電話044-211-5511

Web予約Web予約

Web予約LINE予約

2026.04.21

【川崎の歯医者】意外と虫歯リスクの高い穀物について

穀物は、日々生活するにあたって欠かせない食材です。
何を主食にする場合でも、そのほとんどは穀物からつくられています。
また穀物の中でも、精製された白米や小麦粉などは虫歯になりやすいとされていますが、実は他にも虫歯リスクの高い穀物はあります。
今回はこちらの内容について解説します。

意外と虫歯リスクの高い穀物4選

以下の穀物は、意外と虫歯リスクが高いとされています。

・麺類
・オーツ麦
・大麦
・ライ麦

各項目について詳しく説明します。

麺類

うどんやパスタなどの麺類は、小麦粉を練り固めたものです。
これらはツルツルと飲み込めるため、咀嚼が不十分になりやすく、唾液が十分に分泌されません。

特にうどんは消化を良くするために精製された小麦粉が使われており、デンプンの分解が非常に速いのが特徴です。

麺類の問題点は、その滞留性にあります。
やわらかく茹でられた麺は、歯と歯の間に入り込みやすく、食後もしばらく口の中に残ります。
またパスタソースに含まれる砂糖や、うどんつゆの甘み(みりんや砂糖)が麺に絡み、糖分を歯に密着させる役割を果たしてしまいます。

イタリアンや和食など、外食で麺類を単品で済ませる場合、口内を中和するおかずが少ないため、リスクが高まります。

対策としては、野菜や海藻をトッピングして噛む回数を増やすこと、また食後に水を一口飲んで、口の中に残った麺のカスを流し出す習慣をつけることが効果的です。

ちなみに、麺類の中でもそばは主にそば粉を使用してつくられるため、他の麺類に比べると比較的虫歯のリスクは低いとされています。

オーツ麦

健康食品として人気のオーツ麦ですが、食べ方によっては虫歯の強力な原因になります。

特にグラノーラとして加工されている場合、オーツ麦を糖蜜や蜂蜜、植物油で固めて焼き上げているため、非常に粘着性が高く、糖分も凝縮されています。

また、グラノーラに含まれるドライフルーツも厄介です。
乾燥して糖分が濃縮されたフルーツは、歯にこびりつきやすく、オーツ麦の繊維と合わさって強力な虫歯の素となります。

健康的なイメージから、朝食だけでなく間食として頻繁に摂取する人が多いため、知らず知らずのうちに脱灰が進むケースが散見されます。

オーツ麦を摂取する場合は、加工されていないロールドオーツやスチールカットオーツを自分で調理し、砂糖を加えずに食べるのが理想です。
非常に面倒な作業ではありますが、虫歯予防を徹底したい場合、これくらいの工夫は想定しておかなければいけません。

市販のグラノーラバーなどを利用した際は、繊維が歯間に挟まりやすいため、必ずデンタルフロスによるケアを併用してください。
デンタルフロスを使用すれば、歯ブラシだけでブラッシングをする場合よりも、プラークの除去率が格段にアップします。

大麦

大麦は水溶性食物繊維が豊富で健康に良い反面、形状に特徴があります。

押し麦などの加工が施された大麦は、中央に黒条と呼ばれる溝があります。
この溝や、大麦特有の平べったい形状は、歯の隙間に挟まりやすいという特徴につながります。

大麦自体は白米よりも糖質量がわずかに低く、血糖値の上昇も緩やかですが、物理的に歯に詰まったまま放置されると、そこが局所的な酸の発生源となります。
特に、麦ごはんにしてとろろなどの滑りの良いものと一緒に食べると、噛まずに隙間に入り込みやすくなります。

「健康に良いから」という安心感からケアが疎かになりがちですが、大麦のカスは意外と頑固に歯間に留まります。
食後に鏡で歯の間をチェックする、あるいは歯間ブラシを通すといった物理的な除去作業が、他の穀物以上に重要になる食材と言えます。

ライ麦

ライ麦パンは白パンに比べてGI値が低く、ダイエットや健康管理には適していますが、独特の酸味と重い食感が虫歯に関連します。

ライ麦パンを作る際には、サワードウ(発酵種)が使われることが多く、パン自体が元々酸性、つまりpHが低い状態に傾いています。
歯の表面のエナメル質は、口内pHが5.5以下になると溶け始めます。

ライ麦パンはそれ自体の酸に加え、噛みちぎるために強い力と時間が必要なため、酸性の食べ物が長時間歯に触れ続けることになります。
またライ麦は密度が高いため、歯の噛み合わせの溝にしっかりと押し込まれやすい性質があります。

一方で、ライ麦に含まれるフィチン酸などの成分は、細菌の活動を抑えるという説もあります。
しかし、基本的には酸性度の高い穀物加工品として注意が必要です。

食べた後は、お茶などのアルカリ性寄りの飲み物で口内を中和し、歯を酸の攻撃から守る工夫をしましょう。

まとめ

穀物に対し、虫歯になるイメージを持っている方は、それほど多くないかもしれません。
実際、チョコレートやケーキなどわかりやすく虫歯のリスクが高いものに比べると、そこまで意識して食べている方は少ないでしょう。
もちろん、甘いものがもっとも避けるべき食べ物であることは事実ですが、炭水化物である穀物にも注意すれば、もうワンランク上の虫歯予防を実

この記事を監修した人

ふたば歯科クリニック 理事長 大木 烈

ふたば歯科クリニック 川崎本院 
理事長 大木 烈

昭和大学歯学部卒業後、昭和大学附属病院での臨床研修を経て歯科医師としてのキャリアをスタート。現在は医療法人社団雙葉会ふたば歯科クリニックの理事長として、医院を統括する。
インプラント治療においては国際インプラント学会専門医の資格を持ち、米インディアナ大学インプラント科客員講師として海外での学術活動にも従事。矯正・補綴など多岐にわたる分野の認定資格を有し、さらに歯学博士の学位を取得するなど、臨床・研究の両面で高い専門性を発揮している。また、厚生労働省認定の臨床研修医指導医として後進の育成にも力を入れており、昭和大学歯科病院および歯学部解剖学教室にも所属し、大学との連携も継続している。
患者一人ひとりに最善の医療を届けるため、年中無休・通し診療という体制を実践。「患者様の生活の質の向上を使命とする」という姿勢のもと、予防から高度な専門治療まで幅広く対応している。

【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!