虫歯治療を受けるときは、基本的に歯科クリニックの予約を取らなければいけません。
また場合によっては、当日予定が合わず予約を変更しなければいけないこともあります。
しかし、虫歯治療の予約変更については、基本的に行わないことをおすすめします。
今回は、虫歯治療の予約変更を行うデメリットを中心に解説します。
虫歯治療の予約変更を行うデメリット5選
一度入れた予約を変更することのデメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。
・症状の悪化
・治療回数や費用の増加
・治療の継続性の低下
・歯科クリニックの負担増
・歯科クリニックとのトラブル
各デメリットについて詳しく説明します。
病状の悪化
虫歯治療の予約変更を行うことで、病状が悪化してしまう可能性があります。
こちらは前回の治療から期間が空いてしまうことにより、治療中の箇所がさらに悪化したり、新たな虫歯ができてしまったりすることが考えられるからです。
またこれによって痛みが出てしまい、日常生活に支障が出ることもあります。
もちろん、一度予約を変更する程度では、そこまで著しく治療が遅れることはありません。
特にすぐ次の日に予約変更できた場合などは、病状にほとんど影響は出ないと言えます。
しかし複数回予約を変更することは、上記のようなデメリットにつながるため、注意してください。
治療回数や費用の増加
治療回数や費用が増加することも、虫歯治療の予約変更を行うデメリットです。
予約を変更するということは、少なからず一旦は治療を中断する時期が生まれるということになります。
また予定が悪くなり、次の予約がなかなか取れないという場合、当初予約していた日より数週間あるいは数ヶ月次の治療が遅れることもあります。
このようなケースでは、治療計画が変更されることが考えられます。
その結果、予定よりも多く歯科クリニックに通う必要があったり、治療費が高額になったりすることがあります。
治療の継続性の低下
虫歯治療を受ける方の中には、当然虫歯治療が苦手な方もいます。
このような方が予約変更を行うと、治療の継続性が低下してしまう可能性が高いです。
なぜなら、一度予約を変更したことにより、次の予約を取るのが億劫になるからです。
虫歯治療が苦手な方は、治療当日に強い緊張感を覚えます。
また予約変更により、一時的にその緊張感から脱したことで、なかなか次の予約を取る気が起こらないことがあります。
虫歯治療は当然継続的に通わなければいけないため、このような状況になることは非常に厄介です。
歯科クリニックの負担増
患者さんが虫歯治療の予約を変更する場合、歯科クリニックの負担は大きくなります。
歯科クリニックは、予約した患者さんの症状などに応じて、必要な時間を確保しています。
また各治療に必要な器具など、環境も万全にした上で一日のスケジュールを立てています。
しかし、予約していた患者さんが訪れない場合、確保していた時間は無駄になります。
もちろん器具なども使用しなくなるため、言ってしまえば迷惑をかけてしまうことにつながります。
さらに予約変更を行ったことにより、他の患者さんへの対応や治療計画にも影響を与える可能性があります。
歯科クリニックとのトラブル
虫歯治療の予約変更は、ときに歯科クリニックとのトラブルを引き起こすこともあります。
特にトラブルが起こりやすいのは、患者さんが治療の予約を無断でキャンセルした場合です。
特に連絡もなく予約をキャンセルすると、歯科クリニックからキャンセル料を請求されてしまうことがあります。
また歯科クリニックと関係性が悪化し、今後の治療に通いづらくなってしまうことも考えられます。
歯科クリニックの予約変更におけるポイント
どうしても予約を変更しなければいけないのであれば、歯科クリニックへは早めに連絡しましょう。
このとき、できれば予約フォームなどではなく、電話で誠意を持って謝罪の意を伝えるのが望ましいです。
前述の通り、患者さんにどのような都合があったとしても、予約の変更は歯科クリニックに迷惑をかける可能性があります。
また歯科クリニックがとても人気であり、常に患者さんでいっぱいという場合、なかなか予約が取れません。
このような歯科クリニックでは、無理やり予約を入れたものの、やはり予定が合わず変更しなければいけないということが起こりやすいです。
そのため、予約が取りづらい場合は思い切って別の歯科クリニックへの変更も検討しましょう。
このときは、今までの治療内容を次の歯科クリニックに共有できるように、相談して紹介状を用意してもらうことをおすすめします。
まとめ
ほとんどの患者さんは、継続的に歯科クリニックに通えるよう、問題なく通える日時に予約を入れていることかと思います。
しかし急な仕事や体調の悪化などがあると、どうしても予定を変更せざるを得ません。
またやむを得ない予定変更は、一度や二度であれば良いですが、身勝手な理由での変更は行わないように注意してください。
基本的には、最初から最後まで歯科クリニックの指示通りのスパンで治療を受けるべきです。