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2026.06.02

【川崎の歯医者・予防歯科】焼肉のホルモンにおける虫歯予防のメリット

焼肉といえば、多くの方が大好きなご馳走であり、お肉を心から楽しみたいときには必ず候補に挙がってきます。
また焼肉におけるもう一つの主役にホルモンが挙げられますが、こちらは実は虫歯予防の観点からメリットがあります。
今回は、こちらのメリットの内容について解説します。

焼肉のホルモンにおける虫歯予防のメリット4選

ホルモンにおける虫歯予防のメリットとしては、主に以下の点が挙げられます。

・咀嚼回数の増加
・大量の唾液分泌
・虫歯菌の増殖抑制
・歯質と歯茎の構造強化

各メリットについて詳しく説明します。

咀嚼回数の増加

ホルモンが虫歯予防に直結する最大の理由は、ミノやセンマイ、テッチャンなどに代表される、他の肉類にはない圧倒的な噛みごたえにあります。

現代人の食事はやわらかいものが多く、1食あたりの咀嚼回数が劇的に減少していると言われています。
しかし、ゴムのような強い弾力を持つホルモンを飲み込めるサイズまで細かくするためには、必然的に何度も顎を動かして噛み続けなければなりません。
このよく噛むという行為そのものが、口の中の健康を保つためのもっとも自然で強力なアプローチになります。

しっかり噛むことで、口腔内には自浄作用が働きます。
これは歯の表面に付着した食べカスや虫歯菌の住処となるプラークを、噛む摩擦と唾液のブーストによって物理的に洗い流す仕組みです。

さらに、ホルモンを奥歯でしっかりとすり潰すように噛む運動は、歯を支える骨や歯周組織の代謝を活性化させ、歯自体の土台を健康に保つ効果も期待できます。

焼肉店でホルモンをゆっくり味わって食べる習慣は、やわらかいお菓子を食べ続けるような悪習慣とは真逆であり、虫歯に強い環境を作るための優れたトレーニングになります。

大量の唾液分泌

ホルモンを何度も噛み続けることで、耳下腺や顎下腺といった唾液腺が強力に刺激され、口の中に大量の唾液が分泌されます。
唾液は単に食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、虫歯菌から歯を守るための天然の防御システムとして機能します。

私たちが食事をすると、口の中の細菌が糖分を分解して酸を作り出し、口腔内が酸性に傾きます。
この酸によって歯の表面のミネラルが溶け出す現象を脱灰と呼び、これが進行すると虫歯になります。

しかし、ホルモンを噛んで分泌された豊富な唾液には、酸性に傾いた口腔内を中性に戻す緩衝能という働きがあります。
これにより、歯が溶ける時間を最小限に抑えることができます。

さらに、唾液中にはカルシウムやリンといった高濃度のミネラル成分が豊富に含まれています。
これらの成分が、酸によって溶けかかった歯の表面に再び染み込み、エナメル質を修復する再石灰化を強力に促します。

初期の微細な虫歯であれば、この唾液による再石灰化によって元の健康な状態に戻すことが可能です。
ホルモンが持つ“噛ませる力”は、唾液という最高の虫歯予防薬を自ら大量に生み出すスイッチになります。

虫歯菌の増殖抑制

虫歯が発生する根本的な原因は、口の中にいるミュータンス菌などの虫歯菌が、食べ物に含まれる糖質をエサにして酸をつくり出すことにあります。
そのため、糖質の多いスナック菓子やジュース、炭水化物に偏った食事は、虫歯菌に絶え間なくエサを与え続けることになり、非常にリスクが高まります。

その点、焼肉のホルモンは純粋な動物性タンパク質と脂質で構成されていて、食材そのものの糖質はほぼゼロです。
どれだけ長く口の中で噛み締めていても、虫歯菌の栄養源となる酸やプラークの元がつくられることは一切ありません。

ただし、ここで重要なポイントとなるのが味付けです。
焼肉店で定番の甘辛いタレには、砂糖やみりんなどの糖質が多く含まれているため、タレをたっぷり絡めてしまうとホルモン自体のメリットが薄れてしまいます。

虫歯予防の観点からホルモンのメリットを最大限に活かすためには、塩やレモン、または素焼きに近い形で食べるのがベストです。
糖質を寄せ付けないホルモンを塩やレモンでシンプルに味わうことで、虫歯菌を文字通り餓死させるような、クリーンな口腔環境を維持したまま食事を楽しむことができます。

歯質と歯茎の構造強化

ホルモンは、単に噛み応えがあるだけでなく、歯やその周囲の組織を構造から強くするための微量栄養素が豊富に含まれている優秀な健康食材です。

例えばレバーやハツには、歯の表面を覆う最も硬い組織であるエナメル質の土台を形成し、口の粘膜を健康に保つビタミンAが多量に含まれています。
また、多くのホルモン類は、ミネラルの一種である亜鉛や鉄分が豊富です。

亜鉛は、歯の大部分を構成する象牙質の形成や細胞の生まれ変わりをサポートし、酸に負けない強い歯を作るために欠かせません。

さらに、ホルモンには弾力のもととなるコラーゲンも豊富に含まれています。
コラーゲンは歯そのものの内部構造を支えるだけでなく、歯を支える土台となる歯茎や歯槽骨の健康を維持するための重要な原材料になります。

虫歯予防においては、外側からのブラッシングだけでなく、内側から酸に溶けにくい強い歯をつくることも同じくらい重要です。
ホルモンに含まれるこれらの栄養素が体内に吸収されることで、これから生えてくる歯や、日々リニューアルされている歯周組織の抵抗力が底上げされます。

まとめ

ホルモンを摂取することは、単純に焼肉でお肉を食べ続ける場合よりも、確実に虫歯予防効果を高めてくれます。
しかしホルモンの良さを活かすためには、虫歯菌のエサになる甘いタレを避けるようにしましょう。
また食後は口内に脂が残りやすいため、丁寧なブラッシングを心掛けることで、より虫歯のリスクを軽減させられます。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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