
複数の虫歯が重度にまで悪化し、歯がボロボロになっている方は、基本的に耐久性の低い歯ばかりの状態です。
そのため、治療を受けるまでの間、食事を摂る際には歯が欠けてしまわないようなものを選択しなければいけません。
今回は、ボロボロの歯が欠けやすい食べ物について解説します。
ボロボロの歯が欠けるリスクの高い食べ物5選
虫歯でボロボロの歯が欠けやすい食べ物は、主に以下の通りです。
- 硬度が高いもの
- スルメ
- 軟骨
- 茹でた貝類
- ポップコーン
各項目について詳しく説明します。
硬度が高いもの
硬度が高いものは、歯がボロボロの状態で食べるべきではありません。
通常なら問題なく噛める程度のものであっても、虫歯で耐久性を失った歯は簡単に欠けてしまう可能性があります。
例えば、煎餅やおかき、ナッツなどは硬い食べ物の代表例です。
これらを噛んだ拍子に歯が欠けてしまい、より食事がしにくくなってしまう可能性があります。
煎餅やおかきについては、外側がしっとりしているぬれせんべい、ぬれおかきも避けるのが無難です。
ぬれせんべいやぬれおかきは、グニャッとした食感が特徴ですが、元々は硬いものであるため、咀嚼時は意外と歯への負担があります。
また中身はやわらかくても、外側が硬いフランスパンは歯がボロボロの状態で食べるべきではありません。
さらに唐揚げやトンカツなどの揚げ物も、出来立ての場合は表面が硬い可能性があるため、注意しなければいけません。
ちなみに硬度の高いものとして注意すべき食べ物には、アイスキャンディーも挙げられます。
アイスクリームであれば、凍っている状態でもやわらかいですが、アイスキャンディーは外側がとても硬いです。
溶けてくれば咀嚼はできるかもしれませんが、虫歯が重度にまで進行している場合、歯がしみるため問題なく食べるのは困難です。
スルメ
歯がボロボロの方が避けたい食べ物としては、スルメも挙げられます。
スルメは乾物の一種であり、耐久性のない歯で噛み切ろうとすると、その拍子に前歯が欠けてしまう可能性があります。
またスルメは噛んでいるうちにやわらかくなりますが、何度も咀嚼しなければ飲み込むことができません。
そのため歯に負担を蓄積させ、欠けやすくすることも考えられます。
ちなみにビーフジャーキーなどの食べ物も、スルメと同じ理由で歯がボロボロのときに食べるべきではありません。
軟骨
そこまで硬さはないものの、歯がボロボロの場合は注意したい食べ物として、鶏などの軟骨が挙げられます。
軟骨はコリコリとした食感であり、ゆっくり噛めば硬度の高いものよりも咀嚼しやすいです。
しかしこれくらいの硬さであっても、虫歯が重度にまで進んでいる場合、歯が欠けるリスクは十分にあります。
また軟骨の焼き物、唐揚げなどに注意するのは当然ですが、特に注意したいのはつくねなどの食べ物です。
つくね自体はやわらかいですが、中には粗めの軟骨が含まれているというものもあります。
軟骨が入っていることを把握していなかった場合、やわらかいつくねを食べるつもりで思いっきり噛んでしまい、歯が欠けるリスクが高まります。
茹でた貝類
歯がボロボロの方が注意すべき食べ物としては、茹でた貝類も挙げられます。
こちらは、主にお寿司のネタなどで使用されるアワビ、サザエといった貝類を指しています。
貝類の中には、茹でると弾力が強くなるものもあります。
前歯で噛んだタイミングで歯が欠ける心配は少ないですが、何度も咀嚼することによって歯が欠ける可能性は十分にあります。
また茹でた貝類と同じく、何度も咀嚼することで歯が欠けやすい食べ物にホルモンが挙げられます。
ミノなどのホルモンは、お肉と違って焼いてもスッと噛み切れるようにはなりません。
かなり弾力が強いため、うかつに食べてしまわないように注意しましょう。
ポップコーン
虫歯で歯がボロボロの方が避けるべき意外な食べ物としては、ポップコーンも挙げられます。
ポップコーンは、豆を加熱して弾けさせることによって作られるもので、食感はやわらかいです。
そのため、歯が欠けるリスクはないように思えますが、弾けそびれた豆がそのまま残っている場合があります。
ポップコーンに使用される豆は非常に硬く、歯が通常の状態であっても、簡単に噛んで割ることが難しいほどです。
このことから、耐久性を失った歯だとかなりの高確率で欠けたり割れたりすることがわかります。
特に、火にかけて自分で作るタイプのポップコーンは、弾けずに残った豆が多く入っていることが多いです。
どうしても食べたいというのであれば、事前に豆は取り除いた方が良いでしょう。
まとめ
虫歯の状態を放置していると、どんどん歯は虫歯菌に侵食されていき、次第にまともな食事を摂れなくなってしまいます。
もちろん、食事内容が偏れば栄養不足につながりますし、無理やり食べようとすると歯が欠けるリスクは高まります。
そのため、なるべく早く治療を受け、何でも自由に食べられる状態にする必要があります。
虫歯治療が怖いという方は、ぜひ当院に相談してください。
この記事を監修した人
ふたば歯科クリニック 川崎本院
理事長 大木 烈
昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。