【鶴見・川崎の歯医者】虫歯があるとなれない職業やできないこと

虫歯があると満足に食事を摂れませんし、発音しにくい音が出てくる可能性もあります。
つまり制約が多くなるということです。
また虫歯を発症している状態では就けない職業や、その他のできないことも数多くあります。
今回は、虫歯があるとなれない職業、できないことについて解説します。

虫歯があるとなれない職業

虫歯を患っている状態では、基本的に以下の職業に就くことは難しいです。

・パイロット
・宇宙飛行士
・自衛官
・飲食業

各項目について詳しく説明します。

パイロット

虫歯がある場合に就くのが難しい職業としては、まずパイロットが挙げられます。
こちらは飛行機内の気圧変化により、虫歯の痛みが悪化するおそれがあるからです。

パイロットは、数多くの乗客の命を預かっています。
そのため、飛行機の操縦に支障をきたすような要素は排除して業務に臨まなければいけません。

また飛行機は上空で気圧が低くなるため、体内の空気が膨張します。
このとき虫歯があると、その空気が歯の空洞に詰まり、圧迫して痛みを生じさせます。
もちろん、虫歯の痛みがある場合は操縦に支障が出てしまい、事故のリスクも高まります。

ちなみに、航空法で定められた口内に関する健康基準を満たせば、パイロットになることは可能です。
具体的には、“口腔及び歯牙に航空業務に支障をきたすおそれのある疾患または機能障害がないこと”という基準です。
ここでいう疾患や機能障害には、虫歯だけでなく歯周病も含まれます。

宇宙飛行士

宇宙飛行士も、飛行機のパイロットと同じように、虫歯を発症している状態では就くのが厳しい職業です。

宇宙飛行士が船外活動を行う際、宇宙服の中の気圧は減圧されます。
このように身体に急激な気圧の変化があると、歯の神経が圧迫されて痛みが生じます。
仕組みとしては、飛行機の搭乗時の気圧変化と同じです。

ちなみに、スペースシャトル“エンデバー号”に日本人科学者として初めて登場した毛利衛氏は、過去に親知らずと虫歯の治療を受けないまま選抜試験に臨みました。
その結果、不合格通知の書類にはしっかりと“歯科治療の必要を認める”という一文があったと話しています。

自衛官

自衛官は、自衛隊法に基づいて日本の安全や平和、独立を守る自衛隊に勤務する国家公務員です。
陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の3部隊で構成されていて、国際法上は軍隊とみなされています。

また自衛官も、基本的には虫歯あると就くことができません。

自衛官は、任務によっては数ヶ月以上潜水艦の中にいることもあり、長期間母国に帰れないことも考えられます。
そのため、虫歯治療を終えてから任務遂行にあたることを義務付けられています。

ちなみに艦内には歯科医官が配属されていますが、歯科医官によって施されるのはあくまで応急処置程度の治療です。
重度の虫歯などについては、治療が困難になります。

飲食業

虫歯がある方は、飲食業に就くのも難しくなる可能性が高いです。
ここでいう飲食業とは、料理人やパティシエなどを指しています。

飲食業に就く場合、味見をする機会が多く、虫歯があると支障が出てしまいます。
もちろん、適切な味見ができない場合、提供する料理の品質も低下してしまうおそれがあります。
そのため、絶対になれないというわけではありませんが、飲食業に就く前に虫歯治療を受けることが望ましいです。

また飲食業は、常に味見をして口内が酸性に傾いているため、虫歯を悪化させやすい職業でもあります。

虫歯があるとできないこと

虫歯を治療しなければできないことには、主に以下のことが挙げられます。

・ホワイトニング
・外科治療

各項目について詳しく説明します。

ホワイトニング

歯を白くしたくても、虫歯治療を受けなければホワイトニングはできません。

歯科クリニックで使用されるホワイトニングの薬剤は濃度が高いため、虫歯で歯に穴が開いている場合、強い痛みを感じる可能性があります。

またホワイトニングの効果が現れるまでにはある程度時間がかかりますが、先に虫歯を治療しないと、その期間中にどんどん症状は悪化していきます。

外科治療

虫歯を発症しているということは、口内で虫歯菌をはじめとする細菌が増殖していることを表しています。

これらの細菌類は、外科治療の際に血管を通じ、手術部位に流れ込んで細菌感染を起こしてしまう可能性があります。
このような症状を敗血症といい、治療が遅れると命を落とすことも考えられます。

また全身麻酔で外科治療を行う場合、気管にチューブを入れようとしたときに、口内の細菌も押し込んでしまうことになります。
そのため、肺炎を引き起こすリスクが高まります。

まとめ

虫歯は大人だけでなく、当然子どもも発症します。
子どもには憧れる職業が一つや二つはあるものですが、虫歯があると選択肢が減ってしまいます。
また虫歯を完治させなければ、歯が黄ばんでいてもホワイトニングは受けられませんし、身体が悪くても外科治療を受けるのが難しくなります。
そのため、症状が軽度であっても、なるべく早めに虫歯治療を受けるべきです。

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