家族や友人と旅行するのが趣味である方は、少しでも休みがあれば旅行に出かけたいと考えていることでしょう。
しかし虫歯を発症している場合、出発する前に治療を受けておかなければ、さまざまなトラブルにつながります。
今回は、旅行前に虫歯を治療することのメリットについて解説します。
旅行前に虫歯を治療するメリット6選
虫歯がある方は放置せず、旅行前にしっかり完治させましょう。
そうすることで、以下のようなメリットが得られます。
・旅行の計画が立てやすくなる
・飛行機で歯が痛むのを防げる
・虫歯治療費を抑えられる
・旅行疲れによる症状の悪化を防げる
・旅行先での食事を楽しみやすくなる
・気兼ねなくお酒を飲める
各メリットについて詳しく説明します。
旅行の計画が立てやすくなる
旅行前に虫歯を治療しておくことにより、旅行の計画が立てやすくなります。
なぜなら、虫歯の治療期間中に旅行に出かける場合、旅行のスケジュールを調整しなければいけないからです。
例えば1回目の虫歯治療を受けた数日後、2回目の虫歯治療を控えているとします。
このとき、間に旅行をしてしまうと、スケジュールはかなり限定されます。
それでも、2回目の虫歯治療を先延ばしにしてまで、旅行に行くことは得策ではありません。
そうするくらいなら、先に虫歯を完治させ、何も予定がない状態で旅行の計画を立てる方が理に適っています。
飛行機で歯が痛むのを防げる
旅行前に虫歯を完治させておけば、飛行機に搭乗したときに歯が痛むという現象を防ぐことができます。
国内外問わず、旅行の際には飛行機に乗ることもあります。
しかし虫歯がある状態で飛行機に搭乗すると、気圧の変化によって歯が圧迫され、痛みが強くなることが考えられます。
例えば飛行機のパイロットは、虫歯がある状態での操縦を禁止されています。
こちらは気圧差で歯が痛み、操縦に影響を及ぼしてはいけないからです。
そのため、旅行で飛行機に乗る機会がある方は、必ず虫歯を完治させておくべきです。
虫歯治療費を抑えられる
旅行が趣味の方の中には、特に海外旅行に訪れる機会が多いという方もいるでしょう。
海外旅行前は、現地での虫歯治療費を抑えるために、必ず前もって日本で治療を済ませておくべきです。
旅行先の海外でどうしても虫歯の痛みに耐えられなくなった場合、現地の歯科クリニックに通院することは可能です。
しかし、海外の歯科クリニックは日本と比べて治療費がかなり高額になっています。
特にヨーロッパやアメリカなどは、その傾向が顕著です。
例えばドイツでは、日本の虫歯治療費を1としたとき、8.6倍もの治療費が発生します。
またアメリカに至っては、日本の21倍もの虫歯治療費がかかり、こちらは日本の治療の数年分に相当する金額です。
そのため、海外で虫歯治療を受けるべきではありません。
旅行疲れによる症状の悪化を防げる
旅行で飛行機を使わないとしても、虫歯の痛みが強くなることはあります。
例えば軽度な虫歯であっても、数日間旅行をするなどして身体に疲れが出たとき、痛みが増すことが多いです。
また特に友人同士での旅行では、楽しくてついつい無茶な日程を組んだり、夜更かしをしたりしがちです。
そのため、体力が低下したり睡眠時間が短くなったりして、虫歯の痛みがひどくなる可能性があります。
前もって虫歯を治療しておけば、旅行中に疲れがたまったとしても、歯の痛みに悩まされる心配はありません。
旅行先での食事を楽しみやすくなる
旅行の楽しみの一つに、現地での食事が挙げられます。
中には、現地で美味しいものを食べることを目的に、旅行をする方もいるくらいです。
しかし虫歯がある状態で旅行先を訪れた場合、歯が痛くて自由にものを食べられなくなる可能性があります。
特に硬いものや弾力性のあるもの、甘いものなどは痛みを助長するため、食べられたとしても美味しさは半減します。
先に虫歯を治しておけば、制限なくものを咀嚼できますし、食べ物の美味しさをより引き出すことが可能です。
気兼ねなくお酒を飲める
旅行中の楽しみの一つに、お酒が挙げられます。
中でもお昼からお酒を飲みながら観光するといったことは、旅行中ならではの特権だと言えます。
しかし、お酒についても虫歯がある状態では美味しく飲むのが難しいです。
特に糖類を多く含むお酒については、虫歯の症状を悪化させることにもつながります。
さらに、旅行中はお酒を飲んだ後も十分にブラッシングをしないことが多いです。
そのため、お酒を飲む方は、日を追うごとに少しずつ虫歯の痛みが強くなっていく可能性が高いです。
このような状況にならないためにも、あらかじめ虫歯は治療しておきましょう。
まとめ
旅行に行きたいからといって、虫歯治療を後回しにしていると、虫歯の症状は悪化の一途をたどります。
他にも旅行中の痛みにおそわれたり、海外で高額な治療費を支払う羽目になったりと、良いことは一つもありません。
そのため、たとえ休みが少なくなかなか旅行に行けないという場合でも、虫歯治療を優先することが望ましいです。
この記事を監修した人
ふたば歯科クリニック 川崎本院
理事長 大木 烈
昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。