【鶴見・川崎の歯医者】虫歯のときに使用できる市販の痛み止めとは?

虫歯の痛みがひどいものの、すでに歯科クリニックの診療時間が終了していたり、今すぐ通院できなかったりすることはよくあります。
このようなケースでは、市販の痛み止めで応急処置を行うのが望ましいですが、果たしてどのような薬を使用できるのでしょうか?
今回は、虫歯のときに使用可能な痛み止めについて解説します。

虫歯のときに使用できる市販の痛み止め4選

どうしても虫歯の痛みが我慢できないときは、以下の市販の痛み止めを使用することができます。

・ロキソニンS
・バファリン
・カロナールA
・正露丸

各項目について詳しく説明します。

ロキソニンS

ロキソニンSは、市販の痛み止めの中でももっとも一般的と言って良いほど、よく知られている製品です。
自宅に常備しているという方も少なくないでしょう。

こちらは第一三共ヘルスケアから販売されている解熱鎮痛薬で、主成分のロキソプロフェンナトリウム水和物が痛みや熱の原因物質を抑え、効果を発揮します。

即効性と優れた鎮痛・解熱効果があるため、虫歯の痛みが強くてどうしようもない場合の応急処置にはピッタリです。

またロキソニンSには、胃腸への負担が軽減されていることや、眠くなる成分を含まないことなどのメリットもあります。

ちなみに、ロキソニンSは医療用医薬品のロキソニン錠と同じ成分・成分量・添加物・錠剤の大きさです。
しかし、ロキソニン錠と違って錠剤に割線や刻印がなく、主に頓服や短期使用を想定しているため、医療用とは用法・用量・効能・効果が異なります。

バファリン

バファリンも、市販の痛み止めの中ではかなりメジャーな製品です。

こちらはライオン株式会社が製造販売する解熱鎮痛薬で、歯痛のほか頭痛や生理痛、発熱などさまざまな痛みや熱に効果があります。

またバファリンにはさまざまな種類があり、代表的なものはバファリンAやバファリンプレミアムなどが挙げられます。

バファリンAは、アスピリンという非ステロイド系抗炎症剤が主成分であり、胃を守る成分も配合されています。
一方バファリンプレミアムは、イブプロフェンとアセトアミノフェンを配合したもので、即効性と効き目が特徴です。

歯が痛むときは、いずれの種類でも服用可能ですが、空腹時は避けて服用しなければいけません。
空腹の状態で服用すると、胃腸への負担が大きくなる可能性があります。

カロナールA

カロナールAは、ロキソニンSと同じく第一三共ヘルスケアから販売されている解熱鎮痛薬です。
解熱鎮痛薬の一種であるアセトアミノフェンを主成分としています。

中枢神経に作用し、優れた鎮痛・解熱効果を発揮するもので、胃腸への負担が少なく、眠くなる成分も含まれていません。
1回1錠服用するだけで、ある程度の効果が得られる点もメリットです。

ちなみにカロナールAはドラッグストアなどで購入できますが、カロナールは医療用医薬品のため、処方箋なしで購入することはできません。

またカロナールはカロナールAとは違い、アセトアミノフェンの含有量が200mg・300mg・500mgと複数の種類があります。

正露丸

正露丸は、大幸薬品が製造販売する胃腸薬で、主に下痢や軟便、食あたりなどに効果を発揮します。
胃腸薬として常備している方も多いかと思いますが、実は正露丸も虫歯の痛みを軽減することができます。

具体的には、虫歯の穴に正露丸を詰めることにより、主成分の木クレオソートが持つ鎮痛・殺菌作用によって痛みを軽減できるというものです。

ただし虫歯が重度にまで進行している場合や、歯茎が腫れている場合は効果が出ないこともあります。
さらに正露丸を詰める量が多いと、刺激によって痛みが増してしまう可能性もあります。

もっとも安全なのは歯科クリニックで処方された痛み止め

市販の痛み止めでも虫歯の痛みを軽減させることはできますが、歯科クリニックに通える状況なのであれば、歯科クリニックで処方してもらう薬の方が安全です。
なぜなら、歯科クリニックでは患者さんの症状をチェックした上で、適切な薬を処方してもらえるからです。

例えば痛みがある場合はロキソニンやカロナール、ボルタレンなどの痛みを緩和する薬が処方されます。
痛みの程度や患者さんの体調により、これらは使い分けられています。

また感染した細菌を抑えるために、抗生物質が処方されたり、抗生物質によって治療が荒れる場合は胃薬が処方されたりすることもあります。

さらに口内を清潔に保つためのうがい薬や、虫歯の進行を遅らせるサホライドという薬が出されることも考えられます。

患者さん自身が市販薬で応急処置を行う場合、ここまで自身の症状に合った薬を適確に服用することは難しいです。

まとめ

自宅に救急箱を用意し、さまざまな病気やケガの応急処置に備えているという方は多いかと思います。
またそのときには、急に虫歯の痛みがひどくなった場合に備えて、前述したような薬を常備しておくことをおすすめします。
ただし、前述したものはあくまで痛み止めであり、虫歯の治療薬ではありません。
そのため、治療するには最終的に歯科クリニックに通う必要があります。

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