
虫歯で歯がボロボロになっている方は、満足に食事を摂ることができません。
痛みがあると噛むのが億劫になりますし、欠損している歯があると硬いものが噛めないなど、食事内容に制約が生まれます。
今回は、虫歯を治療することで、満足に食事が摂れるようになるメリットについて解説します。
虫歯を治療して満足に食事が摂れるようになるメリット5選
虫歯でボロボロになった部分をキレイにし、食事を満足に摂れるようになれば、以下のようなメリットが生まれます。
・健康の維持につながる
・生活習慣病を予防できる
・ストレスを軽減できる
・幸福感を得られる
・人間関係やコミュニケーションを形成できる
各メリットについて詳しく説明します。
健康の維持につながる
虫歯でボロボロになった状態の歯を治療すれば、健康の維持や増進につながります。
しっかり噛める歯を手に入れることで、栄養バランスの取れた食事が摂れるようになります。
なぜなら、硬いものや噛み切りにくいものなども問題なく食べられるからです。
また食事の栄養バランスが良くなると、免疫力が高まって風邪などの病気にかかりにくくなります。
さらに腸内環境や自律神経、肌の調子が整ったり、集中力が高まったりすることにもつながります。
ちなみによく噛めるようになれば、唾液の分泌量が多くなり、口内が洗浄されて虫歯や歯周病の予防効果も得られます。
生活習慣病を予防できる
生活習慣病を予防できることも、ボロボロの歯を治療して満足に食事が摂れるようになることのメリットです。
ここでいう生活習慣病とは、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの疾患を指しています。
普段食事を摂る際、塩分や糖分、脂質を控えめにすることで、生活習慣病のリスクは軽減されます。
さらに野菜や果物を積極的に食べたり、カルシウムやタンパク質、食物繊維などを摂ったりすることも大切です。
しかし虫歯で歯がボロボロの方は、前述の通り噛める食材が限られますし、痛みによって食事を避けがちになることもあります。
一方、噛む際の痛みや制約がなくなれば、上記のようなバランスが取れた食事にも積極的に取り組みやすくなります。
ストレスを軽減できる
虫歯を治療し、食事の不便さをなくすことができれば、日々のストレスも軽減されます。
こちらは痛みによるストレスがなくなるという意味もありますが、ストレス軽減につながる食材を摂取しやすいという意味でもあります。
ストレスの軽減に役立つ栄養素は、カルシウムやマグネシウム、ビタミンCやビタミンB1などです。
カルシウムは魚類などに多く含まれますが、歯がない方は硬い魚などを食べるのが難しいです。
またビタミンCが豊富な果物類、ビタミンB1が多く含まれる肉の赤身部分なども、十分に食べられない可能性があります。
虫歯治療を受ければ、このような不便さとは無縁です。
幸福感を得られる
食事は人間が生きていくために行うものであり、同時に大きな幸福感をもたらしてくれるものでもあります。
虫歯でボロボロの歯を治療すれば、食事によって幸福感をより得やすくなります。
例えば甘いものや香ばしい香りの料理、旨味が強いものを食べると、脳内でドーパミンやセロトニンが分泌されます。
これらは幸せホルモンと呼ばれるものであり、分泌されると気分が良くなり、脳内は快楽状態になります。
歯がボロボロでも、美味しいものを食べられないというわけではありませんが、選択肢が減ってしまうのは事実です。
つまり、食事で幸せな気分になる機会が減少するということです。
ちなみに、チョコレートやナッツなどには、トリプトファンという必須アミノ酸が豊富に含まれています。
トリプトファンには、セロトニンなどの幸せホルモンの生成を助ける効果があります。
しかし、チョコレートは虫歯があると痛みが出て食べにくいですし、歯がボロボロの場合当然ナッツは噛み砕くのが難しくなります。
人間関係やコミュニケーションを形成できる
食事が満足に摂れるようになれば、人間関係やコミュニケーションの形成にも好影響を与えます。
例えば職場の同僚などとの会話で、好きな食べ物の話で盛り上がったとします。
このとき、何でも自由に食べられる状態であれば、一緒に食事に出かけるなどしてコミュニケーションを図ることができます。
また食事の摂り方についても人それぞれですが、調味料のかけ方など食べ方に同じようなこだわりがあれば、意気投合する可能性もあります。
一方、虫歯だらけの状態や歯がほとんどない状態だと、食事の話で盛り上がってもコミュニケーションの場を設けにくいです。
まとめ
虫歯治療は、軽度の場合はほとんどが保険診療であり、それほど費用はかかりません。
そのため、いわば誰でも受けられますが、この段階で治療に訪れない方は非常に多いです。
またそのまま放置すると、歯がボロボロになって治療費が高額になるだけでなく、食事も満足に楽しめなくなります。
さらに、食事が摂れないと生活も豊かではなくなるため、勇気を出して軽度の段階までに治療することをおすすめします。
この記事を監修した人
ふたば歯科クリニック 川崎本院
理事長 大木 烈
昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。