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2024.05.26

【鶴見・川崎の歯医者】妊娠中に気を付けたい妊娠性歯肉炎について解説します

妊娠中は、ホルモンバランスの乱れが起こりやすく、体調を崩すことも多いでしょう。

ホルモンバランスの乱れは全身に影響を与えるので、口の中に異常が生じることがあります。

特に妊娠中は、妊娠性歯肉炎に注意が必要です。

妊娠性歯肉炎がどのようなものか、解説します。

妊娠性歯肉炎とは?

歯のトラブルの代表的なものの一つとして挙げられるのが、歯周病です。

日本人の成人のうち8割が歯周病に感染しているか予備軍だといわれています。

健康を保つためには歯があることが重要ですが、歯周病は歯を失う原因となる病気です。

実は、虫歯よりも歯周病の方が、歯を失う原因となることが多いのです。

歯周病は、初期段階では痛みもなく自覚症状がありません。

しかし、内部では歯肉炎が徐々に進行しています。

歯肉炎が進行すると、歯茎が徐々に腫れてきます。

歯肉炎とは、歯周病の初期症状です。

原因となる歯石やプラークを除去して歯をしっかりと磨けば治りますが、放置しているとさらに進行して歯周炎となってしまいます。

妊娠中は、ホルモンバランスの乱れから歯茎が腫れてくることがあります。

歯肉炎と症状が似ているため、妊娠性歯肉炎と呼ばれています。

妊娠性歯肉炎は妊娠中によく見られる症状です。

妊娠性歯肉炎の原因となるのは、プロゲステロンという女性ホルモンです。

妊娠するために重要な働きを持つホルモンで、妊娠中も増えていきます。

ホルモンが増えた状態で歯茎が腫れるなどの刺激が与えられると、妊娠性歯肉炎を引き起します。

妊娠性歯肉炎の症状は、歯肉炎とほぼ変わりません。

多くの場合、妊娠1カ月を過ぎた頃から5か月目くらいまでの間に歯茎が腫れて、出血します。

7カ月前後になると、口臭がしてくるでしょう。

症状において、妊娠性歯肉炎と歯肉炎にはほとんど違いがありませんが、リスクには違いがあります。

それは、妊娠性歯肉炎の場合、母体だけではなく胎児にも及ぶ、ということです。

早産や低体重児の出産リスクが高まるため、注意しなければなりません。

妊娠性歯肉炎に高いリスクがあるのは、プロスタグランジンというホルモンの影響によるものです。

出産時期が近づくと、プロスタグランジンが通常の10倍以上分泌され、分娩を誘発します。

実は、プロスタグランジンの働きは分娩だけではありません。

歯茎の炎症を治める働きもあるため、妊娠性歯肉炎になるとプロスタグランジンが大量に分泌されてしまいます。

分泌量の増加によって子宮の収縮が始まるため、早産などのリスクが高まるのです。

妊娠性歯肉炎を予防するには?

妊娠性歯肉炎は、通常の歯肉炎と同じように予防できます。

特に大切なのが、プラークコントロールです。

歯磨きでは落としきれないプラークの中には多くの細菌が住み着いています。

そのため、残さず除去しなくてはなりません。

プラークを除去する方法として効果的なのが、歯科医院でクリーニングを受けることです。

定期的に通って落としてもらうのがおすすめですが、妊娠中は難しいかもしれません。

なぜなら、妊娠中はつわりがあるからです。

つわりがあると、口内のクリーニングどころか歯磨きも難しいことがあります。

歯ブラシにも抵抗があると、クリーニングを受けるどころではないでしょう。

歯ブラシを口に入れるのが難しい場合は、ヘッドが小さいものを選びましょう。

場合によっては、子ども用歯ブラシでもいいかもしれません。

ただし、無理をしないことが大切です。

歯のクリーニングを受ける場合は、妊娠4~7カ月頃が適しています。

この時期は体調が比較的安定しているため、しっかりとクリーニングを受けてきれいにしてもらいましょう。

ただし個人差はあるので、くれぐれも無理をしないようにしてください。

妊娠性歯肉炎はホルモンバランスの乱れが原因なので、出産を終えてホルモンバランスが整えば徐々に治ってきます。

治療をすることも大切ですが、症状が悪化しないよう対処するだけでも十分な効果が得られます。

効果を高めるには、毎日セルフケアをしっかりと行ったうえで、クリーニングのようなプロフェッショナルのケアを受けてください。

特に、症状が悪化するような傾向がみられた場合には、歯科医院で受けるケアが重要となります。

歯科医院は、特に妊娠性歯肉炎が出ていない場合でも、予防のために受診することをおすすめします。

発症する前にプラークを除去しておけば、健康な状態を保つことが可能です。

歯科医院では、口内を健康に保つためのアドバイスもしてもらえます。

妊娠中は注意すべき点が妊娠前と異なるものもあるため、歯科医から言われたことはきちんと守りましょう。

また、ホルモンバランスが乱れると唾液の分泌量が変化し、口内が乾燥しやすくなってプラークが増加してしまいます。

水分をこまめに補給して口内が乾燥しないようにすることも、予防のためには重要です。

まとめ

妊娠中にかかりやすい妊娠性歯肉炎は、通常の歯肉炎とほとんど同じ症状です。

しかし、放置していると早産や低体重児出産のリスクが高まるため、できる限り予防するべきです。

予防のためには、普段からプラークを除去することを意識し、定期的にクリーニングに通うことをおすすめします。

ただし、つわりなどで歯磨きやクリーニングが難しい時は無理をせず、できる範囲で口内を清潔に保ちましょう。

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

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