いものが大好きという特徴を持っています。 ここでいう甘いものには、砂糖だけでなく炭水化物など糖質が多いものも含まれています。 また酸性環境で活動が活発になるというのも、虫歯菌の特徴です。 一方、歯周病菌は虫歯菌のように、糖質を好んで繁殖するわけではありません。 歯周ポケットの奥深くに位置する酸素の少ない環境を好み、そこで増殖します。 見た目の変化 虫歯菌と歯周病菌とでは、口内の組織にもたらす見た目の変化にも違いがあります。 主に歯を標的としている虫歯菌は、歯に穴を形成するだけでなく、黒や茶色に変色させます。 初期虫歯の場合は、虫歯菌の働きによって歯が白濁することもあります。 また歯周病菌は、歯茎を赤く腫らしたり、出血させたりする細菌です。 重度の歯周病の場合は、歯茎に膿を形成し、見た目を悪くするだけでなく強烈な口臭を引き起こすことも考えられます。 治療法 虫歯菌と歯周病菌を口内から取り除く治療法は、まったくもって異なります。 虫歯菌の場合、虫歯を発症した部分を専用の器具で削り、除去した部分に詰め物を装着するのが一般的です。 重度の虫歯に適用される根管治療でも、同じように最終的には詰め物や被せ物が適用されます。 一方、歯周病菌はとにかく細菌の数を減らすことが重視されます。 ここでいう細菌を減らす治療とは、主にスケーリングやルートプレーニングのことを指しています。 歯茎を直接治療するというわけではないため、虫歯と違って歯周病の治療には完治というものが存在しません。 まとめ 虫歯菌と歯周病菌は、同じ細菌であるということ以外、ほぼ共通点がないと言っても過言ではありません。 発症させる疾患はそれぞれ異なりますし、標的や疾患のメカニズム、好みなどもまったくもって異なります。 しかし、どちらもブラッシングによって増殖を予防できるため、セルフケアは欠かさず行いましょう。 さらに食生活も改善することで、虫歯と歯周病のリスクを同時に軽減できます。

2025.09.26

【鶴見・川崎の歯医者】階段の上り下りで歯が痛むのはなぜ?

普段階段を上り下りするとき、歯の痛みを感じるというケースがあります。 こちらは強い痛みであることもあり、毎日のように症状が続くと非常にストレスが溜まります。 では、階段の上り下りで歯が痛む場合、一体どのような原因が考えられるでしょうか? 今回はこちらの点を中心に解説します。 階段の上り下りで歯が痛む原因4選 階段を上下する際に歯の痛みを覚えるという場合は、以下のことが原因になっている可能性が高いです。 ・虫歯 ・上顎洞炎 ・根尖病巣 ・噛み合わせ 各項目について詳しく説明します。 虫歯 階段の上り下りに支障が出るほど歯が痛む場合、虫歯を発症している可能性があります。 虫歯が進行して歯の神経にまで到達すると、神経が過敏になり、階段の振動が刺激となって強い痛みを感じることがあります。 特に段差を下りる際には着地の衝撃が大きくなるため、痛みが強くなる傾向にあります。 また階段を降りる際、最後の段を下るときジャンプするように下りてしまう癖がある方がいます。 ジャンプをすると、着地の衝撃はさらに大きくなり、場合によっては激痛を伴うこともあります。 ちなみに虫歯が進行している場合、階段だけでなくさまざまな日常生活における振動が痛みを引き起こすことが考えられます。 例えば電車や車の振動などについても、強い痛みを発生させる可能性があります。 特に車の振動による痛みは、正常な運転を妨げるものであり、非常に危険です。 上顎洞炎 階段の上り下りで歯が痛む場合、上顎洞炎を発症している可能性もあります。 上の奥歯の根の先端は、上顎洞という鼻の奥にある空洞と極めて近い位置にあります。 鼻炎などで上顎洞に炎症が起きたり、膿が溜まったりすると、階段の上り下りやジャンプなどの振動で膿が動き、歯の根に刺激が伝わって痛みを引き起こします。 また上顎洞炎は、歯の根元の化膿が原因で引き起こされることもあります。 こちらは歯原性上顎洞炎と呼ばれるものであり、ひどい虫歯や歯周病などにかかることで発症します。 もちろん歯原性上顎洞炎の場合も、通常の上顎洞炎と同じように、階段の上り下りにおける痛みにつながります。 根尖病巣 根尖病巣も、階段の上り下りで痛みが発生する原因の一つです。 根尖病巣は、歯の根の先端部分に細菌が感染して炎症が起こり、膿が溜まっている状態です。 主に進行した虫歯や外傷が原因で、初期には無症状でも放置すると歯が溶けたり、歯茎が腫れたりします。 また根尖病巣は自然に治ることがないため、早期の歯科クリニックでの診断と治療、日頃のセルフケアと定期検診による予防が重要です。 根尖病巣がある方は、階段の上り下りに伴う振動により、ズンズンといった重い痛みを感じることがあります。 ずっしりと歯に響くような感覚であるため、特に痛みに敏感な方はまともに階段を上下できなくなる可能性もあります。 噛み合わせ 噛み合わせに問題が生じている場合も、階段の上り下りで痛みが生じることが考えられます。 噛み合わせが悪いと、歩くときの振動が特定の歯に集中して伝わり、痛みの原因になることがあります。 通常の噛み合わせでは、すべての歯が均等に噛み合うため、このようなことはまず起こりません。 ちなみに、歯並びが悪くなかったとしても、無意識に歯を強く噛みしめる癖がある方は、同様の症状が起こり得ます。 無意識に歯を食いしばる症状は、クレンチング症候群と呼ばれるものです。 例えば疲労が蓄積している状態で階段を上り下りすると、筋肉が緊張して無意識の食いしばりが強まり、歯の痛みを引き起こすことがあります。 そのため、過労の自覚がある方などはこちら原因かもしれません。 階段の上り下りに伴う歯の痛みは何科を受診すべき? 食事の際に歯がしみる場合や、明らかに歯並びが悪いと判断される場合は、それが階段の上り下りに伴う痛みにつながっている可能性が高いです。 このような方は、歯科クリニックを受診すべきです。 一方鼻風邪などの症状があり、上顎洞炎が疑われる場合は、最初に耳鼻咽喉科のクリニックを受診することをおすすめします。 ちなみにどちらか判断がつかない場合は、とりあえず歯科クリニックを受診するのが良いでしょう。 さまざまな原因があるにせよ、最終的な症状は歯の痛みであるため、歯科クリニックがもっとも頼りになります。 ちなみに、歯科クリニックでレントゲン撮影を行った後、歯に問題がないことが確認されると、その後耳鼻咽喉科への通院を進められることもあります。 放置すると症状が悪化する可能性があるため、早めに医療機関で適切な診断を受けるようにしましょう。 まとめ 階段の上り下りは、誰もが日々の生活で行う行動です。 そのため、上下するたびに歯が痛むと、まともな生活ができなくなってしまいます。 また階段の上り下りで歯が痛む方は、他の行動でも痛みが出たり、何もしていなくても痛みが出たりすることがあります。 さらに根尖病巣などを発症している場合、そのまま様子を見ても症状は一向に改善しないため、まずは信頼できる歯科クリニックに相談してください。

2025.09.25

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯が楽器の演奏に与える悪影響について

虫歯を発症している方は、日常生活において不便な場面がとても多くなります。 歯の痛みが強ければ、当然食事には影響が出ますし、重度の虫歯の場合は満足に睡眠もとれない可能性があります。 また普段楽器を演奏する方も、虫歯が邪魔をすることが考えられます。 今回は、虫歯が楽器の演奏に与える悪影響について解説します。 虫歯が管楽器の演奏に与える悪影響 管楽器は、息を吹き込んで管の中の空気柱を振動させることで音を出す楽器です。 フルートやクラリネット、トランペットやトロンボーンなどが該当します。 これらの楽器を演奏するとき、虫歯があると以下のような影響が出ることが考えられます。 ・アンブシュアの不安定化 ・集中力の低下 ・マウスピースの衛生面の悪化 ・虫歯治療後の変化 各項目について詳しく説明します。 アンブシュアの不安定化 虫歯がある状態で管楽器を演奏すると、アンブシュアが不安定になることが考えられます。 アンブシュアは、管楽器を演奏する際マウスピースに当たる唇の形や口周りの筋肉の使い方、舌や顎の状態などを総合して指す言葉です。 この口の状態によって、音程や音色、音域などをコントロールするため、管楽器の演奏においては非常に重要かつ基本的な技術です。 金管楽器やシングルリード式の木管楽器は、前歯と唇でマウスピースを支えるため、虫歯による歯の痛みやぐらつきなどがあると、アンブシュアが不安定になります。 またそれによって思い通りの音が出せず、ストレスが溜まったり気分が落ち込んでしまったりすることがあります。 もちろん、アンブシュアでは唇の筋肉を使ったり、頬を膨らませないよう口内に力を入れたりしなければいけません。 このような動きが、虫歯の痛みを誘発することも考えられます。 集中力の低下 集中力が低下することも、虫歯が管楽器の演奏に与える悪影響です。 管楽器の演奏中は、しっかり音を出すために集中しなければいけません。 特にオーケストラなどで演奏する場合、一人がミスをすると全体の調和が取れなくなるため、より集中することが求められます。 しかし、虫歯がある場合は演奏中に痛みが生じ、集中力が著しく低下します。 中でも神経にまで達するような虫歯は、演奏ができないどころか何もせず座っていることすらままならない可能性があります。 そのため、オーケストラのように複数人で演奏する形式には基本的に参加できません。 マウスピースの衛生面の悪化 管楽器を演奏する際は、口でマウスピースを支えなければいけません。 しかし、虫歯を発症している状態だと、こちらのマウスピースが不衛生になることがあります。 虫歯は虫歯菌という細菌によって引き起こされるものであり、発症している状態でマウスピースに口をつけると、細菌が付着しやすくなります。 またこのようなマウスピースは、楽器の劣化につながり、虫歯が完治した後も再度口内環境を悪化させる原因になり得ます。 虫歯治療後の変化 仮に虫歯を治療したとしても、一度虫歯を発症すると管楽器の演奏に悪影響が及ぶ可能性があります。 なぜなら、虫歯を発症した後は以前と噛み合わせが変わってしまうからです。 虫歯治療では、患部の歯を削って詰め物や被せ物などの補綴物を装着しますが、これによって微妙にアンブシュアが狂い、音色や吹き心地が変わってしまうことが考えられます。 虫歯が弦楽器の演奏に与える悪影響 弦楽器は、張られた弦を振動させて音を出す楽器であり、代表的なものにはバイオリンやチェロなどがあります。 これらは管楽器とは違い、虫歯と直接的な関係はないように思えますが、実際は虫歯があることで演奏に以下のようなデメリットを生じさせます。 ・顎関節への影響 ・食いしばり 各項目について詳しく説明します。 顎関節への影響 バイオリンなどの弦楽器は、楽器を顎で挟んで演奏します。 そのため、顎関節に負担がかかることがあります。 ひどい場合は、顎関節症を発症し、顎の開閉障害や異音などの症状に悩まされることも考えられます。 また虫歯による噛み合わせの悪化も、顎関節症を発症・悪化させる原因になることがあります。 つまり、虫歯がある状態で弦楽器を演奏すると、顎関節症のリスクが極めて高くなるということです。 食いしばり 弦楽器を演奏する際は、集中して演奏するあまり、無意識のうちに歯を食いしばる癖がある方もいます。 虫歯を発症している場合、食いしばりによる痛みで演奏に集中できなくなることが考えられます。 またこのようなデメリットは楽器を顎で挟むバイオリンなどの弦楽器だけでなく、ギターやベースなど指やピックで弦を弾く撥弦楽器にも当てはまることです。 まとめ 深刻な虫歯は、プロ・アマチュアを問わず楽器奏者にとって致命的な問題になりかねません。 そのため、日頃から丁寧なセルフケアを心掛け、定期的に歯科クリニックで検診を受けることが推奨されます。 ちなみに管楽器奏者の方が虫歯を発症した場合、歯科医師に相談すれば、アンブシュアを考慮した詰め物や被せ物の形を検討してもらえる可能性があります。

2025.09.24

【鶴見・川崎の歯医者】電動歯ブラシが向いていない人の特徴について

普段一般的な手用歯ブラシを使用している方の中には、なんとなく電動歯ブラシに憧れを持っているという方もいるかと思います。 確かに、電動歯ブラシは非常に便利なデンタルケア製品ですが、すべての方に向いているとは限りません。 今回は、電動歯ブラシが向いていない方の特徴を中心に解説します。 電動歯ブラシのメリット 電動歯ブラシを使用することには、主に以下のようなメリットがあります。 ・効率的なプラーク除去 ・歯周ポケットの清掃 ・適度な力加減 ・ブラッシング時間の短縮化 電動歯ブラシは、ヘッド部分が高速回転しているため、手磨きでは難しい細かな動きを自動で行い、プラークを効率的に除去します。 また振動や音波が歯の表面だけでなく、歯と歯茎の間にある歯周ポケットの奥まで届くため、歯周病予防に役立ちます。 さらに、多くの電動歯ブラシには、力を入れすぎると知らせてくれる圧力センサー機能が搭載されています。 これにより、手用の歯ブラシで増加しやすい歯や歯茎へのダメージを軽減することが可能です。 ちなみに、電動歯ブラシを使用すれば、単純に手用の歯ブラシよりも短時間でブラッシングを済ませることができます。 電動歯ブラシが向いていない人の特徴 前述の通り、電動歯ブラシは非常に便利なものですが、以下の特徴がある方には向いていないと言えます。 ・歯茎が下がっている人 ・知覚過敏の人 ・磨き残しをしやすい人 ・費用を抑えたい人 ・金属の補綴物がある人 ・未就学児 各項目について詳しく説明します。 歯茎が下がっている人 歯茎が弱っているもしくは下がっている方は、電動歯ブラシの使用が向いていない可能性があります。 なぜなら、振動やブラッシング圧により、歯茎に負担をかけてしまう可能性があるからです。 電動歯ブラシの多くは圧力センサーが付いていますが、歯茎が弱い方は適度な力加減であっても、電動歯ブラシの刺激によって歯茎の炎症や出血につながるおそれがあります。 知覚過敏の人 知覚過敏の症状がある方も、電動歯ブラシの使用はあまりおすすめできません。 知覚過敏は、少しの刺激で歯がズキッとしみる症状であり、こちらは歯茎の退縮などがなくても発症するケースがあります。 若い方であっても、極端に冷たいものが噛めないなど、知覚過敏の症状に悩む方は珍しくありません。 また知覚過敏がある場合、電動歯ブラシの刺激が痛みにつながるだけでなく、使い方を間違えると歯のエナメル質が摩耗することもあります。 エナメル質が擦り減っていくほど、知覚過敏の症状はさらに進行します。 磨き残しをしやすい人 普段から磨き残しをしやすい方は、あまり電動歯ブラシを使用すべきではないと言えます。 このような方は、電動歯ブラシの使用によってさらに磨き残しが出やすくなる傾向があります。 電動歯ブラシは、効率的にプラークを除去できるというメリットがあります。 しかし、一方で振動に頼りすぎてしまい、短時間で磨き終えた気になるというのがデメリットです。 たとえ電動歯ブラシであったとしても、しっかり鏡を見ずになんとなくブラッシングをしているだけでは、当然プラークは十分に落とせません。 そのため、磨き残しが多い方は手用の歯ブラシで汚れをかき出すように磨くのがおすすめです。 費用を抑えたい人 ブラッシングに関する費用を抑えたい方は、電動歯ブラシの使用が向いていません。 手用の歯ブラシは、安ければ1本100円前後でも購入できます。 一方、電動歯ブラシの本体は数千円以上で販売されているケースがほとんどです。 また電動歯ブラシは、一度本体を購入すればその後費用がかからないわけではありません。 定期的にブラシの交換が必要になるため、手用の歯ブラシよりは間違いなくコストがかかります。 金属の補綴物がある人 口内に金属の詰め物、インプラントなどを装着している方は、電動歯ブラシの使用が向いていない可能性があります。 電動歯ブラシの振動は、新しい詰め物や定着したばかりのインプラントを劣化させ、欠けたり取れたりすることの原因になり得ます。 また歯の表面にセラミックを貼り付けるラミネートベニアは、振動によって剥がれたり割れたりしやすいです。 未就学児 電動歯ブラシは、基本的に3歳未満の未就学児は使用すべきではありません。 子どもの歯茎は大人よりも弱く、電動歯ブラシを使用すると傷つく可能性が高いです。 また未就学児の場合、まだ手用の歯ブラシでのブラッシングも習得していないケースが多いです。 そのため、まずは通常の歯ブラシでブラッシングの習慣を身に付けさせ、電動歯ブラシはその後に使用させるのが望ましいです。 まとめ 電動歯ブラシは、手用の歯ブラシよりも性能が高いです。 そのため、ブラッシングの質は向上しますが、こちらはあくまで正しく使用した場合です。 使い方が不適切だと、かえって口内環境が悪化するおそれがあります。 また歯茎の状態などによっては、電動歯ブラシを使用しない方が良いケースもありますし、単純にコストを抑えたい方も通常の歯ブラシの方が向いています。

2025.09.22

【鶴見・川崎の歯医者】キシリトールの摂取方法について

キシリトールは、白樺やイチゴなどに含まれる天然の甘味料です。 あまり触れてきていない方であっても、名前は聞いたことがあるかと思います。 またキシリトールには、さまざまな虫歯予防効果が期待できるため、できる限り日々の生活に摂り入れたいところです。 今回は、キシリトールの摂取方法を中心に解説します。 キシリトールの虫歯予防効果 キシリトールには、以下のような虫歯予防効果があります。 ・ミュータンス菌の抑制 ・唾液の分泌促進 ・歯の再石灰化の促進 ・プラークの付着抑制 キシリトールは、虫歯の原因菌であるミュータンス菌に利用されないため、歯を溶かす酸がつくられません。 そのため、菌が増殖することを抑制できます。 またキシリトールは糖アルコールの一種であり、甘味があります。 こちらが味覚を刺激し、ガムの場合は咀嚼によって唾液の分泌が促進されます。 唾液には、口内を中和して酸性を抑える働きがあります。 さらに唾液の分泌量が増えてカルシウム濃度が上がると、虫歯の初期段階で溶け出したエナメル質が修復されます。 これは再石灰化という現象です。 ちなみに、キシリトールを適宜摂取することによってプラークが歯に付きにくくなり、剥がれ落ちやすくなる効果も期待できます。 キシリトールの摂取方法について キシリトールは、主にガムやタブレットなどから摂取できます。 こちらの摂取方法のポイントとしては、主に以下のことが挙げられます。 ・適量を複数回に分けて摂取する ・3ヶ月以上の継続を目指す ・キシリトール含有率50%以上の製品を選ぶ 各項目について詳しく説明します。 適量を複数回に分けて摂取する キシリトール配合のガムやタブレットを摂取する際は、適量を複数回に分けて摂取しなければいけません。 目安としては1日に3~4回、食後や寝る前などのタイミングで摂取すると効果的です。 また1回あたり5~15分程度、味がなくなっても噛み続けることで、唾液の分泌が促進されます。 ちなみにキシリトールは、小腸で吸収されにくいという性質があります。 そのため大量に摂取すると、頑張って吸収しようとして腸内に大量の水が出されます。 結果、便はとても緩くなり、浸透圧性の下痢を起こします。 さらに脱水状態にもなるため、注意してください。 3ヶ月以上の継続を目指す 虫歯予防の一環としてキシリトールを摂取するのであれば、最低でも3ヶ月以上は継続したいところです。 キシリトールの摂取を長期間続けることで、口内の虫歯菌を弱らせ、虫歯になりにくい口内環境ができあがります。 逆に短期間で終わってしまうと、キシリトールが効果を十分に発揮できず、気付いた頃にはまた虫歯菌が増殖してしまいます。 キシリトールの摂取だけでなく、虫歯予防は一生涯行わなければいけないため、実践する前にはそれなりの覚悟が必要です。 キシリトール含有率50%以上の製品を選ぶ ガムやタブレットからキシリトールを摂取する場合、キシリトール含有率50%以上の製品を選ぶべきです。 具体的には甘味料の50%以上がキシリトールで、砂糖など虫歯の原因となる糖類を含まない製品が適しています。 キシリトールの含有率については、製品のパッケージやホームページの製品情報のページなどに記載されているケースが多いです。 ちなみに、歯科クリニックではキシリトール配合のガムやタブレットを扱っていることもあります。 こちらの中には、キシリトール100%など、より高濃度な製品も多いです。 キシリトールは食品からも摂取できる? カルシウムやビタミンなど、虫歯予防効果のある成分の多くは、野菜や果物などの食品から摂取することが可能です。 では、キシリトールも食品から摂取することは可能なのでしょうか? 結論からいうと、キシリトールが含まれている食品は数多くあります。 例えば果物でいうとラズベリーやプラム、イチゴやバナナなどから摂取可能です。 また野菜でいうとホウレンソウやカリフラワー、ニンジンやナスなどにキシリトールが含まれています。 しかし、食品からキシリトールを摂取するという方法は、あまりおすすめできません。 なぜなら、自然食品に含まれるキシリトールの量はごくわずかだからです。 虫歯を予防するためには、1日5~10g程度のキシリトールを摂取しなければいけないとされています。 前述した食品には確かにキシリトールが含まれていますが、多いものでもラズベリーが100gあたり1.0g程度含まれている程度です。 つまり、ラズベリーの場合は1日に500g以上食べないと、十分なキシリトールを摂取できないということになります。 こちらはあまり現実的な選択肢ではないため、ぜひガムやタブレットを摂取してください。 まとめ 虫歯を予防するには、ブラッシングさえ徹底していれば良いと思っている方もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。 キシリトールを含む虫歯予防成分を摂取することにより、さらにブラッシングの効果が際立ち、虫歯を発症しにくくなります。 またキシリトールについては、他の栄養素のように食品から摂取することが難しいため、キシリトールの摂取に特化したガムやタブレットがおすすめです。

2025.09.19

【鶴見・川崎の歯医者】ブラッシングを一切しないとどうなるのか?

ブラッシングは、口内環境を整える習慣として、もっとも重視しなければいけないものの一つです。 しかし中には「面倒臭い」という理由により、ブラッシングを放棄してしまっている方もいます。 では、一切ブラッシングを行わなかった場合、人はどうなってしまうのでしょうか? 今回は、少しずつ現れる変化を解説します。 短期間ブラッシングをしなかった場合に現れる変化 数日もしくは1週間程度ブラッシングをしなかった場合でも、口内環境には以下のような変化が現れます。 ・細菌の増殖とプラークの形成 ・口臭の発生 ・歯茎の炎症 各項目について詳しく説明します。 細菌の増殖とプラークの形成 口内には元々多くの細菌が存在しますが、一切ブラッシングをしなかった場合、爆発的に増加します。 また食後の食べカスが溜まり、増加した細菌と合わさることで、虫歯や歯周病などの原因となるプラークが歯に付着し始めます。 口臭の発生 数日~1週間程度ブラッシングをしなかった場合、口臭はかなり強くなります。 こちらは多くの細菌が食べカスを分解する過程において、不快なニオイが発生し、それが口から口臭となって現れるからです。 歯茎の炎症 一切ブラッシングをしないでいると、歯と歯茎の間にもプラークが溜まっていきます。 すると、次第に歯茎が炎症を起こして赤く腫れ、出血しやすくなります。 こちらは歯肉炎という軽度の歯周病であり、ブラッシングをしていない期間がわずかでも発症します。 中期間ブラッシングをしなかった場合に現れる変化 1ヶ月以上一切ブラッシングをせずにいると、口内では以下のようなより深刻な変化が起こります。 ・歯石の形成 ・歯周病の進行 ・虫歯の多発 各項目について詳しく説明します。 歯石の形成 数ヶ月一切口内のケアをしなかった場合、プラークが唾液中のミネラルと結びつき、歯石を形成します。 歯石は歯ブラシでは除去することができず、歯科クリニックでの専門的なクリーニングが必要になります。 つまりこの時点で、患者さんだけの力で口内環境が元に戻ることはないということです。 歯周病の進行 ブラッシングを放棄している期間が数ヶ月に及ぶと、歯肉炎はさらに進行し、歯を支える骨が溶け始める歯周病になります。 歯周病は初期の自覚症状が少ないため、気付いたときにはかなり進行していることもあります。 虫歯の多発 数ヶ月ブラッシングをしないでいると、虫歯を何本も発症することになります。 こちらは、細菌がつくり出す酸によって歯の表面にあるエナメル質が溶け始め、虫歯につながるという仕組みです。 長期間ブラッシングをしなかった場合に現れる変化 ブラッシングが嫌いな方、面倒に感じる方の中には、年単位で一切ブラッシングをしていないという方もいます。 このようなケースでは、以下のような変化が現れることがあります。 ・重度の歯周病と歯の喪失 ・見た目の変化 各項目について詳しく説明します。 重度の歯周病と歯の喪失 1年以上一切ブラッシングをしないと、口内環境はかなり壊滅的な状態になります。 まず歯周病が重症化し、歯茎が歯から剥がれて隙間ができます。 また歯を支えている骨はどんどん溶けていき、最終的には歯がグラグラになって抜け落ちます。 もちろん虫歯もかなり進行し、神経にまで達するものも出始めます。 見た目の変化 1年以上ブラッシングをしなかった場合、歯のほとんどが黄ばんだり茶色く変色したりしたものになり、見た目の審美性は低下します。 また歯が抜け落ちることにより、見た目には大きな変化が出ます。 このような歯の見た目は、周りの方から「不潔」「だらしない」という目で見られることにつながります。 全身の健康への影響も懸念される 一切ブラッシングをしなかった場合、その期間が長ければ長いほど、全身の健康に影響が出る可能性が高まります。 まず、歯周病菌が血管に入り込むことで動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇します。 また歯周病が悪化するとインスリンの働きを妨げ、血糖値のコントロールを難しくします。 さらに、口内の細菌が唾液と一緒に誤って肺に入ると、肺炎を引き起こします。 こちらは誤嚥性肺炎というもので、特に高齢の方に多く見られます。 その他、歯周病菌がアルツハイマー型認知症の発症や進行を早める可能性も指摘されています。 ちなみに妊娠中は悪阻(つわり)などの影響により、口内に異物を入れるのが気持ち悪くなってしまい、ついついブラッシングをせずに過ごしがちです。 しかし妊娠中の女性が歯周病にかかると、早産や低体重児出産の原因になることがあるため、ある程度は口内ケアを行わなければいけません。 まとめ 一度ブラッシングをしなくなると、徐々に口内の気持ち悪さや違和感が気にならなくなっていき、一切行わなくなるケースも少なくありません。 特に虫歯をそこまで危険視していない方は、ブラッシングに対する意識も低いことが多いです。 しかし実際は口内環境を著しく悪化させますし、全身の健康にも影響するため、当然ですが毎日ブラッシングは行わなければいけません。

2025.09.17

【鶴見・川崎の歯医者】あまり知られていない虫歯の症状について

虫歯の症状と言えば、やはり歯がズキズキと痛むことが挙げられます。 強い痛みが出たことにより、虫歯ができていると気づくケースは非常に多いです。 またその他にも、虫歯はさまざまな症状を引き起こすことがあります。 今回は、あまり知られていない虫歯の症状について解説します。 あまり知られていない虫歯の症状5選 虫歯を発症している場合、以下のような症状が出ることもあります。 ・歯の表面が白く濁る ・ざらつきや引っかかりを感じる ・デンタルフロスが引っかかる ・特定の場所に食べ物が詰まる ・倦怠感、疲労感 各項目について詳しく説明します。 歯の表面が白く濁る 虫歯のあまり知られていない症状としては、まず歯の表面が白く濁ることが挙げられます。 虫歯と言えば歯が黒くなるイメージが強いですが、初期虫歯の場合は白く変色します。 具体的には、歯の表面にあるエナメル質からカルシウムが溶け出す脱灰が起こり、歯の表面や歯と歯茎の境目がチョークのように白く濁って見えることがあります。 初期虫歯であれば、まだ歯に穴が開いていないため、歯科クリニックでブラッシング指導などを受けることで自然に治る可能性があります。 しかし、上記の変色にすぐ気付けるケースは少ないです。 また初期虫歯の場合は痛みもほとんどないため、少し歯が白く濁っていても見過ごされることが多々あります。 ざらつきや引っかかりを感じる 舌で歯を触ったとき、ざらつきや引っかかりを感じる場合も、虫歯の症状である可能性が高いです。 ある程度進行した虫歯は、目に見えない小さな穴が開いていたり、表面が削れていたりすることがあります。 普段よく使用する歯であれば、ものを噛んだときに痛みが出るためすぐにわかりますが、あまり使わない歯でこのような症状が出ることも考えられます。 また小さな穴や表面が削れている部分がある歯は、舌で触ったときにザラザラしていたり、舌先が引っかかったりすることがあります。 デンタルフロスが引っかかる 普段のブラッシングにおいて、歯ブラシだけでなくデンタルフロスも使用している方は多いかと思います。 しかし、デンタルフロスが頻繁に引っかかる場合、虫歯を発症している可能性が高いです。 デンタルフロスは、主に歯と歯の間などの歯ブラシが届きにくい部分の汚れを除去するためのアイテムです。 歯と歯の間は目視で確認しにくいため、フロスがよく引っかかることで虫歯に気付くケースがあります。 またひどい場合、デンタルフロスが引っかかってほつれたり、切れたりすることも考えられます。 特に高強度ポリエチレンなど強度の高いフロスではなく、ナイロンでできているタイプなどを使用する場合、このようなトラブルにつながりやすいです。 通常通りフロスを使用していれば、比較的安価なナイロン製のものであっても、そこまで簡単に切れるということはありません。 特定の場所に食べ物が詰まる あまり知られていない虫歯の症状としては、特定の場所にばかり食べ物が詰まるということも挙げられます。 虫歯ができると患部に穴が開くということについては、周知の事実です。 こちらの穴は大小さまざまですが、視認できる程度の大きさである場合、食べ物が以前よりも詰まりやすくなります。 また虫歯に食べ物が詰まると当然痛みは増しますし、頻繁に詰まるとブラッシングも面倒になります。 倦怠感、疲労感 虫歯のあまり知られていない症状としては、倦怠感や疲労感が強くなることも挙げられます。 虫歯の痛みがそれほど強くない場合、治療を受けずにしばらく放置するという方も少なくありません。 しかし、虫歯によって歯が溶かされていくと、少しずつ全体的な噛み合わせが悪くなっていきます。 また噛み合わせの悪化が長期間続くと、顎や首、肩の筋肉に過度な緊張が生じます。 さらに、この筋緊張が血行不良を引き起こし、全身の倦怠感や疲労感につながります。 虫歯の一般的な症状について 虫歯には痛みが出るという一般的な症状がありますが、他にも一般的とされる症状はいくつかあります。 例えば歯の変色については、黒だけでなく茶色っぽく変色することも多いです。 また虫歯が進行すると、口臭が強くなることもあります。 特に重度の虫歯の場合、近くにいる方が必ず気付くくらい、強烈な口臭を発することも考えられます。 さらに神経まで進行した虫歯は、歯茎の腫れや膿、顔の腫れなども引き起こします。 ちなみに、重度になるまで放置された虫歯では、ある日突然痛みがなくなることもあります。 こちらは神経が死滅して痛みを感じなくなっただけであり、決して虫歯が完治したわけではありません。 まとめ 「痛みさえなければ、虫歯は発症していない」という考えを持つ方は意外と多いです。 確かに、虫歯の代表的な症状は痛みですが、それ以外にも発症のサインはいくつかあります。 そのため、一つでも症状を把握しておくことで、虫歯の重症化を防げる可能性が高いです。 ちなみに、初期虫歯を患者さん自身が発見するのは難しいため、普段から定期的に歯科クリニックに通う習慣をつけておきましょう。

2025.09.16

【川崎の歯医者・予防歯科】辛いものが口内環境に与えるデメリットとは?

世の中には、さまざまな辛いものがあります。 例えば中華料理や韓国料理、タイやインドなどのアジア料理には辛い料理が多いですし、日本食にも辛いものは存在します。 しかし、辛いものは口内環境にさまざまな悪影響を及ぼします。 今回はこちらの内容を中心に解説します。 辛いものが口内環境に与えるデメリット6選 辛いものばかり食べていると、口内環境には以下のようなデメリットを与えることになります。 ・粘膜や歯茎の炎症 ・味覚の機能低下 ・虫歯、酸蝕症のリスク ・知覚過敏の悪化 ・口内炎の発生 ・口臭の悪化 各デメリットについて詳しく説明します。 粘膜や歯茎の炎症 辛いものばかりを頻繁に食べていると、口内の粘膜や歯茎の炎症を引き起こします。 こちらは主に、唐辛子に含まれる辛味成分であるカプサイシンの効果です。 口内の粘膜は敏感であり、辛いものが触れる機会が多いと、ヒリヒリとした痛みや炎症を引き起こす可能性が高まります。 特に元々歯周病などで歯茎に炎症がある場合、症状が悪化しやすくなるため、注意しなければいけません。 味覚の機能低下 辛いものを食べることにより、味覚の機能低下につながるケースもあります。 辛いものの過剰な摂取は、舌にある味を感じる器官である味蕾を傷つける可能性があります。 これにより、味覚の機能が低下し、味を感じにくくなることが考えられます。 また味を感じにくくなった場合、食事の美味しさが半減するだけでなく、塩分を摂りすぎてしまうリスクも高まります。 塩分の摂取量が多い場合、口内が乾きやすくなり、さらに口内環境は悪化します。 虫歯、酸蝕症のリスク 虫歯や酸蝕症のリスクが高まることも、辛いものを食べすぎることによる口内環境のデメリットです。 辛い料理の中には、お酢やトマト、タバスコなど酸性の調味料が含まれていることも多いです。 特にアジア料理の中には、辛みと酸味の両方が味わえるものが数多くあります。 これらの酸は、歯の表面のエナメル質を溶かす酸蝕症の原因となり、虫歯を悪化させるリスクを高めます。 また辛いものが原因で胃酸が逆流する逆流性食道炎が起こりやすい方は、口内が酸性に傾きやすくなります。 つまり、食べ物の酸が原因で起こる酸蝕症と同じようなことが起こりやすいと言えます。 知覚過敏の悪化 辛いものが口内環境に与えるデメリットとしては、知覚過敏の悪化も挙げられます。 知覚過敏は、口内の組織に冷たいものや熱いものなどが触れたとき、ズキッとした痛みを感じるようになる状態です。 場合によっては、ブラッシングによる刺激が知覚過敏の痛みを引き起こすこともあります。 また知覚過敏を発症する主な原因は、歯周病などで歯茎が下がることです。 歯周病によって歯茎が下がっている場合、象牙質という組織が露出します。 この部分に辛いものが触れると、非常に強い痛みを引き起こしたり、知覚過敏の症状を悪化させたりすることがあります。 口内炎の発生 辛いものを過剰に摂取することは、口内炎の発生にもつながります。 口内への強い刺激は口内の粘膜を傷つけるだけでなく、口内炎を形成する原因にもなります。 口内炎は、一度発症するとすぐに治るケースが少なく、主に食事のときに痛みを出現させます。 もちろん、すでに口内炎ができている場合、辛みによって痛みが強くなるため、辛いものは控えるべきです。 口臭の悪化 ニンニクやタマネギといった辛味成分のあるものを頻繁に食べると、口臭が悪化することも考えられます。 ニンニクやタマネギ、ネギなどに含まれるアリシンや硫黄化合物といった成分は、体内で分解されると悪臭を放つ揮発性有機化合物になります。 こちらは消化吸収され、血液に乗って肺に運ばれた後、息として排出されます。 そのため、必然的に口臭は強くなります。 ちなみに、加熱するとこれらの成分のニオイが緩和されることがありますが、体内に吸収されたニオイは食後数時間から半日以上続くことが考えられます。 つまり、食べるときのニオイを軽減できても、口内から発するニオイはなかなか軽減できないということです。 辛いものを食べるときのポイント 辛いものを食べる場合、適量を守ることが大切です。 唐辛子などの香辛料には食欲増進などのメリットがありますが、あくまで食べすぎないようにしましょう。 また辛いものを食べているときは、カプサイシンを洗い流すためにこまめな水分補給を心掛けましょう。 牛乳やヨーグルトなどの乳製品は、辛さを和らげるのに効果的です。 さらに、食後は丁寧なブラッシングを行い、口内の刺激物や細菌をキレイに除去することが望ましいです。 まとめ 辛いものが好きな方は、毎日のように唐辛子を摂取したり、味がわからなくなるくらい大量に香辛料をかけたりすることもあるかと思います。 しかし、これらは口内環境にとって良くない習慣であり、全身の健康を損なうことにもつながります。 もちろん一切食べない方が良いとまでは言いませんが、少しの刺激を楽しむ程度にしておかなければ、知らず知らずのうちに摂取量が増えるおそれがあります。

2025.09.15

【川崎の歯医者・予防歯科】紅茶と虫歯の関係性について

普段嗜好品として、よくコーヒーを飲むという方は多いかと思います。 一方、コーヒーの苦味が苦手な方は、紅茶を飲んでリラックスするというケースもあるでしょう。 では紅茶と虫歯予防、または虫歯の発症には、一体どのような関係性があるのでしょうか? 今回はこちらの点について解説したいと思います。 紅茶における虫歯予防効果3選 紅茶を習慣的に飲むことにより、以下のような虫歯予防効果が期待できます。 ・フッ素の働き ・ポリフェノールの働き ・殺菌作用 各項目について詳しく説明します。 フッ素の働き 紅茶にはフッ素が含まれていて、こちらが虫歯予防効果を発揮してくれます。 具体的には、歯の表面にある硬い層であるエナメル質を強くし、虫歯菌に侵食されにくい歯を形成します。 また食事などによって歯の成分が溶け出してしまうことを脱灰といいますが、フッ素にはこちらを元に戻す再石灰化の促進作用があります。 そのため、摂取することで、完全に歯が溶ける前に元に戻してくれます。 ポリフェノールの働き 紅茶に含まれるポリフェノールも、虫歯予防効果を持っている成分です。 ポリフェノールは、植物が生成する成分の総称で、紅茶以外にもワインなどに含まれています。 また紅茶に含まれるテアフラビン、テアルビジンといったポリフェノールには抗菌作用があり、虫歯菌の増殖抑制やプラークの形成抑制につながります。 プラークは口内に残存するとやがて歯石に変わり、ブラッシングでは取り除けなくなるため、未然に形成を抑えることが求められます。 殺菌作用 殺菌作用があることも、紅茶が虫歯予防に効果的な理由です。 先ほど紅茶にはポリフェノールが含まれているという話をしましたが、その一つにタンニンがあります。 タンニンは、植物が自身を守るために生成する渋み成分です。 またタンニンには殺菌作用があり、虫歯菌や歯周病菌など、口内の疾患を引き起こす細菌の増殖を抑えてくれます。 紅茶が虫歯のリスクを高める原因 紅茶にはさまざまな虫歯予防成分が含まれていますが、以下の理由により逆に虫歯のリスクを高めてしまうことも考えられます。 ・糖分の添加 ・酸性であること 各項目について詳しく説明します。 糖分の添加 紅茶が虫歯を発症しやすくさせる原因としては、まず糖分の添加が挙げられます。 紅茶はコーヒーなどと同じように、飲むときに砂糖が入れられることがあります。 砂糖は虫歯菌の大好物であるため、摂取することで細菌の活動が活発になり、酸が生成されて歯が溶けやすくなります。 また紅茶にミルクを入れてミルクティーにする方もいますが、このときは砂糖とミルクが添加されます。 ミルクそのものはそこまで甘いものではありませんが、糖分を含んでいるため、より虫歯のリスクを高めてしまいます。 酸性であること 紅茶が酸性の飲み物であることも、虫歯のリスクを高める原因です。 紅茶はタンニンや有機酸などを含むことから、一般的にpH4.9~5.5程度の弱酸性であることが多いです。 人の歯は、pH5.5を下回ると溶け始めるため、紅茶を頻繁に飲みすぎると徐々に歯のエナメル質が溶けていきます。 このような症状は酸蝕症と呼ばれるもので、酸蝕症が進行した場合、エナメル質が侵されて薄くなった部分については、虫歯菌が定着しやすくなります。 さらに酸蝕症によって歯が脆くなり、同時に虫歯菌の酸によって歯が溶けるという悪循環が生まれることもあります。 虫歯を予防するための紅茶の飲み方 紅茶の虫歯リスクを減らし、逆に虫歯予防効果を得るためには、まず無糖で飲むことが大切です。 具体的には、砂糖もミルクも一切含んでいないストレートティーがおすすめです。 これはもちろん、ホットで飲むときもアイスで飲むときも同じです。 またミルクティーは砂糖とミルクが入っているため、虫歯のリスクが高まりやすいという話をしました。 それだけでなく、レモンティーも酸性が強いため、できれば避けるのが無難です。 もしどうしても甘いミルクティー、レモンティーなどを飲みたいのであれば、そのときはアイスティーをストローで飲むようにしましょう。 ストローを深めにくわえ込み、歯に当たる部分を減らすように飲むことで、多少は虫歯のリスクが軽減されます。 さらに虫歯予防として紅茶を飲むのであれば、食後や就寝前がおすすめです。 なぜなら、このタイミングは虫歯菌が活発になる時間帯であり、紅茶が持つ虫歯予防効果が発揮されやすいからです。 ちなみに、紅茶には歯の着色を引き起こすというデメリットもあります。 虫歯予防だけでなく、口元の審美性もキープしたいというのであれば、紅茶を飲んだ後はすぐに水で口内をすすぐことが大切です。 まとめ 普段何気なく紅茶を飲んでいる方は、知らない間に虫歯予防効果を得ています。 逆に、いつの間にか虫歯のリスクを高めていることも考えられます。 もちろん、紅茶以外にも虫歯の原因になる飲食物は数多くありますが、まずは身近なものにどのようなメリット・デメリットがあるのかを把握することが大切です。 また問題がある飲み方をしている場合は、可能な限り改善しましょう。

2025.09.11
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