【鶴見・川崎の歯医者】虫歯が睡眠に与えるデメリット

虫歯を発症している方は、原則として少しでも早く治療を受けなければいけません。
もし痛みが我慢できる程度であったとしても、そのまましているとさまざまな弊害が出ます。
中でも睡眠に与えるデメリットは、日々の生活においても悪影響を及ぼしかねません。
今回は、虫歯が睡眠に与えるデメリットについて解説します。

虫歯が睡眠に与えるデメリット6選

虫歯がある状態で眠ることにより、以下のようなデメリットが生じます。

・睡眠の質が下がる
・集中力が下がる
・免疫力が下がる
・肥満のリスクが高まる
・睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる
・人間関係が悪化する

各デメリットについて詳しく解説します。

睡眠の質が下がる

虫歯を発症している場合、睡眠の質が下がる可能性が高いです。
なぜなら、痛みでなかなか寝付けなくなるからです。

虫歯の痛みは、鈍くズキズキとした痛みです。
ある程度進行した虫歯の場合、少し噛み合わせただけでも痛みを生じることがあります。
そのため、就寝中歯ぎしりや食いしばりをする癖がある方は、噛み合わせたときの痛みで飛び起きてしまうことが考えられます。

また重度の虫歯の場合、何もしていなくてもズキズキと痛みが継続します。

特に、就寝中は痛みを意識しやすくなるため、このような強い痛みが出ている場合はなかなかスムーズには眠れません。
こちらは副交感神経が優位になることが理由です。
副交感神経が優位になると、身体はリラックスした状態になる反面、痛みに敏感になります。

さらに横になると頭部への血流が増加するため、血液が歯に流れ込み、神経を圧迫することで痛みが強まります。

もちろん睡眠時間が短くなると、日中の眠気が強くなる可能性が高いです。

集中力が下がる

虫歯が原因で睡眠不足になると、日中の集中力は著しく低下します。

虫歯の痛みでなかなか寝付けなかった場合、脳が疲労して集中力が持続しません。
さらに記憶力や思考力、判断力などの認知機能も低下させます。

またこのような状態が続くと、仕事や勉強のパフォーマンスは低下し、ミスが増えたり効率が悪くなったりします。

ちなみに睡眠不足は心の健康にも影響し、常に不安を抱いたりうつ病を発症したりすることで、集中力の低下につながることもあります。

免疫力が下がる

免疫力の低下も、虫歯の痛みから睡眠不足になってしまった場合のデメリットです。

睡眠不足は、自己免疫の一種であるNK細胞の活動を低下させます。
NK細胞は、体内に侵入したウイルスや異物を攻撃する重要な免疫細胞であるため、活発に動かなくなると風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。

また睡眠不足の状態では、インフルエンザなどのワクチン効果も低下するおそれがあります。
つまり、虫歯の痛みを我慢し続けていると、いずれは感染症の予防接種さえもできなくなってしまうということです。

肥満のリスクが高まる

虫歯を治療せずに眠り続けると、少しずつ肥満のリスクが高まります。
こちらは食欲に関するホルモンの働きが関係しています。

睡眠不足になると、食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌が促進されます。
一方で、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌量が少なくなります。

また食欲増進ホルモンが増えるということは、必然的に食べすぎや肥満につながりやすくなるということです。

睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる

虫歯を治療せずに眠ることで、睡眠時無呼吸症候群のリスクも高まります。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が止まったり、浅い呼吸になったりする疾患です。
この状態が頻繁に起こると、十分な酸素が供給されず体内の酸素が不足します。
そのため、日中の強い眠気や集中力の欠如による事故が起こりやすくなります。

さらに心筋梗塞や脳卒中、親族票や高血圧、糖尿病などのリスクを高める可能性もあります。

また虫歯を何本も発症している方は、歯がボロボロになったり、抜けたりして歯並びが悪くなっている方もいるかと思います。
歯並びが悪い場合、口の中の容積が小さくなり、舌が喉に落ち込みやすくなって睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなります。

人間関係が悪化する

人間関係が悪化することも、虫歯が原因で睡眠不足になることのデメリットです。
こちらはストレスが溜まりやすくなることが理由です。

睡眠不足は感情のコントロールを難しくし、イライラや不機嫌などを強くします。
もし、このような状況で職場や学校を訪れたら、周りの同僚や友人に良くない態度をとってしまうことが考えられます。

また常にイライラした状態で接し続けると、人間関係が悪くなり、今後の仕事や学業にも多大な影響を与えてしまいます。

まとめ

虫歯の痛みが出ていても、ある程度は我慢できるという方は意外と多いです。
しかし少しでも痛みがある場合、睡眠に多大な影響を与えてしまうため、注意が必要です。
また虫歯のせいで睡眠がしっかり取れなくなると、日常生活にも数えきれないほどのデメリットが生じます。
そのため、虫歯のない健康な歯でしっかり栄養を摂り、十分な睡眠を取ることを心掛けましょう。

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