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【川崎の歯医者で歯周病治療】重度の歯周病を抱えたまま高齢になるとどうなる?

歯周病は、年齢に関係なく誰しもが発症のリスクを持つ疾患です。 当然若い方であっても、ブラッシングや食生活などの生活習慣が乱れていると、歯周病を発症します。 では早めに歯周病を放置せず、重度の状態になったまま高齢化すると、一体どうなってしまうのでしょうか? 今回はこちらの内容について解説します。 重度の歯周病を抱えたまま高齢化するデメリット5選 ここでいう重度の歯周病とは、歯周ポケットの深さが6mm以上で、歯を支える骨の半分以上が失われている状態を指します。 歯がぐらつき、歯茎から膿が出たり、口臭が強くなったりといった症状を伴います。 また歯周病を治療せず、歯や歯茎がボロボロの状態で高齢になると、以下のようなデメリットが生じます。 ・誤嚥性肺炎のリスクが高まる ・認知症のリスクが高まる ・コミュニケーションが取りづらくなる ・治療が身体の負担になる ・再発する可能性が高い 各デメリットについて詳しく説明します。 誤嚥性肺炎のリスクが高まる 歯周病をそのままの状態にし、重度にまで進行したまま放置すると、高齢になったとき誤嚥性肺炎のリスクが大きく上昇します。 誤嚥性肺炎は、主に食べ物や唾液が気道に入ってしまう誤嚥をきっかけに、口の中の細菌が入りに侵入して起こる肺炎です。 重度の歯周病を患っている場合、口内で歯周病菌が増殖するため、細菌を多く含んだ食べ物や唾液を誤嚥することにより、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。 また高齢の方は、若い方に比べて飲み込む力が弱くなっていて、誤嚥を防ぐためのむせる反応も弱くなっています。 そのため、誤嚥性肺炎を起こしやすいです。 ちなみに高齢の方が誤嚥性肺炎を起こした場合、死亡率は非常に高くなります。 高齢の方の死因を調べると、肺炎による死亡率は悪性新生物や脳血管疾患、心疾患の3大疾患より高くなっています。 認知症のリスクが高まる 重度の歯周病を抱えたまま高齢になってしまうと、認知症を発症するリスクも高まります。 歯周病になると口内に違和感や痛みが出始めるため、食事の際無意識のうちにものを噛まないようになります。 噛む回数が減少すると、次第に噛む力も弱くなっていき、脳への刺激が少なくなります。 これにより、認知症を発症しやすくなるという仕組みです。 また認知症を発症してしまうと、患者さん一人で歯科クリニックに通院したり、セルフケアを行ったりすることは困難です。 その結果、歯周病がなかなか改善しなかったり、虫歯など別の疾患を引き起こしてしまったりすることもあります。 ちなみに、認知症は高齢化とともに増加しています。 65歳以上の高齢者の約16%は認知症であり、このことを考えても歯周病で認知症のリスクを高めることは非常に危険だと言えます。 コミュニケーションが取りづらくなる 周りとのコミュニケーションが取りづらくなるのも、重度の歯周病のまま高齢になってしまうデメリットの一つです。 年齢を重ねても、家族や友人と楽しく会話したいと考える方は多いでしょう。 しかし、重度の歯周病だと歯が抜け落ちる可能性が高く、抜け落ちた場合は発音に影響を及ぼします。 例えば特定の音が発音できない場合、相手に何度も聞き返されてしまい、徐々にコミュニケーションを取るのが面倒になります。 また重度の歯周病を放置している場合、口内からは強烈な口臭が発せられている可能性が高いです。 口臭が出ている状態でコミュニケーションを取ろうとしても、相手には避けられがちになり、少しずつ話す機会は減っていきます。 ちなみに、このようにコミュニケーションが取りづらくなることは、前述した認知症のリスクを高める要因でもあります。 治療が身体の負担になる 高齢になるまで歯周病を放置していると、いざ治療を受けるとなったときに身体の負担が大きくなります。 歯周病を治療したくでも、高齢の方が毎日歯科クリニックに通院するのは、決して簡単ではありません。 すぐ近所に歯科クリニックがあれば良いですが、遠方の場合はかなりの負担になります。 また通院だけでなく、スケーリングやルートプレーニングなど、歯周病治療そのものも身体の負担が大きいです。 歯科クリニックでは長時間同じ体勢で口を開ける必要があるため、身体の衰えが激しい場合は治療が困難になります。 再発する可能性が高い 歯周病を治療しないまま高齢になると、一度歯周病を治療しても再発するリスクが高まります。 こちらは免疫力やセルフケアの精度が関係しています。 高齢の方は、若い方に比べて身体の免疫力が低下します。 これは当然口内でも言えることであり、少しケアを怠っただけでもすぐに歯周病にかかる可能性があります。 また高齢で手足が不自由な方などは、満足にブラッシングなどのセルフケアができないため、十分にプラークを除去できないことも考えられます。 まとめ すでに重度の歯周病を患っていて、歯も歯茎もかなりのダメージを受けているという方は、早めに歯科クリニックに相談してください。 高齢になってから治療をしようとしても、さまざまな障害によって満足に治療できないことがあります。 また重度の歯周病は、若い方でも全身疾患を引き起こす原因になるため、すぐにでも治療を受けなければいけません。

2025.02.12

【川崎の歯医者で虫歯治療】虫歯の治療費が支払えないときにやってはいけないこととは?

虫歯で歯がボロボロになった方の中には、治療費を支払う余裕がなく放置している方もいるでしょう。 虫歯治療費は重症化するほど高額になるため、支払いが苦しくなることは考えられます。 しかし、だからといって資金の調達方法を誤ってはいけません。 今回は、虫歯の治療費が支払えないときのNG行動について解説します。 歯がボロボロの場合の虫歯治療費はどれくらい? 全体的に虫歯を発症し、歯がボロボロで通常の生活もままならないような状況の場合、治療費はかなり高額になります。 例えば抜歯が必要な場合、保険診療(3割負担)でも1本5,000円前後、自由診療だと5,000~15,000円程度の費用がかかります。 またブリッジを装着する場合、保険診療(3割負担)でも20,000~30,000円程度、自由診療の場合は40,000~130,000円ほど治療費を支払わなければいけません。 もちろん何本も虫歯がある方は、本数に応じて治療費がさらにかさむため、数十万円単位の費用を用意しなければいけないこともあります。 自身の生活費を支払うので精一杯という方は、これほどの費用をなかなか用意できません。 虫歯治療費が支払えないときのNG行動4選 虫歯治療費が支払えない場合でも、何とかボロボロの歯を治療したいと考える方はいるでしょう。 しかし、だからといって以下のような方法は絶対に選択してはいけません。 ・カードローン ・違法業者からの借入 ・家族や友人からの借金 ・クレジットカードの現金化 各項目について詳しく説明します。 カードローン カードローンは、銀行や消費者金融などの金融機関が提供する個人向けの融資サービスです。 ローン専用のカードや銀行のキャッシュカードを使い、利用限度額の範囲内で必要な金額を借り入れることができます。 今や手軽に現金を手に入れられる方法として一般化していますが、カードローンは金利が高く返済が負担になる可能性が高いです。 そのため、借入時点で一切返済の目途が立っていない場合、利用するのはとても危険です。 またカードローンは何の手続きも必要なく、ATMなどで30万円程度までパッと引き出せてしまいます。 このことから、もはや借金という感覚すら薄れてしまうかもしれません。 簡単に借りられるということは、それなりのデメリットがあるということを肝に銘じておきましょう。 違法業者からの借入 虫歯治療費を支払えない場合であっても、違法業者からの借入は絶対にNGです。 先ほど解説したカードローンなどの場合、賃金業法によって金利の上限額は年率15~20%までと定められています。 しかし違法業者の場合、年率20%以上の多額の金利で貸付を行うケースもあります。 利息が高額なことから一度借入を行うと返済が難しく、返済をするために別の消費者金融や違法業者から借入を行うと、さらなる悪循環に陥ります。 さらに違法業者の場合、返済が遅れると債務者に何らかの危害を加えてくる可能性もあるため、注意してください。 家族や友人からの借金 信頼できる家族や友人などから治療費分を借りるという方法は、もっとも手軽かつ安全な方法だと言えます。 しかし金銭の貸し借りにより、互いの関係性が不安定になってしまうこともあるため、基本的には借りないことをおすすめします。 もし返済できないということになったら、“金の切れ目が縁の切れ目”というように、完全に信頼関係が崩壊してしまうかもしれません。 もし家族や友人に借りるのであれば、返済期日や返済方法、利息などを記載した借用書をつくるなどの対策が必要です。 クレジットカードの現金化 クレジットカードの現金化も、虫歯治療費を支払えないからとって選択してはいけない方法の一つです。 こちらはクレジットカードのショッピング枠を利用し、購入した商品を売却することで、一時的に現金を手に入れる方法です。 購入したものを売却しているだけであるため、一見問題ないように見えますが、通常クレジットカードでは現金化目的のショッピング枠の利用を禁止しています。 もし違反していることが判明すると、クレジットカードの利用ができなくなるだけでなく、強制退会させられたり、残債があれば一括請求されたりするおそれがあります。 正しい虫歯治療費の調達方法 虫歯治療費が支払えない場合、デンタルローンを利用するのがおすすめです。 デンタルローンは歯科クリニックでの支払いに利用できるローンであり、提携金融機関が治療費を立て替え、利用者が後々分割で返済していく仕組みです。 カードローンのように好き放題借りることはできないため、最低限の借入で虫歯治療費を確保できます。 ただし利息や手数料が発生する点はカードローンと同じであり、そもそも審査に通過しなければ利用することができません。 まとめ 虫歯治療費が用意できない方は、資金調達のために行動する前に、まずは歯科クリニックに相談することをおすすめします。 「ボロボロの歯を治したいけどお金がない」と正直に伝えれば、歯科クリニックは適切な対処法についてアドバイスをしてくれます。 また予算が決まっている方は、その金額を提示することにより、予算の範囲内で可能な限り適切な治療計画を立ててくれることもあります。

2025.02.11

【川崎の歯医者で虫歯治療】銀歯のメタルタトゥーを放置するデメリット

銀歯はある程度の耐久性を持った詰め物ですが、保険診療のためそこまで品質が良いわけではありません。 また金属製であることから生じるリスクもあり、その一つがメタルタトゥーです。 今回は、銀歯の装着によって発生するメタルタトゥーの概要や、メタルタトゥーを放置するデメリットについて解説します。 メタルタトゥーの概要 メタルタトゥーは、銀歯の金属から溶け出した金属イオンが歯茎に沈着し、黒ずんでしまう現象です。 茎の根元付近に、帯状もしくは斑点状に黒い変色が見られるのが特徴で、金属アレルギーと並び金属が引き起こす口内トラブルとして危惧されています。 またメタルタトゥーの原因は、銀歯をはじめとする金属の詰め物が劣化することです。 同じ銀歯を長く使用しているほど、症状が強くなる傾向にあります。 ちなみにセラミックなど、金属を使用していない素材では、当然メタルタトゥーは発生しません。 銀歯のメタルタトゥーを放置するデメリットとは? すでに銀歯の影響により、歯茎にメタルタトゥーの症状が出ているにもかかわらず放置すると、以下のようなデメリットが生じます。 ・さらに範囲が広がる ・悪い印象を与える ・コンプレックスになる ・二次虫歯のリスクが高まる ・扁平苔癬のリスクが高まる 各デメリットについて詳しく説明します。 さらに範囲が広がる メタルタトゥーをそのまま放置すると、当然歯茎が黒ずむ範囲は広くなります。 最初は銀歯の近くのほんの一部だったにもかかわらず、気付いたら銀歯がある方(上もしくは下)の歯茎が全体的に黒くなっているというケースも珍しくありません。 こちらは銀歯が口内に存在する限り、金属イオンが歯茎に漏れ続けているからです。 悪い印象を与える メタルタトゥーで歯茎が黒ずんだ状態をそのままにしていると、相手に与える印象も当然悪くなります。 歯茎が黒いことで抱かれやすいイメージとして多いのは、“不健康”や“不潔”、“不衛生”などです。 そのため、面接など印象が重視される場面では不利になることがあります。 また歯茎が黒い場合、“ブラッシングが不十分=自己管理ができない”というイメージを与えてしまうこともあります。 こちらも職場などで与える印象としては良くありません。 コンプレックスになる 歯茎が黒ずんでいることにより、周りから避けられるようになったり、指摘されるようになったりすると、見た目にコンプレックスを抱く可能性もあります。 また自身の見た目が気になることから、人前で口を開けられなかったり、無意識に口を手で隠す癖が付いたりすることも考えられます。 もちろんこのような生活が続くと、徐々に周りとのコミュニケーションは希薄になり、どんどん孤立してしまう可能性もあります。 二次虫歯のリスクが高まる 実はメタルタトゥーは、二次虫歯のリスクが高まることにもつながります。 なぜなら、メタルタトゥーは銀歯が劣化していなければ起こり得ない症状だからです。 銀歯はたださえそれほど精度が高くない上に、劣化すると歯との隙間が大きくなったり、破損しやすくなったりします。 もちろん隙間が大きくなったり、割れた部分があったりすると、その分虫歯菌が銀歯の下に入り込みやすくなり、二次虫歯のリスクは高まります。 扁平苔癬のリスクが高まる 銀歯によるメタルタトゥーは、時折扁平苔癬を引き起こすこともあります。 扁平苔癬は、皮膚や粘膜にできる炎症性の発疹であり、かゆみを伴います。 赤色もしくは紫色の小さな隆起した発疹が現れ、飲食やブラッシングなどの際に接触するとしみるのが特徴です。 また扁平苔癬は再発性の難治性疾患として知られ、稀ではありますががん化することもあります。 つまりメタルタトゥーを放置していると、口内でがんが発生する可能性があるということです。 メタルタトゥーは放置してしまいがち メタルタトゥーの厄介なところは、多くの方が放置してしまいがちだということです。 前述の通りメタルタトゥーにはさまざまなデメリットがありますが、扁平苔癬などを発症しない限り、痛みなどのわかりやすい症状は出ません。 この点については、サイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれる歯周病と似ています。 歯周病も痛みはほとんど出ないことから、放置して最終的には歯が動揺するほど重度にまで進行しがちです。 また一度メタルタトゥーを発症すると、レーザー治療やケミカルガムピーリングなどの治療を受けなければ、歯茎の色が元に戻ることはありません。 これらの治療は、取り扱っていない歯科クリニックも多いため、基本的には発症しないように気を付けることが大切です。 まとめ メタルタトゥーのリスクをなくすには、やはり銀歯ではなく、セラミックなど金属不使用の補綴物を選ぶことをおすすめします。 これらの素材はメタルフリーと呼ばれ、メタルタトゥーだけでなく金属アレルギーを発症するリスクもありません。 また銀歯と比べて元々の審美性が高かったり、寿命が長かったりと、費用はある程度かかるもののさまざまなメリットがあります。

2025.02.08

【川崎の歯医者で歯周病治療】歯周病を放置すると太りやすくなるって本当?

歯周病の症状が出ているにもかかわらず、治療を受けずに放置すると、症状は悪化する一方です。 また最終的には歯がグラグラと揺れ始めたり、抜け落ちたりすることもありますが、実は歯周病は肥満にもつながります。 今回は、歯周病を放置すると太りやすくなる理由について解説します。 歯周病を放置すると太りやすくなる理由4選 歯周病と肥満は一見関係のないものに見えますが、以下の理由により、歯周病を放置すると肥満体型になりやすいとされています。 ・炎症による脂肪代謝の阻害 ・食事内容の変化 ・咀嚼回数の減少 ・ストレスの影響 各項目について詳しく説明します。 炎症による脂肪代謝の阻害 歯周病を治療せずに放置している方は、炎症による脂肪代謝の阻害により、肥満のリスクが高まります。 太ってしまうということは、言い換えると脂肪が燃焼されていないということになります。 歯周病が進行すると、口内の細菌が血流を通じて体内にまで広がり、歯茎だけでなくさまざまな箇所に炎症を引き起こします。 またこの炎症が脂肪代謝を阻害し、肥満のリスクを高めることにつながります。 食事内容の変化 歯周病の方は、通常の口内環境の方とは食事内容が異なるケースがあります。 このような口にするものの変化も、肥満につながる原因の一つです。 丈夫な歯や歯茎を持っている方は、硬さのある野菜なども食べることができるため、意識さえすれば栄養バランスを整えられます。 一方重度の歯周病の方は、無意識のうちに硬い食べ物、線維質の食べ物などを避けるようになります。 その結果どうなるかというと、炭水化物ややわらかく脂質が多いものなどを頻繁に食べることになります。 このような食生活は、当然野菜なども積極的に摂取している場合と比べ、肥満につながりやすくなります。 咀嚼回数の減少 重度の歯周病を患っている方は、単に歯茎が炎症を起こしているだけでなく、歯がグラグラもしくは抜け落ちる段階にまで来ています。 このような方は咀嚼回数が減少し、太りやすくなります。 食事において咀嚼は、食べ物を噛み砕くことだけでなく、満腹感を得ることにもつながります。 咀嚼回数が多ければ満腹中枢が刺激されやすく、少量でもある程度満腹感を得られますが、あまり噛めない場合はなかなか満腹になりません。 いわゆる早食いの状態になると、単純に摂取カロリーが多くなり、太るリスクが高まります。 ましてや歯周病の方は、先ほども触れたように炭水化物や脂質中心の食事になりやすいため、より太ってしまうことが危惧されます。 ストレスの影響 歯周病を放置している場合、蓄積したストレスの影響で太りやすくなることも考えられます。 歯周病は自覚症状が少ないことで有名ですが、ある程度進行すれば歯茎の腫れや炎症、出血といった症状が見られるようになります。 またこれらの症状はとても不快なものであり、人によっては大きなストレスにつながります。 さらに歯周病のストレスが蓄積した方は、ストレス発散のために高カロリーのものを多く摂取しようとすることもあります。 このような状況が続くと、必然的に健康な歯茎を持つ方よりも太りやすくなります。 肥満が歯周病を引き起こすことも 慢性的な歯周病は肥満のリスクを高めますが、それとは逆に肥満が歯周病を引き起こすこともあります。 こちらは炎症性サイトカインという物質の働きが関係しています。 太ってしまうと、体内に炎症性サイトカインと呼ばれる物質が増加します。 炎症性サイトカインは、歯周病の原因である歯周病菌の増殖を促し、症状の進行を早めると考えられています。 また肥満と関連性の深い疾患に糖尿病がありますが、こちらも歯周病のリスクを高めるものです。 肥満が原因で糖尿病を患うと、血糖値が高くなって歯周病菌の栄養源が増加します。 その結果、口内の歯周病菌の動きを活発にしてしまい、歯周病の進行を早めてしまうという仕組みです。 “歯周病になると痩せる”は間違い? 歯周病が重度にまで進行すると、歯が動揺したり抜け落ちたりします。 こちらは歯槽骨が痩せてしまうことが原因ですが、顔や身体の見た目が痩せることにはつながりません。 また仮に痩せたように見えたとしても、それは決して健康的なものではありません。 人は、食べ物を噛むことで顎の骨に刺激を与えています。 しかし歯周病によって歯を失うと、刺激が加わらず徐々に顎の骨が痩せていきます。 さらに顎の骨が痩せると、その上に乗っている歯茎も痩せていき、人によっては顔貌が変わってしまうこともあります。 このとき以前より顔が細く見えたとしても、皆さんが目指している痩せ方とは程遠いです。 まとめ 歯周病の放置は全身にさまざまな影響を与えます。 今回解説した肥満はその一部であり、他にもあらゆる全身疾患を引き起こす可能性が高いのが、歯周病の怖いところです。 そのため、自覚症状がない方であっても、一度歯科クリニックで検診を受けることをおすすめします。 歯周病も虫歯と同じく、できる限り早めに発見した方が治療はしやすくなります。

2025.02.07

【川崎の歯医者・予防歯科】歯がボロボロになる酸蝕歯を招く食べ物とは?

歯がボロボロになる原因は、虫歯や歯周病を治療せず放置することだけではありません。 あまり知られていないかもしれませんが、酸蝕歯という症状も歯を溶かし、ボロボロにする原因の一つです。 今回は酸蝕歯の概要や、酸蝕歯を招きやすい食べ物・飲み物などについて解説します。 酸蝕歯の概要 酸蝕歯は、酸によって表面のエナメル質が溶けてしまった歯です。 エナメル質は人間が持つ組織の中でもっとも硬いですが、酸性の強い飲食物などの作用によって溶けてしまいます。 この現象を脱灰といい、通常は口内が中性に戻ると、歯にミネラル成分が吸収されて溶けた部分が元に戻る再石灰化が起こります。 しかし口内が酸性の時間が長いと、再石灰化が追い付かず徐々に歯は溶けていきます。 ちなみに、2015年に行われた調査によると、約4人に1人が酸蝕歯であることがわかっています。 近年では、虫歯や歯周病に次ぐ第3の歯科疾患として問題視されています。 酸蝕歯を招きやすい飲食物について 酸蝕歯を招きやすい食べ物や飲み物には、主に以下のものが挙げられます。 ・柑橘類 ・お酢 ・炭酸飲料 ・ワイン それぞれ詳しく説明します。 柑橘類 柑橘類をよく食べるという方は、酸蝕歯のリスクが高まるため注意が必要です。 通常、口内はpH7.0前後の中性に保たれていますが、エナメル質はpH5.5以下になると溶けてしまいます。 柑橘類のレモンはpH2.1、グレープフルーツは3.2、オレンジやミカンは3.5~3.6と、いずれも酸蝕歯のリスクが高い数値です。 もちろん、こちらは柑橘類の果物をそのまま食べた場合だけでなく、ジュースにしたものを飲んだ場合にも言えることです。 特にオレンジジュースは、朝食などで毎日のように摂取している方も多いため、注意しなければいけません。 お酢 お酢も酸蝕歯のリスクが高い飲食物として知られています。 お酢をそのままの状態で摂取することはそれほど多くないかもしれませんが、特に注意したいのはドレッシングです。 サラダには必ずドレッシングをかけるという方もいるかと思いますが、ドレッシングにはほぼ100%お酢が使用されています。 ちなみに食べ物でいうと、お酢の味が大部分を占める酢の物、もずく酢などには注意が必要です。 もちろん、健康のために黒酢ドリンクなどを飲んでいる方も、知らず知らずのうちに酸蝕歯のリスクは高くなっています。 炭酸飲料 炭酸飲料も、毎日のように摂取すると酸蝕歯を引き起こし、歯がボロボロになる可能性があります。 例えば炭酸飲料の中でも人気のコーラは、pH2.0と極めて低いです。 「コーラを飲むと歯が溶ける」と小さい頃に言われた経験がある方もいるかと思いますが、こちらはあながち間違ってはいません。 実際、コーラの中に抜いた歯をそのまま2日ほど放置すると、歯はゴムのようにやわらかくなります。 また栄養ドリンクもpH3.0と酸性が強いため、たとえ健康的なものでも摂取のし過ぎは良くありません。 ちなみに炭酸水はそれほど酸性が強くありませんが、それでも市販されている商品の多くはpH5.0前後です。 たまに飲む程度であれば問題ありませんが、毎食水やお茶の代わりに飲んでいるという方は、酸蝕歯を招く可能性が高まります。 ワイン アルコール類の中でいうと、ワインは酸蝕歯のリスクが高いです。 ワインはブドウに含まれる酒石酸、リンゴ酸などの酸によって酸性を示します。 赤ワインと白ワインのpHはどちらもそれほど変わらず、3.0~3.5程度と非常に低いです。 またワインはただでさえ酸性が強い上に、ゆっくりと飲む機会が多い飲み物です。 いわゆるダラダラ飲みは、口内を酸性状態にする時間を長くするため、酸によって歯が溶かされていくのを止められません。 ワイン以外でいうと、ビールや日本酒、チューハイやワインなどもpHが低く、酸蝕歯を引き起こしやすいです。 ちなみにアルコールには利尿作用があり、体内の水分を減少させるため、口腔乾燥を引き起こすこともあります。 口腔乾燥は、虫歯や歯周病のリスクも高めるため、酸蝕歯とは違う原因で歯がボロボロになってしまうことも考えられます。 摂食障害が酸蝕歯を引き起こすことも 飲食物だけでなく、摂食障害という疾患が酸蝕歯を招くこともあります。 こちらは摂食障害により、胃酸の逆流が起こることが原因です。 摂食障害は、食事の量や食べ方などの食行動における異常が続き、心と身体の両方に影響が及ぶ疾患です。 特に多いのは、必要な量の食事を食べられず、極度に痩せてしまうという症状です。 また摂食障害による嘔吐は、胃酸を逆流させるため、酸蝕歯の原因になります。 特に前歯の裏はダメージを受けやすく、知らないうちに歯の厚みが極端になくなっていることもあります。 まとめ 酸蝕歯は歯の先端が薄く透けて見えたり、歯の表面がくぼんだり、歯の角が丸みを帯びたりといった症状を伴います。 また熱いものや冷たいものがしみることもあるため、歯に違和感が出た場合はすぐ歯科クリニックに相談しましょう。 症状があるにもかかわらず、放置して現在の食生活を続けていると、口内環境は著しく劣化するおそれがあります。

2025.02.06

【川崎の歯医者で虫歯治療】虫歯につながりやすい生活習慣について

虫歯は早い段階で治療を受けることにより、重大なトラブルにつながることなく完治させられます。 しかし何度治療しても虫歯になるという方は、ブラッシング不足や甘いものの過剰摂取など以外にも、生活習慣に問題がある可能性が高いです。 今回は、虫歯につながりやすい生活習慣について解説します。 虫歯につながりやすい生活習慣7選 以下の生活習慣に当てはまる数が多いほど、何回治療をしても虫歯を再発しやすくなります。 ・間食が多い ・早食いをする ・口呼吸をする ・運動不足 ・睡眠不足 ・飲酒 ・喫煙 各項目について詳しく説明します。 間食が多い 食事関連の習慣でいうと、間食が多い方は虫歯を引き起こしやすくなります。 具体的には糖分を多く含む間食を摂取することで、口内に糖分が長時間滞在し、虫歯菌が酸をつくり出すからです。 また間食の回数が多い場合、脱灰が何度も繰り返されて再石灰化が追い付かなくなるため、歯のミネラル分がどんどん溶けて穴が開き、虫歯を発症します。 特に糖分が多く歯にくっつきやすい食べ物は、間食によるデメリットをさらに大きくする可能性があります。 早食いをする 早食いも、虫歯のリスクを高める生活習慣の一つです。 早食いをしている方は、あまり食べ物を噛まずに飲み込んでいます。 このように咀嚼回数が少ない場合、唾液の分泌量が減り、口内の洗浄力が低下して虫歯菌が増えやすくなります。 ちなみに早食いは歯周病や口臭のリスクも高める上に、胃腸に負担がかかったり、満腹感を得られず太りやすくなったりする原因にもなります。 また咀嚼回数が少ないことから、脳の働きも鈍くなり、仕事や学業にも影響が出やすいです。 口呼吸をする 普段無意識に口で呼吸をしているという方も、虫歯のリスクは高まりやすいです。 本来呼吸を行う器官は鼻ですが、慢性的な鼻炎を患う方などは、口で呼吸する機会が多くなります。 また口呼吸は口内を乾燥させるため、早食いと同じように唾液の分泌量が減少し、虫歯菌が口内に残りやすくなる原因となります。 特に睡眠中に口呼吸をしている場合、より口内が乾燥している時間が長くなるため、虫歯を引き起こす可能性は極めて高いです。 運動不足 意外だと思われる方もいるかもしれませんが、実は運動不足も虫歯のリスクを高める要因です。 こちらは運動をしないことにより、免疫力が低下するからです。 運動不足によって免疫力が下がると、口内で虫歯菌が繁殖しやすくなります。 また発症した虫歯は、免疫力が低下した身体を早いスピードで蝕んでいきます。 ちなみにすでに虫歯を発症している方は、痛みと戦いながら生活することになるため、なかなか身体を動かす気が起きません。 そのため、さらに運動不足になり、虫歯のリスクが高まるという悪循環に陥ります。 睡眠不足 睡眠不足も、虫歯の発症リスクを高める生活習慣です。 睡眠不足になるとストレスホルモンが増加し、唾液の分泌を阻害します。 その結果、口内の抗菌作用や再石灰化作用、自浄作用が弱くなり、最終的には虫歯を引き起こします。 また睡眠不足は運動不足と同じく、身体の免疫力も低下させます。 このことから、虫歯だけでなく風邪など他の疾患のリスクも高くなります。 ちなみに、虫歯は夜寝る前に痛みが強くなりやすいという特徴があります。 そのためすでに発症している虫歯を放置している方は、夜深い眠りにつくことが難しくなり、睡眠不足に陥りやすいです。 飲酒 日頃頻繁にお酒を飲むという方も、虫歯を発症するリスクが高まるため、注意が必要です。 アルコールそのものは虫歯の原因にはなりませんが、アルコール飲料に含まれる糖分や酸は虫歯菌の大好物です。 また飲酒後はブラッシングが面倒になることも多く、磨かなかったり適当になったりしがちなため、虫歯菌が活動して歯を溶かすリスクが高まります。 さらにアルコールには利尿作用があり、長い時間摂取していればいるほど口内から水分が抜けていきます。 すると口内が乾燥し、虫歯を発症する可能性はさらに高くなります。 喫煙 百害あって一利なしと言われることも多い喫煙ですが、こちらは虫歯のリスクを高める生活習慣でもあります。 タバコにはさまざまな有害物質が含まれていて、特に虫歯と関連性が深いのはニコチンや一酸化炭素です。 これらの物質は唾液の分泌量を減少させ、口内環境を悪化させる原因になります。 また喫煙をしている方は、歯周ポケットに菌が繁殖しやすい環境になるため、歯周病のリスクも高まります。 ちなみに、タバコのニコチンやタールは口臭の原因になりますし、味覚障害を引き起こすことも考えられます。 まとめ 虫歯と関連性のある生活習慣として、ブラッシングや食事の内容については認識している方も多いかと思います。 しかし、実際はそれだけでなく食べ方や運動、睡眠など、虫歯と関連性の深い生活習慣は数多くあります。 これまで節制せずに生活してきた方は、すべての生活習慣を一度に改善するのが難しいかもしれませんが、虫歯のリスクを高めるものはできる限り生活から排除すべきです。

2025.02.05

【川崎の歯医者で虫歯治療】銀歯が口臭を引き起こしやすい理由

銀歯はほぼすべての歯科クリニックで取り扱っている補綴物で、正式には金銀パラジウム合金と呼ばれるものです。 特にこだわりがない方は、虫歯治療時の詰め物として銀歯を選択することも多いですが、こちらは口臭を引き起こしやすいというデメリットがあります。 今回は、銀歯が口臭を発する原因や特徴などを解説します。 銀歯が口臭を発生させやすい理由4選 以下の理由により、銀歯は口臭を発するケースが多くなっています。 ・二次虫歯になりやすい ・キズがつきやすい ・銀歯と歯の間に汚れが溜まりやすい ・セメントが溶ける 各項目について詳しく説明します。 二次虫歯になりやすい 銀歯は二次虫歯になりやすく、こちらが口臭を引き起こしやすい理由でもあります。 二次虫歯は、虫歯治療を行った箇所が再び虫歯になる現象です。 銀歯は金属でつくられているため、飲食の温度によって収縮と膨張を繰り返すことにより、歯との間に隙間ができ、虫歯菌が入り込みやすくなります。 また自由診療のセラミックなどと比べて、補綴物そのものの精度がそれほど高くない銀歯は、歯との間に隙間ができやすいです。 こちらも二次虫歯のリスクが高くなる原因です。 二次虫歯を発症すると、銀歯の下で知らず知らずのうちに虫歯ができ、症状が進行していきます。 虫歯菌が繁殖する過程においては、代謝産物が放出されるため、それが口臭となって口から発せられることがあります。 キズがつきやすい 銀歯は保険診療の詰め物であり、お世辞にも高品質とは言えません。 そのため、使用していると徐々に表面にキズがつきます。 また他の補綴物よりも銀歯はキズがつきやすく、それも口臭を引き起こしやすい理由の一つです。 銀歯は金属製のため、耐久性に関してはある程度備わっています。 しかしキズが付きやすいことから、表面に食べカスやプラークがたまりやすく、細菌の働きによって口臭が出やすくなります。 もちろん銀歯を使用している期間が長ければ長いほど、キズは増えていきますし、それと比例するように口臭もひどくなっていきます。 銀歯と歯の間に汚れが溜まりやすい 先ほども少し触れましたが、銀歯は歯との境目に隙間ができやすいです。 またここから内部に細菌が入りやすいということは、境目には汚れが付着しやすいということでもあります。 この部分で蓄積された汚れが原因で、口臭を発することも考えられます。 もちろん、銀歯の精度は歯科クリニックによって異なります。 腕の良い歯科医師や歯科技工士がいる歯科クリニックの方が、当然銀歯の精度も高いですが、どれほど精密でも一切歯との隙間をなくすことは難しいです。 セメントが溶ける 装着時に使用する歯科用セメントが溶けることも、銀歯が口臭につながりやすい理由です。 銀歯を歯に装着する際には、歯科用のセメントが使用されますが、こちらは唾液の影響などで少しずつ溶けることがあります。 セメントが溶けると、これまで固定されていた銀歯と歯の間の隙間が大きくなり、口臭を引き起こすリスクは高まります。 銀歯が引き起こす口臭はどのようなニオイ? 銀歯が原因で発せられる口臭は、食べカスによる汚れが腐敗したニオイ、銀歯の内部で繁殖する細菌から発生するニオイが混ざったものです。 身近なものでいうと、ゆで卵や生ごみのニオイに例えられることがあります。 そのため、銀歯から口臭を引き起こしている場合、かなり強烈なニオイを発していることが考えられます。 近距離で会話をする際、相手方のほとんどはそのニオイに気付くレベルです。 ちなみに歯周病から来る口臭は、腐った肉のニオイや便のニオイ、魚の血なまぐさいニオイなどに例えられることが多いです。 これらのニオイがいずれも確認できる場合、銀歯の劣化だけでなく歯周病も発症している可能性があります。 銀歯が原因の口臭を防ぐ方法 銀歯が発する口臭を防ぐには、毎日歯の間にデンタルフロスや歯間ブラシを通すことが大切です。 ブラッシングの際、歯ブラシだけを使用しているという方は多いかと思いますが、銀歯のメンテナンスはそれだけでは不十分です。 デンタルフロスや歯間ブラシを使用し、しっかり銀歯に溜まった汚れを絡め取ることが大切です。 またどれだけセルフケアを行っても口臭が改善されない場合は、自由診療のセラミックに交換する方法もおすすめです。 セラミックはツルツルとして滑らかな素材であり、キズも付きにくいため、汚れやプラークから来る口臭が起こりにくいという特徴があります。 さらに歯との密着性も良く、二次虫歯から来る口臭を予防しやすいというのも、セラミックならではのメリットです。 まとめ 虫歯治療を受ける際、なんとなく銀歯を選んでいるという方は、一度考えを改めることをおすすめします。 確かに銀歯はポピュラーな詰め物ですが、よく使用されるからといってもっとも品質が優れているわけではありません。 やはり自由診療の素材を選ぶ方が、後々口臭や虫歯、歯周病といった口内トラブルを防ぎやすくなります。 特に品質も良く、寿命も長いセラミックのインレーやクラウンはおすすめです。

2025.02.04

【鶴見・川崎の歯医者】銀歯で金属アレルギーが起こるとどうなる?

銀歯は金属製の素材であるため、金属アレルギーを発症する可能性があります。 仕組みとしては、唾液と常に触れていることから金属イオンが発生し、それが体内に蓄積されてアレルギー症状を引き起こします。 では、銀歯で金属アレルギーが起こった場合、具体的にどのような症状が出るのでしょうか? 銀歯による金属アレルギーの症状6選 銀歯を装着したことにより、金属アレルギーを発症すると、以下のような症状が出る可能性があります。 ・口内炎、舌炎 ・皮膚の湿疹 ・掌蹠膿疱症 ・味覚異常 ・頭痛、肩こり ・自律神経失調症 各項目について詳しく説明します。 口内炎、舌炎 銀歯で金属アレルギーを発症した場合、まず口周りの症状が目立ち始めることが多いです。 具体的には、口内炎が頻繁にできるようになったり、舌がピリピリと痛くなったりする症状です。 これらの症状が慢性化すると、食事や仕事、睡眠など日常生活におけるあらゆる行動に影響が及びます。 また口唇炎や口角炎など、口の周りや顔面に炎症が生じることもあり、炎症がひどければ顔貌にもある程度の変化が出ます。 皮膚の湿疹 銀歯による金属アレルギーが引き起こす症状は、口内をはじめとする口周りだけにとどまりません。 身体中にアトピー性皮膚炎のような症状が出ることもあります。 アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が慢性的に良くなったり、悪くなったりを繰り返すというものです。 また病変の特徴としては、皮膚が赤くなってブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚が剥けたりすることが挙げられます。 掌蹠膿疱症 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)も、銀歯による金属アレルギーが引き起こす疾患の一つです。 こちらは手のひらや足の裏に水ぶくれ、膿が繰り返し形成される疾患です。 また手のひらや足の裏以外にも、脛や肘、頭などに症状が現れることがあります。 さらに爪が変形したり、骨や関節や痛んだりすることも考えられます。 骨や関節が痛むものは掌蹠膿疱症性骨関節炎というもので、胸骨と鎖骨、胸骨と一番上の肋骨、上下の胸骨の結合部によく見られます。 首の付け根から胸に突然の激痛が走るため、心筋梗塞や狭心症と間違えられることもあります。 場合によっては背骨や腰の骨、手足の骨にも炎症を生じることがあり、患者さん自身はただの腰痛と勘違いしているケースも珍しくありません。 味覚異常 金属アレルギーを発症すると、味覚にも影響が出ることがあります。 こちらは味覚異常と呼ばれるもので、味覚の低下や異常によりさまざまな味の異変を感じるようになるものです。 例えば何を食べても美味しくないと感じたり、何も食べていないにもかかわらず口の中に苦みや塩味などを感じたりします。 また他の味は感じることができるものの、甘味だけ感じないなど特殊なケースもあります。 ちなみに味覚異常の状態が続くと、食欲不振や栄養不足、塩分や糖分の過剰摂取といった健康問題につながるおそれもあります。 味がわからない状態では食事を摂る気が失せますし、大量の糖分や塩分を摂っていても、なかなか気付くことができないからです。 頭痛、肩こり 銀歯が引き起こす金属アレルギーにより、慢性的な頭痛や肩こりに悩まされることもあります。 常に頭痛や肩こりがある状態だと、当然仕事や家事には集中できませんし、睡眠の質も低下します。 また頭痛や肩こりがひどくなると、首や肩の筋肉が緊張して血流が悪化し、頭蓋骨の筋膜に影響を及ぼすことがあります。 さらに、肩回りの筋肉が圧迫されることで、腕や手のしびれを引き起こすことも考えられます。 ちなみに後述する自律神経失調症は、このような頭痛や肩こりの延長線上にある疾患として知られています。 そのため、頭痛や肩こりは自律神経失調症の予兆と捉えて問題ありません。 自律神経失調症 自律神経失調症は、銀歯が原因で発症する金属アレルギーの合併症です。 こちらを発症すると、脳のストレスや遺伝、環境の変化などによって自律神経のバランスが崩れ、心身の不調を引き起こします。 金属アレルギーは、発症することであらゆる痛みや見た目・身体の機能の変化に襲われるため、そのストレスは計り知れません。 そのため、自律神経のバランスが崩れやすくなります。 また自律神経は全身の臓器とつながっているため、動悸や立ちくらみ、下痢や便秘といったさまざまな症状が現れます。 前述の通り、頭痛や肩こりから引き起こされることも多く、発症後もこれらの症状は継続します。 ちなみに自律神経失調症では、怒りっぽくなったりすぐに悲しくなって落ち込んだりと、うつ病に近い症状が現れることもあります。 まとめ 銀歯に金属アレルギーが発症するリスクがあるということは、言い換えると前述したようなリスクがすべてあるということになります。 そのため、安価でメジャーな補綴物だからといって、安易に選んではいけません。 もし虫歯や欠損した歯の治療を受けたいというのであれば、多少コストがかかってでも、銀歯より自由診療のセラミックなどを選ぶ方が良いと言えます。

2025.01.31

【鶴見・川崎の歯医者】歯が抜けたときにやってはいけないこととは?

大人になってから歯が抜ける原因はさまざまです。 例えば虫歯や歯周病が重度にまで進行したとき、外傷があったときなどは、歯が抜け落ちる可能性があります。 もし歯が抜けてしまったのであれば、適切な対処をしなければいけません。 今回は、歯が抜けたときにやってはいけない行動について解説します。 歯が抜けたときにやってはいけない行動7選 何らかの理由で歯が抜けてしまったとき、やってはいけない行動としては以下のことが挙げられます。 ・そのまま放置する ・歯を乾燥させる ・歯の根っこに触れる ・歯の根っこを持って拾う ・ゴシゴシ洗う ・歯が抜けた側で食事を摂る ・接着剤でくっつける 各項目について詳しく説明します。 そのまま放置する 歯が抜け落ちたときにもっともやってはいけないことは、やはりそのまま放置することです。 歯が1本でも抜けたままになっていると、周囲の歯や顎関節、日常生活などにさまざまな悪影響を及ぼします。 例えば、他の歯が移動して歯並びが悪くなったり、噛む力が低下したりすることが予想されます。 さらにシワやほうれい線も目立ちやすくなりますし、認知症や糖尿病など、生活習慣病のリスクも高まります。 そのため、痛みなどの症状がなかったとしても、必ず歯科クリニックに通わなければいけません。 歯を乾燥させる 歯が抜け落ちてしまったとき、歯に付着した唾液を取るために、乾燥させた方が良いと考える方がいますが、こちらは間違った考え方です。 一度抜けた歯は乾燥にとても弱く、乾燥した場所に30分以上放置した場合、そのまま口内に戻すことはとても難しくなります。 そのため外傷による脱落の場合、砂などの汚れを取るのは良いですが、水分まで除去しないように注意してください。 歯の根っこに触れる 歯が脱落した場合、治療を受けるときまで保管しておかなければいけませんが、このときなるべく歯の根っこには触れないようにしましょう。 歯の根っこには、口内に歯を戻すために重要な歯根膜という組織があります。 歯根膜は歯の根っこを覆う薄い膜であり、歯を歯槽骨に固定し、噛んだときの衝撃を和らげる役割があります。 また歯根膜がある歯の根っこ部分に触れてしまうと、細菌感染のリスクが高まります。 具体的には、歯を戻したときに歯茎が炎症を起こし、予後不良になってしまうことが考えられます。 歯の根っこを持って拾う 先ほど、歯の根っこにはなるべく触れない方が良いという話をしましたが、こちらは落ちてしまった歯を拾い上げるときも同様です。 歯の根っこを持って拾うと、歯根膜にダメージを与えてしまいます。 そのため拾う際には、外から見える歯の上部分である歯冠部を持つようにしてください。 とにかく急いで拾おうとパニックになると、歯根部を持ってしまう可能性が高まるため、冷静に対処しましょう。 ゴシゴシ洗う 抜け落ちた歯は乾燥させてはいけませんが、逆に水でゴシゴシと洗ってもいけません。 力を入れて洗ってしまうと、歯にキズがついたり、歯根膜が剥がれたりするおそれがあります。 また少しでも清潔な状態にしようと、消毒液に浸けて保管する方もいますが、こちらもおすすめできません。 このような対処法は、歯根膜を死滅させてしまう可能性があります。 歯が抜けた側で食事を摂る 歯が抜けてしまっても、その日のうちにすぐ歯科クリニックで治療できるとは限りません。 このことから、歯がない状態で何日か食事を摂らなければいけなくなることもあります。 しかし歯が抜けた側で食事を摂ってしまうと、食べカスが穴の中に入り、炎症を起こすことが考えられます。 そのため、なるべく患部に影響を及ぼさないように、歯が抜けた側と逆側の歯で咀嚼するようにしましょう。 また歯が抜けた側で噛んでいなかったとしても、香辛料など刺激のある食べ物は控えるのが無難です。 刺激性のある成分が口内全体に行き渡ってしまい、歯が抜けた部分の痛みにつながります。 接着剤でくっつける 患者さんの中には、抜け落ちた歯を何とか自力で元に戻すために、接着剤でくっつけようとする方もいます。 こちらは非常に稀なケースですが、当然やってはいけないことです。 たとえ接着剤で歯が元の位置に戻ったとしても、隙間が生じたり、噛み合わせが狂ったりする可能性は極めて高いです。 また歯科クリニックで使用する接着剤は、歯科用に開発された生体に安全な材料です。 一方、市販の接着剤は口腔用の用途で開発されていない上に、身体に有害な成分も含まれています。 つまり接着剤で元に戻しても、見た目以外は何も改善しないどころか、むしろ危険因子が増えるということです。 まとめ 歯が抜けてしまった方はパニックになる可能性がありますが、前もって対処法を知っていれば、ミスなく対処できる可能性が高くなります。 逆に気が動転してやってはいけないことばかりしてしまうと、歯が元に戻せないだけでなく、さらなる口腔トラブルのリスクも高まります。 また、歯が脱落する場合は重度の虫歯や歯周病なども疑われるため、できる限り早急に歯科クリニックを訪れてください。

2025.01.30

【鶴見・川崎の歯医者】虫歯治療を中断してしまう主な原因

虫歯治療に通っていたにもかかわらず、ある日急に治療を中断してしまう方がいます。 治療を最後まで行わなければ、症状が悪化したり、治療期間が延びてしまったりといったデメリットにつながるため、避けなければいけません。 今回は、虫歯治療を中断してしまう主な原因について解説します。 虫歯治療を中断してしまう原因7選 一度勇気を出して虫歯治療を受けた方の中には、以下のようなことが原因で治療を中断してしまうことがあります。 ・痛みや腫れが引いた ・仕事が忙しくなった ・治療がひと段落した ・予約をキャンセルしてしまった ・ライフスタイルが変化した ・治療費の支払いが困難になった ・精神的ストレスが大きくなった 各項目について詳しく説明します。 痛みや腫れが引いた 虫歯治療を受けたことにより、痛みや腫れなどの症状はほとんどなくなります。 しかし、詰め物の型取りや装着までしっかり行わなければ、虫歯治療は完了しません。 それにもかかわらず、「もう痛くないから」という理由により、独断で歯科クリニックに通わなくなってしまう方がいます。 詰め物を装着しなければ、歯に穴が開いたままの状態になり、そこに汚れが入り込んで再び腫れや痛みが出る可能性が極めて高いです。 仕事が忙しくなった 仕事が忙しくなったことが原因で、虫歯治療を中断してしまう方も少なくありません。 歯科クリニックの診療時間は主に日中であり、多くの方が仕事をしている時間とかぶるため、忙しいとどうしても通院時間を確保できなくなります。 また通院時間を確保できる場合でも、仕事で疲れ切っている方は、「自由な時間を虫歯治療に充てたくない」と考えるようになります。 治療がひと段落した 例えば、虫歯を2本発症している方が虫歯治療を受ける場合、1本ずつ順番に治療していきます。 このとき、1本目の治療が終わったら次の歯の治療に取り掛かりますが、1本目が終わったタイミングで歯科クリニックに通わなくなってしまうケースが見られます。 こちらは治療がひと段落ついたことにより、通院のモチベーションを失ってしまうことが原因です。 予約をキャンセルしてしまった 歯科クリニックで虫歯治療を受ける際は、原則事前予約が必要です。 歯科医師は少しでも多くの患者さんを治療するために、緻密なスケジュールを組んでいるため、飛び込みで対応してもらうのは難しくなっています。 しかし、患者さんの中には一度予約したにもかかわらず、都合が悪くなってやむを得ず予約をキャンセルする方もいます。 キャンセル自体は仕方のないことですが、このような方は通院するのが気まずくなり、歯科クリニックから足が遠のいてしまうことがあります。 ライフスタイルが変化した 就職や進学、出産などのイベントにより、ライフスタイルが変化した方も、虫歯治療を途中でやめがちです。 例えば就職や進学をした方は、それに伴って転居することも多いです。 そのため、今まで通っていた歯科クリニックが遠くなってしまい、通院するのが面倒になってしまうことがあります。 また出産によって新しい家族が増えた方は、育児などの対応に追われ、通院時間を確保できなくなることが考えられます。 治療費の支払いが困難になった 虫歯治療は、基本的に保険診療の対象になります。 そのため、そこまで治療費が高額になる心配はありません。 しかし何本も虫歯が生えている場合や、重度にまで進行している場合などは、治療費が高くなってしまうこともあります。 またこちらの治療費を支払うのが難しくなったことにより、急に歯科クリニックに通わなくなるというケースも珍しくありません。 精神的ストレスが大きくなった これまで虫歯治療をためらっていた方の中には、過去の治療にトラウマを抱えていたり、そもそも歯科クリニック独特の雰囲気が苦手だったりすることが多いです。 またこのような方が思い切って虫歯治療を開始した場合、精神的ストレスが大きくなり、治療を中断してしまうことがあります。 さらに選んだ歯科クリニックの歯科医師、従業員の対応が悪かったり、性格が合わなかったりする場合も、同様に治療をやめてしまいがちです。 虫歯治療を途中でやめるとどうなる? 冒頭でも少し触れた通り、虫歯治療を中断すると、かえって症状が悪化したり、治療期間が延びてしまったりする可能性があります。 また一度治療を中断した方は、そこから再び歯科クリニックに通い出す可能性が極めて低いです。 そのため、症状がどんどん悪化してしまい、最終的には歯がボロボロになってしまうことも考えられます。 ちなみに治療途中の虫歯は補綴も十分に行われていないため、虫歯などのトラブルが起こりやすいです。 まとめ 虫歯治療を中断するのは簡単ですが、再開するのは決して簡単ではありません。 また再開するとなると、前回行った治療はやり直しになる可能性が高いため、患者さんはさらに苦しむことになります。 治療を途中でやめないようにするには、初診時に歯科医師としっかりコミュニケーションを取り、治療計画についての理解を深めることが大切です。

2025.01.28
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