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2026.10.22

【川崎の歯医者】虫歯予防における男性と女性の違い

虫歯予防は、誰もが継続的に行わなければいけないものであり、基本的に「もう虫歯予防をしなくても良い」という状況はありません。
では、虫歯予防を行うにあたって、性別は関係あるのでしょうか?
今回は、虫歯治療における男性と女性の主な違いについて解説します。

虫歯予防における男性と女性の違い4選

虫歯予防における男性と女性の違いとしては、主に以下のことが挙げられます。

・唾液の分泌量と質の差
・女性ホルモンの周期的な影響
・食習慣と間食パターンの傾向
・デンタルケアへの意識と行動の差

各項目について詳しく説明します。

唾液の分泌量と質の差

男性と女性では、口内を清潔に保ち、初期虫歯を修復する唾液の分泌量や性質に違いがあります。
一般的に男性の方が唾液の分泌量そのものは多い傾向にありますが、喫煙習慣やストレス、アルコールの摂取量によっては唾液が乾きやすく、口内環境が悪化しやすいリスクを抱えています。

一方、女性は元々の筋肉量や顎のサイズが小さいため、唾液腺の発達度合いから分泌量自体が男性より少なめになりやすいという特徴があります。
さらに女性は後述する女性ホルモンの影響で、ライフステージごとに唾液の粘り気が強くなったり、酸を中和する能力が低下したりする時期があります。

唾液には口内の食べカスを洗い流す自浄作用、細菌の増殖を抑える抗菌作用、そして酸で溶けかかった歯を元に戻す再石灰化作用という重要な虫歯予防機能が備わっています。
男性は生活習慣による唾液の減少に注意し、女性は分泌量そのものの少なさと質の変化を補うためのケアが必要です。

女性ホルモンの周期的な影響

女性には生涯を通じてホルモンバランスが激しく変化するタイミングがあり、これが虫歯リスクを大きく左右します。
特に思春期、妊娠・出産期、更年期は注意が必要です。

例えば妊娠中は、エストロゲンなどの女性ホルモンが急増することで唾液の性質が酸性に傾き、虫歯菌が繁殖しやすい環境になります。
また、つわりによって頻繁に食事を小分けにして食べたり、酸性の胃液が口内に戻ってきたり、歯ブラシを口に入れるだけで吐き気を催したりするため、物理的に歯磨きが不十分になりがちです。

更年期以降は、女性ホルモンの分泌が急激に低下することでドライマウスになりやすく、唾液による保護作用が失われて急激に虫歯が進行することがあります。

これに対して男性は、ホルモンバランスの急激な周期的変化が少ないため、ホルモンに起因する突発的な虫歯リスクの上昇はほとんどありません。
女性は、自分のライフステージに合わせた特別な口内ケアを意識する必要があります。

食習慣と間食パターンの傾向

日々の食事や間食の摂り方における男女の行動パターンの違いも、虫歯の発生に深く関係しています。

女性は一度の食事量が少ない代わりに、デスクワーク中や家事の合間にちょこちょこ食いをする傾向が男性よりも高いとされています。
甘いお菓子やドライフルーツ、糖分の入った紅茶などを長時間にわたって口にし続けると、口内が常に酸性の状態に保たれてしまい、歯の表面が溶ける脱灰の時間が長くなり、虫歯リスクが跳ね上がります。

一方で男性は、ドカ食いや早食い、夜遅い時間の夜食、そして炭水化物中心のドロっとした食事を好む傾向があります。
また、缶コーヒーやエナジードリンクなどの糖質を多く含む飲料を、仕事の集中力を高めるために頻繁に飲む男性も多いです。
これらは歯の隙間に糖分や食べカスが残りやすく、男性特有の虫歯の原因になります。

ダラダラ食べる女性と、糖質飲料や夜食が多い男性という食習慣の違いに合わせた対策が必要です。

デンタルケアへの意識と行動の差

歯ブラシ以外のケアグッズ(デンタルフロスや歯間ブラシ)の使用率や、歯科クリニックの受診傾向にも男女の差が見られます。

各種統計によると、デンタルフロスやマウスウォッシュなどの補助清掃用具を日常的に使用している割合は、男性よりも女性の方が高い傾向にあります。
女性は美容や口臭予防、見た目の清潔感に対する意識が高く、日頃から丁寧なブラッシングを心がける方が多いです。

しかし、前述した歯の質の弱さやホルモンの影響があるため、ケアをしていても虫歯になりやすいというジレンマがあります。

逆に男性は、ブラッシングを短時間で力任せに済ませる傾向があり、歯茎を傷つけたり磨き残しを作ったりしがちです。
さらに、男性は「痛くなってからしか歯医者に行かない」という受診の遅れが目立ち、気づいた時には虫歯が神経まで達しているケースが少なくありません。

男性は予防歯科への定期受診、女性は丁寧なケアの継続が求められます。

まとめ

虫歯予防と一口に言っても、男女でこれだけのアプローチや傾向の違いがあります。
そのため、自身の性別に合わせたポイントや注意点については、事前に押さえておくことをおすすめします。
またもっとも理想的なのは、性別だけでなくその他の属性にも合わせた、いわばピンポイントの虫歯予防です。
こちらについては、歯科クリニックでカウンセリングを受けることである程度理解できます。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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