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お知らせ

スマホで行う歯科治療費の医療費控除について

歯科治療費は医療費の一種であるため、対象の治療を受けた場合、年間の医療費総額によっては医療費控除が受けられます。 また医療費控除は確定申告とあわせて行いますが、こちらの手続きは税務署を訪れることなく、スマホでも行えます。 今回は、スマホで行う歯科治療費の医療費控除について解説します。 スマホで行う医療費控除とは? スマホで行う医療費控除は、主に国税庁のe-Taxというシステムを利用したものです。 e-Taxは、さまざまな国税に関する各種の手続きについて、インターネットを利用して電子的に手続きが行えるシステムです。 インターネットを利用したサービスであるため、当然スマホだけでなくパソコンからもアクセスできます。 近年、年末調整とは別に確定申告が必要な方は、e-Taxを利用するケースが増えています。 ちなみにスマホで行う医療費控除には、専用のスマホアプリを使用したものもありますが、今回はe-Taxについて解説します。 スマホで行う医療費控除の一般的な流れ スマホで行う歯科治療費を含む医療費控除は、一般的に以下のような流れで行われます。 ・事前準備 ・申告書の作成 ・医療費通知の添付 ・収入、所得金額の入力 ・控除額入力欄から医療費通知の金額の確認と修正 ・医療費控除明細書のアップロード ・入力内容の確認、証明書の入力 ・その他控除等を画面に従って操作 事前準備として忘れてはいけないのが、まずe-Taxが利用できるよう、利用者識別番号と電子証明書を取得することです。 マイナンバーカードで確定申告を行う場合は、マイナンバーカードの交付時に設定したパスワードが必要なため、前もって確認しておきましょう。 準備ができたら、確定申告書等作成コーナーから、画面の指示に沿って申告書を作成します。 基本情報を確認した後は、事前に健康保険組合等から受け取った医療費通知データを添付します。 次に、収入や所得金額を入力します。 事前に添付した医療費通知の金額について、実際に支払った金額と異なるときなどは、こちらの段階で訂正できます。 またその後は、医療費控除明細書をアップロードします。 医療費控除明細書の作成方法については、後ほど詳しく解説します。 最後に入力内容を確認し、それぞれの金額に間違いがなければ次に進みます。 その他控除等を画面に沿って操作し、最後まで入力したら完了です。 医療費控除明細書について 医療費控除明細書は、歯科治療費を含む確定申告において非常に重要な書類です。 こちらは、前年の1月1日~12月31日までの医療費を一覧にまとめて作成します。 ここでいう医療費には、ケガや病気をしたときに発生した歯科治療費以外の医療費も含まれます。 手書きで作成することもできますが、国税庁の医療費集計フォームを利用して作成すると便利です。 また医療費控除明細書には、医療を受けた人の氏名やクリニックなどの支払先の名称、医療費の区分や支払った医療費の額、補填される金額などを記入します。 なお、家族と支払先ごとにまとめて記入できるため、日付ごとに記入する必要はありません。 一方、交付された医療費通知がある場合は、医療費通知を添付することによって医療費控除の明細書の記載を簡略化することができます。 スマホで歯科治療費の医療費控除を行うメリット スマホでの医療費控除の場合、手元のスマホで情報を入力すれば、24時間(メンテナンス時間を除く)いつでも手軽に手続きを済ませられます。 暑い中もしくは寒い中、税務署まで足を運ぶ必要はなく、郵送代や印紙代などの費用もかかりません。 また自動計算や自動入力もできるため、はじめて確定申告や医療費控除の手続きを行う方でも、手間やミスを減らせます。 ちなみにスマホでの医療費控除であれば、還付が書類申告より早く、3週間程度で処理されます。 スマホ申告は毎年のように進化していて、必要な作業工程が減ったり、自動入力の対象項目が増えたりしています。 そのため、以前より簡単に医療費控除ができ、今後もより簡単な仕様になることも期待できます。 スマホで歯科治療費の医療費控除を行う際の注意点 スマホで歯科治療費の医療費控除を行う場合、申告時に使用した書類については、一定期間保存しなければいけません。 具体的には、本人確認書類や源泉徴収票の原本、医療費控除証明書などの書類です。 これらの書類は、確定申告の実施後一定期間において、税務署から提出もしくは提示を求められる可能性があります。 個人事業主の場合は原則7年間、それ以外の場合は5年間保存しておく必要があるため、医療費控除の手続きを終えてすぐに処分しないようにしましょう。 まとめ 確定申告や歯科治療費の医療費控除を行う時間がない、なるべく面倒な手続きを減らしたいという方は、スマホで手続きを行うことをおすすめします。 e-Taxの画面の指示に沿って手続きすれば、普段それほどスマホを使用しない方であっても、問題なく手続きできる可能性が高いです。 またスマホは使いにくいというのであれば、パソコンを使用しても構いません。 確実に歯科治療費の医療費控除ができるよう、使いやすい方を選んでください。

2024.06.22

子どもの歯科治療費における医療費控除の適用について

医療費控除は、一定額を超えた医療費を支払った場合に、所得税や住民税の控除が受けられる制度です。 では、子どもの歯科治療にかかった費用のうち、親御さんはどの費用を医療費控除の対象にできるのでしょうか? 今回は、子どもの歯科治療費における医療費控除適用の有無について解説します。 子どもの虫歯治療費は医療費控除の対象になる 子どもの歯科治療としてもっとも一般的な虫歯治療にかかった費用は、大人と同様医療費控除の対象になります。 こちらは、虫歯治療が美容や予防のためではなく、健康維持のために必要な施術であることが理由です。 もちろん、親御さんの虫歯治療費も基本的には医療費控除の対象になるため、親御さんは自身の分と子どもの分をあわせて年間10万円を超えたときに申告ができます。 ちなみに子どもの虫歯治療については、段階によって治療内容が変わってきます。 まだ初期段階の虫歯では、削るなどの治療を行わず、フッ素を塗布して様子を見るのが一般的です。 また歯のエナメル質に穴が開いたら、虫歯を削って白いプラスチックの詰め物を行い、中程度の場合は麻酔を伴う虫歯治療を採用します。 さらに重度にまで進行した場合、歯の神経を取り除く根管治療が行われますが、根管治療も基本的には医療費控除の対象になります。 ただし根管治療の場合、自由診療かつ一般的な治療費の金額であることが控除の条件です。 例えば、子どもの根管治療後の被せ物作製において、一般的な歯科材料ではないものが使用される場合などは、医療費控除が適用できません。 小児矯正の費用も医療費控除の対象 小児矯正にかかった費用は、大人の矯正治療にかかった費用と比べて医療費控除の対象になりやすいです。 なぜなら、医療目的で必要と認められる場合に該当しやすいからです。 例えば大人の矯正治療では、「歯の見た目をキレイにしたい」という理由で治療を受ける方も多いでしょう。 しかし歯並びに大きな問題がなく、単純にキレイにしたいだけの場合、審美目的と見なされ医療費控除が利用できないことがあります。 一方小児矯正は、歯並びや顎の骨の成長を促し、改善されることが目的であり、審美目的にではないケースがほとんどです。 そのため、基本的には医療費控除の対象になります。 ちなみに小児矯正であっても、高校生以降の場合は審美目的と判断されることが多く、医療費控除の対象外になるケースが多いです。 フッ素塗布は医療費控除が適用される? フッ素塗布も、代表的な子どもの歯科治療の一つですが、こちらは残念ながら医療費控除の対象にはなりません。 フッ素塗布は、予防を目的とした処置であり、健康維持のため必ず行わなければいけない治療とは言えないからです。 フッ素塗布は、名前の通り歯にフッ素を塗布する治療で、歯質を強化するとともに歯の再石灰化を促し、虫歯予防効果を発揮します。 乳歯は永久歯よりエナメル質が薄く、まだ溝が深いために簡単に虫歯になってしまいます。 そのため、フッ素を塗布して効率的に虫歯予防をするのは大事ですが、親御さんはこちらの費用について医療費控除を行うことはできません。 ただし、フッ素塗布には保険が適用されるため、それほど大きな金額になることは考えづらいです。 シーラントにかかる費用は医療費控除の対象? シーラントも子どもの歯科治療としては一般的なものですが、こちらも予防目的の処置であるため、医療費控除の対象にはなりません。 シーラントは、奥歯の噛む面の溝をプラスチック樹脂で埋める施術です。 溝を埋めることで食べカスやプラークを溜まりにくくし、虫歯を防ぐのが特徴です。 またシーラントは医療費控除の対象外ですが、6~12歳の子どもに対して行う場合は保険が適用されます。 歯のクリーニングにかかる費用も医療費控除の対象外 子どもの歯のクリーニングにかかる費用についても、フッ素塗布やシーラントと同様医療費控除の対象外です。 子どもの歯のクリーニングは、大人と同様にプラークや歯石の除去を中心に行われます。 歯ブラシだけでは除去できない汚れを専門の器具で取り除くことで、虫歯や歯周病のリスクを減少させます。 加えて子どものクリーニングでは、年齢や歯の成長段階に合わせて予防処置を実施します。 ここでいうプラークや歯石の除去などは、虫歯や歯周病の予防に対する治療と判断されるため、医療費控除は適用されません。 ちなみに、子どもの歯のクリーニングを行う際は、歯科医師による歯磨き指導などもあわせて行うことがあります。 仮にクリーニングを行わず、歯磨き指導だけ受けた場合でも、その費用は予防のための費用であるため、医療費控除が認められません。 まとめ 子どもと大人の歯科治療費における医療費控除で異なる点は、子どもの方が矯正治療費を医療費控除の対象として認められやすいという点です。 その他の特徴については、大人であっても子どもであってもそれほど変わりません。 もし家族で歯科クリニックに通っているようであれば、親御さんは家族全員の歯科治療費、医療費控除適用の有無について把握しておきましょう。

2024.06.21

歯科治療費の医療費控除を受ける際の注意点

虫歯治療やインプラント治療、セラミックなどの詰め物や被せ物の治療にかかった費用については、医療費控除の対象になります。 しかし医療費控除には細かいルールも多く、事前に知っていなければスムーズに控除されない可能性もあります。 今回は、歯科治療費の医療費控除を受ける際の注意点について解説します。 歯科治療費の医療費控除を受ける際の注意点5選 少しでも歯科治療費の負担を減らすために、医療費控除を受けようと考えている方は、以下の注意点を押さえておきましょう。 ・医療費控除対象外の治療について ・医療費控除の対象となる家族について ・セルフメディケーション税制との併用について ・領収書の保存期間について ・還付金の振込時期について 各項目について詳しく説明します。 医療費控除対象外の治療について 冒頭で触れたように、虫歯治療やインプラントやインプラント治療、セラミック治療などは医療費控除の対象になります。 しかし、以下のような治療はすべて医療費控除が認められていません。 ・見た目を美しくする審美目的の矯正治療 ・ホワイトニング ・予防を目的としたクリーニング など 機能回復等の治療については対象、審美目的や予防処置の治療については対象外になると覚えておきましょう。 医療費控除の対象となる家族について 医療費控除の対象となるのは、自己または自己と生計を同一にする配偶者、その他の親族のために支払った歯科治療費を含む医療費です。 つまり、歯科治療を受けた本人だけでなく、その家族も歯科治療費も対象になるということです。 またここでいう家族の範囲は、本人と配偶者の他、子どもや孫、両親や祖父母、兄弟姉妹が含まれています。 ただし、前述の通り生計を同一にする家族に限ります。 例えば夫婦関係を解消していない配偶者がいるものの、別の住所かつそれぞれの生活費で生活しているような場合、生計を同一にしているとは言えません。 ちなみに、扶養家族ではない共働きの夫婦については、歯科治療費を含む医療費を合計して申告できます。 学生である子どもや、田舎の両親に仕送りをしている場合なども、生計を同一にしていると言えるため、医療費を合計することが可能です。 セルフメディケーション税制との併用について 歯科治療費の医療費控除は、セルフメディケーション税制との併用ができません。 セルフメディケーション税制とは、健康の保持増進および疾病の予防として、一定の取り組みを行っている方が控除の対象となる制度をいいます。 その年中に自己または自己と生計を同一にする配偶者その他の親族のために、12,000円を超える対象医薬品を購入した場合に適用されます。 対象医薬品については、医師に処方される医薬品から、薬局やドラッグストアで購入できる医薬品に転用されたものなどが該当します。 特に高齢の方などは、セルフメディケーション税制の活用も検討しているかと思いますが、歯科治療費を含む一切の医療費控除とこちらの制度は併用できません。 そのため、どちらも条件として満たしていて申告できる場合は、控除額が大きい方を選びましょう。 ただし同じ世帯に複数の納税者がいて、医療費控除とセルフメディケーション税制の両方を申告可能な場合は、併用することが可能です。 例えば夫が医療費控除、妻がセルフメディケーション税制を申告すれば、実質2つの制度を併用できます。 領収書の保存期間について 歯科治療費の医療費控除では、歯科治療費等の領収書が必要になります。 2017年の確定申告から医療費の領収書を添付する必要はなくなりましたが、こちらは5年間保存しなければいけないため、紛失しないように注意しましょう。 領収書のコピーは、医療費控除の必要書類として認められない場合があるため、必ず原本を保管してください。 また領収書の発行が難しい公共交通機関を利用した通院の場合、支払ごとに領収書を受け取る他、日付・金額・目的・人数などをメモしておくことをおすすめします。 正式な領収書でなくても、細かい情報を紙に残しておけば、それが領収書の代わりになります。 還付金の振込時期について 歯科治療費の医療費控除における還付金の振込時期は、確定申告後1ヶ月~1ヶ月半後が目安です。 申告期間の初めの方に確定申告を済ませれば、1ヶ月程度で振り込まれます。 逆に申告期間ギリギリに手続きを行った場合、振込までに2ヶ月ほどかかってしまうため、早めに還付金を受け取りたい方は注意してください。 また直接税務署に足を運んでの手続きではなく、インターネットで手続きを行うe-Taxであれば、還付金は手続きから2~3週間後には振り込まれます。 まとめ 歯科治療費の医療費控除でもっとも気を付けたいのは、医療費控除の対象だと勘違いして、高額な歯科治療を受けてしまうということです。 また対象となる家族や他の制度との併用の有無、領収書の扱いや振込時期などについても、事前に把握しておくことをおすすめします。 もし医療費控除について不安な点があるのであれば、歯科クリニックでのカウンセリングの際、歯科医師に相談してみてください。

2024.06.19

医療費控除の対象になる歯科治療について

所得控除の一つとして活用できる医療費控除は、年間の医療費が10万円を上回る場合に適用されるものです。 またここでいう医療費には、歯科クリニックで支払った治療費も含まれています。 では、医療費控除の対象になる歯科治療には、どのようなものが該当するのでしょうか? 今回はこちらの点について解説します。 医療費控除の対象になる歯科治療について 医療費控除の対象になる歯科治療は、治療を目的とした施術です。 具体的には、以下のようなものが該当します。 ・虫歯治療 ・歯周病治療 ・インプラント治療 ・入れ歯 ・セラミックなど自費の詰め物、被せ物 ・親知らずの抜歯 各項目について詳しく説明します。 虫歯治療 一般的に虫歯治療というと、中程度の虫歯に行われる治療を指すことが多いです。 こちらは虫歯になった部分を専用の器具で削り、患部に詰め物を入れるというものです。 虫歯治療は、当然虫歯を治療する目的で行われるため、支払った費用は医療費控除の対象になります。 また重度の虫歯については、歯の根っこを治療する根管治療というものが行われますが、根管治療の費用についても医療費控除の対象です。 歯周病治療 歯周病治療は、スケーリングやルートプレーニングといった治療を指し、こちらは主にプラークや歯石を除去する目的で行われます。 プラークや歯石の除去については、本来予防目的で行われるため、医療費控除の対象外です。 しかし、大半の場合は歯周病の治療という扱いになるため、支払った治療費は医療費控除の対象として認められます。 インプラント治療 インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、その上に上部構造と呼ばれる人工歯を被せる治療です。 こちらも、失った歯を取り戻すという治療が目的のため、医療費控除の対象になります。 インプラント治療は原則保険が適用されない自由診療です。 そのため、1本の治療につき30~40万円ほどの高額な費用がかかります。 一方医療費控除を受けることができれば、後々数万円程度は返還される可能性が高いです。 入れ歯 インプラント治療と同じく、失った歯をカバーするための入れ歯を作製する費用も、医療費控除の対象です。 こちらは保険診療の入れ歯だけでなく、自費で作製する入れ歯も同様です。 ただし医療費控除を受けるには、治療が単なる審美目的ではなく、機能回復が目的であることを証明する歯科医師の診断書が必要です。 そのため自費で入れ歯治療を検討している場合、前もって歯科医師に診断書の作成を依頼し、機能回復が目的であることを確認することが重要です。 セラミックなど自費の詰め物・被せ物 虫歯治療の後に装着される詰め物や被せ物には、銀歯やレジンなど保険診療のものだけでなく、セラミックなど自由診療のものもあります。 セラミックはキレイな見た目が特徴であり、審美治療のイメージが強いため、医療費控除は適用されないように見えます。 しかし、実際は審美目的でなければ、医療費控除の対象になります。 具体的には、治療目的でのセラミックの作製や装着にかかった費用の他、その治療に際して処方された医薬品や市販薬の購入費用も対象です。 親知らずの抜歯 親知らずの抜歯は一般的な歯科治療であるため、医療費控除の対象になります。 親知らずがまっすぐ生えている場合は特に問題ありませんが、痛みや腫れあったり、斜めや横向きに生えていたりする場合、口内に悪影響が及びます。 そのため、親知らずの抜歯は基本的に治療目的という扱いになります。 医療費控除の対象になる意外な費用 歯科治療に関連する費用でいうと、歯科クリニックに通院するためにかかった費用についても、医療費控除が認められます。 ここでいう通院するためにかかった費用とは、主に電車やバスなどの交通費を指しています。 また付き添いが必要な場合、その家族などが支払った交通費についても控除できます。 交通費については、領収書が存在しない場合、使用した日や区間、金額を記載した書類でも対応できます。 ただし、自家用車で通院した場合に発生した費用は、医療費控除の対象にはなりません。 例えば、車のガソリン代や駐車代は認められないため、注意してください。 審美目的の治療は医療費控除の対象にならない 治療ではなく審美目的の治療は、原則すべて医療費控除の対象外になります。 例えば歯の見た目をキレイにする矯正治療やホワイトニングなどにかかった費用は、基本的に控除できないと考えておきましょう。 また歯周病治療の項目でも触れましたが、予防を目的としたクリーニングやスケーリングについても、医療費控除の対象外です。 こちらには、歯科クリニックでの定期メンテナンスなどが該当します。 まとめ 高額な歯科治療を受けたときほど、医療費控除によって得られる恩恵は大きくなります。 しかし、すべての治療費が控除できるのかというと、決してそういうわけではありません。 そのため、前もって対象となる治療を抑えておかなければ、治療後一切経済的な負担を軽減できない可能性があります。 気になる方は、治療前に歯科医師にも相談しておきましょう。

2024.06.17

歯科治療費に適用できる医療費控除とは?

歯科クリニックで治療を受ける方の中には、高額な治療費を負担しなければいけないこともあります。 特に自由診療の場合、患者さんの10割負担となるため、治療内容によってはかなりのコストがかかります。 このようなケースでは、医療費控除の活用を検討しましょう。 今回は、医療費控除の概要やポイントなどを解説します。 医療費控除の概要 医療費控除は、所得控除の一つとして活用できる制度です。 1月1日~12月31日までの1年間の医療費が、10万円を超えた場合に適用されます。 ここでいう医療費には、歯科治療費も含まれます。 総所得金額が200万円未満の場合は、その5%を超える医療費を支払った場合に適用されます。 また医療費控除は年末調整では申請できないため、会社に勤務している方でも各々確定申告をする必要があります。 医療費控除が適用されると、その分の金額が所得金額から差し引かれるため、節税が可能です。 つまり税額が低くなるため、実質歯科治療費を安くできるということです。 医療費控除の一般的な流れ 歯科医療費に適用できる医療費控除は、一般的に以下のような流れで行います。 ・医療費の通知、領収書で医療費控除の対象になるか確認する ・医療費控除の金額を計算する ・確定申告書、医療費控除の明細書を作成する ・確定申告書、医療費控除の明細書を税務署に提出する ・医療費控除で返還される還付金を確認する まずは1年間で発生した医療費について、医療費控除の対象になるかどうかを確認します。 対象となる場合、医療費控除の金額を計算しましょう。 計算ができたら税務署の窓口もしくは国税庁のホームページから確定申告書、医療費控除の明細書を入手し、記入次第税務署に提出します。 ちなみに医療費控除の申告期間は、翌年の2月16日~3月15日までです。 郵送やインターネット申告などの方法で行えます。 医療費控除の計算方法 医療費控除は、歯科治療費を含む医療費、医薬品と通院にかかった交通費の合計が10万円以上の場合に受け取ることができます。 具体的には、以下のように受け取る還付金額を計算します。 ・(実際に支払った医療費の合計金額-保険金などで補填される金額)-10万円もしくは総所得金額等の5% もちろんここでいう医療費には、歯科治療費だけでなく、他の病院やクリニックで治療や検査などを受けたときの費用も含まれます。 どれくらい還付金が戻ってくるかには個人差がありますが、目安として所得が600万円の方が年間50万円の医療費を支払った場合、還付金は約80,000円になります。 50万円の医療費が42万円になると考えると、非常にお得な制度であることがわかります。 医療費控除を申請するために知っておくべきこと 歯科治療費を含む医療費について、医療費控除を申請するためには、以下のことについて知っておきましょう。 ・領収書を保管する ・その年の医療費のみが対象になる ・家族も対象になる 各項目について詳しく説明します。 領収書を保管する 医療費控除は、申請をしなければ対象にはなりません。 またこちらの申請には、歯科クリニックで受け取れる領収書が必要になるため、必ずすべて保管しておきましょう。 また交通費に関しては、日時やクリニック名、交通費や理由を控えておく必要があります。 その年の医療費のみが対象になる 医療費控除は、その年に支払った医療費のみが対象であり、翌年の確定申告によって還付金が受け取れます。 そのため年をまたいで歯科治療を行った場合、すべての歯科治療費が翌年の確定申告に反映されるわけではないため、注意してください。 例えば、2024年の12月に1回、2025年の1月に1回歯科治療を受けた場合、2025年の医療費控除の対象になるのは前者の治療費のみです。 ちなみに、インプラント治療など高額な治療の場合、分割払いを行うケースもあります。 こちらについても、治療費の総額ではなく、その年に支払った金額のみが対象になります。 仮に100万円の治療費を2年間で50万円ずつ支払うのであれば、50万円のみが翌年の医療費控除に反映されます。 家族も対象になる 医療費控除の対象になるのは、実際申告を行った本人だけではありません。 歯科治療などを受けた本人と生計を一にする家族も、還付金を受け取ることができます。 また扶養家族でない共働きの夫婦の場合も、還付金の対象になります。 ただし、家族であっても生計を一にしていない場合は対象外です。 “生計を一にする”とは、日常生活の財産を共にすることをいいます。 イメージとしては、生活費を一つの財布でまかなっている家族は、“生計を一にする”に該当します。 例えば親子が同じ建物に住んでいても、生活空間を分け、それぞれの収入から生活費を支払っている場合、生計を一にしているとは言えません。 まとめ 医療費控除は、高額な歯科治療費を支払わなければいけない方にとって、非常にお得な制度です。 また治療の内容によっては、保険診療であっても医療費控除の対象になります。 ただし計算や手続きが複雑だったり、どの費用が医療費控除に該当するのか判断しにくかったりするため、活用する場合は時間に余裕を持って取り組みましょう。

2024.06.16

ペリオプロのメリットとデメリットについて解説します

一般的な歯周病治療は、歯石を砕き、歯周病の原因菌を徐々に減少させていくことで症状を改善させていくという治療が主流です。 そうした中、新たな歯周病治療としてペリオプロが注目されています。 ペリオプロとは、歯石を砕かず溶かして柔らかくすることで、簡単に除去できる治療方法です。 ペリオプロのメリットとデメリットについて、解説します。 ペリオプロのメリット ペリオプロは、スウェーデンで生まれた新たな歯周病の治療法です。 従来の歯周病治療のように、歯茎の中の歯石を除去するために歯周ポケットの奥まで器具を入れたり、歯茎を切開したりして痛みを伴う治療をする必要がありません。 ペリオプロには、どのようなメリットがあるのでしょうか? ペリオプロのメリットとしてまず挙げられるのは、歯茎の内部にいる細菌までしっかりと除菌できるという点です。 歯茎、もしくは上皮細胞の中にいる細菌はなかなか除去できませんが、ペリオプロなら残さず除去できます。 歯周ポケット内にペリオプロを塗布することで、歯茎の奥深くまでペリオプロが浸透していくため、通常の歯周病治療では届かないところにいる細菌も残さず除菌できるのです。 通常、歯周病治療はかなりの痛みを伴います。 歯周ポケットは歯茎と歯の境目という敏感な部分にあるので、歯周ポケット内の歯石を除去しようとすると針で刺されたような痛みが走ります。 ペリオプロの場合は、歯周ポケットの中に薬剤を塗布するだけで歯石が柔らかくなり、取り除く際に強い力をかける必要がないため、痛みはほとんどありません。 治療に痛みが伴うと体に負担がかかりますが、ペリオプロであれば負担は少なくて済みます。 また、歯石が歯茎の内側にある歯根部分に付着している場合、一般的な歯周病治療は歯茎を切開して歯石が視認できるようにしたうえで、除去する必要があります。 その点、ペリオプロは歯周ポケットに塗布すると奥まで浸透するため、歯茎を切開する必要はありません。 さらに、一般的な歯周病治療では、歯石を除去する際は超音波スケーラーで歯石を砕くこともあります。 歯石は歯に強力に付着しているため、砕かなければ除去できないケースがあるからです。 ただし、歯石を砕くと歯周病菌が飛散するという問題があります。 一方、歯石を柔らかくしてから除去するペリオプロの場合は、歯石が飛散することはありません。 柔らかくなった状態で残さず除去できるため、二次感染を防止できます。 ペリオプロは薬品を使用するため、歯や歯周組織、体全体への害がないか不安に思う人もいるでしょう。 一般的な歯周病治療の場合、麻酔薬などは使用しますが基本的には器具を用いて歯石を除去しますが、ペリオプロは新しい薬であるため不安を覚えるかもしれません。 しかし、ペリオプロはきちんと安全性が認められている薬であり、人体には何の毒性もありません。 成分も、歯科治療でよく使われているものばかりなので、安心して治療を受けることができます。 また、効果があるのは歯石や歯垢だけで、他の健康な組織には何の影響も与えません。 したがって、ペリオプロを使用したら歯がもろくなった、というような危険性はないので安心です。 歯を支えている歯槽骨にも影響はありません。 ペリオプロのデメリット さまざまなメリットがあるペリオプロですが、メリットと同様に、デメリットもあります。 ペリオプロのデメリットとして挙げられるのが、治療費の高さです。 安全性が認められている治療ではありますが、保険治療として認められているわけではありません。 自由診療であるため、治療費が高くなってしまうのです。 治療費は歯科医院が自由に決められるため、一定ではありません。 ペリオプロだけで治療を行うか、他の治療と組み合わせて行っているかでも治療費は異なるため、よく比較して検討してください。 また、ペリオプロは治療にかかる時間が長いという点もデメリットです。 歯石に薬剤を直接塗布することができれば10秒程度で柔らかくなりますが、歯茎の奥にある歯石まで届くには時間がかかります。 一度柔らかくなった歯石はずっと柔らかいというわけではなく、薬を塗布したら歯石の除去を行う必要があります。 後日改めて治療を受けるということはできないため、時間の余裕がある時に治療を受けましょう。 また、ペリオプロは歯石を溶かして消滅させるわけではなく、単に柔らかくするだけなので、柔らかくした歯石を除去する必要があります。 通常の歯石を除去するのと同じように、スケーリングが必要です。 人によっては、ペリオプロに含まれている成分にアレルギーがある人もいるでしょう。 特に、次亜塩酸ナトリウムにアレルギーがある可能性は、ごくわずかとはいえゼロではないため、事前にきちんと確認しましょう。 まとめ ペリオプロは、多くのメリットがある歯周病の治療方法です。 通常は除去が難しい歯茎の内側の細菌まで除菌でき、治療に伴う痛みも最小限にとどめられるため、体への負担を最小限に抑えられます。 また、菌の飛散を防止できるため、二次感染も防げるのです。 しかし、治療にかかる時間は長く、治療費も高いうデメリットがあります。 中には、含まれる成分にアレルギーがある人もいるので、注意してください。

2024.06.15

クレジット払いやデンタルローンでも医療費控除は受けられる?

歯科クリニックを利用する方の中には、クレジットカードで治療費を支払うという方もいるでしょう。 また取り扱いがある場合、デンタルローンで治療費をまかなうこともできます。 では、クレジット払いやデンタルローンで治療費を支払った場合でも、医療費控除は受けられるのでしょうか? 今回はこちらの点を中心に解説します。 歯科治療費のクレジット払いはメリットが多い 自由診療の治療を取り扱っている歯科クリニックでは、クレジット払いに対応しているケースも多いです。 クレジットカードで歯科治療費を支払えば、通常のショッピングと同じようにカードのポイントやマイルが貯まります。 また予期せぬ治療費がかかった場合でも、現金が足りなくなる心配がありません。 さらに支払いに利用するカードによっては、一括払いや分割払いなど、自身の経済状況に合わせて最適な支払いプランを選べます。 デンタルローンとは? デンタルローンは、借入金の用途が歯科治療に限定されているローン商品です。 歯科クリニックで行う治療の中には、保険が適用されない自由診療のものもあります。 自由診療の治療を受ける場合、患者さんがすべての治療費を負担しなければいけません。 こういった場合に、仮に手持ちの資金だけでは治療費をまかなえなかったとしても、デンタルローンを利用すれば資金を治療費の支払いに充てられます。 またデンタルローンには、歯科クリニックで申込ができる提携デンタルローンと、金融機関で契約する銀行系デンタルローンの2種類があります。 なおデンタルローンは、審査に通過しなければ利用できません。 審査については、主に属性情報や他社での借入状況、信用情報がチェックされることが多いです。 クレジット払いやデンタルローンでも医療費控除は受けられるのか? 結論からいうと、クレジット払いやデンタルローンでの支払いであっても、歯科治療費の医療費控除を受けることは可能です。 医療費控除は、その年にかかった医療費が10万円を超えている場合に活用できる制度です。 こちらの支払い方法については、特に指定されていません。 ただしクレジット払いやデンタルローンで医療費控除を受ける場合、対象の歯科治療を受けていることが条件になります。 例えば、虫歯治療やインプラント治療、親知らずの抜歯などについては、医療費控除の対象になります。 一方、見た目を美しくする審美目的の矯正治療やホワイトニングに関しては、支払い方法に関係なく、医療費控除の対象外です。 支払いをした日にちも重要 クレジット払いやデンタルローンでまかなった歯科治療費は、支払いをした日がいつなのかによって、医療費控除の手続きが変わってきます。 もし年をまたいで支払いを行った場合は、実際の支払いがあった年に申告しなければいけません。 例えば2024年11月に24回のデンタルローンを組んだ場合、2024年の医療費控除に含まれるのは、12月末までの支払い分のみです。 またクレジット払いの場合、歯科クリニックの窓口で治療費を精算した日の属する年の医療費控除の対象になります。 預金口座から、クレジットカード利用金額の引き落としがあったときではありませんので、間違えないように注意しましょう。 デンタルローンの利息は対象になる? デンタルローンはローン商品であるため、他のローン商品と同じように利息が発生します。 またこちらの利息は、歯科治療費を支払うために必要な費用と捉えることもできますが、残念ながら医療費控除の対象にはなりません。 対象になるのは、あくまでデンタルローンによってまかなった歯科治療費の金額のみです。 ちなみに医療費控除を受ける場合、医療費の支出を証明する書類が必要になりますが、デンタルローンを利用した場合は領収書が発行されません。 そのため、デンタルローン契約書の写しを領収書の代わりとして提出します。 その他の支払い方法における医療費控除について 歯科クリニックでの支払いで現金を用意できない場合は、クレジットカードやデンタルローンの他にも、電子マネーやバーコード決済などを使用することがあります。 こちらによる支払いに関しては、クレジット払いと同じような扱いになります。 歯科クリニックで支払いをした日が医療費控除の対象であり、引き落とし日は関係ありません。 また現金が足りない場合、カードローンで資金を調達する方もいるかもしれません。 カードローンは使用用途が限定されておらず、借りた資金は何に使っても自由です。 もちろん歯科治療費に充てることも可能であり、こちらの費用は現金と同じ扱いになるため、当然医療費控除の対象です。 まとめ 支払方法が何であろうと、基本的な要件さえクリアしていれば、歯科治療費の医療費控除は受けることが可能です。 ただしクレジット払いやデンタルローンの場合、現金よりも複雑な点がいくつか出てくるため、注意してください。 また歯科クリニックによってはいずれも利用できない可能性があるため、前もってホームページなどで確認しておくことをおすすめします。

2024.06.13

妊娠中のカルシウムが歯にどれだけ重要なのか解説します

女性は、妊娠すると体にさまざまな変化が起こります。 特に目立つのはお腹が大きくなっていくことです。 それだけでなく、見えないところでも変化は起こっているのです。 特に、歯の主な成分でもあるカルシウム不足には注意しましょう。 妊娠中のカルシウム不足に備えるにはどうしたらいいのか解説します。 妊娠中にカルシウムが不足する原因は? 妊娠中にカルシウムが不足することがあります。 カルシウムが不足すると、骨が脆くなるということはよく知られていますが、歯もカルシウムが主成分なので、不足すると健康を損なってしまいます。 カルシウムが不足するのは、お腹の中の子どもが成長するために必要となるからです。 子どもの骨や歯を形成するために、お母さんの体からカルシウムを吸収するため、カルシウムが不足してしまうのです。 日本人のカルシウム摂取量は、元々不足しているといわれています。 成人男性の推奨摂取量が1日650~800mg、女性が650mgであり、妊娠中は900mg、授乳の時期は1100mg摂取することが推奨されています。 しかし、ほとんどの人は400~500mgしか摂取できていません。 2018年のデータでは、20代女性の1日のカルシウム摂取量の中央値が356mg、30代女性が391mgしかありませんでした。 また、妊娠中の摂取量も普段と変わらず、362mgしかありません。 カルシウムは水にも含まれていますが、カルシウムが多く含まれているのは硬水という水です。 しかし、日本の水は一部を除き、基本的に軟水と呼ばれるものです。 水に含まれる硬水と軟水は、硬度として示されます。 日本の水道水に使用されるのは、硬度が1リットル当たり10mgから100mgまでの水です。 ごく狭い範囲で、おいしい水としての基準となっています。 また、飲料水以外では1リットル当たり300mgまでの水が認められています。 300mgという数字の基準は、石鹸を使用した際の泡立ちによるものです。 300mg以上になると泡立ちが悪くなるのです。 硬水と軟水の大きな違いとして、軟水は水道管を腐食させやすく、硬水はスケールを付着させやすいということが挙げられます。 スケールとは、電気ポットなどの中に残りやすい白い水垢のことです。 水道水に含まれるミネラルが原因で、硬度が高いほど付着しやすくなるのです。 ミネラルウォーターの中には硬水があり、さまざまな種類があります。 ミネラルウォーターの中でも特にカルシウムが多く含まれている硬水を妊娠中に飲むようにすると、カルシウムを摂取しやすくなるでしょう。 おすすめのカルシウム摂取の方法 普段のカルシウム摂取量が少ない場合には、日常生活の一部を変更する必要があるでしょう。 どのような点に気をつけると、カルシウムを摂取しやすくなるでしょうか? 気を付けるべき点として挙げられるのは、摂取する食品です。 カルシウムを摂取する方法として、多くの人は牛乳を思い浮かべるでしょう。 一般的な牛乳には200mlで約227mgのカルシウムが含まれていて、中にはおよそ3倍ものカルシウムが含まれている牛乳もあります。 牛乳を飲むとき、脂肪分やカロリーを気にする人もいますが、1日400ml程度なら飲んでもほとんど影響はありません。 妊娠中であれば、500mlが摂取の目安です。 他にも、チーズやヨーグルトなどの乳製品を摂取することをおすすめします。 中には、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするという人もいるでしょう。 その場合、乳製品なら問題なく摂取できるため、一度試してみてください。 日本で古くから摂取されているカルシウムといえば、骨ごと食べられる小魚です。 シラスやイワシなどの小魚などにはカルシウムが豊富に含まれていて、手軽に食べられます。 また、桜エビなどの殻ごと食べられるエビなどもおすすめです。 豆腐や納豆、油揚げなどの大豆製品にも、カルシウムは豊富に含まれています。 牛乳などと比べるとカルシウムの量は少ないものの、頻繁に食べやすい食材なので豊富に摂取できるでしょう。 チンゲン菜や小松菜などの野菜にも、カルシウムが多く含まれています。 中でも、モロヘイヤや水菜など、葉物野菜の多くにカルシウムが豊富に含まれています。 ゆでたり加熱したりすることで、嵩を減らしてたくさん食べることができるでしょう。 ヒジキは、カルシウムと一緒に鉄分も豊富に含まれているので、特におすすめです。 大豆製品はカルシウムが豊富で、食べやすいものも多いでしょう。 つわりがあると食べられるものは限られるので、無理をせずに摂取できるものを選んでください。 なお、カルシウムは、食材によって吸収率が異なります。 牛乳が最も吸収率が高いのですが、乳製品も同等の吸収率なので、牛乳が苦手な方は乳製品を食べるのがおすすめです。 豆腐や油揚げなどは、乳製品に次いで吸収率が高い食べ物で、たんぱく質も同時に摂取できます。 魚介類や野菜、海藻などの吸収率はあまり高くありませんが、他の食材と組み合わせやすいでしょう。 カルシウムを摂取するときは、ビタミンDが吸収を助けてくれます。 食品にはあまり含まれていませんが、日光浴によって体内で生成されるので、1日15分は日光浴をしてください。 まとめ 妊娠中は、お腹の中で子どもが形成されるときにお母さんからカルシウムを吸収するため、妊婦はカルシウム不足になりがちです。 カルシウムは歯の健康にもかかわるため、歯を大切にするためにもカルシウムを多く摂取しましょう。 牛乳などカルシウムが豊富な食品を多く摂取して、吸収を助けるビタミンDを生成するために日光浴をしてください。

2024.06.12

妊娠中に歯周病になるとどのような影響があるか解説します

妊娠中はホルモンバランスが崩れやすくなっているため、妊娠中特有の病気にかかることもあります。 妊娠中特有の病気の中には、歯周病に似た妊娠性歯肉炎という病気もあり、治療せずに悪化すると歯周病になってしまいます。 もしも妊娠中に歯周病を発症すると、どのような影響があるのでしょうか? 妊娠中の歯周病の影響について解説します。 妊娠中は歯周病になりやすい 妊娠中は、体に多くの変化が起こります。 「今まで好きだった食べ物が嫌いになった」「匂いを受け付けなくなった」という話をよく聞きますが、他にも多くの変化があるのです。 例えば、妊娠初期になりやすいものとして、頻尿や便秘が挙げられます。 体形も徐々に変化して、腰痛になりやすくなり、妊娠後期になると動悸、息切れなどが起こることもあります。 また、胃がもたれやすくなり、お腹のふくらみに応じて胃が圧迫されるようになります。 お腹が大きくなると食べ物の入るスペースが少なくなるため、妊娠前と比べて食べる量が減ってしまうでしょう。 妊娠中の変化は口内にも及び、歯茎に腫れが起こることもあります。 通常は歯周病が疑われますが、妊娠中に歯茎が腫れてきた場合には、妊娠性歯肉炎の疑いもあるため注意が必要です。 妊娠性歯肉炎とは、その名のとおり、妊娠中にだけ発症する歯肉炎です。 歯周病の初期症状である歯肉炎と同じように、歯茎の腫れや出血、痛み、赤みなどの症状が起こります。 妊娠性歯肉炎の原因となるのは、女性ホルモンの増加です。 妊娠中は女性ホルモンが変化し、エストロゲンというホルモンが増加します。 エストロゲンには、歯周病の原因となる細菌の動きを活発にする働きがあるため、妊娠性歯肉炎にかかりやすくなるのです。 また、エストロゲンの標的となるものに、歯肉を形成している細胞があります。 エストロゲンは歯茎を作る働きのある細胞を標的とするため、歯茎周辺に集まることが多く歯茎にも影響を与えるのです。 さらに、プロゲステロンという女性ホルモンも妊娠性歯肉炎の原因となります。 なぜなら、プロゲステロンには、プロスタグランジンという炎症を起こす物質を増加させる働きがあるからです。 特に、妊娠後期はかなり増加するため、注意が必要となります。 以上のとおり、女性ホルモンが増加することで妊娠性歯肉炎にかかりやすくなりますが、女性ホルモン以外にも、歯周病を引き起こす原因があります。 例えば、口内の食べかすも歯周病の原因となります。 妊娠中はつわりのために、丁寧な歯磨きができないケースが珍しくありません。 きちんと歯を磨けないことから、歯周病の発症リスクも高くなってしまいます。 なるべく気持ち悪くならないように工夫しながら、口内ケアを行う必要があります。 胎児にはどのような影響がある? 妊産婦さんが歯周病になると、胎児にも影響があります。 場合によっては、早産や低体重児出産になってしまうこともあるため、注意しなければなりません。 歯周病が胎児に影響するはどうしてでしょうか? 原因となるのは、プロゲステロンというホルモンです。 既述したとおり、妊娠中はプロゲステロンというホルモンが増加します。 プロゲステロンは炎症の原因となるホルモンであり、増加すると口内を中心として、全身に影響を及ぼします。 ホルモンバランスの乱れが原因で起こる歯茎の炎症が、妊娠性歯肉炎です。 プロゲステロンは、炎症を起こす原因となるプロスタグランジンを刺激するため、歯肉炎などが起こります。 しかし、プロスタグランジンは単に炎症を起こすだけのホルモンではありません。 なぜなら、プロスタグランジンには子宮を収縮させる働きもあり、出産の準備が整うと増加するホルモンであるからです。 プロゲステロンによって刺激されてプロスタグランジンが増殖すると、まだ出産時期ではないにも関わらず、子宮が収縮を始めてしまうことがあります。 子宮の収縮が始まると、体は「出産しなくてはならない」と誤解し、早産になってしまうのです。 歯周病の場合、早産になる確率は通常の2倍以上になるといわれています。 また、妊娠中にアルコールを摂取したり、喫煙したりすると体に悪影響を及ぼすということは広く知られていますが、実は、アルコールやタバコ以上に歯周病の方が危険を及ぼします。 特に注意が必要なのが、低出生体重児出産です。 歯周病の患者は、低出生体重児出産となるリスクが7倍にもなるといわれています。 タバコやアルコール、高齢出産などと比べても、はるかにリスクが高いのです。 低出生体重児は、出生後に医療的ケアが必要なケースが多く、発育や発達が遅れることもあるため、注意が必要です。 歯周病は、予防によって発症リスクを大幅に下げられる病気ですが、一度発症すると完治するまでに時間がかかります。 妊娠する前からきちんと予防して、口内の健康を維持しましょう。 まとめ 妊娠中は、歯周病になる可能性が高くなります。 妊娠中のホルモンバランスの乱れが原因で、歯周病の初期症状である歯肉炎と同じ症状の妊娠性歯肉炎になる可能性が高くなります。 放置して悪化すると、本格的な歯周病になってしまう恐れがあるのです。 歯周病になると、低出生体重児出産となるリスクが7倍になるといわれているため、妊娠前から口内の健康には十分に気をつけましょう。

2024.06.11

妊娠や出産によって歯がボロボロになるのか解説します

妊娠や出産によって、歯がボロボロになってしまうという話を聞いたことはありませんか? 妊娠について調べた時に散見される情報ですが、なぜ歯がボロボロになるのでしょうか? また、予防する方法はあるのでしょうか? 妊娠や出産で歯がボロボロになるのはなぜか、解説します。 妊娠や出産で歯にダメージがあるのか 妊娠や出産のタイミングで、口内環境が悪化して虫歯や歯周病になり、歯がボロボロになってしまうケースは珍しくありません。 かつては、お腹の赤ちゃんがお母さんのカルシウムを吸収するからだといわれていましたが、この説は真実ではありません。 歯がボロボロになる原因はいくつかありますが、主なものとして挙げられるものの一つに、妊娠による食生活の変化が挙げられます。 「つわりの影響で、今までと同じような食生活を続けられなくなった」という人は少なくないでしょう。 また、妊娠に伴い味覚が変化したことが原因になるケースもあります。 妊娠中に、酸っぱいものが食べたくなる、という話を聞いたことはありませんか? 実際に、妊娠してから酸味のある食べ物を好むようになったという人は少なくないようです。 トマトやレモン、柑橘類全般が好まれますが、酸味のある食べ物は歯を溶かしてしまいます。 そのため、たくさん食べると虫歯になりやすくなるのです。 また、妊娠によって甘いものを好むようになる人もいます。 甘いものは虫歯の原因となるため、虫歯のリスクが高まります。 こまめに食べたり間食が増えたりした場合に、すぐに歯を磨けていれば問題ありません。 しかし、中には歯ブラシを口に含んだだけで吐き気を催すために、こまめな歯磨きが出来ないケースもあるでしょう。 なかなか歯を磨けず、虫歯になることもあります。 さらに、妊娠中特有の口内の病気である妊娠性歯肉炎が、歯がボロボロになる原因となることもあります。 妊娠性歯肉炎とは、プロゲステロンとエストロゲンという2種類の女性ホルモンが増加することで、歯肉が炎症を起こす病気です。 プロゲステロンやエストロゲンは、歯周病菌や虫歯菌の増殖を促す働きがあり、歯肉の血液循環も妨げます。 増加すると歯周病になるリスクが高まるだけでなく、発症した後の進行スピードも速くなるのです。 歯がボロボロになる他の原因として、唾液の減少が挙げられます。 妊娠したことにより女性ホルモンのバランスが崩れ、以前よりも不安を覚えたり緊張したりすることが増えることがあります。 緊張や不安により唾液が減少すると、虫歯にかかりやすくなります。 なぜなら、唾液には口内の汚れを落として殺菌する作用があり、減少すると細菌が増殖しやすくなるからです。 免疫寛容という作用が歯をボロボロにする原因になることもあります。 免疫寛容とは、お腹の中にいる赤ちゃんを体が異物だと判断し、免疫機能が異物を排除しようとするのを防ぐ作用のことです。 免疫寛容が免疫力を抑えることで、虫歯や歯周病などの感染症にもかかりやすくなってしまうため、歯がボロボロになってしまうのです。 つわりがある時期は、口に何か入れるたびに気持ち悪くなることが珍しくありません。 そのため、歯磨きが十分にできないことがあります。 歯のメンテナンスを怠った結果、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。 赤ちゃんに影響はある? 妊娠中に歯がボロボロになった場合、赤ちゃんにも影響があるため注意が必要です。 妊娠中に虫歯や歯周病になると、早産や低出生体重児出産などのリスクが高くなります。 タバコやアルコール、高齢出産などよりも、歯周病のリスクの方が高いため、注意しなければなりません。 出産が近づくと、体内ではプロスタグランジンという物質を通常時の数十倍も分泌し、子宮が収縮して出産の準備が始まります。 歯周病になると炎症を抑制しようとしてプロスタグランジンが分泌されるため、出産準備をしている体が勘違いしてしまうのです。 また、歯がボロボロになった原因が虫歯の場合には、「お腹の中にいる赤ちゃんに感染するのではないか」と不安になる人もいるでしょう。 しかし、お腹の中にいる赤ちゃんに虫歯の原因菌は感染しません。 また、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にも、虫歯の原因となる細菌は存在していないのです。 ただし、生まれた後、日常生活の中で親など周囲の大人から細菌が感染するため、注意する必要があります。 感染の原因となるのは、キスや口移しでの食事、箸やスプーンなど食器の共用、口で息をかけて冷ます行為、同じタオルを使用するなど、子供の世話をする中での行為です。 唾液から虫歯の原因菌が感染してしまいます。 虫歯の原因菌が感染しやすい時期は、奥歯が生えてくる3歳頃までです。 しかし、3歳頃に虫歯の原因菌が口内に存在していなければ、一生虫歯になりにくくなるといわれています。 そのため、この時期に子供に虫歯を感染させないよう十分に気をつけましょう。 なお、妊娠中はつわりなどで体調が悪いこともあるでしょう。 そのような場合は、無理に歯磨きをする必要はありませんが、せめて口をゆすいでください。 歯磨きができないときでも、しっかりと口をゆすぐことで口内の汚れを洗い流せます。 丁寧に歯を磨くのは、体調がいい時にしましょう。 歯ブラシを口に入れるのを気持ち悪く感じる場合には、子供用のヘッドが小さい歯ブラシを使用してください。 夜は特に口内で細菌が増殖しているので、朝の歯磨きはできるだけしっかり行いましょう。 体調がいい時に、歯磨きに加えてデンタルフロスなどで歯の間の汚れもしっかり落とすと虫歯になりにくく、歯がボロボロになるのを防止できます。 まとめ 妊娠中や出産時は、お腹の中の赤ちゃんがカルシウムを吸収するためお母さんの歯がボロボロになるといわれていましたが、実は原因は赤ちゃんではありません。 妊娠中は口内のケアが不十分になりやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高くなることが原因です。 歯周病になると、出産の際に早産や低出生体重児出産になるリスクがタバコやアルコールよりも高くなってしまいます。 そのため、妊娠中は虫歯に加えて歯周病にかからないよう注意が必要です。 また、出産後は赤ちゃんに虫歯の原因菌を感染させないよう気をつけましょう。

2024.06.08
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