【川崎の歯医者で歯周病治療】歯周病を放置すると太りやすくなるって本当?
歯周病の症状が出ているにもかかわらず、治療を受けずに放置すると、症状は悪化する一方です。 また最終的には歯がグラグラと揺れ始めたり、抜け落ちたりすることもありますが、実は歯周病は肥満にもつながります。 今回は、歯周病を放置すると太りやすくなる理由について解説します。 歯周病を放置すると太りやすくなる理由4選 歯周病と肥満は一見関係のないものに見えますが、以下の理由により、歯周病を放置すると肥満体型になりやすいとされています。 ・炎症による脂肪代謝の阻害 ・食事内容の変化 ・咀嚼回数の減少 ・ストレスの影響 各項目について詳しく説明します。 炎症による脂肪代謝の阻害 歯周病を治療せずに放置している方は、炎症による脂肪代謝の阻害により、肥満のリスクが高まります。 太ってしまうということは、言い換えると脂肪が燃焼されていないということになります。 歯周病が進行すると、口内の細菌が血流を通じて体内にまで広がり、歯茎だけでなくさまざまな箇所に炎症を引き起こします。 またこの炎症が脂肪代謝を阻害し、肥満のリスクを高めることにつながります。 食事内容の変化 歯周病の方は、通常の口内環境の方とは食事内容が異なるケースがあります。 このような口にするものの変化も、肥満につながる原因の一つです。 丈夫な歯や歯茎を持っている方は、硬さのある野菜なども食べることができるため、意識さえすれば栄養バランスを整えられます。 一方重度の歯周病の方は、無意識のうちに硬い食べ物、線維質の食べ物などを避けるようになります。 その結果どうなるかというと、炭水化物ややわらかく脂質が多いものなどを頻繁に食べることになります。 このような食生活は、当然野菜なども積極的に摂取している場合と比べ、肥満につながりやすくなります。 咀嚼回数の減少 重度の歯周病を患っている方は、単に歯茎が炎症を起こしているだけでなく、歯がグラグラもしくは抜け落ちる段階にまで来ています。 このような方は咀嚼回数が減少し、太りやすくなります。 食事において咀嚼は、食べ物を噛み砕くことだけでなく、満腹感を得ることにもつながります。 咀嚼回数が多ければ満腹中枢が刺激されやすく、少量でもある程度満腹感を得られますが、あまり噛めない場合はなかなか満腹になりません。 いわゆる早食いの状態になると、単純に摂取カロリーが多くなり、太るリスクが高まります。 ましてや歯周病の方は、先ほども触れたように炭水化物や脂質中心の食事になりやすいため、より太ってしまうことが危惧されます。 ストレスの影響 歯周病を放置している場合、蓄積したストレスの影響で太りやすくなることも考えられます。 歯周病は自覚症状が少ないことで有名ですが、ある程度進行すれば歯茎の腫れや炎症、出血といった症状が見られるようになります。 またこれらの症状はとても不快なものであり、人によっては大きなストレスにつながります。 さらに歯周病のストレスが蓄積した方は、ストレス発散のために高カロリーのものを多く摂取しようとすることもあります。 このような状況が続くと、必然的に健康な歯茎を持つ方よりも太りやすくなります。 肥満が歯周病を引き起こすことも 慢性的な歯周病は肥満のリスクを高めますが、それとは逆に肥満が歯周病を引き起こすこともあります。 こちらは炎症性サイトカインという物質の働きが関係しています。 太ってしまうと、体内に炎症性サイトカインと呼ばれる物質が増加します。 炎症性サイトカインは、歯周病の原因である歯周病菌の増殖を促し、症状の進行を早めると考えられています。 また肥満と関連性の深い疾患に糖尿病がありますが、こちらも歯周病のリスクを高めるものです。 肥満が原因で糖尿病を患うと、血糖値が高くなって歯周病菌の栄養源が増加します。 その結果、口内の歯周病菌の動きを活発にしてしまい、歯周病の進行を早めてしまうという仕組みです。 “歯周病になると痩せる”は間違い? 歯周病が重度にまで進行すると、歯が動揺したり抜け落ちたりします。 こちらは歯槽骨が痩せてしまうことが原因ですが、顔や身体の見た目が痩せることにはつながりません。 また仮に痩せたように見えたとしても、それは決して健康的なものではありません。 人は、食べ物を噛むことで顎の骨に刺激を与えています。 しかし歯周病によって歯を失うと、刺激が加わらず徐々に顎の骨が痩せていきます。 さらに顎の骨が痩せると、その上に乗っている歯茎も痩せていき、人によっては顔貌が変わってしまうこともあります。 このとき以前より顔が細く見えたとしても、皆さんが目指している痩せ方とは程遠いです。 まとめ 歯周病の放置は全身にさまざまな影響を与えます。 今回解説した肥満はその一部であり、他にもあらゆる全身疾患を引き起こす可能性が高いのが、歯周病の怖いところです。 そのため、自覚症状がない方であっても、一度歯科クリニックで検診を受けることをおすすめします。 歯周病も虫歯と同じく、できる限り早めに発見した方が治療はしやすくなります。
2025.02.07