【川崎で虫歯治療】虫歯治療が受けられない歯科恐怖症とは?
歯が痛む場合は虫歯になっている可能性があるため、早急に歯科クリニックを受診しなければいけません。 しかし、中には歯科クリニックに対する極端な嫌悪感や不安から、通院できないという方もいます。 こちらはもしかすると、歯科恐怖症かもしれません。 今回は、歯科恐怖症の概要や原因、症状などについて解説します。 歯科恐怖症の概要 歯科恐怖症は、虫歯治療などの歯科治療に対しての恐怖心が強くなり、さまざまな症状が現れる状態です。 精神障害の分類では、限局性恐怖症の一つに分類されます。 限局性恐怖症は特定の状況や環境、対象などに対し、非現実的で激しい不安や恐怖感が持続する状態です。 身近なものでいうと、先端恐怖症や高所恐怖症、閉所恐怖症なども限局性恐怖症に該当します。 オランダの歯科大学が行った調査では、30~40%の方が歯科治療に対する恐怖心を持っていることがわかっています。 さらに、5~15%の方は、口内環境に悪影響を及ぼすような深刻な恐怖心を持っているとされています。 歯科恐怖症の主な症状 歯科恐怖症の方には、主に以下のような症状が出ます。 ・虫歯治療のことを考えるだけで動悸やめまいがする ・虫歯治療で大量の発汗や過呼吸が起こる ・歯を削るドリルの音で身体がこわばる ・治療時に吐き気を催す ・診察台に座れない、あるいは一定時間座っていられない ・治療中に意識を失う など 歯科治療に対する恐怖心が強ければ強いほど、症状も重くなります。 歯科恐怖症の主な原因 歯科恐怖症の主な原因は、過去の治療におけるトラウマです。 例えば過去の治療で「痛かったら手を挙げて」と言われたため、手を挙げたにもかかわらず、そのまましばらく治療を続けられたことがある方もいるでしょう。 また、子どもの頃診察台に無理やり押し付けられ、虫歯治療をされたことがある方もいるかもしれません。 このような過去の歯科クリニックでの怖い思い、不快な経験がトラウマになり、歯科恐怖症を引き起こします。 ちなみに、歯科恐怖症の発症は男性より女性が圧倒的に多いです。 年齢としては20~40代が多く、うつ病やパニック障害など、心の病気を抱えている方も発症しやすい傾向にあります。 歯科恐怖症の問題点 歯科恐怖症になると、必然的に歯科クリニックから足が遠のきます。 そのため、虫歯や歯周病の予防処置、治療を避ける傾向にあります。 また長い間歯科クリニックに通わないことで、虫歯の多発や歯周病の悪化を招きやすく、さらなる治療が必要となる悪循環を招きます。 つまり、口内や全身の健康を守るためにも、歯科恐怖症はどうにか克服しなければいけないということです。 歯科恐怖症を改善する方法 歯科恐怖症の症状を少しでも和らげるためには、以下のような対策が必要です。 ・自身が歯科恐怖症であることを伝える ・静脈内鎮静法を適用する ・歯科医師との信頼関係を構築する 各項目について詳しく説明します。 自身が歯科恐怖症であることを伝える 歯科恐怖症を克服するには、まず歯科クリニックでのカウンセリング時、自身が歯科恐怖症であることを伝えるのが大切です。 まずしっかりと自身のことを知ってもらい、できることとできないことを伝えます。 そうすることで、スムーズな治療が実現しやすいです。 例えば、虫歯治療で使用する機械の音が苦手な方がいるとします。 その旨を歯科医師に伝えれば、音の小さな切削器具を使用したり、手用の器具に切り替えたりしてくれる可能性があります。 また、口内に異物感があると吐き出してしまう嘔吐反射がひどい方は、型取りの材料を少なめにするなどして対応してもらえます。 静脈内鎮静法を適用する 静脈内鎮静法を採用している歯科クリニックであれば、歯科恐怖症の方でも虫歯治療を受けられる可能性があります。 静脈内鎮静法とは、点滴によって腕の静脈から薬を注入して行う鎮静法です。 鎮静薬を注入することにより、不安や恐怖心を軽減させ、時間の感覚が薄れたような状態にさせるのが特徴です。 静脈内鎮静法を用いることで、患者さんはうっすらとした意識の中で眠っているような状態になります。 そのため、非常にリラックスして虫歯治療が受けられます。 歯科医師との信頼関係を構築する 歯科恐怖症の克服には、歯科医師との信頼関係も必要不可欠です。 治療の各ステップを丁寧に説明し、患者さんが何を期待しているかを理解してくれる歯科医師は、信頼できる可能性が高いです。 すぐに治療を受けることは考えず、まずは歯科医師とのコミュニケーション図り、信頼関係を構築しましょう。 逆に、信頼できないままでは「何をされるかわからない」という恐怖心が拭えません。 まとめ 歯科恐怖症に悩み、虫歯治療を受けられないという方は少なくありません。 また、歯科恐怖症の方は、虫歯を発症すると常にその痛みと戦い続けることになります。 場合によっては、痛みを我慢し続けた結果、歯を失ってしまうことも考えられます。 自身の歯を残すことは、健康寿命を延ばすためにも必要であるため、勇気を出して歯科クリニックを訪れましょう。
2024.04.13