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2026.10.15

【川崎の歯医者・予防歯科】虫歯予防と相性が良くない意外な趣味

虫歯予防を行うにあたって、日々の丁寧なブラッシングを徹底しているという方は多いかと思います。
しかし、虫歯予防を徹底するのであれば、その他の習慣についても注意を払わなければいけません。
今回は、虫歯予防との相性が良くない意外な趣味をいくつか紹介したいと思います。

虫歯予防と相性が良くない意外な趣味4選

意外に思われる方も多いかと思いますが、以下の趣味には虫歯予防と相性が良くない点があります。

・瞑想
・写真撮影
・ソロキャンプ
・楽器演奏

各項目について詳しく説明します。

瞑想

ストレス解消やメンタルケア、脳の疲労回復としてビジネスパーソンを中心に大流行しているマインドフルネスや瞑想ですが、やり方によっては虫歯リスクを跳ね上げます。

瞑想中は、心を落ち着かせるために鼻呼吸が基本とされていますが、初心者の場合、呼吸に意識を向けすぎるあまり、無意識に口呼吸になってしまうケースが多々あります。
また、完全にリラックスして副交感神経が優位になると唾液の分泌自体は促されるものの、寝落ち寸前の状態になると今度は唾液の分泌が急激に低下します。

さらにもっとも見落としがちなのが、瞑想の環境作りに使われるアロマやお香、そしてハーブティーです。
瞑想の前後、リラックス効果を高めるためにハイビスカスやローズヒップなどの酸味が強いハーブティーを飲む人が多いですが、これらは非常に強い酸性です。

瞑想によって口の動きが止まり、お茶の酸が長い時間歯の表面に留まることでエナメル質が軟化します。

ちなみに瞑想中にリラックスしてそのまま寝てしまう寝落ちが習慣化すると、夜間の乾燥と相まって、虫歯菌に最高の繁殖環境を提供することになってしまいます。

写真撮影

こだわり派の多いカメラや写真撮影という趣味も、一見すると歯とは完全に無関係に思えますが、歯科の視点からは“ダラダラリスク”の塊です。

風景写真や夜景、野鳥の撮影などは、ベストな一瞬を待つために、屋外で数時間も待ち時間が発生することが珍しくありません。
この過酷な待ち時間の間、撮影者は寒さや暑さをしのいだり、退屈を紛らわせたりするために、缶コーヒーやのど飴などをダラダラと口にし続ける傾向が非常に強いです。

お気に入りのドリンクを少しずつ口に含む行為は、口内を数時間にわたって虫歯菌の酸性環境に固定してしまいます。

さらに、カメラを構えてファインダーを覗き、ピントを合わせる瞬間、人間は極度の緊張から息を止め、歯を強く食いしばります。
三脚を使った長時間の撮影でも、シャッターを切る瞬間は体がブレないよう全身に力が入り、顎に強い負荷がかかります。

このダラダラ食いによる酸と食いしばりによる歯の微細なヒビが組み合わさることで、歯の根元や隙間から一気に虫歯が侵入する原因になります。

ソロキャンプ

大自然の中で一人静かに過ごすソロキャンプは、現代の最高の癒やしとして定着していますが、キャンプ特有の生活環境の変化が虫歯予防の大きな障壁になります。

キャンプの醍醐味といえば、焚き火を眺めながらの食事や、お酒、コーヒーを楽しむ時間です。
しかし、ソロキャンプでは誰の目もないため、夜遅くまでダラダラとおつまみを食べたり、甘いホットマシュマロやスープを飲み続けたりしがちです。

さらに、冬場のキャンプや焚き火の熱は、煙を吸い込むことも手伝って驚くほど喉と口の中を乾燥させます。

最大の盲点は、就寝前の歯磨きの手間です。
キャンプ場の中には、炊事場がテントサイトから遠く離れている場所も多く、夜暗くなってから冷え込む屋外を歩いて歯を磨きに行くのが億劫になりがちです。

「今日は疲れたし、まあいいか」と、簡易的なうがいだけで寝袋に入ってしまったり、最悪の場合はそのまま寝落ちしてしまったりします。

キャンプ飯に多く使われるBBQソースやレトルト食品は糖分と塩分が濃く、粘り気があるため歯に強固に付着します。
これを磨かずに、乾燥したテント内で一晩放置することは、虫歯菌に餌を大量に与えて一晩中培養しているようなものです。

楽器演奏

音楽を奏でる上品な趣味である管楽器の演奏ですが、実は古くから管楽器奏者は虫歯や歯周病のリスクが高いと言われていて、専門の歯科外来があるほど相性が悪いです。

管楽器を演奏する際、マウスピースを唇や歯で固定する独特の口の形を作ります。
このとき、前歯や特定の歯に継続的に強い圧力がかかります。
これにより歯がわずかに移動したり、歯と歯の間に不自然な隙間ができたりします。

この隙間には食べカスが非常に詰まりやすく、通常のブラッシングでは除去しきれないため、歯間虫歯の温床になります。

また管楽器は息を吹き込むものですが、大量の空気を口から出し入れするため、口腔内が尋常ではないスピードで乾燥します。
演奏中、唾液による自浄作用は期待できません。

さらに問題なのが、練習中の水分補給です。
楽器のピストンやキーの動きを鈍らせないために、練習中はジュースなどを避けて水を飲むのが鉄則です。
ところが長時間の練習によるエネルギー消費から、休憩時間に甘い炭酸飲料やエネルギーゼリーを補給する方が後を絶ちません。

乾燥した口内に糖分が流れ込むことで、エナメル質が急速に脱灰を始めてしまいます。

まとめ

虫歯予防と相性が良くない趣味は、上記以外にも存在します。
例えば体内の水分を多く失う屋外スポーツやサウナ、ワインやクラフトビールなどの嗜好品は、口内環境を悪くする原因になります。
もちろん、しっかりブラッシングや定期検診を受けていれば別ですが、ケアがおろそかになると虫歯のリスクは何杯にも跳ね上がります。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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