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お知らせ

ホームホワイトニングでやってはいけないこととは?

自宅で行うホームホワイトニングは、通院の手間がほとんどかからない上に、好きな時間に行えるのがメリットです。 ただし、患者さん自身が行うからこそ、きっちりと施術のルールは守らなければいけません。 今回は、ホームホワイトニングでやってはいけないことについて解説します。 ホームホワイトニングの正しい手順 自宅でホームホワイトニングを行う際は、以下のような正しい手順を踏まなければいけません。 ・ブラッシング ・マウスピースに薬剤を塗る ・マウスピースを装着する ・1~2時間後にマウスピースを外す ・ブラッシング まずはブラッシングでプラークや食べカスを取り除きます。 その後、マウスピースに米粒大ほどの薬剤を塗布します。 塗布するのは、歯1本のスペースにつき1粒程度です。 そしてマウスピースを1~2時間装着したら取り外し、口内をすすいでマウスピースを水洗いします。 最後に、もう一度しっかり歯のブラッシングをして完了です。 ホームホワイトニングでやってはいけないこと5選 ホームホワイトニングでは、効果や安全への悪影響を避けるために、以下のような行動を控えなければいけません。 ・ホワイトニングの期間を長くする ・大量の薬剤を塗布する ・寝ながらホワイトニングをする ・マウスピースを噛みしめる ・施術直後に色の濃いものを摂取する 各項目について詳しく説明します。 ホワイトニングの期間を長くする ホームホワイトニングを行う場合、当初予定されていたホワイトニングの期間をきちんと守らなければいけません。 ホームホワイトニングの期間は、1クールにつき14回が一般的です。 そのため薬剤が余ったからといって、患者さんの判断で15回、16回と施術の回数を増やすのはNGです。 無断でホワイトニングの期間を長くすると、歯へのダメージが蓄積されます。 また、ダメージが蓄積すると知覚過敏の症状が出ることも考えられます。 大量の薬剤を塗布する ホームホワイトニングの正しい手順でも説明した通り、マウスピースの塗布する薬剤の量は、米粒大程度にしておかなければいけません。 早くホワイトニングの効果が得たいからといって、これ以上大量塗布するのは避けるべきです。 ホームホワイトニングは、薬剤の量を増やしたとしても、基本的に効果が早まることはありません。 なぜならマウスピースの内部に入る量はある程度決まっていて、多く塗布してもほとんどが外側に溢れ出るからです。 また薬剤の量が多いと、マウスピースから溢れた歯茎に薬剤が付着することがあります。 これにより、一時的に歯茎が白く濁り、かえって口元の審美性が下がることにもつながりかねません。 寝ながらホワイトニングをする 寝ている時間を利用してホームホワイトニングを行うことも、患者さんが避けなければいけない行動の一つです。 なかなかホームホワイトニングの時間が取れないという方は、「就寝時間を利用すれば楽なのでは」という考えに至るかもしれません。 しかし、ホームホワイトニングにおけるマウスピースの装着時間は1~2時間程度です。 一度就寝してしまうと、1~2時間で起きることはあまりありません。 また長時間マウスピースを装着すると、薬剤が粘膜に長い間付着し、炎症やただれにつながるおそれがあります。 さらに寝たままだと喉の奥に薬剤が流れ込んだり、飲み込んだりする可能性もあり、安全性が保障できません。 マウスピースを噛みしめる ホームホワイトニングはマウスピースを装着して行うものですが、施術中強く噛みしめるのはNGです。 なぜなら、ホームホワイトニング用のマウスピースは、それほど硬くないからです。 強く噛みしめると、簡単に破損してしまいます。 特に、歯ぎしりや食いしばりがある方は注意が必要です。 また歯ぎしりや食いしばりでマウスピースが破損すると、薬剤が唾液で流れてしまうこともあります。 このようなことが頻繁に起こると、本来のホームホワイトニングの効果を発揮できない可能性が高いです。 施術直後に色の濃いものを摂取する ホームホワイトニングが完了しても、しばらくは油断してはいけません。 特に色の濃いものの摂取については、施術直後は控えるべきです。 ホームホワイトニング直後の歯は、歯を保護するペリクルという膜が除去された状態であり、色の濃い飲食物の色素が沈着しやすいです。 ペリクルは唾液に触れることで少しずつ元の状態に戻りますが、元に戻るまでには48時間ほどかかるため、それまでは着色しやすいものを避けなければいけません。 また、ホームホワイトニングは、基本的には1週間に4日~毎日行う必要があります。 つまり、ホームホワイトニングの期間中は、基本的に色の濃いものが食べられないということです。 まとめ ホームホワイトニングは自由度が高い反面、患者さんで責任を持って行わなければいけない治療です。 オフィスホワイトニングのようにプロが施術をしてくれるわけではありませんし、毎回状態をチェックしてくれるわけでもありません。 そのため自己管理に自信がないという方は、ある程度通院の手間がかかることを覚悟して、オフィスホワイトニングを選ぶ方が賢明だと言えます。

2024.05.10

歯科クリニックのデュアルホワイトニングとは?

歯科クリニックが取り扱うホワイトニングは、大きく2種類に分けられます。 一つは歯科医師が施術を行うオフィスホワイトニング、もう一つは患者さんが自宅で行うホームホワイトニングです。 また、第三の治療法にデュアルホワイトニングがあります。 今回は、デュアルホワイトニングの概要やメリットなどを解説します。 デュアルホワイトニングの概要 デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う方法です。 オフィスホワイトニングは歯科クリニックで行うホワイトニングであり、薬剤を塗って専用の光を照射し、歯を白くします。 一方ホームホワイトニングは、歯科クリニックで作製したマウスピースを用い、患者さん自身がホワイトニングを行う方法です。 デュアルホワイトニングは、これら2つの方法を併用することにより、それぞれのメリットを得ながらデメリットを補うことが可能です。 デュアルホワイトニングのメリット4選 歯科クリニックのデュアルホワイトニングには、以下のようなメリットがあります。 ・ホワイトニング効果が高い ・白さが持続する ・ムラのない仕上がりになる ・虫歯や歯周病を予防できる 各メリットについて詳しく説明します。 ホワイトニング効果が高い デュアルホワイトニングは、とにかくホワイトニング効果が高いのがメリットです。 なぜなら、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの良い所取りができるからです。 オフィスホワイトニングは即効性に優れているものの、歯の透明度が失われやすいという欠点を持っています。 一方、ホームホワイトニングは、低濃度の薬剤でゆっくり時間をかけて歯を白くします。 即効性はありませんが、自然で透明感のある歯にすることが可能です。 デュアルホワイトニングでは、これらのホワイトニングを併用するため、総合的に高いホワイトニング効果を得ることができます。 白さが持続する デュアルホワイトニングを受けることで、白さも持続しやすくなります。 こちらは、すでに薬剤が浸透した後の歯は、ホワイトニング効果が出やすくなることが理由です。 せっかくホワイトニングをしたにもかかわらず、比較的短期間で施術前の歯の色に戻ってしまうことがあります。 こちらは色戻りといい、オフィスホワイトニングの薬剤が歯の表面構造に変化を起こすために出るものです。 一方、デュアルホワイトニングであれば、すでにオフィスホワイトニングで一度薬剤を浸透させています。 その後さらに追加でホームホワイトニングを行うため、薬剤が浸透しやすく、効果も持続しやすくなるという仕組みです。 また、白さが持続するということは、再びホワイトニングを行うまでのスパンが短くなるということです。 そのため、歯科クリニックに通う手間や費用の負担も減少します。 ムラのない仕上がりになる 歯科クリニックでデュアルホワイトニングを受ければ、ムラのない自然な仕上がりの歯が実現できます。 こちらも先ほどと同様、すでにホワイトニングの薬剤が浸透した歯にホワイトニングを行うことが理由です。 ホワイトニングの施術後、歯全体が同じ白さにならず、色ムラが発生することがあります。 施術の偏りがあったり、歯1つ1つの色素沈着度合いやエナメル質の厚さなどにより、すべての歯に薬剤が均等に作用しなかったりするからです。 特に患者さんが自宅で行うホームホワイトニングは、均一に処理するのが難しいことも多く、色ムラが生じる可能性が高いです。 デュアルホワイトニングは2つの薬剤を使用する上に、歯科医師による施術も行われるため、このような心配は極めて少ないです。 虫歯や歯周病を予防できる 意外かもしれませんが、デュアルホワイトニングには虫歯や歯周病を予防できるというメリットもあります。 こちらは、クリーニングやコーティングの効果を得られるからです。 デュアルホワイトニングを行う際は、歯科クリニックで歯全体のクリーニングを行います。 また、歯の表面をコーティングする効果も期待でき、このような状態の歯は虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。 ちなみにデュアルホワイトニングに限ったことではありませんが、施術後にフッ素の取り込みが多くなることも、虫歯や歯周病のリスクが減る理由の一つです。 デュアルホワイトニングの注意点 デュアルホワイトニングの注意点としては、2種類のホワイトニングを併用することから、少し費用が高めになるという点が挙げられます。 また、歯に与える刺激は比較的強めであり、患者さんによっては知覚過敏が起こりやすくなることも考えられます。 その他、通院の手間と自宅での手間の両方がかかるのもデメリットです。 まとめ デュアルホワイトニングを受けることで、スピーディーに理想的な白い歯を手に入れられる可能性が高いです。 そのため、今後結婚式などのイベントを控えている方にはおすすめです。 ただし、ある程度の費用がかかることについては、事前に理解しておきましょう。 また、患者さんの体調や体質によっては、ホワイトニングによる負担が大きくなることも考えられます。

2024.05.09

オフィスホワイトニングのメリットについて

歯科クリニックの管理下で行うホワイトニングは、主にオフィスホワイトニングとホワイトニングに分かれます。 一般的に皆さんがイメージするのはオフィスホワイトニングであり、こちらの方法にはさまざまなメリットがあります。 今回は、オフィスホワイトニングの概要と主なメリットについて解説します。 オフィスホワイトニングの概要 オフィスホワイトニングは、歯科クリニックで施術を受けるホワイトニングです。 自宅で行うホームホワイトニングと比べて、濃度が高いホワイトニング剤を使用するのが特徴です。 ホワイトニング剤には、主に過酸化水素を使用します。 また、ホワイトニング剤とあわせて、専用の機器で歯に光を照射する処置も行われます。 通院回数については、どれくらいの白さを希望するかにもよりますが、基本的には3~6回です。 1回の治療には、1時間程度かかります。 オフィスホワイトニングの主なメリット 歯科クリニックで行うオフィスホワイトニングには、主に以下のようなメリットがあります。 ・即効性が高い ・歯科クリニックに任せられる ・効果にムラがない ・施術時間が短い ・虫歯や歯周病も予防できる 各メリットについて詳しく説明します。 即効性が高い オフィスホワイトニングにおける最大のメリットは、施術の即効性が高いという点です。 こちらは、強力なホワイトニング剤と特殊な光が併用されるからです。 個人差はありますが、たった1回の施術でも、ある程度歯を白くすることが可能です。 さらに効果を高めたい場合は、2~3回以上の施術を重ねることにより、より一層白い歯を手に入れられます。 そのため、今後結婚式などのイベントを控えていて、歯の黄ばみや変色をすぐに改善したい方などにはおすすめです。 歯科クリニックに任せられる オフィスホワイトニングのメリットとしては、施術を歯科クリニックに任せられるということも挙げられます。 冒頭でも触れた通り、歯科クリニックの管理下で行うホワイトニングには、オフィスホワイトニングの他にもホームホワイトニングがあります。 ホームホワイトニングは歯科クリニックに通わず、自宅でいつでも行えるというメリットがありますが、実施するには手間がかかります。 具体的には、患者さん自身でマウスピースに薬剤を注入したり、1日2時間程度の装着時間を確保したりする必要があります。 もちろん、マウスピースは一定期間使用し続けるものであるため、患者さんが清掃などの手入れもしなければいけません。 一方、オフィスホワイトニングは歯科クリニックに通う必要があるものの、施術自体はプロである歯科医師にすべて任せられます。 そのため、自宅から歯科クリニックまでの距離などによっては、オフィスホワイトニングの方が負担は少なくなることも考えられます。 効果にムラがない オフィスホワイトニングはホームホワイトニングに比べて、効果にムラが出にくいです。 オフィスホワイトニングを行うのは、歯の専門家である歯科医師または歯科衛生士です。 そのため、ホワイトニングの効果にムラを生じさせず、全体を満遍なく白くすることができます。 またもし効果に納得がいかなかったり、歯がしみるなどのトラブルが起こったりしても、歯科クリニックで対処してもらえます。 施術時間が短い オフィスホワイトニングには、施術時間が短いというメリットもあります。 自宅で行うホームホワイトニングは、毎日2時間程度マウスピースを装着し、2~3週間ほどかけて徐々に歯を白くしていくものです。 一方、オフィスホワイトニングは歯科クリニックに行く必要があるものの、1回の施術時間は1時間程度しかかかりません。 つまりトータルの治療時間は長くなるものの、拘束時間は短いということです。 そのため仕事などが忙しい方や、ホームホワイトニングを毎日行うのが手間に感じる方には、オフィスホワイトニングが向いています。 虫歯や歯周病も予防できる 少し意外かもしれませんが、オフィスホワイトニングでは虫歯や歯周病を予防することもできます。 オフィスホワイトニングは、歯科クリニックに施術を受けたい旨を伝えた後、いきなり開始されるわけではありません。 まずは虫歯の有無や歯茎の状態など、口内全体をチェックします。 そのため、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療が行えます。 もちろん、施術を受ける前に虫歯や歯周病が見つかれば、先に治療を受けることも可能です。 また、オフィスホワイトニングを行う前には、歯石除去やクリーニングなどの口内ケアを行ってもらうことも可能です。 これらのケアにより、ホワイトニングの効果を最大限に引き出すことができます。 まとめ オフィスホワイトニングは即効性が高く、なおかつ安全性も保障された施術を受けられるのがメリットです。 また虫歯や歯周病の予防、治療中のトラブルへの迅速な対処など、歯科クリニックで受けるからこそ生まれるメリットもあります。 ホワイトニングを受けようとしている方は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いを明確にした上で、どちらを選ぶのか決定しましょう。

2024.05.08

ホームホワイトニングのメリットとは?

審美歯科治療の一つであるホワイトニングには、いくつかの治療方法があります。 代表的なのは、歯科クリニックに通院して施術を受けるオフィスホワイトニングと、患者さん自身が自宅で行うホームホワイトニングです。 今回は、ホームホワイトニングの概要と主なメリットについて解説します。 ホームホワイトニングの概要 ホームホワイトニングは、歯科クリニックで作製したマウスピースに、専用の薬剤を塗布して行うホワイトニングです。 具体的な方法としては、まず歯磨きをして歯の汚れを落とします。 その後、マウスピースの内側に薬剤をつけ、1~2時間程度装着します。 1~2時間経ったらマウスピースを外し、歯についた薬剤を洗い流します。 最後に、歯ブラシでマウスピースを丁寧に洗えば完了です。 ちなみに、ホームホワイトニングは、キレイライン矯正というマウスピース矯正の一種と並行して行うこともできます。 ホームホワイトニングのメリット ホームホワイトニングには主に以下のようなメリットがあります。 ・好きなときにホワイトニングができる ・後戻りしにくい ・費用を抑えられる ・知覚過敏が起こりにくい ・幅広い症例に対応している 各メリットについて詳しく説明します。 好きなときにホワイトニングができる ホームホワイトニングのメリットと言えば、何と言っても好きなときにホワイトニングができるという点です。 オフィスホワイトニングは、歯科クリニックで施術を受ける方法であるため、当然通院の手間がかかります。 また、歯科クリニックの診療時間でなければ施術を受けられません。 一方、ホームホワイトニングは、好きなときに好きな場所でホワイトニングを行うことができます。 夜中に行っても構いませんし、その場所にいる方の理解があれば、会社や外出先でも行えます。 そのため、忙しくてなかなか歯科クリニックに通えない方などにはおすすめです。 後戻りしにくい ホームホワイトニングには、後戻りしにくいというメリットもあります。 主に歯の表面の漂白を得意とするオフィスホワイトニングに対し、ホームホワイトニングは歯の内部から漂白していきます。 そのため、色素の分解が細かくなり、色持ちが良く後戻りしにくい傾向にあります。 元の歯の色やホワイトニングの期間により、持続期間はさまざまですが、およそ1年程度は白さが持続するとされています。 オフィスホワイトニングの効果の持続期間が3~6ヶ月程度とされているため、より長く白い歯をキープしたい方にはホームホワイトニングが向いています。 費用を抑えられる トータルの費用を抑えられるという点も、ホームホワイトニングのメリットです。 なぜなら、ホームホワイトニングの主な費用は、マウスピースの作製費用だからです。 一度歯科クリニックに通院し、マウスピースさえ作製してしまえば、その後はメンテナンスのための通院費と薬剤の費用だけで済みます。 具体的には、マウスピースの作製に30,000円程度、通院費と薬剤で5,000円程度かかると考えておきましょう。 また、ホームホワイトニングが安い理由としては、患者さん自身でホワイトニングが行えることも挙げられます。 オフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士などの有資格者によって施術を行う必要があります。 一方、ホームホワイトニングは患者さん自身であるため、技術料などがかかりません。 つまりホームホワイトニングは、まとまった資金がなくても試しやすいということです。 知覚過敏が起こりにくい ホームホワイトニングのメリットとしては、知覚過敏が起こりにくいことも挙げられます。 こちらは、使用する薬剤の主成分が関係しています。 オフィスホワイトニングの薬剤における主成分は過酸化水素ですが、ホームホワイトニングの薬剤は主に過酸化尿素が使用されています。 過酸化尿素は、過酸化水素よりも効果が緩やかですが、安全性が高いとされています。 そのため、強力な効果により、歯の痛みや違和感などを引き起こす心配が少ないです。 痛みに敏感な方であっても、ホームホワイトニングであれば安心して歯を白くできるでしょう。 幅広い症例に対応している ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと比べて幅広い症例に対応しているところもメリットです。 オフィスホワイトニングは、歯科クリニックによっては光を照射したり、口を開けるための器具を使用したりします。 しかし、光線アレルギーの方は、基本的に光を使用した治療を受けることができません。 また、歯並びや口の大きさによっては、口を開けるのが難しい場合もあります。 一方、マウスピースを使用するホームホワイトニングの場合、光によるアレルギー症状や開咬時の痛みとは基本的に無縁です。 まとめ ホームホワイトニングは、施術の自由度が高く、忙しい方にはピッタリの治療方法です。 また、金銭的な余裕があまりない方や、なるべく長期間歯の白さを維持したい方などにも向いています。 ただし白さを実感できるまでには少し時間がかかるため、早めに効果を得たいという方は、オフィスホワイトニングを選ぶ方が良いでしょう。

2024.05.02

虫歯治療の痛みを減らす歯科クリニックの工夫

虫歯を発症している方の中には、治療したくてもなかなかできない方もいます。 特に虫歯治療の痛みに敏感な方は、つい二の足を踏んでしまうでしょう。 実際過去に痛い思いをしたという方であればなおさらです。 今回はそんな方に向けて、虫歯治療の痛みを減らす歯科クリニックの工夫を紹介します。 虫歯治療の痛みを減らす工夫7選 多くの歯科クリニックは、なるべく痛みの少ない治療を目指しています。 そのために、以下のような工夫が行われるケースがあります。 ・表面麻酔 ・電動麻酔器 ・麻酔液を人肌程度まで温める ・笑気麻酔 ・静脈内鎮静法 ・レーザー治療 ・安心できる雰囲気づくり 表面麻酔 虫歯治療の痛みを減らす工夫の一つに表面麻酔があります。 こちらは通常の浸潤麻酔の前に行うものです。 麻酔の針を刺すところに表面麻酔を塗ることで、麻酔時の痛みが軽減されます。 また治療中に身体が強張る原因を取り除くことにもつながります。 ほとんどの歯科クリックでは、麻酔の針を刺す前に表面麻酔を施しています。 よって以前の治療でいきなり針を刺された経験がある方でも安心です。 電動麻酔器 電動麻酔器は、麻酔液をゆっくりと注入できる機器です。 虫歯治療の痛みが苦手な方の中には、液を注入する際の圧に痛みを感じる方もいます。 もちろん、できる限りゆっくり注入する方が痛みは軽減されます。 しかし通常の注射針では圧力のコントロールが難しいです。 電動麻酔器であれば、調整しながらゆっくりと麻酔液を注入できます。 また注入速度の強弱調整などの機能も付いています。 麻酔の痛みが特に苦手な方は、電動麻酔器を導入した歯科クリニックがおすすめです。 麻酔液を人肌程度まで温める 麻酔液を人肌まで温めることでも、痛みは軽減されます。 麻酔の痛みを感じる原因の一つに、麻酔液と体温の温度差が挙げられます。 つまり麻酔液が冷たいほど、麻酔時の痛みを感じやすくなるということです。 一方麻酔液を温めれば、温度差も痛みも少なくなります。 また麻酔液を温める際は、一般的にカートリッジウォーマーという機器が使用されます。 カートリッジウォーマーは、麻酔液を人肌と同じ約37℃に温める機器です。 笑気麻酔 笑気麻酔も、虫歯治療の痛みが苦手な方のための工夫です。 笑気麻酔は意識を保ったままリラックスして治療を受けられる麻酔法です。 麻酔と言っても、患部に針を刺すわけではありません。 鼻から笑気ガスと呼ばれる気体を吸い込むだけで、不安や恐怖心が和らぎます。 また笑気ガスは正式には亜酸化窒素というもので、吸い込むと少し甘い香りがします。 約30%の低濃度笑気、約70%の高濃度酸素を混ぜて使用します。 治療後は体外にすぐ放出されるため、副作用などの心配もありません。 小さな子どもからお年寄りまで、幅広く安心して使用できます。 静脈内鎮静法 静脈内鎮静法は、鎮静剤を静脈に投与し意識を落とす方法です。 セデーションとも呼ばれます。 虫歯治療中は、医師が全身の状況を常に監視しながら状況をコントロールします。 また静脈内鎮静法の場合、全身麻酔とは異なり応答できる程度の意識は残ります。 よって、虫歯治療時の緊張状態は大きく緩和されます。 ちなみに静脈内鎮静法の場合、治療後の麻酔効果が切れるのが早いです。 そのため全身麻酔のような麻酔の影響による入院をする必要もありません。 レーザー治療 虫歯治療の痛みを減らす工夫としては、レーザー治療も挙げられます。 レーザー治療は、虫歯の部分にレーザーを当てて除去するという治療法です。 従来のドリルなどを使用した方法に比べ、痛みが少ないです。 なおかつ術後の腫れや痛みも軽減されるため、多くの患者さんに支持されています。 またレーザー治療は虫歯治療に限らず、歯周病治療や根管治療などでも用いられます。 ただし重度の虫歯や虫歯の場所によっては、適用できないこともあります。 安心できる雰囲気づくり 痛みの軽減を目指す歯科クリニックは、安心できる雰囲気づくりにも取り組んでいます。 一言で無痛治療を言っても、痛みを取るだけが無痛治療ではありません。 中には痛くないとわかっていても恐怖心が取れず、痛みに敏感になる方もいます。 ひどい場合、少し触っただけでも痛いと感じてしまうこともあります。 歯科クリニックではそのような方に考慮し、安心できる雰囲気がつくられています。 例えば治療前後の説明はもちろん、治療中も積極的に声をかけてくれます。 「何をされているのかわからない」「いつ削られるかわからない」 そういった状態で目隠しをされたまま治療が始まれば、誰でも緊張します。 歯科クリニックを選ぶ際は、初診時から雰囲気が良いと感じるところにしましょう。 まとめ ここまで、虫歯治療の痛みを減らす歯科クリニックの工夫を紹介してきました。 虫歯治療の痛みが苦手な方が多いのは、もちろん歯科クリニックも把握しています。 また歯科クリニックは虫歯治療のプロです。 どうすれば痛くないか、不安を軽減できるかといったことを熟知しています。 よって虫歯治療を受ける際は、前述の工夫が多く採用されているところがおすすめです。

2024.04.28

虫歯が原因で発熱するのはなぜ?

初期症状の場合、虫歯を発症してもほとんど自覚症状はありません。 虫歯が進行するにつれて、徐々に熱いもの、冷たいものを食べたときにしみるなどの症状が出るようになります。 また、虫歯がかなり進行している場合、発熱を伴うことがあります。 今回は、虫歯が原因で発熱する理由を中心に解説します。 虫歯が原因で発熱する理由4選 虫歯を発症したとき、発熱する主な理由としては、以下の病気を併発していることが挙げられます。 ・根尖性歯周炎 ・副鼻腔炎 ・顎関節症 ・脳静脈血栓症 各項目について詳しく説明します。 根尖性歯周炎 根尖性歯周炎は、虫歯が悪化し、歯の根の先端にまで炎症が広がっている状態です。 こちらを発症すると、発熱が見られる場合があります。 虫歯は細菌感染症の一種であり、放置して重症化させると、周囲の組織に感染が広がります。 通常は隣の歯に虫歯がうつる程度ですが、歯の神経まで侵され歯冠のボロボロになったような状態では、より重度の症状につながります。 具体的には、歯茎や顎の骨にまで細菌がうつり、発熱症状を引き起こす可能性があります。 ちなみに、このような症状はすべて虫歯菌が引き起こしているとは限らず、風邪などの原因菌も含まれています。 副鼻腔炎 虫歯が原因で発熱する場合、副鼻腔炎を患っている可能性もあります。 副鼻腔は、鼻の内部とつながっている空洞であり、こちらの空洞で起こった炎症が副鼻腔炎です。 奥歯(上顎)の上には上顎洞と呼ばれる副鼻腔があり、奥歯の虫歯が悪化して上顎洞に感染が広がると、上顎洞炎を引き起こすことがあります。 また上顎洞炎の主な症状は、発熱や歯痛、頭痛や片方の鼻づまりなどです。 上顎洞炎を発症している場合、すでに歯の神経が死滅するほど虫歯が進行している可能性があるため、非常に危険です。 顎関節症 虫歯によって発熱している場合、顎関節症を発症している可能性もあります。 顎関節症は、顎が痛くなって口を開くことができなくなったり、顎を動かすと異音がしたりといった症状が出る病気の総称です。 口内に虫歯ができると痛みが強くなるため、無意識に虫歯以外の歯で噛む癖が付きます。 そうすると、こめかみの筋肉が緊張することで血の巡りが悪くなり、頭痛へとつながることがあります。 頭痛が長時間続くと、発熱を伴うことも考えられます。 虫歯は本来、歯そのものに刺激があった場合に痛むものです。 そのため顎のあたりに痛みがあったり、口が開きにくかったりする場合は、顎関節症を疑いましょう。 脳静脈血栓症 虫歯が原因で脳静脈血栓症をすると、症状の一つとして発熱を伴うことがあります。 脳静脈血栓症は、脳の静脈に血の塊である血栓が詰まる疾患です。 虫歯が極度に進行してくると、虫歯菌が歯の中の神経を通り越して血管に入り、脳にまで到達します。 また、これが原因で脳にある静脈に血栓ができ、血の巡りが悪くなって頭痛につながります。 そして、頭痛が発熱を引き起こす原因になります。 ちなみに、脳静脈血栓症は命を落とす可能性もある病気です。 状態がさらに悪化すると、脳出血や脳梗塞にまで移行する可能性もあるため、非常に危険です。 発熱が虫歯を引き起こすことも 虫歯が原因で発熱するだけでなく、風邪による発熱が虫歯を引き起こすこともあります。 正確には、健康なときは無症状であっても、風邪を引いたときに歯痛が生じるというケースです。 こちらは風邪によって免疫力が低下することで、発熱したり、細菌の活動が活性化したりすることが理由です。 また、以前に治療した歯に虫歯菌が残っていて、感染を引き起こすことも考えられます。 歯周病が原因の発熱について 虫歯だけでなく、歯周病が原因で発熱するケースもあります。 こちらは歯周病菌が顎や肺などに広がることが原因です。 歯周病菌そのものが発熱を引き起こすことはありません。 しかし歯周病の細菌による炎症が周囲の組織に広がったり、肺に入って炎症を起こしたりすると、発熱する可能性があります。 仕組みとしては、虫歯による発熱と似ています。 また、発熱を伴う歯周病菌による感染症は歯性感染症と呼ばれ、肺の炎症は誤嚥性肺炎といいます。 歯性感染症や誤嚥性肺炎が悪化すると、呼吸困難や骨髄炎などのリスクも生じます。 親知らずが原因の発熱について 歯に関することでいうと、親知らずが発熱につながることもあります。 親知らずの炎症は智歯周囲炎というもので、主に親知らず周辺の磨き残しによって発症します。 また、智歯周囲炎は段階を追って悪化します。 具体的には歯茎の腫れや膿などが起こり、次第に腫れの範囲が広がって口が開きにくくなります。 最終的には、顔が腫れたり、発熱や全身の倦怠感が出てきたりする場合もあります。 まとめ 虫歯の痛みがあるにもかかわらず、なかなか歯科クリニックを訪れないという方は多いです。 また「痛みさえ我慢していれば何とかなる」と考える方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。 前述の通り、発熱などの症状を併発することがあり、場合によっては重篤な疾患にもつながります。 そのため、日頃から歯科クリニックの定期検診に通うことが重要です。

2024.04.26

災害時の虫歯ケアの方法について

日本は地震や台風、津波といった自然災害が頻繁に起こる国です。 今年の1月1日に発生した能登半島地震でも、北陸地方を中心に甚大な被害が出ています。 また、災害が発生したときでも、虫歯ケアはできる限り行うのが望ましいです。 今回は、災害時の虫歯ケアにおける重要性や方法について解説します。 災害時の虫歯ケアの重要性 ブラッシングなどの虫歯ケアは、感染症を予防することにつながります。 感染症と聞くと、虫歯や歯周病など口内に関連するものを想像する方も多いかと思いますが、実際は他にも存在します。 例えばインフルエンザについても、ブラッシングなどのケアによって予防できます。 歯周病菌は、インフルエンザウイルスの活性化を促進することがわかっています。 つまり、虫歯ケアにより、歯周病とインフルエンザを同時に予防することができるということです。 ちなみに、高齢者の方は虫歯ケアをしていないと、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。 誤嚥性肺炎は、虫歯菌などの細菌が肺に入り、肺炎を起こす病気です。 さらに、災害時は満足な医療も受けられない可能性があります。 これらの理由から、災害時でもしっかり虫歯ケアをしなければいけません。 災害のために備えておくべき虫歯ケアグッズ 地震や台風などの災害が発生したときのために、以下のような虫歯ケアグッズは常に準備しておくべきです。 ・歯ブラシ ・マウスウォッシュ ・デンタルリンス ・ウェットティッシュ 歯ブラシと言えば、歯磨き粉とセットで使用するイメージですが、災害時は水が不足することが考えられます。 歯磨き粉を使用すれば爽快感が得られますが、発泡作用があるため、使用後は口をゆすがなければいけません。 そのため、口をゆすげない可能性がある災害時には不向きだと言えます。 一方、マウスウォッシュやデンタルリンスであれば、水をほとんど使用しなくても虫歯ケアができるためおすすめです。 また、ウェットティッシュもさまざまな用途で使用できるため、必ず用意しておきましょう。 少量の水でブラッシングをする方法 災害時、歯ブラシと少量の水のみでブラッシングをする場合は、まず約30mlの水を用意します。 30mlは、ペットボトルのキャップ3杯分程度の量です。 その後、水で歯ブラシを濡らしてブラッシングを行います。 磨き終わったら、歯ブラシの汚れをティッシュなどで拭き取ります。 最後に、コップの水を少しずつ口に含み、2~3回にわけてゆすいだら完了です。 歯ブラシの汚れを取るティッシュやウェットティッシュなどがあれば、歯ブラシと少量の水でも十分ブラッシングができます。 歯ブラシがない場合の虫歯ケアの方法 災害時に歯ブラシを用意できなかった場合は、食後に少しの水やお茶でも良いので、しっかりとうがいをするようにしましょう。 うがいをするだけでも、食後の口内をそのままにしているよりは、虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。 また、ティッシュやウェットティッシュ、紙ナプキンや清潔なハンカチなどがあれば、歯ブラシの代わりとして使用できます。 具体的には、濡れた状態で指に巻き、歯ブラシと同じように磨いて汚れを除去します。 その他の虫歯ケアの方法 災害時に実践したい虫歯ケアの方法としては、ガムを噛むという方法もあります。 ガムを噛むと多く唾液を分泌させられるため、口内環境は良くなりますし、ストレスの軽減にもつながります。 ただし、このとき噛むのはシュガーレスガムでなければいけません。 一切砂糖が入っておらず、なおかつキシリトールが含まれているガムであれば、虫歯ケアグッズとして十分に機能します。 また、分泌した唾液の蒸発を防ぐために、マスクを装着するという方法もおすすめです。 マスクをすれば、吐息によって内側に水分が溜まりやすくなり、すぐに口内が乾きません。 そのため、長時間虫歯ケアができなくても、細菌が増殖するリスクを抑えられます。 入れ歯のケアについて 入れ歯を装着している方は、災害発生時に自身の口内だけでなく、入れ歯そのもののケアも行うべきです。 使用できる水があれば、夜寝る前に入れ歯洗浄剤を使用して消毒したり、水に浸したりしましょう。 水がないときは、ブラッシング時と同様、ウェットティッシュなどで汚れを拭き取ります。 また、入れ歯は乾燥すると劣化してしまうため、水が確保できれば、なるべく水の入ったコップや入れ歯ケースに保管しましょう。 水の確保が難しい場合は、少し湿らせたハンカチなどで保管すべきです。 ただしティッシュなどに包んで保管すると、ゴミと間違えて捨てられてしまう可能性があるため、注意してください。 まとめ 災害が発生した直後は、心身ともに疲れてしまい、虫歯ケアどころではないかもしれません。 しかし、口内の健康を維持することは、全身の健康にもつながります。 十分に食事が摂れない、睡眠が取れないといった環境の中、一切虫歯ケアを行わないというのはとても危険です。 そのため防災グッズを準備する際には、前述した虫歯ケアが実践できるように、デンタルケアグッズを一式揃えておきましょう。

2024.04.20

乳歯の虫歯リスクが高いのはなぜ?

原因菌に感染すると、人は虫歯を発症し、患部に痛みが出ます。 こちらは当然大人だけでなく、子どもにも言えることです。 むしろ、子どもの方が虫歯になりやすいため、親御さんは注意しなければいけません。 今回は、子どもの乳歯における虫歯リスクが高い理由を中心に解説します。 乳歯の虫歯リスクが高い理由4選 以下の理由により、乳歯は虫歯になりやすいです。 ・エナメル質が薄い ・磨き残しが多い ・食生活の影響 ・家族からの感染 各項目について詳しく説明します。 エナメル質が薄い 子どもの乳歯は、永久歯と比べてエナメル質が薄いです。 歯の表面には、エナメル質という硬い層があり、この層は人間の身体の中でもっとも硬い組織です。 しかし、乳歯のエナメル質はそれほどの硬度を持っていません。 歯が生えた後のエナメル質は2~3年をかけて歯質の表面と唾液、プラークとの間で行われる物質交換により、少しずつ成熟していきます。 そのため乳歯が生え始めた頃は、虫歯菌がつくりだす酸に抵抗できず、虫歯のリスクが高まります。 磨き残しが多い 子どもは大人と比べて歯磨きの技術が未熟であり、磨き残しも多いです。 そのため、虫歯を発症しやすくなります。 歯磨きにおける磨き残しは、虫歯のリスクが増加する主な原因です。 プラークや食べカスなどが口内に残っていると、虫歯菌の繁殖を招き、虫歯になるリスクが増加します。 子どもはまだ、歯を磨く行為を練習している段階です。 特に歯と歯の間や歯茎の境目、奥歯などには食べカスやプラークが多く残っています。 食生活の影響 乳歯における虫歯リスクが高い理由としては、子どもの食生活の影響も挙げられます。 子どもは甘いものやジュースなどを好んで食べたり、飲んだりする傾向があります。 甘いお菓子やジュースには糖分が多く含まれていて、口の中で酸をつくり出します。 また、酸には歯を溶かす性質があり、虫歯の原因となる細菌が増殖します。 さらに、食事の回数や間食の頻度も虫歯に影響します。 食事や間食をするたびに、子どもの口内は酸性に傾き、歯にダメージを与えます。 子どもは食事やお菓子をゆっくりと食べることも多いため、酸性に傾いている時間が長くなり、虫歯のリスクが高まります。 家族からの感染 乳歯の虫歯が起こりやすい理由としては、家族からの感染があることも挙げられます。 生まれたての赤ちゃんには虫歯菌は存在せず、食器の使い回しや接触によって感染するものとされています。 このように、虫歯菌に感染する機会が多いと、歯質の弱い乳歯は簡単に虫歯になってしまいます。 特に、離乳期を過ぎた後は“感染の窓”と呼ばれていて、特に虫歯のリスクが高いです。 ちなみに感染の窓が生じる主な理由は、離乳によって母乳の抗体と切り離され、子どもの免疫系がもっとも低下することです。 乳歯の虫歯が多いとどうなる? 乳歯の虫歯が多いと、以下のような問題が生じます。 ・顎の発達に影響する ・歯並びが悪くなる ・永久歯の形成不全 虫歯の乳歯をそのままにしていると、噛み合わせが悪化して顎の発達に影響を及ぼします。 また、永久歯に生え変わったときに、歯並びが悪くなる可能性があります。 例えば虫歯によって乳歯の頭の部分が歪になることで、上下で噛み合わせている歯が伸びてきてしまい、歯並びに悪影響を及ぼすことが考えられます。 さらに、虫歯を放置すると歯の奥に進行します。 その後歯の神経にまで到達すると、神経を腐らせてしまい、歯の根っこに膿が溜まります。 溜まった膿は、乳歯の根の先にある歯胚と呼ばれる永久歯の元となる組織に影響を及ぼします。 乳歯の虫歯を予防するには? 乳歯の虫歯を予防するには、歯が生え始めたときからの歯磨き習慣が欠かせません。 歯磨きは、虫歯菌の栄養となる糖分を口内に残さないようにし、プラークが酸をつくり出さないように取り除く役割があります。 しかし、歯磨きの方法がわからなかったり、子どもが嫌がってしっかり歯磨きができなかったりするケースがあります。 このようなケースでは、歯科クリニックに相談し、正しいブラッシング方法に関するアドバイスを受けましょう。 親御さんが家庭でできる対策としては、食事のルールをつくることが挙げられます。 具体的には、おやつを食べ与える時間を決める、甘い飲み物を冷蔵庫に買い置きしないといったルールが挙げられます。 おやつの時間が決まっていれば、ダラダラ食べることがなくなり、口内が酸性に傾く時間も短くなります。 また甘い飲み物を常備していると、子どもはつい飲んでしまうため、飲ませる場合でも買い置きせずその都度購入することをおすすめします。 まとめ 乳歯は構造上の問題や子どもの特徴、環境により、虫歯のリスクが高くなりやすいです。 また、乳歯の虫歯を放置していると、子どもの顎の成長や永久歯への影響が出るおそれがあります。 親御さんはこのようなリスクを減らすために、正しい仕上げ磨きや食生活のサポートを行いましょう。 親御さんが虫歯になりにくい環境をつくらなければ、子どもの将来が大きく変わってしまう可能性があります。

2024.04.17

虫歯治療が受けられない歯科恐怖症とは?

歯が痛む場合は虫歯になっている可能性があるため、早急に歯科クリニックを受診しなければいけません。 しかし、中には歯科クリニックに対する極端な嫌悪感や不安から、通院できないという方もいます。 こちらはもしかすると、歯科恐怖症かもしれません。 今回は、歯科恐怖症の概要や原因、症状などについて解説します。 歯科恐怖症の概要 歯科恐怖症は、虫歯治療などの歯科治療に対しての恐怖心が強くなり、さまざまな症状が現れる状態です。 精神障害の分類では、限局性恐怖症の一つに分類されます。 限局性恐怖症は特定の状況や環境、対象などに対し、非現実的で激しい不安や恐怖感が持続する状態です。 身近なものでいうと、先端恐怖症や高所恐怖症、閉所恐怖症なども限局性恐怖症に該当します。 オランダの歯科大学が行った調査では、30~40%の方が歯科治療に対する恐怖心を持っていることがわかっています。 さらに、5~15%の方は、口内環境に悪影響を及ぼすような深刻な恐怖心を持っているとされています。 歯科恐怖症の主な症状 歯科恐怖症の方には、主に以下のような症状が出ます。 ・虫歯治療のことを考えるだけで動悸やめまいがする ・虫歯治療で大量の発汗や過呼吸が起こる ・歯を削るドリルの音で身体がこわばる ・治療時に吐き気を催す ・診察台に座れない、あるいは一定時間座っていられない ・治療中に意識を失う など 歯科治療に対する恐怖心が強ければ強いほど、症状も重くなります。 歯科恐怖症の主な原因 歯科恐怖症の主な原因は、過去の治療におけるトラウマです。 例えば過去の治療で「痛かったら手を挙げて」と言われたため、手を挙げたにもかかわらず、そのまましばらく治療を続けられたことがある方もいるでしょう。 また、子どもの頃診察台に無理やり押し付けられ、虫歯治療をされたことがある方もいるかもしれません。 このような過去の歯科クリニックでの怖い思い、不快な経験がトラウマになり、歯科恐怖症を引き起こします。 ちなみに、歯科恐怖症の発症は男性より女性が圧倒的に多いです。 年齢としては20~40代が多く、うつ病やパニック障害など、心の病気を抱えている方も発症しやすい傾向にあります。 歯科恐怖症の問題点 歯科恐怖症になると、必然的に歯科クリニックから足が遠のきます。 そのため、虫歯や歯周病の予防処置、治療を避ける傾向にあります。 また長い間歯科クリニックに通わないことで、虫歯の多発や歯周病の悪化を招きやすく、さらなる治療が必要となる悪循環を招きます。 つまり、口内や全身の健康を守るためにも、歯科恐怖症はどうにか克服しなければいけないということです。 歯科恐怖症を改善する方法 歯科恐怖症の症状を少しでも和らげるためには、以下のような対策が必要です。 ・自身が歯科恐怖症であることを伝える ・静脈内鎮静法を適用する ・歯科医師との信頼関係を構築する 各項目について詳しく説明します。 自身が歯科恐怖症であることを伝える 歯科恐怖症を克服するには、まず歯科クリニックでのカウンセリング時、自身が歯科恐怖症であることを伝えるのが大切です。 まずしっかりと自身のことを知ってもらい、できることとできないことを伝えます。 そうすることで、スムーズな治療が実現しやすいです。 例えば、虫歯治療で使用する機械の音が苦手な方がいるとします。 その旨を歯科医師に伝えれば、音の小さな切削器具を使用したり、手用の器具に切り替えたりしてくれる可能性があります。 また、口内に異物感があると吐き出してしまう嘔吐反射がひどい方は、型取りの材料を少なめにするなどして対応してもらえます。 静脈内鎮静法を適用する 静脈内鎮静法を採用している歯科クリニックであれば、歯科恐怖症の方でも虫歯治療を受けられる可能性があります。 静脈内鎮静法とは、点滴によって腕の静脈から薬を注入して行う鎮静法です。 鎮静薬を注入することにより、不安や恐怖心を軽減させ、時間の感覚が薄れたような状態にさせるのが特徴です。 静脈内鎮静法を用いることで、患者さんはうっすらとした意識の中で眠っているような状態になります。 そのため、非常にリラックスして虫歯治療が受けられます。 歯科医師との信頼関係を構築する 歯科恐怖症の克服には、歯科医師との信頼関係も必要不可欠です。 治療の各ステップを丁寧に説明し、患者さんが何を期待しているかを理解してくれる歯科医師は、信頼できる可能性が高いです。 すぐに治療を受けることは考えず、まずは歯科医師とのコミュニケーション図り、信頼関係を構築しましょう。 逆に、信頼できないままでは「何をされるかわからない」という恐怖心が拭えません。 まとめ 歯科恐怖症に悩み、虫歯治療を受けられないという方は少なくありません。 また、歯科恐怖症の方は、虫歯を発症すると常にその痛みと戦い続けることになります。 場合によっては、痛みを我慢し続けた結果、歯を失ってしまうことも考えられます。 自身の歯を残すことは、健康寿命を延ばすためにも必要であるため、勇気を出して歯科クリニックを訪れましょう。

2024.04.13

高齢の方の虫歯治療におけるメリット・デメリット

虫歯は老若男女問わず発症するものです。 特に10歳前後の子どもの口内で見られることが多いですが、高齢になっても発症のリスクはあります。 では、高齢の方の虫歯治療には、果たしてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 今回はこちらの点について詳しく解説します。 高齢の方の虫歯治療におけるメリット 高齢の方の中には、体が不自由だったり、外出するのが体力的に辛かったりする方もいるかと思います。 しかし、虫歯が痛む場合は治療を受けなければいけません。 高齢の方の虫歯治療には、痛みなどを軽減できる以外にも、以下のようなメリットがあります。 ・認知症予防になる  ・誤嚥性肺炎を予防できる  ・丈夫な身体づくりにつながる  ・消化や吸収が良くなる 各項目について詳しく説明します。 認知症予防になる 高齢の方の虫歯治療は、認知症予防につながります。 認知症には、アルツハイマー型と脳血管性の2種類があります。 アルツハイマー型認知症は、脳の一部が委縮することにより、物忘れなどが生じる病気です。 一方、脳血管性認知症は、脳の血管障害で起きる脳梗塞や脳出血によって起こる認知症です。 アルツハイマー型認知症を予防するには、食事の際にしっかり噛むことを意識し、刺激を脳に伝達させなければいけません。 そのため、噛むために虫歯を早期に治療することが求められます。 また、脳血管性認知症は脳の血管が硬化することで引き起こされますが、虫歯によって動脈硬化が進行していると発症のリスクが高まります。 したがって、こちらも虫歯を治療して予防につなげることが大切です。 誤嚥性肺炎を予防できる 高齢の方が虫歯治療を受けることで、誤嚥性肺炎の予防にもつながります。 誤嚥性肺炎は、名前の通り食べ物を誤嚥してしまうことで起こる肺炎です。 食べ物が食道ではなく気管に入ってしまった場合、通常はむせて気管から排出する反射機能が働きます。 しかし、高齢の方はこの機能が鈍っていることが多く、気管に入り込んだ食べ物を排出できないケースがあります。 その結果、引き起こされる肺炎が誤嚥性肺炎です。 一方、虫歯を治して咀嚼機能・反射機能を回復させることができれば、誤嚥性肺炎のリスク軽減が期待できます。 丈夫な身体づくりにつながる 高齢の方の虫歯治療は、丈夫な身体づくりにもつながります。 虫歯ができている場合、穴が開いて噛み合わせに影響が出ることがあります。 虫歯が重度にまで達すると抜歯が必要ですが、歯を失うと噛み合わせが乱れるリスクはさらに高くなります。 また、噛み合わせがずれると一部の歯や顎の骨・筋肉に負担がかかり、最終的には自律神経にまで影響を及ぼします。 しかし、虫歯を治療して噛み合わせが良くなると、左右の口周りの筋肉をバランス良く使うことができます。 その結果全身のバランスも整うため、体の不調症状は改善され、丈夫な身体づくりが実現できます。 消化や吸収が良くなる 高齢の方の虫歯治療には、消化や吸収が良くなるというメリットもあります。 虫歯や虫歯によって失った歯があると噛み合わせが悪くなり、食べ物を十分に噛み砕くことができません。 そのため、胃腸には大きな負担がかかります。 一方、虫歯を治療して噛み合わせが良くなれば、食べ物をしっかりと噛むことができます。 こちらは食べ物の十分な咀嚼、唾液の分泌量増加につながり、消化酵素の分泌も促進します。 結果的に胃腸の負担は和らぎ、栄養の吸収も良くなります。 高齢の方における虫歯治療のデメリット 高齢の方が虫歯治療を受ける際は、メリットだけでなく以下のデメリットも把握しておきましょう。 ・疾患があると治療を進めにくい  ・治療中にむせやすい 疾患があると治療を進めにくい 高齢の方の中には、何らかの疾患を抱えている方も少なくありません。 このようなケースでは、虫歯治療が進めにくくなる可能性があります。 例えば、循環器疾患や心疾患、脳血管障害や糖尿病などの基礎疾患がある場合です。 基礎疾患がある場合、虫歯治療に使用する麻酔や薬が身体に悪影響を及ぼすことが考えられます。 そのため、治療の際はかかりつけの医師と歯科医師に連携を取ってもらい、慎重に進める必要があります。 治療中にむせやすい 高齢の方は、虫歯治療中にむせやすく、場合によっては危険を伴います。 高齢の方の場合、加齢に伴って嚥下(飲み込むこと)に必要な舌、喉周りの筋肉が衰えます。 そのため、気管に唾液や水が入る可能性が高まります。 虫歯治療では水を多用するため、著しく嚥下能力が低い方は前もって歯科医師に相談しておきましょう。 イスをあまり倒さない、バキュームの他に口内から水分を取り除く排唾管を併用するといった工夫をしてもらえることがあります。 まとめ 高齢の方であっても、虫歯治療を受けることは可能です。 治療を受けることにより、口内だけでなく、全身の健康を維持することにもつながります。 ただし、疾患がある方は、かかりつけの医師と歯科医師の両方に相談しなければいけません。 疾患のことを伝えずに虫歯治療を行ってしまうと、身体に重大な問題が生じる可能性があります。

2024.04.11
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