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2025.07.30

【鶴見・川崎の歯医者】梅酒の虫歯リスクについて

お酒を飲む方の中には、ビールや焼酎などしっかりアルコールを感じられるものが好きな方もいれば、マイルドなものが好きな方もいます。
特に梅酒については、お酒が苦手でも飲みやすく、幅広い世代に人気があります。
しかし、梅酒は虫歯のリスクが高いことで知られています。
今回はこちらの理由を中心に解説します。

梅酒の虫歯リスクが高い理由4選

梅酒の虫歯リスクが高い理由としては、主に以下のことが挙げられます。

・糖分が多い
・pH値が低い
・ダラダラ飲むことが多い
・味の濃いおつまみを食べることが多い

各項目について詳しく説明します。

糖分が多い

梅酒の虫歯リスクが高い理由としては、まず含まれている糖分の量が多いことが挙げられます。

梅酒には、梅を漬ける際に使用する砂糖や、梅自体の糖分が含まれています。
これらの糖分は虫歯菌の栄養源となり、酸の生成を助長します。
その結果、歯の表面のエナメル質を溶かし、虫歯を進行させます。

「甘くて飲みやすいから」という理由から、梅酒を好んで飲む方は多いかと思います。
確かに梅酒は他のお酒と比べて甘く、度数が強くてもそこまで気にならない方も多いですが、その分虫歯にはなりやすいと言えます。

pH値が低い

pH値が極めて低いことも、梅酒の虫歯リスクが高い理由の一つです。

pH値は、液体が酸性かアルカリ性かを示す指標であり、水素イオンの濃度によって計測されます。
0~14までの数値で表され、pH7が丁度中心の中性、pHが7より小さい場合は酸性、7より大きい場合はアルカリ性であることを意味しています。

また歯の表面が溶け始めるpH値は、5.5程度とされています。
つまりpH値が5.5より低い飲み物については、すべて虫歯のリスクが高いということです。

梅酒については、数あるお酒の中でも極めてpH値が低いことで知られています。
具体的にはpH値2.9であり、こちらは歯が溶けやすいことで有名な赤ワインの3.4よりも低い数値となっています。

飲み物の中でもっともpH値が低いとされるコーラですら2.2ですから、それに肉薄している梅酒は非常に危険です。

ダラダラ飲むことが多い

梅酒は他のお酒と比較したとき、ダラダラとゆっくり飲む方が多いです。

例えばビールの場合、早々に1杯目を飲み干し、2杯目3杯目に移る方も多いです。
一方、梅酒はロックやストレートなどにして少量をゆっくり飲む方が多く、その分口内が酸性に傾く時間は長引きます。

口内が酸性に傾いているということは、その間歯が溶け続けているということであり、必然的に虫歯のリスクは高まります。

味の濃いおつまみを食べることが多い

梅酒の虫歯リスクが高い理由としては、味の濃いおつまみを食べるケースが多いことも挙げられます。

梅酒は、梅の甘酸っぱさや香りをダイレクトに堪能するものです。
また甘さを活かすために、反対の味である塩辛さや塩気を感じるおつまみ、味の濃いものを食べる方も多いです。
例えばビーフジャーキーや唐揚げ、ポテトチップスや焼鳥といったおつまみです。

しかし、これらの味が濃いものばかり食べていると、唾液の分泌量が減少することがあります。
こちらは、濃い味を薄めるために唾液が多く使われるからです。

もちろん、唾液の分泌量が減少すると、口内の汚れを洗い流す作用も減少します。
つまり口内に汚れが蓄積し、虫歯を発症しやすくなるということです。

特に虫歯のリスクが高い梅酒の飲み方

梅酒そのものが虫歯を発症しやすいお酒ではありますが、飲み方によってはさらに虫歯のリスクが高くなります。

まずもっともリスクが低いのは、ロックや水割りなどの飲み方です。
梅酒を薄めて飲むことにより、そのまま飲むよりは糖分の影響を受けにくく、虫歯にもつながりにくくなります。

一方、虫歯になりやすい飲み方としては、梅酒ソーダが挙げられます。
梅酒ソーダは、名前の通り梅酒を炭酸水で割ったものであり、女性などにも非常に人気があります。

しかし梅酒ソーダを飲んでしまうと、梅酒の虫歯リスクに炭酸水の虫歯リスクも乗っかる形になります。

一般的な無糖の炭酸水は、水道水よりもわずかに酸性度が強い程度ですが、頻繁に飲む場合は歯が少しずつ溶けてしまうことが考えられます。

さらに、フレーバーがついた炭酸水の場合より虫歯につながりやすいです。
例えばレモンや柑橘系のフレーバーがついた炭酸水は、クエン酸などが含まれているため、虫歯のリスクを高める傾向にあります。

梅酒ソーダは、言ってみれば上記のようなフレーバーがついた炭酸水と同じような飲み物です。
むしろフレーバーだけでなく、砂糖も多く含まれていることから、梅酒ソーダの方が虫歯の発症リスクは高いと言えます。

まとめ

お酒は基本的に、どれも虫歯リスクが高いものです。
お酒を飲むと体内の水分量が不足し、唾液が分泌されにくくなりますし、酔ってしまった場合にはブラッシングもおろそかになります。
しかし、少しでも虫歯になりにくいお酒を選ぶことは、特に頻繁に飲む方にとっては大事なことです。
そのため、虫歯になりやすい梅酒ばかり飲むようなことは控え、飲み方にも注意しましょう。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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