日頃食事を摂るとき、自炊よりも外食をするケースが多いという方もいるでしょう。
特に一人暮らしの方などは、外食で食事をサッと済まし、自宅ではゆっくりするというケースがよく見られます。
今回は、外食と虫歯予防の関係性を中心に解説しますので、外食が多い方はぜひ参考にしてください。
食後すぐにブラッシングができない場合はどうする?
外食が多い場合、食後すぐにブラッシングできないケースがよくあります。
このような場合、お水や緑茶でうがいをするだけでも、口内の食べカスを洗い流し、酸性を和らげる効果があります。
マウスウォッシュだけで効果はある?
外食時にブラッシングができなくても、マウスウォッシュくらいは使用できる可能性があります。
ただしマウスウォッシュには殺菌効果はありますが、プラークは落とせません。
うがいと併用するのがベストです。
キシリトールガムは有効?
外食時にすぐブラッシングができない場合に有効なアイテムの一つに、キシリトールガムが挙げられます。
キシリトールガムは唾液の分泌を促し、再石灰化を助けます。
摂取する場合は、キシリトール100%のものを選びましょう。
おしぼりで歯を拭くのはあり?
外食をする場合、飲食店でおしぼりが出されることがありますが、こちらは歯を拭くのは衛生面や薬剤の観点からおすすめしません。
歯を拭くのであれば、使い捨ての歯みがきシートを携帯しましょう。
爪楊枝を使用しても良い?
飲食店で食事を終えた後、爪楊枝を使って歯と歯の間の汚れを取り除こうとする方がいます。
こちらは歯茎を傷つける可能性があるため、汚れを取るのであれば携帯用のデンタルフロスが推奨されます。
虫歯になりにくい飲み物は?
外食時は、食事とあわせて飲み物もオーダーする機会があります。
このとき、水やお茶(無糖)、ブラックコーヒーは虫歯のリスクが低いためおすすめです。
虫歯になりやすいお酒は?
外食時は、居酒屋などでアルコールを摂取することもあります。
お酒の中で虫歯になりやすいのは、カクテルや果実酒、サワーなど糖分の多いものです。
逆に、ハイボールや焼酎は虫歯のリスクが低めです。
炭酸飲料は飲まない方が良い?
外食時は、なるべく炭酸飲料を飲まないことをおすすめします。
こちらは糖分だけでなく、酸が歯を溶かす酸蝕歯の原因になります。
ただし、ストローを使うと歯に触れるのをある程度抑えられます。
デザートを食べるならいつが良い?
外食時、デザートを食べるのであれば、食事の直後がおすすめです。
具体的にはダラダラ食べず、食事の直後にまとめて食べる方が、口内が酸性になる時間を短縮できます。
ネバネバした食べ物は危険?
外食時にキャラメルやドライフルーツなどを食べた場合、歯に停滞しやすいため、食後の念入りなケアが必要です。
外食時、子どもにジュースを飲ませる場合は?
一人ではなく、子どもを含む家族と外食に出かけるという方もいるでしょう。
また飲食店で子どもにジュースを与える場合、飲み終わった後に、お水かお茶を一口飲ませて口をゆすぐ習慣をつけましょう。
親御さんのお箸で子どもに食べさせても良い?
外食先では、親御さんのお箸で子どもに食事を食べ与えようとするケースが度々見られます。
しかし、こちらは虫歯菌が伝染する可能性があるため、専用の箸やスプーンを使いましょう。
お子様ランチで注意すべきことは?
飲食店で子どもにご飯を食べさせる際、お子様ランチを選択するケースも多々見られます。
しかしお子様ランチは、ケチャップやソース、ジュースなど糖分が多いものがセットになりやすいため、食後のケアが重要です。
食べ歩きは虫歯になりやすい?
お惣菜などをいくつも食べ歩く場合、虫歯のリスクは高まります。
こちらは口内が常に酸性の状態が続くため、もっとも虫歯リスクが高い食べ方だと言えます。
コース料理とアラカルト、どちらが良い?
食事時間が長くなるコース料理は、1品ずつ頼むケースと比べて虫歯のリスクが高いため、合間にお水を飲むなどの工夫が必要です。
外食が多い方の必須アイテムは?
外食をする機会が多い方は、折りたたみ歯ブラシ、フロス、キシリトールガムの3点セットを持ち歩くべきです。
ランチ後のブラッシングを職場や店舗でしにくい場合は?
ランチ後でも、できればブラッシングを行いたいところですが、職場や店舗ではしにくい場合があります。
このような場合、多目的トイレを利用してサッとブラッシングをするか、席でこっそりガムを噛むだけでも違います。
糖質制限メニューは虫歯予防になる?
近年飲食店では、糖質制限メニューが提供されるケースも増えています。
こちらは糖分が少ないため、虫歯菌の餌になりにくく虫歯予防に効果的です。
まとめ
外食が多い方は、すぐにブラッシングができないケースも多く、自宅で食事を摂る機会が多い方よりも口内ケアについて強く意識しなければいけません。
また外食時に摂取するものについても、できる限り虫歯のリスクが低いものを選ぶことが推奨されます。
さらに、キシリトールガムなど最低限の口内ケアができるアイテムは持ち歩いておきましょう。
